非対称通信(トラフィックの行きと帰りが別経路となる通信)は利用可能ですか?

ロジカルネットワーク, 仕様

2017年2月24日 (2022年10月11日:更新)

Smart Data Platformにおいて、非対称通信は通信が出来なくなる場合があります。

トラフィックの行きと帰りが同一経路となる対称通信となるように設計してください。

対象メニュー

・サーバーインスタンス

・ファイアウォール

・ロードバランサー

・ネットワーク型セキュリティ

 

非対象通信例①

複数インターフェイスを利用している場合、一部通信が非対称通信となる場合があります。

個別スタティックルート追加を行い、対称通信となるように設計してください。

 

 

非対象通信例②

複数インターフェイスでVRRP冗長している場合、VRRP状態(Master/Backup)が異なると

通過通信が非対称通信となります。VRRP状態を一致させ、対称通信となるように設計してください。

ファイアウォール・ロードバランサーの詳しい設定例はチュートリアルを参照ください。

 

 

非対象通信例③:

ロードバランサ―にてDSR (Direct Server Return)機能を利用すると、戻り通信がロードバランサ―を

経由しないため非対称通信となります。

DSR機能を利用せず、対象通信となるように設計してください。