FIC-Routerから意図していない経路情報が広告されています、なぜですか?

Flexible InterConnect, 仕様, 運用

2022年12月1日 (2023年10月19日:更新)

FIC-Routerのみを利用されている場合はRouting Group間の通信や経路交換は行われませんが、
FIC-FW/NATを購入すると、Routing Group1~4の経路情報が相互に交換される仕様であるため、
FIC-Connectionの接続先に対して所属しているRouting Group以外の経路も広告されます。
そのため、お客さまとしては意図してない経路が広告されているように見える可能性があります。

また、相互に交換された経路情報を停止することや特定経路の交換を制限することは出来ませんが、
FIC-Connectionの接続先に広告するものは、FIC-Connectionの「BGP Filter Egress prefix list」項目にて
広告経路をフィルタリングすることが可能でございます。
詳細はこちらをご参照ください 。

補足
ただし、Routing Group1~4で経路情報が交換されている状態であっても、
FIC-FWの機能により初期状態で各Routing Group間の通信は許可されていないため、別途FWルール設定をしない限り各Routing Group間での通信はできません。
(Routing Group1~4間で通信をさせたい場合は、FIC-FWのルール設定が必要です。)
なお、FIC-NATのみを購入されている場合は、FIC-NAT通信を通過させるためのルールがFIC-FWに対して自動的に付与されます。
そのため、FIC-NAT通信以外は各グループ間で通信はできません。