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SDPF クラウド/サーバー Managed Anti-Virus/Virtual Patch/Host-based Security Package 特定環境におけるLinux版Agentの起動不可事象について

Managed Anti-Virus, Managed Host-based Security Package, Managed Virtual Patch, クラウド/サーバー

2025年12月2日 (2025年12月2日:更新)

平素よりSmart Data Platform (以下SDPF)をご利用いただき誠にありがとうございます。

SDPFクラウド/サーバーのManaged Anti-Virus/Virtual Patch/Host-based Security Package(以下、Host-based Security)で提供しているAgentにおいて、特定の環境でLinux版Agentが起動できなくなる事象を確認しましたのでお知らせいたします。

対象メニューをご利用のお客さまは、以下をご確認のうえ、ご自身が対象であれば、回避策を実施してください。

 

 

■概要

Host-based Securityで提供しているLinux版Agentをご利用のお客様で、以下の条件に該当する環境において、Linux版Agentが起動できなくなる可能性があります。

・システムパッケージが以下のバージョン以降

rpm-4.16.1.3-39.el9.x86_64 または

rpm-4.19.1.1-20.el10.x86_64

・11月のシステムアップデートパッチに含まれるOpenSSLパッケージが「バージョン3.5」に更新されている

 

※上記は2025年12月1日時点で確認されているOS環境です。他のRPMベースのOS(Oracle Linux、Rocky Linuxなど)でも発生する可能性があります。

※未確認情報ですが、各ディストリビュータで提供する11月分システムアップデートを適用すると、OpenSSL3.5に強制的に更新される可能性があります。

 

詳細は、以下のリンクをご確認ください。

Red Hat Enterprise Linux 9、10でのRPMの更新によるDSAの起動失敗についてのお知らせ:サポート情報 : トレンドマイクロ

 

■対象サービス

ホスト型セキュリティ

・Managed Anti-Virus

・Managed Virtual Patch

・Managed Host-based Security Package

 

■対象ユーザ

以下、OpenSSL3.5に対応したRPMバージョンをご利用の環境が対象です。

・Agent:Linux版Agent

・OS:Linux系OS(RHEL9、Rocky Linux 9、Oracle Linux、Rocky Linux、SUSE Linux、CentOSなど)

・システムパッケージのバージョン:rpm-4.16.1.3-39.el9.x86_64、rpm-4.19.1.1-20.el10.x86_64以降(RHEL環境)

・OpenSSL:3.5

 

※各バージョンは、お客さま環境にて、お客さま自身でご確認をお願いします。

 

■回避策

・OpenSSL3.5に対応したRPMバージョンをご利用の環境では、本事象が発生する可能性があるため、RPMの更新は控えてください。

・各ディストリビュータが提供する11月分のシステムアップデートによるOpenSSL3.5への更新、または手動によるOpenSSL3.5への更新は控えてください。

・rpm-4.16.1.3-39.el9.x86_64、または、rpm-4.19.1.1-20.el10.x86_64以降で本事象が確認された場合は、ロールバックの実施をお願いいたします。

 

本件に関する不明点については、ビジネスポータルのチケットにてお問合せください。

 

今後ともお客さまにとってより良いサービスをご提供できるよう努めてまいりますので、引き続きご愛顧下さいますよう何卒宜しくお願いいたします。