VDC削除時のカタログのストレージポリシーによる影響について
IaaS Powered by VMware
2022年7月29日 (2022年12月8日:更新)
事象概要
IaaS Powered by VMwareメニューにおいて以下の条件で、SDPFポータルから仮想データセンタ(以下OVDC)の消去が失敗する場合があります。
事前に、回避手順を行うことで対処をお願いします。
また、消去に失敗してしまった場合は以下の条件をご確認の上で再度お試しください。
消去に失敗した場合、対象のOVDCの利用は継続されます。OVDC内に課金対象のリソースが残っている場合、それらは引き続き課金の対象となりますのでご注意ください。
条件
・OVDCが作成されているものと同じストレージポリシーを利用したvAppテンプレートが存在している状態で、OVDCの削除を行う
確認方法
・OVDCが利用しているストレージポリシーはvCloud Directorテナントポータル上部メニュー[データセンター] -> [仮想データセンタ]を選択。
左ペインメニューの[ストレージ]項目配下の[ストレージポリシー]を選択することで確認できます。
・vAppテンプレートが利用しているストレージポリシーはvCloud Directorテナントポータル上部メニュー[ライブラリ]を選択。
左ペインメニュー内の[コンテンツライブラリ]項目配下の[vAppテンプレート]を選択。
確認対象のvAppテンプレート名を選択し表示される全般概要内の”ストレージポリシー”から確認できます。
回避手順
条件に当てはまるvAppテンプレートが存在する場合、以下のいずれかの方法によって事前に対処をお願いします。
・対象のvAppテンプレートを削除する
・対象のvAppテンプレートを一度仮想データセンタ内にデプロイする、その後、カタログのストレージポリシーの設定を編集し、消去対象のOVDCが利用しているものと異なるストレージポリシーを選択する、デプロイしたvAppテンプレートを再度、設定変更したカタログ内にvAppテンプレート化する