TLS 1.3 hybridized Kyber supportが有効化されているブラウザからの通信で、一部のWebサイトへアクセス不可となる事象について

Flexible Secure Gateway, FSG

2024年11月13日 (2024年12月2日:更新)

現在調査中ですが、以下の事象の発生と回避策が有効であることが確認されています。

事象概要

SSL復号除外対象のWebサイトに、Microsoft Edge、Google Chromeといった「TLS 1.3 hybridized Kyber support」が有効化されることになったブラウザでアクセスする場合に、一部のWebサイトへアクセス不可となる。(Google Chromeの場合,ERR_CONNECTION_CLOSED エラーが表示される)

対象

「SSL復号除外ルール」が設定されており、かつ「TLS 1.3 hybridized Kyber support」が有効化されているブラウザを利用中のユーザ

影響内容

一部のWebサイトへのアクセスができません.

回避策

Microsoft Edge

  • アドレスバーに「edge://flags/#enable-tls13-kyber」を入力し押下。
  • 「TLS 1.3 hybridized Kyber support」の設定を「Disabled」に設定。
  • 右下に表示される「再起動」をクリック。

Chrome

  • アドレスバーに「chrome://flags/#enable-tls13-kyber」を入力し押下。
  • 「TLS 1.3 hybridized Kyber support」の設定を「Disabled」に設定。
  • 右下に表示される「Relaunch」をクリック。

改修目途

(2024/11/27 追記)
2024年12月17日のメンテナンスにて修正予定