2.2.1. 故障レポート(メール) について¶
「故障レポート(メール)」は、Flexible InterConnectで発生した故障に関わる情報(レポート)をメールにてお知らせするベーシックプラスのサービスです。ここでは、本サービスの詳細についてご説明します。
(以降はFlexible InterConnectをFICと表記いたします。)
2.2.2. レポートの内容¶
FICで発生した故障について、以下の内容をお知らせします。
(内容の参考イメージを本記事の「2.2.7. メールサンプル」にも掲載予定です)
当社が開示可能な範囲の情報となるため、詳細をお問合せいただいてもこれ以上の情報を開示したり回答することができませんのでご了承ください。
項目 | 内容 |
発生日時 | 故障が発生した日時(本Knowledge Centerの 故障/メンテナンス情報 に掲載された故障情報の”発生期間:”と同様) |
回復日時 | 故障が回復した日時(本Knowledge Centerの 故障/メンテナンス情報 に掲載された故障情報の”発生期間:”と同様) |
影響リソース | 該当の故障で影響を受けた可能性のあるお客様のFICリソース情報(Fから始まる13桁のID)(*1) |
発生事象 | 故障により発生したサービス影響内容(本Knowledge Centerの 故障/メンテナンス情報 に掲載された故障情報の”影響する操作・ご利用いただけない機能”と同様) |
原因 | 「発生事象」を引き起こした原因が、FIC網内設備における「一過性の故障」「装置故障」「回線故障」のいずれに該当するものかをご案内します。 |
故障内容 | 「原因」から「発生事象」に至った流れ |
回復措置 | 「発生事象」が回復するまでに実施した措置内容 |
対応時系列 | 故障の発生から回復までの以下の日時情報
|
故障掲載URL | 本故障が該当するWeb掲載情報(本Knowledge Centerの 故障/メンテナンス情報 に掲載された故障情報のURL) |
注釈
- *1:リソースタイプがFIC-FWやFIC-NATの場合、FIC-RouterのリソースIDを通知いたします。
- *2:本Knowledge Centerの 故障/メンテナンス情報 に故障情報を掲載した日時、および回復による情報更新をした日時となります。
- *3:回復措置までに、本Knowledge Centerの 故障/メンテナンス情報 に情報更新を行った場合は、その内容と該当日時も記載します。
2.2.3. レポートの対象¶
- 対象のFICリソース
FICの推奨構成でご利用中のFICリソースが故障レポートの対象となります。
- FICの推奨構成はFIC-Connectionの接続先毎に異なります。詳細は下記リンク(本Knowledge CenterのFICの詳細情報)をご参照ください。「推奨構成(SLA対象)」が示された構成が推奨構成となります。
- FIC-Port to FIC-Port (項番[1.3.2.],[1.3.3.]参照)
- FIC-Router to FIC-Port (項番[1.4.2.],[1.4.3.]参照)
- FIC-Router to FIC-Router (エリア間接続) (項番[1.3.1.]参照)
- Arcstar Universal One (項番[1.4.2.]参照)
- AWS(Private VIF/Transit VIF/Public VIF) (項番[1.4.2.]参照)
- Azure(Microsoft Peering/Private Peering) (項番[1.4.2.],[1.4.3.]参照)
- Azure Peering Service (項番[1.4.2.]参照)
- Google Cloud (項番[1.4.2.]参照)
- Oracle(Private Peering/Public Peering) (項番[1.4.2.],[1.4.3.]参照)
- SDPF クラウド/サーバー (項番[1.4.2.]参照)
- Super OCN Flexible Connect (項番[1.4.2.]参照)
- Wasabi オブジェクトストレージ (項番[1.4.2.]参照)
- XaaS事業者 (項番[1.4.2.]参照)
- 対象の故障
- 以下のすべての条件に該当する場合、レポートの対象となります。
- 故障/メンテナンス情報 に掲載された故障。
- FICをご利用の複数のお客さまで「サービス影響あり」(*3)。
- 以下の場合は、レポートの対象外となります。
- FICサービス提供範囲に含まれないクラウド事業者等の故障
- FICコンソール、およびモニタリングの故障
注釈
*3「サービス影響あり」とは
- FICサービス提供範囲において 以下のように1分以上通信できない状態を指し、この場合はレポートの対象となります。
- PairedリソースのPrimary/Secondaryの両系において、同時に1分以上の通信断が発生した場合
- Singleリソース(FIC-Portを含む)において、1分以上の通信断が発生した場合
- FIC-Connection Google Cloud(L3接続の場合)は、Google Cloud側の仕様によりPrimary/Secondaryの切り替えに150秒程度要する場合がございます。そのため、Google Cloud接続は150秒を超えて断が発生した場合に、レポートの対象といたします。
- FICサービス提供範囲において「影響なし(通信できない状態が1分以内)」の場合であっても、お客さまがご利用のアプリケーションの仕様や、接続先事業者内の経路収束にかかる時間などによっては1分以上の通信影響がある場合がありますが、この場合はレポートの対象となりません。 (例: FICとArcstar Universal Oneとの接続において、FICサービスのPrimary/Secondaryの切り替わりが1分以内であっても、Arcstar Universal One網内の経路伝搬に依存し1分以上の通信影響が発生した場合。など)
2.2.4. レポートの通知先と通知設定方法¶
- ベーシックプラスをご契約したテナント(*5) が所属するワークスペースへのアクセス権が付与されたユーザーのメールアドレスに通知(*6)します。
- ユーザが本通知を受信するには、SDPFの共通機能である ユーザー通知設定管理機能 より、"故障"のメール種別にチェックが入っている必要があります。
注釈
2.2.6. 注意事項¶
- 原因究明に時間を要す場合、一度原因調査中として故障レポートを通知し、原因が分かり次第再度通知する場合がございます。
- 故障発生後にベーシックプラスをお申し込みいただいても、前に発生した故障の故障レポートは通知されません。申込後からの故障がレポート通知の対象となります。