17.1. FIC-Connection(XaaS)

17.1.1. サービス概要

  • 接続サービス一覧 上にある、Xaas事業者が提供するサービスを利用するため、Xaas事業者とFlexible InterConnect(以下FIC)を接続します。
  • FIC-Connectionの共通仕様つきましては、こちら を参照ください。

17.1.2. 構成パターン

17.1.2.1. SaaSなどのグローバルネットワークで構築されているクラウド上でサービスを提供している事業者(FIC-Router(XaaS))との接続

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17.1.2.2. IaaSなどのプライベートネットワークで構築されているクラウド上でサービスを提供している事業者(FIC-Port(XaaS))との接続

../_images/xaas_Port_PairedConnection.png

17.1.3. 接続形態と接続タイプ

FIC-Connection(XaaS)では、XaaS提供事業者側の設定によりますが、以下の接続形態、接続元と接続タイプを組み合わせることが可能です。

表 17.1.1 接続形態と接続タイプの組み合わせ一覧
接続先 接続形態 接続元 接続タイプ 説明 推奨構成(SLA対象)
FIC-Port(XaaS) L2接続 FIC-Portx2 FIC-Connection (Paired) FIC-PortのVLANインターフェイスとXaaS事業者のConnecting Pointを指定し、FIC-Connection (Paired)で接続します。(下図①L2接続) ○ ※1
FIC-Router(XaaS) L3接続 FIC-Router (Paired) FIC-Connection (Paired) FIC-Router (Paired)のPrimary/Secondaryが自動的に指定され、FIC-Connection (Paired)で接続します。(下図②L3接続) ○ ※1
FIC-Port(XaaS) L3接続 FIC-Router (Paired) FIC-Connection (Paired) FIC-Router (Paired)のPrimary/Secondaryが自動的に指定され、FIC-Connection (Paired)で接続します。(下図③L3接続) ○ ※1
FIC-Router(XaaS) L3接続 FIC-Router (Single) FIC-Connection (Paired) FIC-Router (Single)とFIC-Connection (Paired)で接続します。(下図④L3接続)  

注釈

  • ※1 推奨構成(SLA対象)は、以下の条件を満たす必要があります。
    L2接続の場合
    • 接続元の同じエリアの2つのFIC-Portについてそれぞれ異なる収容系が選択されている
    L3接続の場合
    • 接続元のFIC-Router (Paired)が選択されている
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図 17.1.1 接続形態と接続タイプの組み合わせイメージ


17.1.4. 申し込み種別と方法

FICコンソール/APIにて、FIC-Connection(XaaS)を申し込みいただくことが可能です。

表 17.1.2 申し込み種別一覧
申し込み種別 変更項目 接続形態 納期 一時的な通信影響
新設 ※1 L2接続/L3接続 即日
変更 帯域 ※1 L2接続/L3接続 即日 なし
変更 広告経路/受信経路 L3接続 即日 なし
変更 経路フィルタ ※2 L3接続 即日 なし
廃止 L2接続/L3接続 即日

注釈

  • ※1 接続元にて「STEP1 接続承認申請」を行い、接続先にて「STEP2 承認/否認」を実施する必要があります。承認後、接続元にて「STEP3 接続」を行う必要があります。
    詳しくは、チュートリアル をご参照ください。
  • ※2 経路フィルタの詳細は こちら をご参照ください。

17.1.5. 注意事項

17.1.5.1. ご利用時の注意事項

  • FIC-Connection(XaaS)のConnecting Pointは、XaaS提供事業者ごとに異なりますので、FICコンソールにてご確認ください。
  • DestinationNATご利用時は、XaaS事業者のパブリックネットワークからお客様環境へ通信が可能になるため、必要な通信のみ(ご利用サービスのアドレスや通信ポート等)を許可するようにFIC-FWを合わせてご利用いただくことを推奨します。
  • XaaS事業者、およびFICが双方で受信可能な経路数の上限は以下のとおりです。経路数上限を超過すると通信断となります。
表 17.1.3 FIC-Connection(XaaS) 最大受信経路数
  FICからXaaS事業者 XaaS事業者からFIC-Port XaaS事業者からFIC-Router
最大受信経路数 XaaS事業者の設計による ※1 全経路受信 4,000 ※1

注釈

  • ※1 経路数上限を超過しBGPがDownした場合、お客さまにて経路を削減後、FICにて BGPセッションクリア を実施いただくことで回復します。
  • メンテナンス情報の通知は、メンテナンス対象のFICリソースを所有しているお客さまに通知されます。
    XaaS事業者が所有しているFIC-Router(XaaS)、FIC-Port(XaaS)に影響のあるメンテナンスについては、XaaS事業者にのみ通知されます。
    FIC-Router(XaaS)、FIC-Port(XaaS)へ接続しているお客さまへのメンテナンス情報の通知はされないため、メンテンナンスの詳細については、接続先のXaaS事業者へお問い合わせください。

17.1.5.2. お申し込み時の注意事項(共通)

  • なし

17.1.5.3. お申し込み時の注意事項(新設)

  • 事前にお客さま自身によるXaaSの契約が必要となります。

  • XaaS事業者によって提供帯域と提供エリアが異なります。

  • 接続元のFIC-Router/FIC-Portと接続先のXaaS事業者は、同じエリアにある必要があります。
    異なるエリアの場合、申し込み画面に対象のXaaS事業者は表示されないため、同一エリアでFIC-Router/FIC-Portをご購入の上、お申し込みください。
  • 「許可リクエスト」の通知は、「許可リクエスト」を申請したお客さまとXaaS事業者の契約代表ユーザーにメールで通知されます。

  • 接続先にて「STEP2 承認/否認」を30日以内に実施されない場合は、再度、接続元が「STEP1 接続承認申請」から申し込みをする必要があります。

  • 承認された許可リクエストには有効期限があります。
    「STEP2 承認/否認」の承認タイミングから30日以内に「STEP3 接続」が実施されない場合は、再度、接続元が「STEP1 接続承認申請」から申し込みをする必要があります。

17.1.5.3.1. FIC-PortとXaaS事業者(FIC-Port(XaaS))を接続

  • 事前にFIC-Portの作成が完了している必要があります。
    接続元のFIC-Portはアクティベート前でも、FIC-Connectionを作成することが可能です。

17.1.5.3.2. FIC-RouterとXaaS事業者(FIC-Router(XaaS))を接続

  • 事前にFIC-Routerの作成が完了している必要があります。

17.1.5.4. お申し込み時の注意事項(経路変更)

  • なし

17.1.5.5. お申し込み時の注意事項(帯域変更)

  • なし

17.1.5.6. お申し込み時の注意事項(経路フィルタ)

  • デフォルトの10Prefix(BGP Filter Ingress Prefix-List/BGP Filter Egress Prefix-List)で不足の場合、
    10Prefix単位での追加(有償)も可能です。
    ※(上限 BGP Filter Ingress 200/BGP Filter Egress 200)

17.1.5.7. お申し込み時の注意事項(廃止)

  • なし

17.1.5.8. Xaas事業者様への注意事項

  • 「STEP2 承認/否認」は管理ユーザー、または一般ユーザーが実施可能です。
    ただし、API権限管理機能 のIAMロールにて、読み取り専用(GETメソッドのみ許可)の権限を割り当てたユーザのお客さまは、許可リクエスト一覧画面を参照することは可能ですが、承認/否認を実施することはできません。
    再販パートナーは親契約者、子契約者どちらからでも承認/否認を実施することができます。
  • 「STEP2 承認/否認」を30日以内に実施できなかった場合は、再度、接続元が「STEP1 接続承認申請」から申し込みをする必要があります。

  • 「STEP2 承認/否認」の承認タイミングから30日以内に「STEP3 接続」が実施されない場合は、再度、接続元が「STEP1 接続承認申請」から申し込みをする必要があります。