1.3. FIC-Virtual Port (XaaS) 【Pattern S】

1.3.1. サービス概要

  • クラウド事業者上で提供しているサービスをFIC上で提供することができます。


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図 1.3.1 FIC-Virtual Port (XaaS) 【Pattern S】 の提供イメージ


1.3.1.1. FIC-Virtual Port (XaaS) 【Pattern S】 の特長

  • FIC-Virtual Port(XaaS) 【Pattern S】 は、以下の特長をもった論理ポートです。

FICでサービスを公開しているクラウド事業者上でFIC-Virtual Port (XaaS) 【Pattern S】 を作成し、EndPointとして公開することでFIC-Port(XaaS)やFIC-Router(XaaS)と同様に、運営されているサービスにエンドユーザさまが接続可能になります。


1.3.1.2. 用語の定義

  • テナント:契約に紐づくFICリソースの管理単位

  • Flexible InterConnectコンソール(以下FICコンソール)/API:当サービスにて提供する申し込み方法

  • F番:各リソースに払い出される13桁のリソースID

  • Pattern S:クラウド事業者上にVirtual Port (XaaS)【Pattern S】を構築する構成

  • EndPoint:エンドユーザーに対して公開ポイントとなるリソース

  • サービス利用者:XaaSサービスへ接続している利用者

  • FIC-Connection(Paired):FIC-Port、FIC-Routerと各種接続先をPrimary/Secondaryの2つのFIC-Connectionで接続(FIC推奨接続)

  • Connecting Point:各種接続先との物理的な接続部分の名称


1.3.2. 利用できる機能

本メニューにて利用できる機能は、以下の機能です。各機能を利用するためのFICコンソール/APIを提供致します。

表 1.3.1 機能一覧(FIC-Virtual Port(XaaS)【Pattern S】)

項番

機能

説明

1

セルフマネジメント

お客さまご自身の操作により、FIC-Virtual Port(XaaS)【Pattern S】 を管理できます。

2

公開ポイント利用

FIC-Virtual Port(XaaS)【Pattern S】 をEndPointとして公開リソース情報を登録することができます。(複数のFIC-Virtual Port(XaaS)【Pattern S】 をEndPointとして登録が可能です。)

3

公開サービス機能

FIC-Connectionの接続先としてサービス利用者向けにサービス名を公開することが可能です。登録した公開サービスは公開/非公開へ切替可能です。


1.3.3. メニュー

FIC-Virtual Port(XaaS)【Pattern S】 は、お客さまのご希望構成に応じて、メニューが適用されます。

表 1.3.2 メニュー一覧(FIC-Virtual Port(XaaS) 【Pattern S】)

提供エリア

提供クラウド事業者

提供帯域

提供有無

Japan East

SDPF Cloud/Server
AWS(Private VIF)

仮想ポートのため提供帯域設定なし

Japan West

SDPF Cloud/Server
AWS(Private VIF)

仮想ポートのため提供帯域設定なし


1.3.4. 申し込み種別と方法

FICコンソール/APIにてFIC-Virtual Port(XaaS)【Pattern S】のお申し込みが可能です。
FIC-Virtual Port (XaaS)のお申し込み後に、公開情報登録が必要となります。
表 1.3.3 申し込み種別一覧(FIC-Virtual Port(XaaS) 【Pattern S】)

申し込み種別

変更項目

納期

一時的な通信影響

新設

即日

廃止

即日


1.3.5. 上限値

  • 1つのテナントにつき16ポートまで購入できます。1契約につき最大128ポートまで購入できます。

  • 1つのEndpointに登録できるVirtual Port (XaaS)【Pattern S】は16ポートです。


1.3.6. 注意事項

1.3.6.1. ご利用時の注意事項

  • FIC-Virtual Port(XaaS)【Pattern S】は、提供クラウド事業者の変更は提供しておりません。

  • FIC-Virtual Port(XaaS)【Pattern S】は、公開情報登録後に課金開始され、公開情報削除後に課金停止となります。

  • FIC-Virtual Port(XaaS)【Pattern S】の購入数ではなく、公開情報登録(Published Service)数での課金となります。

  • FIC-Virtual Port(XaaS)【Pattern S】は、公開情報登録の公開サービス名の変更はできません。登録時にはご注意願います。

  • FIC-Virtual Port(XaaS)【Pattern S】を接続元としてFIC-Port/Router・各種Cloud事業者と接続することはできません。

  • XaaS事業者が所有しているFIC-Virtual Port(XaaS)【Pattern S】に影響のあるメンテナンスについては、XaaS事業者にのみ通知されます。
    FIC-Virtual Port(XaaS)【Pattern S】を所有しているXaaS事業者の方は、必要に応じてサービス利用者への周知を実施ください。

1.3.6.2. お申し込み時の注意事項(共通)

  • 申し込み受付完了後、設定が完了するまでの間は他の申し込みを行うことができません。

  • API権限管理機能 のIAMロールにて、読み取り専用(GETメソッドのみ許可)の権限を割り当てたユーザのお客さまは、申し込みできません。


1.3.6.3. お申し込み時の注意事項(新設)

  • FIC-Virtual Port(XaaS)【Pattern S】は、論理ポートのため、アクティベートは不要です。


1.3.6.4. お申し込み時の注意事項(廃止)

  • なし