3.1. リモートアクセスユーザー登録/変更/削除の設定をする

Flexible Remote Accessサービスのリモートアクセスユーザー登録/変更/削除の設定手順について説明します。

3.1.1. 注意事項、前提条件

  • 各変更手順にて注意事項・前提条件をご確認ください。

  • ユーザー登録の手順はBasic(ローカルDB)認証を利用している場合を想定しています。

3.1.2. 事前に準備いただくもの

  • 各変更手順にて事前に準備いただくものをご確認ください。

3.1.3. お申込みの流れ、全体説明

図3.1.3.1. 設定変更の流れ

3.1.4. Fsecコンソールでリモートアクセスユーザー登録の設定をする

3.1.4.1. 注意事項、前提条件

  • リモートアクセスユーザーIDを変更する場合は、FRAポータルで未コミットの設定は削除されますのでご注意ください。

  • ユーザー登録はFRAポータルからも登録が可能です。
    FRAポータルから登録する場合は、3.1.6. FRAポータルでリモートアクセスユーザーを登録する を参照してください。
  • デフォルトのユーザーグループ(Customer_Default)以外のユーザーグループに所属させたい場合はFRAポータルから事前にユーザーグループを作成してください。
    ユーザーグループの作成手順については、 8.7.14. ユーザーグループを作成する を参照してください。
    存在しないユーザーグループを指定した場合エラーとなります。

3.1.4.2. 事前に準備いただくもの

  • 作成済みのFRAグループ

3.1.4.3. Fsecコンソールでのリモートアクセスユーザー登録設定手順

  1. SDPFポータルメニューより、「Flexible Remote Access」を選択しFsecコンソールにアクセスします。

  2. ①左メニューの「サービスグループ情報」から対象のサービスグループを選択します。
    ②[Flexible Remote Access]をクリックします。

図3.1.4.3.1. サービスグループ選択

  1. FRAグループの操作プルダウンメニューより[リモートアクセスユーザーID追加]をクリックします。

   図3.1.4.3.2. 操作プルダウンメニューの[リモートアクセスユーザーID追加]ボタン

  1. 「リモートアクセスユーザーID新規追加」画面で必要な情報を入力します。入力が完了したら[確認]ボタンを押下します。

図3.1.4.3.3. リモートアクセスユーザーIDの新規追加

表 3.1.4.3.1. リモートアクセスユーザー作成項目

項目

説明

変更可否

1

登録方法

単一登録を選択してください

×

2

ユーザーID

リモートアクセスユーザーIDを入力してください
半角英数記号のみ使用可能です
使用可能な記号は「-(ハイフン)」「_(アンダーバー)」です
最大31文字まで入力可能です

×

3

パスワード

リモートアクセスユーザーのパスワードを入力してください
半角英数記号のみ使用可能です
最小8文字、最大31文字まで入力可能です
大文字英字、小文字英字と数字を最低1文字ずつ含める必要があります

×

4

ユーザーグループ

登録するリモートアクセスユーザーを所属させるユーザーグループを入力してください
ユーザーグループを何も指定しない場合、当該ユーザーIDはデフォルトのユーザーグループ(Customer_Default)に所属します

×

注釈

  • リモートアクセスユーザーのパスワードに使用可能な記号は「!(エクスクラメーションマーク)」「"(ダブルクォーテーション)」「#(シャープ)」「$(ドル記号)」「%(パーセント)」「'(シングルクォーテーション)」「((カッコ)」「)(カッコトジ)」「*(アスタリスク)」「+(プラス)」「,(カンマ)」「-(ハイフン)」「.(ピリオド)」「/(スラッシュ)」「:(コロン)」「;(セミコロン)」「=(イコール)」「>(大なり)」「?(クエスチョンマーク)」「@(アットマーク)」「[(大カッコ)」「](大カッコトジ)」「(バックスラッシュ)」「^(サーカムフレックス)」「_(アンダーバー)」「`(バッククォート)」「{(中カッコ)」「}(中カッコトジ)」「|(バーティカルバー)」「~(チルダ)」です
    「&(アンド)」「<(小なり)」は使用できません

注釈

  • 既にFRAノードに登録済みのユーザーIDを入力した場合、既存のユーザーIDのパスワードは今回の内容で上書きされますのでご注意ください。
  • 既に何らかのユーザーグループに所属しているユーザーIDを入力した場合で、かつ別のユーザーグループを今回入力した場合、当該ユーザーIDは既に所属するユーザーグループに加え、新しく今回入力したユーザーグループにも所属します。
  1. 入力した内容に間違いがないことを確認し[実行]ボタンを押下します。

図3.1.4.3.4. リモートアクセスユーザーID新規の追加確認

  1. 申し込み完了後、[OK]ボタンを押下します。

図3.1.4.3.5. リモートアクセスユーザーIDの新規追加申し込み完了

  1. 左メニューの[操作履歴]をクリックし、 「操作履歴」画面 でステータスが「COMPLETE」になっていることを確認します。

3.1.5. リモートアクセスユーザー一括登録の設定をする

3.1.5.1. 注意事項、前提条件

  • リモートアクセスユーザーIDを変更する場合は、FRAポータルで未コミットの設定は削除されますのでご注意ください。
  • デフォルトのユーザーグループ(Customer_Default)以外のユーザーグループに所属させたい場合はFRAポータルから事前にユーザーグループを作成してください。
    ユーザーグループの作成手順については、 8.7.14. ユーザーグループを作成する を参照してください。
    存在しないユーザーグループを指定した場合エラーとなります。

3.1.5.2. 事前に準備いただくもの

  • 作成済みのFRAグループ
  • リモートアクセスユーザーID登録用のcsvファイル

3.1.5.3. リモートアクセスユーザー一括登録設定手順

  1. リモートアクセスユーザーID登録用のcsvファイルを作成します。
    1行ごとに1オブジェクト、カンマ(,)区切りで記載してください。

図3.1.5.3.1. csvファイル例

表 3.1.5.3.1. リモートアクセスユーザーの設定項目

項番

項目

設定値

ユーザーID

リモートアクセスユーザーIDを記載してください
半角英数記号のみ使用可能です
使用可能な記号は「-(ハイフン)」「_(アンダーバー)」です
最大31文字まで設定可能です

パスワード

リモートアクセスユーザーのパスワードを記載してください
半角英数記号のみ使用可能です
最小8文字、最大31文字まで設定可能です
大文字英字、小文字英字と数字を最低1文字ずつ含める必要があります

ユーザーグループ

登録するリモートアクセスユーザーを所属させるユーザーグループを記載してください
ユーザーグループを何も指定しない場合、当該ユーザーIDはデフォルトのユーザーグループ(Customer_Default)に所属します

注釈

  • リモートアクセスユーザーのパスワードに使用可能な記号は「!(エクスクラメーションマーク)」「"(ダブルクォーテーション)」「#(シャープ)」「$(ドル記号)」「%(パーセント)」「'(シングルクォーテーション)」「((カッコ)」「)(カッコトジ)」「*(アスタリスク)」「+(プラス)」「,(カンマ)」「-(ハイフン)」「.(ピリオド)」「/(スラッシュ)」「:(コロン)」「;(セミコロン)」「=(イコール)」「>(大なり)」「?(クエスチョンマーク)」「@(アットマーク)」「[(大カッコ)」「](大カッコトジ)」「(バックスラッシュ)」「^(サーカムフレックス)」「_(アンダーバー)」「`(バッククォート)」「{(中カッコ)」「}(中カッコトジ)」「|(バーティカルバー)」「~(チルダ)」です
    「&(アンド)」「<(小なり)」は使用できません

注釈

  • 既にFRAノードに登録済みのユーザIDを入力した場合、既存のユーザーIDのパスワードは今回の内容で上書きされますのでご注意ください。
  • 既に何らかのユーザーグループに所属しているユーザーIDを入力した場合で、かつ別のユーザーグループを今回入力した場合、当該ユーザーIDは既に所属するユーザーグループに加え、新しく今回入力したユーザーグループにも所属します。
  • 入力できる最大数(csvの最大行数)は最大接続ID数までです。
  1. SDPFポータルメニューより、「Flexible Remote Access」を選択しFsecコンソールにアクセスします。

  2. ①左メニューの「サービスグループ情報」から対象のサービスグループを選択します。
    ②[Flexible Remote Access]をクリックします。

図3.1.5.3.2. サービスグループ選択

  1. 「FRAグループ」画面で対象のFRAグループの[操作]プルダウンメニューより、[リモートアクセスユーザーID追加]をクリックします。

図3.1.5.3.3. 操作プルダウンメニューの[リモートアクセスユーザーID追加]

  1. ①[csv一括登録]を選択します。
    ②[ファイル追加]ボタンを押下し、端末ローカル上にある該当のcsvファイルを選択します。
    ③CSVファイルが追加されたことを確認します。
    ④[確認]ボタンを押下します。

図3.1.5.3.4. リモートアクセスユーザーIDの新規追加

  1. 入力内容の確認を行い、[実行]ボタンを押下します。

図3.1.5.3.5. リモートアクセスユーザーID新規の追加確認

  1. [OK]ボタンを押下します。

図3.1.5.3.6. 申し込み完了

  1. 左メニューの[操作履歴]をクリックし、 「操作履歴」画面 でステータスが「COMPLETE」になっていることを確認します。

3.1.6. FRAポータルでリモートアクセスユーザーを登録する

3.1.6.1. 注意事項、前提条件

  • 設定は必ず0系/1系(東西冗長を利用している場合は各エリアの0系/1系)で同じ設定にしてください。

  • 設定変更後、0系/1系で必ずコミットを実施してください。

  • ユーザー登録はFsecコンソールからも登録が可能です。
    Fsecコンソールから登録する場合は、3.1.4. Fsecコンソールでリモートアクセスユーザー登録の設定をする を参照してください。

3.1.6.3. FRAポータルでのリモートアクセスユーザー登録設定手順

  1. FRAクライアントソフトでVPN接続後、FRAポータルにアクセスします。

  2. ①[Device]をクリックします。
    ②ローカルユーザーデータベースの[ユーザー]をクリックします。
    ③[追加]をクリックします。

図3.1.6.3.1. ローカルユーザーデータベースのユーザー画面

  1. ①名前/パスワードを入力します。
    ②[OK]ボタンを押下します。

図3.1.6.3.2. ローカルユーザー追加

  1. ①ローカルユーザーデータベースの[ユーザーグループ]をクリックします。
    ②[Customer_Default]をクリックします。

図3.1.6.3.3. ローカルユーザーデータベースのユーザーグループ画面

  1. ①[追加]をクリックします。
    ②作成した[ユーザー]を選択します。
    ③[OK]ボタンを押下します。

図3.1.6.3.4. ローカルユーザーグループの追加

6. 設定内容をコミットし、正常に反映されたことを確認します。コミット手順は 「2.2.7. 設定を反映する(0系と1系の両方で作業を実施)」 を参照してください。

3.1.7. リモートアクセスユーザーを変更する

3.1.7.1. 注意事項、前提条件

  • 設定は必ず0系/1系(東西冗長を利用している場合は各エリアの0系/1系)で同じ設定にしてください。

  • 設定変更後、0系/1系で必ずコミットを実施してください。

3.1.7.3. リモートアクセスユーザー変更設定手順

  1. FRAクライアントソフトでVPN接続後、FRAポータルにアクセスします。

  2. ①[Device]をクリックします。
    ②ローカルユーザーデータベースの[ユーザー]をクリックします。
    ③変更したい[ユーザー]をクリックします。

図3.1.7.3.1. ローカルユーザーデータベースのユーザー画面

  1. ①変更したい名前またはパスワードを入力します。
    ②[OK]ボタンを押下します。

図3.1.7.3.2. ローカルユーザー変更

4. 設定内容をコミットし、正常に反映されたことを確認します。コミット手順は 「2.2.7. 設定を反映する(0系と1系の両方で作業を実施)」を参照してください。

3.1.8. リモートアクセスユーザーを削除する

3.1.8.1. 注意事項、前提条件

  • 設定は必ず0系/1系(東西冗長を利用している場合は各エリアの0系/1系)で同じ設定にしてください。

  • 設定変更後、0系/1系で必ずコミットを実施してください。

  • ユーザー削除の際に削除対象のユーザーがユーザグループに所属している場合はユーザー削除1、2の手順から実施してください。
    ユーザー削除の際に削除対象のユーザーがユーザグループに所属していない場合はユーザー削除3の手順から実施してください。

3.1.8.3. リモートアクセスユーザー削除設定手順

  1. FRAクライアントソフトでVPN接続後、FRAポータルにアクセスします。

  2. ①[Device]をクリックします。
    ③[Customer Group」をクリックします。
    ②ローカルユーザーデータベースの[ユーザーグループ]をクリックします。

図3.1.8.3.1. ローカルユーザーデータベースのユーザーグループ画面

  1. ①削除対象の[ユーザー]にチェックを入れます。
    ②[削除]をクリックします。
    ③[OK]ボタンを押下します。

図3.1.8.3.2. ユーザー選択

  1. ①ローカルユーザーデータベースの[ユーザー]をクリックします。
    ②削除対象の[ユーザー]にチェックを入れます。
    ③[削除]ボタンを押下します。

図3.1.8.3.3. ユーザー削除

5. 削除して良いかを確認し[はい]ボタンを押下します。

図3.1.8.3.4. ユーザー削除確認

6. 設定内容をコミットし、正常に反映されたことを確認します。コミット手順は 「2.2.7. 設定を反映する(0系と1系の両方で作業を実施)」 を参照してください。