4.6. コンフィグコピー機能を利用する

コンフィグコピー機能は、FRAポータル0系からFRAポータル1系へコピーする機能です。以下の①~④のいずれか1つを選択して実施できます。
①セキュリティポリシー
②URLカテゴリ
③URLフィルタリングプロファイル
④スプリットトンネル

4.6.1. 注意事項、前提条件

  • 各変更手順にて注意事項・前提条件をご確認ください。

  • FRAポータル0系/1系のコンフィグがコミットされていることを確認してください。
    FRAポータルの設定で未コミットの設定がある場合、Fsecコンソールからコンフィグコピー機能を使用すると未コミットの設定はFRAポータル0系/1系の両方とも削除されます。

4.6.2. 事前に準備いただくもの

なし

4.6.3. お申し込みの流れ、全体説明

図4.6.3.1. コンフィグコピー機能の流れ

4.6.4. セキュリティポリシーの設定をコピーする

4.6.4.1. 注意事項、前提条件

  • FRAポータル0系のポリシールールをFRAポータル1系の「FRA-gw-access」と「FRA-DEFAULT-DENY」の間に上書きします。
  • 「FRA-gw-access」と「FRA-DEFAULT-DENY」の間に設定された全ポリシールールがコピー対象となります。

図4.6.4.1.1. コピー対象

  • FRAポータル0系のコピー対象のセキュリティポリシーがサービス、HIPオブジェクト、URLカテゴリを使用する設定の場合、FRAポータル1系にも同じ設定が必要です。
  • セキュリティポリシーの送信元アドレスもコピーされるため、ポリシーで定義しているIPアドレスにFRAポータル0系/1系で使用するすべてのプールIPが指定されているかを確認してください。

4.6.4.2. セキュリティポリシーの設定をコピーする手順

  1. SDPFポータルメニューより、「Flexible Remote Access」を選択しFsecコンソールにアクセスします。

  2. ➀左メニューの「サービスグループ情報」から作成したサービスグループを選択します。
    ➁[Flexible Remote Access]をクリックします。

図4.6.4.2.1. サービスグループ選択

  1. Flexible Remote Access の画面で、「操作」プルダウンメニューより、[コンフィグコピー]をクリックすると、コンフィグコピーの画面が表示されます。

図4.6.4.2.2. 操作を選択

図4.6.4.2.3. コンフィグコピーを選択

  1. ➀コンフィグコピー画面のプルダウンより[セキュリティポリシー]を選択します。
    ➁[確認]ボタンを押下します。

図4.6.4.2.4. セキュリティポリシーを選択

  1. [実行]ボタンを押下します。

図4.6.4.2.5. [実行]ボタンを押下

  1. コンフィグコピー実行確認画面が表示されたら、[上記について確認しました]のチェックボックスに✓を付け、[実行]ボタンを押下します。

図4.6.4.2.6. コンフィグコピー実行確認

  1. [OK]ボタンを押下します。

図4.6.4.2.7. 申し込み完了

  1. Flexible Remote Access の画面で、コピー操作が完了(COMPLETE)していることを確認します。

図4.6.4.2.8. コピー操作完了

  1. 左メニューの[操作履歴]をクリックし、 「操作履歴」画面 でステータスが「COMPLETE」になっていることを確認します。

4.6.5. URLカテゴリの設定をコピーする

4.6.5.1. 注意事項、前提条件

  • FRAポータル1系のURLカテゴリはFRAポータル0系の設定内容で書き換えられます。
  • FRAポータル1系にのみ設定しているURLカテゴリが存在する場合は設定が残ります。

4.6.5.2. URLカテゴリの設定をコピーする手順

  1. SDPFポータルメニューより、「Flexible Remote Access」を選択しFsecコンソールにアクセスします。

  2. ➀左メニューの「サービスグループ情報」から作成したサービスグループを選択します。
    ➁[Flexible Remote Access]をクリックします。

図4.6.5.2.1. サービスグループ選択

  1. Flexible Remote Access の画面で、「操作」プルダウンメニューより、[コンフィグコピー]をクリックすると、コンフィグコピーの画面が表示されます。

図4.6.5.2.2. 操作を選択

図4.6.5.2.3. コンフィグコピーを選択

  1. ➀コンフィグコピー画面のプルダウンより[URLカテゴリ]を選択します。
    ➁[確認]ボタンを押下します。

図4.6.5.2.4. URLカテゴリを選択

  1. [実行]ボタンを押下します。

図4.6.5.2.5. [実行]ボタンを押下

  1. コンフィグコピー実行確認画面が表示されたら、[上記について確認しました]のチェックボックスに✓を付け、[実行]ボタンを押下します。

図4.6.5.2.6. コンフィグコピー実行確認

  1. [OK]ボタンを押下します。

図4.6.5.2.7. 申し込み完了

  1. Flexible Remote Access の画面で、コピー操作が完了(COMPLETE)していることを確認します。

図4.6.5.2.8. コピー操作完了

  1. 左メニューの[操作履歴]をクリックし、 「操作履歴」画面 でステータスが「COMPLETE」になっていることを確認します。

4.6.6. URLフィルタリングプロファイルの設定をコピーする

4.6.6.1. 注意事項、前提条件

  • FRAポータル1系のURLフィルタリングプロファイル(「default」を除く)はFRAポータル0系の設定内容で書き換えられます。
  • FRAポータル1系のみ設定しているURLフィルタリングプロファイルが存在する場合は、設定が残ります。
  • FRAポータル0系のコピー対象のURLフィルタリングプロファイルが、URLカテゴリを使用する設定の場合は、FRAポータル1系も同じURLカテゴリを設定する必要があります。

4.6.6.2. URLフィルタリングプロファイルの設定をコピーする手順

  1. SDPFポータルメニューより、「Flexible Remote Access」を選択しFsecコンソールにアクセスします。

  2. ➀左メニューの「サービスグループ情報」から作成したサービスグループを選択します。
    ➁[Flexible Remote Access]をクリックします。

図4.6.6.2.1. サービスグループ選択

  1. Flexible Remote Access の画面で、「操作」プルダウンメニューより、[コンフィグコピー]をクリックすると、コンフィグコピーの画面が表示されます。

図4.6.6.2.2. 操作を選択

図4.6.6.2.3. コンフィグコピーを選択

  1. ➀コンフィグコピー画面のプルダウンより[URLフィルタリングプロファイル]を選択します。
    ➁[確認]ボタンを押下します。

図4.6.6.2.4. URLフィルタリングプロファイルを選択

  1. [実行]ボタンを押下します。

図4.6.6.2.5. [実行]ボタンを押下

  1. コンフィグコピー実行確認画面が表示されたら、[上記について確認しました]のチェックボックスに✓を付け、[実行]ボタンを押下します。

図4.6.6.2.6. コンフィグコピー実行確認

  1. [OK]ボタンを押下します。

図4.6.6.2.7. 申し込み完了

  1. Flexible Remote Access の画面で、コピー操作が完了(COMPLETE)していることを確認します。

図4.6.6.2.8. コピー操作完了

  1. 左メニューの[操作履歴]をクリックし、 「操作履歴」画面 でステータスが「COMPLETE」になっていることを確認します。

4.6.7. スプリットトンネルの設定をコピーする

4.6.7.1. 注意事項、前提条件

  • コピー対象はFRAポータルにアクセスし設定するスプリットトンネルのアクセスルート、ドメイン及びアプリケーションに関する設定のみです。

図4.6.7.1.1. アクセスルート

図4.6.7.1.2. ドメイン及びアプリケーション

  • FRAポータル0系に設定されているエージェント設定内のスプリットトンネル設定(FRAポータルの Network > GlobalProtect > ゲートウェイ > GP-GW > エージェント > クライアントの設定 > お客様が作成したエージェント名 > トンネルの分割)をFRAポータル1系の同じ名前のエージェント設定内にコピーして設定します。
  • FRAポータル0系に設定されているコピー元のエージェント設定と同じ名前の
    エージェント設定がFRAポータル1系に設定されていない場合、オーダーがエラーになります。
  • コピー先のFRAポータル1系に設定されているスプリットトンネル設定は
    削除されたうえでFRAポータル0系の内容に上書きされます。

4.6.7.2. スプリットトンネルの設定をコピーする手順(全てのエージェント)

  1. SDPFポータルメニューより、「Flexible Remote Access」を選択しFsecコンソールにアクセスします。

  2. ➀左メニューの「サービスグループ情報」から作成したサービスグループを選択します。
    ➁[Flexible Remote Access]をクリックします。

図4.6.7.2.1. サービスグループ選択

  1. Flexible Remote Access の画面で、「操作」プルダウンメニューより、[コンフィグコピー]をクリックすると、コンフィグコピーの画面が表示されます。

図4.6.7.2.2. 操作を選択

図4.6.7.2.3. コンフィグコピーを選択

  1. ➀コンフィグコピー画面のプルダウンより[スプリットトンネル]を選択します。
    ➁[全てのエージェント設定のスプリットトンネル設定をコピーする]をクリックします。
    ③[確認]ボタンを押下します。

図4.6.7.2.4. スプリットトンネルを選択

  1. [実行]ボタンを押下します。

図4.6.7.2.5. [実行]ボタンを押下

  1. コンフィグコピー実行確認画面が表示されたら、[上記について確認しました]のチェックボックスに✓を付け、[実行]ボタンを押下します。

図4.6.7.2.6. コンフィグコピー実行確認

  1. [OK]ボタンを押下します。

図4.6.7.2.7. 申し込み完了

  1. Flexible Remote Access の画面で、コピー操作が完了(COMPLETE)していることを確認します。

図4.6.7.2.8. コピー操作完了

  1. 左メニューの[操作履歴]をクリックし、 「操作履歴」画面 でステータスが「COMPLETE」になっていることを確認します。

4.6.7.3. スプリットトンネルの設定をコピーする手順(特定のエージェント)

  1. SDPFポータルメニューより、「Flexible Remote Access」を選択しFsecコンソールにアクセスします。

  2. ➀左メニューの「サービスグループ情報」から作成したサービスグループを選択します。
    ➁[Flexible Remote Access]をクリックします。

図4.6.7.3.1. サービスグループ選択

  1. Flexible Remote Access の画面で、「操作」プルダウンメニューより、[コンフィグコピー]をクリックすると、コンフィグコピーの画面が表示されます。

図4.6.7.3.2. 操作を選択

図4.6.7.3.3. コンフィグコピーを選択

  1. ➀コンフィグコピー画面のプルダウンより[スプリットトンネル]を選択します。
    ➁[特定のエージェント設定のスプリットトンネル設定をコピーする]をクリックします。
    ③エージェント設定 のフィールドをクリックします。

図4.6.7.3.4. スプリットトンネルを選択

  1. [一括入力ダイアログが開きます]をクリックします。

図4.6.7.3.5. [一括入力ダイアログが開きます]をクリック

  1. エージェント設定入力の画面の入力域に設定内容を入力し[登録]ボタンを押下します。
    入力域には、改行区切りにて複数の設定値を同時登録できます。

図4.6.7.3.6. エージェント設定入力

  1. コンフィグコピー実行確認画面が表示されたら、[上記について確認しました]のチェックボックスに✓を付け、[実行]ボタンを押下します。

図4.6.7.3.7. コンフィグコピー実行確認

  1. [OK]ボタンを押下します。

図4.6.7.3.8. 申し込み完了

  1. Flexible Remote Access の画面で、コピー操作が完了(COMPLETE)していることを確認します。

図4.6.7.3.9. コピー操作完了

  1. 左メニューの[操作履歴]をクリックし、 「操作履歴」画面 でステータスが「COMPLETE」になっていることを確認します。