新規申込方法



前提条件

本書は、IaaS Powered by VMware(以下、IPV)を新規に申込まれるお客さまを対象としています。

1. 新規IPV申込み

1.1. 概要

本チュートリアルでは下記のシステム構成環境を申込む事を前提として記載を行います。

../_images/order_diagram_new.png

IaaS Powered by VMwareコンソール画面にて新規申込み時に設定可能な項目は以下となります。

../_images/order_screen-structure_new001.png

1.2. 申込みフロー

新規申込みの流れは、下図の通りです。

注釈

作業項番「⑤ Internet Gatewayの作成」「⑤ FIC Gatewayの作成」は同時に作成することが可能です。
同時に作成される場合には「Internet Gatewayの作成」->「Global IPアドレスの作成」->「FIC Gatewayの作成」の順に作成を行って下さい。

本資料では単一に作成されることを想定し同じ項番としています。

../_images/order_flowchart_new.png

1.3. 作業手順

① ワークスペース/テナント(リージョン)作成

ビジネスポータルをお申込み頂き、ビジネスポータルアカウントおよびワークスペースを作成します。

注釈

本チュートリアルでは新規に申込みいただくことを前提に記載をしております。
ビジネスポータルアカウントおよびビジネスポータルの操作方法・仕様(ワークスペースの作成等)につきましては下記をご参照ください。



IPVをご利用されるワークスペースより[利用可能なメニューを見る]->[クラウド/サーバー > プラットフォームサービス > IaaS Powered by VMware]を選択します。
選択後、IaaS Powered by VMwareコンソールへ遷移します。

② Organization作成

お客さまのOrganization(お客さまが本メニューにてご利用されるコンピュートリソースを管理する最上位単位)を生成します。
また、お客さまにてご利用中のバックアップ使用量を確認することが可能です。
IaaS Powered by VMwareコンソール Topページの構成を下図に示します。

../_images/guide_sdp_top001.png

../_images/sdp_create_Org002.png

[Organizationの新規作成]ダイアログの項目概要は以下となります。

Organizationの新規作成-設定項目
項目 概要
Organization名 Organization名はSmart Data Platformワークスペース名およびテナントIDから自動的に生成されます
Tenant ID 現在のTenant IDが自動で表示されます
vCloud Director ご利用可能なvCloud Directorをリストより選択下さい

"テナントID(TenantID)"欄が入力されていることを確認し、"vCloud Director"欄のリストよりvDCを作成する対象のvCloud Directorを選択します。
vCloud Directorを選択した後に[作成]をクリックします。

作成が完了するとTopページ下部のリストにOrganization情報レコードが表示されます。
これでOrganizationの作成は完了となります。


../_images/sdp_create_Org003.png

警告

既に"Organization"が生成されている状態で再度作成を行うと以下のエラーメッセージが表示されます。

■メッセージ
・エラー
詳細メッセージ:{"detail":"An organization with specified name already exists"}


注釈

Organizationの再作成を行う必要がある場合には、既存のOrganizationを削除する必要があります。
事前にOrganization内に作成した各オブジェクト情報(vDC、NSX-T External Network ...etc)を先に削除する必要があります。

③ vDC作成

お客さまのOrganization内にvDC(Organization virtual Data Center※お客さまがご利用される仮想システムを格納、デプロイ、および運用するコンピュートリソース環境)を作成します。
vDCは複数作成することが可能です。

注釈

作成できるvDC数には制限がございます。
作成可能なvDCの上限値は現在"100"となっております。

vDC設定を行うため、Topページ下部のOrganization情報レコードより"Organization名(リンク)"をクリックします。
TopページよりvDC設定ページへ遷移します。
IaaS Powered by VMwareコンソール vDC設定ページの構成を下図に示します。

../_images/guide_sdp_vdc001.png

IaaS Powered by VMwareコンソール vDC設定ページでは以下の処理が行えます。

vDC設定ページ-提供処理
実行可能処理 概要
vDCの新規作成 Organization内にvDCの新規作成を行います
vDCの削除 Organization内に作成されているvDCの削除を行います
vDC名の変更 Organization内に作成されているvDCの名称変更を行います
Flavor情報の表示 vDCのFlavor情報を表示します
Disk Type情報の表示 vDCのDisk Type情報を表示します

新規申込み時は初回の"vDC"新規作成を行うため、[vDCの新規作成]ボタンをクリックします。
[vDCの新規作成]ダイアログが表示されます。

../_images/sdp_create_vdc002.png

[vDCの新規作成]ダイアログの項目概要は以下となります。

vDCの新規作成-設定項目
項目 概要
vDC名 vDCの名称を設定します
Flavor
vDCに適用するFlavorをリストより選択します
選択可能なFlavorの種類は以下の通りです
1)"standard-{No}"…通常のIPV環境
2)"standard-{No}(Oracle only)"…Oracleテンプレート利用可能環境
Disk Type vDCに適用するDisk Typeをリストより選択します
Description vDCに関する説明を記述することが可能です

"vDC名"欄を入力し、"Flavor"欄・"Disk Type"欄をリストより選択します。
[作成]をクリックします。

注釈

現在選択可能な"Flavor"・"Disk Type"は「Standard」のみとなります。
"flavor"にて選択可能なリストは該当Flavorのリソース提供が満床となった際にはリストより除却されます。
その為、リスト内の[standard-{No}]No部は順序性がない場合もございます。

警告

Oracleテンプレートをご利用される場合は必ず"Flavor"にて「Oracle only」と表記されているFlavorを選択下さい。
該当Flavor以外へのテンプレートの持ち込み、テンプレート利用は行えません。

作成が完了するとvDC設定ページ下部のリストにvDC情報レコードが表示されます。
これでvDCの作成は完了となります。

../_images/sdp_create_vdc003.png

作成完了後、vDC情報レコード"Flavor"・"Disk Type"列のリンクをクリックすることで作成されたvDCの"Flavor"・"Disk Type"情報ダイアログが表示されます。
"Flavor"・"Disk Type"情報ダイアログの項目概要は以下となります。

../_images/sdp_create_vdc-flavor001.png

Flavor-参照項目
項目 概要
Flavor ID FlavorのIDとなります
Description Flavorに関する説明が表示されます
Status Flavorの現在ステータスが表示されます

../_images/sdp_create_vdc-disk001.png

Disk Type-参照項目
項目 概要
Disk Type ID Disk TypeのIDとなります
Description Disk Typeに関する説明が表示されます
Status Disk Typeの現在ステータスが表示されます


④ NSX-T External Networkの作成

お客さまのvDC内に構築されたリソースが外部環境へ接続するためのインターフェイスを生成します。
本処理時にEdge GatewayおよびExternal Networkが生成されます。

NSX-T External Networkに接続可能な外部ネットワークは「インターネット接続GW」「FIC接続GW」となります。
NSX-T External Networkの作成にて設定される機能範囲は以下となります。

../_images/guide_order_setting-range_extnw.png

注釈

作成できるNSX-T External Network数は制限がございます。
作成可能数は"1"となります。


IaaS Powered by VMwareコンソール NSX-T External Networkページの構成を下図に示します。

../_images/guide_sdp_enw001.png

IaaS Powered by VMwareコンソール NSX-T External Networkページでは以下の処理が行えます。

NSX-T External Network設定ページ-提供処理
実行可能処理 概要
NSX-T External Networkの新規作成 Organization内にNSX-T External Networkの新規作成を行います
NSX-T External Networkの削除 Organization内に作成されているNSX-T External Networkの削除を行います
NSX-T External Networkの更新 Organization内に作成されているNSX-T External Networkの設定変更を行います

新規申込み時は初回の"NSX-T External Network"新規作成を行うため、[NSX-T External Networkの新規作成]ボタンをクリックします。
[NSX-T External Networkの新規作成]ダイアログが表示されます。

../_images/sdp_create_enw002.png

[NSX-T External Networkの新規作成]ダイアログの項目概要は以下となります。

NSX-T External Networkの新規作成-設定項目
項目 概要
Owner Type
接続先のタイプをvDCまたはデータセンターグループから選択します
複数のvDCをNSX-T External Networkに接続する場合、データセンターグループを選択して下さい
タイプの変更時には通信影響が発生する場合があります
Owner vDC/Datacenter Group ID
NSX-T External Networkを接続するvDCまたはデータセンターグループのIDをリストより指定します
リストに表示されるのは"vDC or データセンターグループ名(ID)"となります

データセンターグループを利用する場合、先にvCloud Directorにログインしてデータセンターグループを作成する必要があります
Edge名
適用するNSX-T External Network名を入力します
ここで指定した名前がvCloud Director上でEdge Gatewayの名前として設定されます
Form Factor
Edge Nodeのサイズを指定します
選択可能なサイズは以下となります。
・NSX-T-Edge-Standard(HA)…小規模、PoC用途(スループット目安2Gbps, コネクション同時接続数上限4,000※)
・NSX-T-Edge-Middle(HA)…中規模用途(スループット目安2Gbps, コネクション同時接続数上限520,000※)
※ LBを経由する場合や、NATを複数利用する場合には複数コネクションとしてカウントされます。また、性能については保証するものではなく、設定条件や利用状況により変わりますので検証の上ご利用ください。各指標についてはVMware社製品の仕様変更等により予告なく変更となる可能性があります。
LB Type
Load Balancer(NSX-ALB-Standard)の利用有無を指定します
スループット目安:20Gbps(L4)/12Gbps(L7)/4Gbps(SSL), コネクション同時接続数上限840,000
※ 性能については保証するものではなく、設定条件や利用状況により変わりますので検証の上ご利用ください。各指標についてはVMware社製品の仕様変更等により予告なく変更となる可能性があります。
Description NSX-T External Networkに関する説明を記述することが可能です

注釈

初回作成時に"Owner Type"を「vdc_group」にする場合にはvCloud Directorユーザーテナントコンソールにて[ネットワーク]->[データセンターグループ]にて新規にデータセンターグループを事前に作成頂く必要がございます。
データセンターグループの作成に関しては以下機能チュートリアルを参照下さい。
"Owner Type"欄をリストより選択し、"Owner vDC/Datacenter Group ID"欄をリストより選択します。
"Edge名"欄を入力し、"Form Factor"欄・"LB Type"欄をリストより選択します。
[作成]をクリックします。

作成が完了するとNSX-T External Network設定ページ下部のリストにNSX-T External Network情報レコードが表示されます。

../_images/sdp_create_enw003.png

これでNSX-T External Networkの作成は完了となります。

注釈

Internet GatewayおよびFIC Gatewayとの外部接続には本機能のStatic Routeの追加を行う必要があります。
設定方法については"変更申込方法"内「②NSX-T External NetworkへのStatic Routeの追加/NSX-T External Networkへのデータセンターグループの参加」を参照下さい。


⑤-1 Internet Gatewayの作成

注釈

NSX-T External Network作成後、一時的に割り当てが行われる以下のアドレス帯については、現在 Internet GatewayのGateway CIDRとして割り当てることができませんのでご注意下さい。
- 172.31.127.0/26


お客さまのvDC内に構築されたリソースがインターネット環境へ接続するためのゲートウェイを生成します。
Internet Gatewayの作成にて設定される機能範囲は以下となります。

../_images/guide_order_setting-range_igw.png

IaaS Powered by VMwareコンソール Internet Gatewayページの構成を下図に示します。

../_images/guide_sdp_igw001.png

IaaS Powered by VMwareコンソール Internet Gatewayページでは以下の処理が行えます。

Internet Gateway設定ページ-提供処理
実行可能処理 概要
Internet Gatewayの新規作成 Internet Gatewayの新規作成を行います
Internet Gatewayの削除 Internet Gatewayの削除を行います
Internet Gatewayの更新 Internet Gatewayの名称変更、帯域の変更を行います

新規申込み時は初回の"Internet Gateway"新規作成を行うため、[Internet Gatewayの新規作成]ボタンをクリックします。
[Internet Gatewayの新規作成]ダイアログが表示されます。

../_images/sdp_create_igw002.png

[Internet Gatewayの新規作成]ダイアログの項目概要は以下となります。

Internet Gatewayの新規作成-設定項目
項目 概要
Internet Gateway名
Internet Gateway名を入力します
入力可能文字数は25文字までとなります
※a-z, A-Z, 0-9 その他記号「-_.()$,」が利用可能です
NSX-T External Network ID
Internet Gatewayと接続する作成済みのNSX-T External Network UUIDが表示されます
NSX-T External Networkを作成していない場合、Internet Gatewayは作成できません
Gateway CIDR
作成するInternet Gatewayに適用するGatewayアドレス帯をCIDR表記で入力します
/28から/26の範囲で指定してください
※ 設定頂いたIPアドレス帯よりNSX-T External Networkに接続するUplinkセグメントのIPアドレスが設定されます
Bandwidth Internet Gatewayで利用する帯域メニューを選択します
Description Internet Gatewayに関する説明を記述することが可能です

「Gateway CIDR」のIPアドレス帯から、下記のインターフェイスにIPアドレスが割り当てられます。

Gateway CIDRよりIPアドレスが割り当てられるインターフェイス一覧
Uplinkセグメント接続アドレス 下図G1
Uplinkセグメント接続プライマリアドレス 下図P1
Uplinkセグメント接続セカンダリアドレス 下図S1
T0-Gatewayアドレス 下図G2
T0-Gatewayプライマリアドレス 下図P2
T0-Gatewayセカンダリアドレス 下図S2

../_images/guide_order_address-issue_igw.png

注釈

Internet Gateway及びEdgeのIPアドレスはGateway CIDRから自動的に割り当てられます
IPアドレスは以下のように割り当てられますのでルーティング設定の際にはご注意ください

Internet Gateway VIP : 指定されたCIDRのネットワークアドレス + 1
Edge Gateway VIP : 指定されたCIDRのネットワークアドレス + 4

■ Gateway CIDRより割り当てられるインターフェイスIPアドレス詳細
InetGW VIP: uplink segment cidr の network address + 1
InetGW ACT: uplink segment cidr の network address + 2
InetGW SBY: uplink segment cidr の network address + 3

T0GW VIP: uplink segment cidr の network address + 4
T0GW ACT: uplink segment cidr の network address + 5
T0GW SBY: uplink segment cidr の network address + 6

"Internet Gateway名"欄、"Gateway CIDR"欄、"帯域"欄を設定し[作成]をクリックします。

作成が完了するとInternet Gateway設定ページ下部のリストにInternet Gateway情報レコードが表示されます。

../_images/sdp_create_igw003.png

これでInternet Gatewayの作成は完了となります。

⑤-2-1 リージョン間接続の申込

リージョン間接続の新規申込については申込書にて受け付けます。

注釈

申込書については営業へお問い合わせください。

⑤-3 FIC Gatewayの作成

注釈

NSX-T External Network作成後、一時的に割り当てが行われる以下のアドレス帯については、現在 Internet GatewayまたはFIC GatewayのGateway CIDRとして割り当てることができませんのでご注意下さい。
- 172.31.127.0/26


お客さまのvDC内に構築されたリソースがFlexible Inter Connectへ接続するためのゲートウェイを生成します。
FIC Gatewayの作成にて設定される機能範囲は以下となります。

../_images/guide_order_setting-range_fgw.png

本機能の申込みにより、お客様が保有するSDPF クラウド/サーバーのテナントとIPVをFlexible InterConnect(以下、FIC)サービスにて接続する手順を紹介します。
IPVの新規お申込みとFIC接続のお申込みを同時にいただくことも可能です。

注釈

お客様は、事前にSDPF クラウド/サーバーに接続するためのFIC-Router (冗長構成あり) を作成いただく必要があります。
また、本申込みの流れの中で、FIC-Connection(Router-Port(XaaS))(以下、FIC-Connection(XaaS))新設のお申込みをいただく必要があります。
IPV と接続する FIC Router は必ず冗長構成を指定してください。

FIC-Connection申込時の留意事項は以下となります。
・AS Path prepend Ingress は"OFF"を指定してください
・MED Egress は"10"を指定してください

IaaS Powered by VMwareコンソール FIC Gatewayページの構成を下図に示します。

../_images/guide_sdp_fgw001.png

IaaS Powered by VMwareコンソール FIC Gatewayページでは以下の処理が行えます。

FIC Gateway設定ページ-提供処理
実行可能処理 概要
FIC Gatewayの新規作成 FIC Gatewayの新規作成を行います
FIC Gatewayの削除 作成されているFIC Gatewayの削除を行います
FIC Gatewayの更新 作成されているFIC Gateway設定情報の更新を行います
Description FIC Gatewayに関する説明を記述することが可能です

新規申込み時は初回の"FIC Gateway"新規作成を行うため、[FIC Gatewayの新規作成]ボタンをクリックします。
[FIC Gatewayの新規作成]ダイアログが表示されます。

../_images/sdp_create_fic002.png

[FIC Gatewayの新規作成]ダイアログの項目概要は以下となります。

FIC Gatewayの新規作成-設定項目
項目 概要
FIC Gateway名
FIC Gateway名を入力します
入力可能文字数は25文字までとなります
※a-z, A-Z, 0-9 その他記号「-_.()$,」が利用可能です
NSX-T External Network ID
FIC Gatewayと接続する作成済みのNSX-T External Network UUIDが表示されます
NSX-T External Networkを作成していない場合、FIC Gatewayは作成できません
Gateway CIDR
作成するFIC Gatewayに適用するGatewayアドレス帯をCIDR表記で入力します
/28から/26の範囲で指定してください
※ 設定頂いたIPアドレス帯よりNSX-T External Networkに接続するUplinkセグメントのIPアドレスが設定されます
Bandwidth
FIC Gatewayで利用する帯域メニューを選択します
FICコンソールからのConnection申込みの際には、必ずここで指定したものと同じ帯域メニューを選択してください
Description FIC Gatewayに関する説明を記述することが可能です

「Gateway CIDR」のIPアドレス帯から、下記のインターフェイスにIPアドレスが割り当てられます。

Gateway CIDRよりIPアドレスが割り当てられるインターフェイス一覧
Uplinkセグメント接続アドレス 下図G1
Uplinkセグメント接続プライマリアドレス 下図P1
Uplinkセグメント接続セカンダリアドレス 下図S1
T0-Gatewayアドレス 下図G2
T0-Gatewayプライマリアドレス 下図P2
T0-Gatewayセカンダリアドレス 下図S2

../_images/guide_order_address-issue_fgw.png


注釈

FIC Gateway及びEdgeのIPアドレスはGateway CIDRから自動的に割り当てられます
IPアドレスは以下のように割り当てられますのでルーティング設定の際にはご注意ください

FIC Gateway VIP : 指定されたCIDRのネットワークアドレス + 1
Edge Gateway VIP : 指定されたCIDRのネットワークアドレス + 4

■ Gateway CIDRより割り当てられるインターフェイスIPアドレス詳細
FIC Gateway VIP: uplink segment cidr の network address + 1
FIC Gateway ACT: uplink segment cidr の network address + 2
FIC Gateway SBY: uplink segment cidr の network address + 3

Edge Gateway VIP: uplink segment cidr の network address + 4
Edge Gateway ACT: uplink segment cidr の network address + 5
Edge Gateway SBY: uplink segment cidr の network address + 6

"FIC Gateway名"欄、"NSX-T External Network ID"欄、"Gateway CIDR"欄、"Bandwidth"欄を設定し[作成]をクリックします。
作成が完了するとFIC Gateway設定ページ下部のリストにFIC Gateway情報レコードが表示されます。

次にFICコネクション設定を行います。

注釈

お客様にて、FIC-ConsoleからFIC-Connection(XaaS)新設のお申込みをいただきます。
FIC-Consoleでの手順につきましては 21.2. FIC-Connection(Router-Port(XaaS))を購入する を参照下さい。

■ 留意事項
FIC-Connection(Router-Port(XaaS))申込み時、公開サービス・提供会社名は以下を選択ください。

公開サービス名:IaaS Powered by VMware
提供会社名:エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社

また、「コネクションの購入情報入力(Port(XaaS))画面」の下表にある項目は、"入力値"の通り値を設定してください。
下表に無い項目は、任意の値を設定してください。


コネクションの購入情報入力 (Port(XaaS))画面の入力値
項目     入力値
接続元 Router Primary AS Path prepend Ingress OFF
    MED Egress 10
  Secondary AS Path prepend Ingress OFF
    MED Egress 20 (自動入力)
接続先 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 Seller側キー情報   [Show FIC Gateway Detail]-[FIC Connection Detail]よりSeller Keyを確認し入力
  Primary 公開リソース名
JP●-■-ACT
(JP●はリージョン名、■は任意の数字が入ります)
  Secondary 公開リソース名
JP●-■-SBY
(JP●はリージョン名、■は任意の数字が入ります)


"FIC Gateway"接続に必要となるSeller Keyの確認を行うため、[操作]ボタンをクリックします。

../_images/sdp_create_fic003.png

メニューおよび選択可能なメニュー項目は以下となります。

[FIC Gateway]-[操作]メニュー一覧
メニュー名 状態
FIC Gatewayの編集 選択可能
Show FIC Gateway Detail 選択可能
Request Approval 選択可能
Request Start Service 選択不可
Request Update Approval 選択不可
Request Update Execution 選択不可

メニューより[Show FIC Gateway Detail]をクリックします。
[FIC Connection Detail]ダイアログの項目概要は以下となります。

FIC Connection Detail-項目
項目 概要
FIC Gateway ID FIC Gateway IDが表示されます
FIC Gateway名 新規作成時に設定した名前が表示されます
Status 現在の状態が表示されます
Bandwidth 新規作成時に設定した帯域が表示されます
FIC Seller Key FIC Connection接続承認申請にて使用するSeller Keyが表示されます
FIC Connection ID
FIC Connection IDが表示されます
※接続ができていないため空欄となります
Primary FIC Port ID FIC Port IDが表示されます
Primary FIC Global Name FICコンソールにて表示されるFIC Global Nameが表示されます
Primary Peer FIC Dst Address FIC送信先IPアドレスが表示されます
Primary Peer FIC Src Address FIC送信元IPアドレスが表示されます
Primary Peer VLAN FIC接続VLAN IDが表示されます
Secondary FIC Port ID FIC Port IDが表示されます
Secondary FIC Global Name FICコンソールにて表示されるFIC Global Nameが表示されます
Secondary Peer FIC Dst Address FIC送信先IPアドレスが表示されます
Secondary Peer FIC Src Address FIC送信元IPアドレスが表示されます
Secondary Peer VLAN FIC接続VLAN IDが表示されます
XaaS Name XaaS名が表示されます

[FIC Connection Detail]ダイアログより「FIC Seller Key」を控えます。

../_images/sdp_create_fic004.png

本Keyを使用して 21.2.2. 購入から接続承認申請までの流れ を参照しSeller Keyの登録を実施します。
"21.2.2. 購入から接続承認申請までの流れ"手順を完了した後に再度[操作]ボタンをクリックします。
選択可能なメニュー項目は以下となります。

[FIC Gateway]-[操作]メニュー一覧
メニュー名 状態
FIC Gatewayの編集 選択可能
Show FIC Gateway Detail 選択可能
Request Approval 選択可能
Request Start Service 選択不可
Request Update Approval 選択不可
Request Update Execution 選択不可

メニューより[Request Approval]をクリックします。
[Request Approval]ダイアログが表示されます。

../_images/sdp_create_fic005.png

"21.2.2. 購入から接続承認申請までの流れ"手順にてリクエストが発行されている場合に[更新]をクリックします。
これでFIC Connection側の接続処理が可能となります。
[Request Approval]実施後に 21.2.3. 承認後の接続の流れ を参照し接続処理を実施します。

FIC-Connection(XaaS)の手順は、FICサービスのチュートリアルをご参照ください。

次にIPV側のFIC Connection構成を開始します。
[操作]メニューの選択可能な項目が以下に更新されます。

[FIC Gateway]-[操作]メニュー一覧
メニュー名 状態
FIC Gatewayの編集 選択可能
Show FIC Gateway Detail 選択可能
Request Approval 選択不可
Request Start Service 選択可能
Request Update Approval 選択不可
Request Update Execution 選択不可

メニューより[Request Start Service]をクリックします。

../_images/sdp_create_fic006.png

[Request Start Service]ダイアログが表示されます。

../_images/sdp_create_fic006-1.png

"21.2.3. 承認後の接続の流れ"が完了後に[更新]をクリックします。
処理が完了し"Status"が「active」になるのを確認します。
これでIPV側のFIC Connection接続設定が完了となります。


../_images/sdp_create_fic006-2.png

新規申込み完了後、vDC上に疎通確認用の仮想マシンを作成し、SDPF クラウド/サーバーのロジカルネットワークに設定されているFIC-GWのIPアドレスへPingコマンドを実行し、疎通確認を実施します。
Firewallルール、ルートアドバタイズ設定の手順、および疎通確認の手順は「疎通確認(FIC接続)」ページをご参照ください。


⑥ Global IPアドレスの作成

お客さまのvDC内に構築されたリソースへ外部ネットワークから接続するための公開IPアドレスを生成します。
本設定はインターネット接続をご利用される場合のみ必要となります。
Global IPの作成にて設定される機能範囲は以下となります。

../_images/guide_order_setting-range_pip.png

IaaS Powered by VMwareコンソール Global IPアドレスページの構成を下図に示します。

../_images/guide_sdp_pip001.png

IaaS Powered by VMwareコンソール Global IPアドレスページでは以下の処理が行えます。

Global IPアドレス設定ページ-提供処理
実行可能処理 概要
Global IPアドレスの新規作成 Global IPアドレスの新規作成を行います
Global IPアドレスの削除 作成されているGlobal IPアドレスの削除を行います
Global IPアドレスの編集 作成されているGlobal IPアドレスの設定変更を行います

新規申込み時は初回の"Global IPアドレス"新規作成を行うため、[Global IPの新規作成]ボタンをクリックします。
[Global IPの新規作成]ダイアログが表示されます。


../_images/sdp_create_pip002.png

[Global IPアドレスの新規作成]ダイアログの項目概要は以下となります。

Global IPアドレスの新規作成-設定項目
項目 概要
Subnet Mask
Global IPのサブネットマスクを入力します
※ CIDRについては自動払い出しとなります
指定可能なIPレンジは"/32 - /28"となります
Global IPアドレス名 Global IPアドレス名を入力します
Internet Gateway ID
Global IPアドレスを設定するInternet GatewayのIDが表示されます
Internet Gatewayを作成していない場合Global IPは作成できません
Description Global IPアドレスに関する説明を記述することが可能です

注釈

Global IPの上限値は4サブネットとなります。

"Subnet Mask"欄・"Global IP名"欄を入力し[作成]をクリックします。

作成が完了するとGlobal IP設定ページ下部のリストにGlobal IP情報レコードが表示されます。
これでGlobal IPの作成は完了となります。


../_images/sdp_create_pip003.png


新規申込み完了後、vDC上に疎通確認用の仮想マシンを作成しGoogle Global DNSのIPアドレス、および共通機能プールのIPアドレスへPingコマンドを実行し、疎通確認を実施します。
疎通確認の手順は「疎通確認(疎通確認(インターネット接続/共通機能プール))」ページを、共通機能プールのご利用方法は「共通機能プールのご利用方法」ページをご参照ください。


⑦ Org Adminの作成

お客さま用vCloud Directorユーザーテナントポータルにログイン時に用いる管理者アカウントを生成します。
vCD設定ページ内[Org Admin]タブをクリックします。

Org Admin設定ページが表示されます。
IaaS Powered by VMwareコンソール Org Admin設定ページの構成を下図に示します。

../_images/guide_sdp_oad001.png

注釈

作成できるOrg Admin数は制限がございます。
作成可能数は"1"となります。また、作成後にアカウント名変更は行えませんのでご認識ください。

IaaS Powered by VMwareコンソール Org Admin設定ページでは以下の処理が行えます。

Org Admin設定ページ-提供処理
実行可能処理 概要
Org Adminの新規作成 お客さま用vCloud Directorユーザーテナントポータル管理者アカウントの新規作成を行います
Org Adminパスワード変更 Org Adminのパスワード変更を行います

[Org Adminの新規作成]をクリックします。
[Org Adminの新規作成]ダイアログが表示されます。

../_images/sdp_create_oad002.png

[Org Adminの新規作成]ダイアログの項目概要は以下となります。

Org Adminの新規作成-設定項目
項目 概要
Org Admin名 Org Adminの名称を設定します
パスワード
Org Adminのパスワードを設定します
※パスワードは6桁以上127桁以内で指定して下さい

"Org Admin名"、"パスワード"を入力し[作成]をクリックします。
作成が完了すると下部のリストに作成したOrg Admin情報がレコード表示されます。

※本画面から作成したOrg AdminアカウントはvCloud Director画面上から削除しないでください

以上でIPV新規申込みが完了となります。
以降の設定については以下の関連ドキュメントをご参照ください。