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  • Internal Link接続ご利用方法

Internal Link接続ご利用方法¶

Internal Linkは、SDPFクラウド/サーバーの提供メニューを低遅延でIaaS Powered by VMwere(以降、IPVと表記)にて利用することが可能な広帯域サービス間ネットワーク網およびゲートウェイ機能となります。

  • Internal Link接続ゲートウェイは物理的に冗長化されており、安定した通信を利用できます。

  • Internal Linkは広帯域のL2ネットワークで構成されています。



Internal Link接続構成概要¶



本ドキュメントではInternal Link接続の申込み方法を記載します。

目次

  • Internal Link接続ご利用方法

    • 本書の目的、位置づけ

    • 申込み方法

      • 前提条件

    • 申込みの流れ

    • 新規申込

      • 1.Internal Link接続申込

      • 2.リージョン間接続申込

    • 設定変更

    • 廃止申込

      • 1.Internal Link接続廃止申込

      • 2.リージョン間接続廃止申込

    • はじめての構築ガイドライン 〜NW設計および申込編〜

    • はじめての構築ガイドライン 〜開通完了後に必要となる初期設定編〜


本書の目的、位置づけ¶

本ドキュメントからリンクしている各チュートリアルはInternal Linkの申込みを行う担当者様を対象に記載しております。

- 対象読者:Internal Link申込み担当者

申込み方法¶

前提条件¶

Internal Linkの申込みにあたり下記の前提条件を満たしている必要があります。

  • Internal Linkをお申込みするにあたって、事前にビジネスポータルにて"JP7リージョン"にテナントを作成してください。
  • Internal Linkのお申込みにあたっては、ポータル画面上ではなく、申込書をご記入頂く必要があります。
  • SDPF リージョン間接続およびIPV Internal Link接続ゲートウェイのお申し込みについては申込書からとなります。
  • Internal Linkは1Orgに1接続となります。
  • インターネット接続、FICとの同時利用が可能です。

本サービスをご利用頂くにはビジネスポータルアカウントおよびワークスペースの作成が必要となります。
新規に申込みいただく場合には下記をご参照ください。

ビジネスポータルのアカウント作成申し込みについては、こちら をご参照ください。
ビジネスポータルの操作方法・仕様については、 こちら をご確認ください。

申込みの流れ¶

Internal Link申込みでは以下の申込種別があります。

申込種別概要¶

種別

概要

新規申込

Internal Link接続の新規接続を行います。
SDPFクラウド/サーバー サーバーインスタンスおよび物理サーバーとIPV間のInternal Link接続の設定を行います。

設定変更

Internal Link接続の設定変更を行います。
SDPFクラウド/サーバー サーバーインスタンスおよび物理サーバーとIPV間のInternal Link接続の設定変更を行います。
本操作は新規申込後にSDPFポータル画面より実施することが可能です。

廃止申込

Internal Link接続の廃止を行います。
SDPFクラウド/サーバー サーバーインスタンスおよび物理サーバーとIPV間のInternal Link接続の廃止設定を行います。


新規申込¶

新規申込では以下の区分毎に申し込みを行います。
申込受領後、10営業日にて開通を実施します。

申込み区分概要¶

区分

申込方法

セグメント

概要

ゲートウェイインターフェイス

申込書

セグメントa

SDPF相互接続/関連サービス ゲートウェイサービスの接続設定を行います。
開通後に、お客様にてSDPFポータルよりリージョン間接続のゲートウェイインターフェイスの設定などをお願いします。 設定方法はこちら

Internal Link接続

申込書

セグメントb

リージョン間接続インターフェイスと接続するIPV Internal Linkインターフェイスの設定を行います。

IPV Internal Link Gateway

申込書

セグメントc

IPV外部接続サービス[Internal Link接続ゲートウェイ]の接続設定を行います。
サイト(Org)/テナント(OvDC)に対してInternal Link接続ゲートウェイの設定を行います。

Internal Link接続では以下のセグメントがあります。
各区間にアドレス(Gateway CIDR)が必要となります。

Internal Linkセグメント¶

セグメント

概要

セグメントa

ゲートウェイインターフェイスで使用するセグメントとなります。
開通後に、お客様にてSDPFポータルより設定をお願いします。 設定方法はこちら

セグメントb

リージョン間接続インターフェイス、IPV Internal Linkインターフェイスで使用するセグメントとなります。
リージョン間接続インターフェイスについてはSDPFポータルにて設定します。
IPV Internal Linkインターフェイスについては申込書でお申し込みください。

セグメントc

IPV Internal Link接続ゲートウェイで使用するセグメントとなります。
IPV Internal Link接続ゲートウェイについては申込書でお申し込みください。

Internal Linkセグメント¶


Internal Link新規申込み-全体工程¶


1.Internal Link接続申込¶

「リージョン間接続インターフェイス」と接続するIPV Internal LinkインターフェイスおよびIPV Internal Link接続Gatewayのパラメータを指定頂きます。
指定する際、「リージョン間接続インターフェイス」にて使用しているGateway CIDRと異なるGateway CIDRを使用することはできません。

IPV Internal Linkインターフェイス新規申込¶

項目

記入内容

VRRP グループID

Internal Linkにて使用するVRRP グループIDを指定下さい。

IPV Internal Link網側Gateway CIDR

リージョン間接続インターフェイスと接続するIPV Internal LinkインターフェイスのプライベートIPアドレスのnetwork addressをCIDR表記で記入してください。

IPV Internal Link インターフェイス VRRP 仮想IPアドレス

IPV Internal Link VRRPに設定する、仮想IPアドレスをCIDR表記で指定してください。

IPV Internal Linkインターフェイス Primary 接続IPアドレス

IPV Internal Linkプライマリインターフェイスに設定する、宛先アドレスをCIDR表記で指定してください。

IPV Internal Linkインターフェイス Secondary 接続IPアドレス

IPV Internal Linkセカンダリインターフェイスに設定する、宛先アドレスをCIDR表記で指定してください。

IPV Internal Link側Gateway CIDR

IPV Internal Link接続GatewayのプライベートIPアドレスのnetwork addressをCIDR表記で記入してください。


1.1.IPV Internal Linkインターフェイス IPアドレス割り当て¶


ご指定頂いたIPアドレスを、弊社にて下図の各インターフェイスへ割り当てます。


Internal Link-IPV Internal Linkインターフェイス割り当てIPアドレス¶


IPV Internal LinkインターフェイスへのIPアドレスの割り当て順¶

インターフェイス

図内番号

IPアドレス割り当て

IPV Internal Linkインターフェイス 仮想インターフェイス

G1

指定されたIPV Internal Linkインターフェイス 仮想IPアドレス

IPV Internal Linkインターフェイス プライマリインターフェイス

P1

指定されたIPV Internal Linkインターフェイス プライマリ IPアドレス

IPV Internal Linkインターフェイス セカンダリインターフェイス

S1

指定されたIPV Internal Linkインターフェイス セカンダリ IPアドレス


1.2.IPV Internal Link接続Gateway IPアドレス割り当て¶


弊社にて「Gateway CIDR」のIPアドレス帯から、下表の順に各インターフェイスへIPアドレスを若番より割り当てます。

Internal Link-IPV Internal Link接続Gateway割り当てIPアドレス¶


インターフェイスへのIPアドレスの割り当て順¶

インターフェイス

図内番号

IPアドレス割り当て順

IPV Internal Link接続Gateway 仮想IPアドレス

G1

指定されたCIDRのネットワークアドレス + 1

IPV Internal Link接続Gateway プライマリ IPアドレス

P1

指定されたCIDRのネットワークアドレス + 2

IPV Internal Link接続Gateway セカンダリ IPアドレス

S1

指定されたCIDRのネットワークアドレス + 3

External Network 仮想IPアドレス

G2

指定されたCIDRのネットワークアドレス + 4

External Network プライマリ IPアドレス

P2

指定されたCIDRのネットワークアドレス + 5

External Network セカンダリ IPアドレス

S2

指定されたCIDRのネットワークアドレス + 6


注釈

下記禁止アドレスは、事業者側で利用しているため、ご利用できません。
172.31.127.0/26
100.64.0.0/12 (ISP Shared Address)
192.168.255.0/25
192.168.255.224/30
169.254.0.0/28

2.リージョン間接続申込¶

「IPV Internal Link」申込時に同時にお申込みされます。

「IPV Internal Link」の新規申込書内、「相互接続/関連サービス_リージョン間接続 接続情報」欄内の項目を記載いただきます。
また、お申し込み後、SDPFポータルにてアドレス設定などが必要です。

「IPV Internal Linkインターフェイス」と接続するリージョン間接続インターフェイスのパラメータを指定頂きます。

リージョン間接続新規申込¶

項目

記入内容

Region

SDPF側(IPVの対向)のリージョンを記入。
※現時点ではIPV Internal LinkはJP7のみの提供のためJP7を記入。

SDPF Tenant ID

ご利用いただいているSDPF Tenant IDを記入ください。


開通後に、お客様にてSDPFポータルよりリージョン間接続のゲートウェイインターフェイスの設定等が可能です。 設定方法はこちら

2.1.SDPFクラウド/サーバー リージョン間接続インターフェイス/ゲートウェイインターフェイス¶

接続先となるSDPFクラウド/サーバーテナントにて「ゲートウェイインターフェイス」「リージョン間接続インターフェイス」の設定を行います。

Internal Link-リージョン間接続インターフェイス/ゲートウェイインターフェイス割り当てIPアドレス¶


「ゲートウェイインターフェイス」のIPアドレスの割り当て等お申し込み後、お客様にてSDPFポータルで設定をお願いします。 設定方法はこちら

ゲートウェイインターフェイス設定項目¶

インターフェイス

図内番号

IPアドレス割り当て

ゲートウェイIPv4アドレス

G1

指定された 仮想IPアドレス
※接続するロジカルネットワークのIPアドレスレンジの範囲で割り当て

プライマリデバイスIPv4アドレス

P1

指定されたプライマリ IPアドレス
※接続するロジカルネットワークのIPアドレスレンジの範囲で割り当て

セカンダリデバイスIPv4アドレス

S1

指定されたセカンダリ IPアドレス
※接続するロジカルネットワークのIPアドレスレンジの範囲で割り当て

接続ロジカルネットワーク

-

ゲートウェイに接続するロジカルネットワークを指定

VRRPグループID

-

冗長構成のVRRPグループIDを指定


「リージョン間接続インターフェイス 」のIPアドレスの割り当て等お申し込み後、お客様にてSDPFポータルで設定をお願いします。 設定方法はこちら

リージョン間接続インターフェイス設定項目¶

インターフェイス

図内番号

IPアドレス割り当て

ゲートウェイIPv4アドレス

G2

指定された 仮想IPアドレス
※「IPV Internal Linkインターフェイス」にて利用しているGateway CIDRから割り当て

プライマリデバイスIPv4アドレス

P2

指定された プライマリ IPアドレス
※「IPV Internal Linkインターフェイス」にて利用しているGateway CIDRから割り当て

セカンダリデバイスIPv4アドレス

S2

指定された セカンダリ IPアドレス
※「IPV Internal Linkインターフェイス」にて利用しているGateway CIDRから割り当て

VRRPグループID

-

冗長構成のVRRPグループIDを指定

ネットマスク

-

ゲートウェイインターフェイスのネットマスク



  • Internal Link用ゲートウェイインターフェイス/リージョン間接続インターフェイス新規作成方法

設定変更¶

設定変更は以下の区分毎に申し込みを行います。

申込み区分概要¶

区分

申込方法

概要

ゲートウェイインターフェイス

SDPFポータル
SDPF相互接続/関連サービス クラウド/サーバー リージョン間接続のStatic Route設定が可能です。
Internal Link接続先テナントにてゲートウェイサービス、リージョン間接続インターフェイスの設定を行います。

IPV Internal Link Gateway

IPV コンソール

IPV外部接続サービス[Internal Link接続ゲートウェイ]のStatic Route設定が可能です。
サイト(Org)/テナント(OvDC)に対してInternal Link接続ゲートウェイの設定を行います。

IPV Internal Link Gatewayの設定に関しては以下のチュートリアルを参照下さい。

  • 変更申込方法

ゲートウェイインターフェイス、リージョン間接続インターフェイスのStatic Route設定に関しては、スタティックルートの追加 を参照下さい。

廃止申込¶

廃止申込みでは以下の区分毎に申し込みを行います。
申込受領後、10営業日にて廃止を実施します。

申込受領より10営業日以降にお客様にて廃止されたことをご確認下さい。

申込区分概要¶

区分

申込方法

概要

ゲートウェイインターフェイス

申込書
SDPF相互接続/関連サービス ゲートウェイサービスの廃止を行います。
「IPV Internal Link」と同時にお申込いただきます。
「IPV Internal Link」の廃止申込書に下記(リージョン間接続廃止申込)の項目を記載いただきます。

Internal Link接続

申込書
リージョン間接続インターフェイスと接続するIPV Internal Linkインターフェイスの廃止を申し込みます。

IPV Internal Link Gateway

申込書

IPV外部接続サービス[Internal Link接続ゲートウェイ]の廃止を行います。
サイト(Org)/テナント(OvDC)に対してInternal Link接続ゲートウェイの廃止を行います。

Internal Link廃止申込-全体工程¶


1.Internal Link接続廃止申込¶

「リージョン間接続インターフェイス」に接続するIPV Internal Linkインターフェイスのパラメータを指定頂きます。

IPV Internal Linkインターフェイス廃止申込¶

項目

記入内容

VRRP グループID

Internal Linkにて設定されているVRRP グループIDを記入下さい。

IPV Internal Link網側Gateway CIDR

リージョン間接続インターフェイスと接続するIPV Internal LinkインターフェイスのプライベートIPアドレスのnetwork addressをCIDR表記で記入してください。

IPV Internal Link インターフェイス VRRP 仮想IPアドレス

IPV Internal Link VRRPに設定されている、仮想IPアドレスをCIDR表記で記入してください。

IPV Internal Linkインターフェイス Primary 接続IPアドレス

IPV Internal Linkプライマリインターフェイスに設定されている、宛先アドレスをCIDR表記で記入してください。

IPV Internal Linkインターフェイス Secondary 接続IPアドレス

IPV Internal Linkセカンダリインターフェイスに設定されている、宛先アドレスをCIDR表記で記入してください。

IPV Internal Link側Gateway CIDR

IPV Internal Link接続GatewayのプライベートIPアドレスのnetwork addressをCIDR表記で記入してください。


2.リージョン間接続廃止申込¶

「IPV Internal Link」申込時に同時にお申込みされます。

「IPV Internal Link」の廃止申込書内、「相互接続/関連サービス_リージョン間接続 接続情報」欄内下記(リージョン間接続廃止申込)の項目を記載いただきます。

リージョン間接続廃止申込¶

項目

記入内容

Region

SDPF側(IPVの対向)のリージョンを記入。
※現時点ではIPV Internal LinkはJP7のみの提供のためJP7を記入。

SDPF Tenant ID

ご利用いただいているSDPF Tenant IDを記入ください。

Interdc GateWay ID

ご利用いただいているInterdc GateWay IDを記入ください。


はじめての構築ガイドライン 〜NW設計および申込編〜¶

本項では、はじめてInternal Linkを開設されるお客様向けにネットワークの設計と申込書を記載することを目的とします。
以下の手順で申込書を記載のうえ送付いただき、開通完了後初期設定を実施ください。※申込書については、弊社営業担当へお問い合わせください。

Internal Link全体構成図

パラメータ情報シート サンプル¶

名前

IF

パラメータ

設定方法

ゲートウェイインターフェイス(仮想IPアドレス)

G1

192.168.111.10

お客様自身で設定

ゲートウェイインターフェイス(プライマリIPアドレス)

P1

192.168.111.11

お客様自身で設定

ゲートウェイインターフェイス(セカンダリIPアドレス)

S1

192.168.111.12

お客様自身で設定

DICインターフェイス(仮想IPアドレス)

G2

172.16.0.1

お客様自身で設定

DICインターフェイス(プライマリIPアドレス)

P2

172.16.0.2

お客様自身で設定

DICインターフェイス(セカンダリIPアドレス)

S2

172.16.0.3

お客様自身で設定

IPV Internal Linkインターフェイス(仮想IPアドレス)

G3

172.16.0.4

Provider側で設定

IPV Internal Linkインターフェイス(プライマリIPアドレス)

P3

172.16.0.5

Provider側で設定

IPV Internal Linkインターフェイス(セカンダリIPアドレス)

S3

172.16.0.6

Provider側で設定

Internal Link側EdgeGateway向けインターフェイス(仮想IPアドレス)

G4

192.168.100.0/26 -> 自動採番 192.168.100.1

Provider側で設定

Internal Link側EdgeGateway向けインターフェイス(プライマリIPアドレス)

P4

192.168.100.0/26 -> 自動採番 192.168.100.2

Provider側で設定

Internal Link側EdgeGateway向けインターフェイス(セカンダリIPアドレス)

S4

192.168.100.0/26 -> 自動採番 192.168.100.3

Provider側で設定

EdgeGateway側Internal Link向けインターフェイス(仮想IPアドレス)

G5

192.168.100.0/26 -> 自動採番 192.168.100.4

Provider側で設定

EdgeGateway側Internal Link向けインターフェイス(プライマリIPアドレス)

P5

192.168.100.0/26 -> 自動採番 192.168.100.5

Provider側で設定

EdgeGateway側Internal Link向けインターフェイス(セカンダリIPアドレス)

S5

192.168.100.0/26 -> 自動採番 192.168.100.6

Provider側で設定

IPV VRRPグループID

110

Provider側で設定

DIC VRRPグループID

1

お客様自身で設定。申込書のVRRP(IPV VRRPグループID)と異なるIDを設定します。

DIC側仮想サーバ

192.168.111.222

お客様自身で設定。仮想サーバではなくストレージやセキュリティサービス等でも同様です。

ロジカルネットワーク ネットワークアドレス

192.168.111.0/24

お客様自身でゲートウェイインターフェイスのネットワークアドレスを設定。1つのロジカルネットワークにつき1つのDIC接続の制約があるため要新設。

DICGW スタティックルート

192.168.99.0/24 172.16.0.4,
192.168.100.0/24 172.16.0.4

お客様自身で設定。192.168.100.0/24行は途中経路のため任意設定ですが運用上設定をおすすめします。

IPV側仮想マシン

192.168.99.2

お客様自身で設定

IPV側仮想マシン用OvDCネットワーク

192.168.99.0/24

お客様自身で設定

IPV ファイアウォール

ソース:Any ターゲット:192.168.99.0/24 許可, ソース:192.168.99.0/24 ターゲット:Any 許可

お客様自身で設定。実際のIPアドレスに応じたルールを作成ください。

IPV ルートアドバタイズ

192.168.99.0/24

お客様自身で設定。EdgeGatewayは実態として内側と外側の2種のルータが存在しており、内側のNW情報を外側へ伝搬するために設定します。


  1. パラメータ情報シートを参考に必要となるパラメータの準備を行います。

  2. G2,P2,S2と「同一のGateway CIDR」を申込書の「Internal Link網側Gateway CIDR」欄に記載します。サンプルは172.16.0.0/28です。

  3. 2.のGateway CIDRの中からG3,P3,S3(仮想IPアドレス, Primary, secondary)計3つのIPアドレスを採番いただき、申込書に記載します。

  4. 任意のVRRPグループIDを申込書に記載します。

  5. G4,P4,S4とG5,P5,S5共通のGateway CIDR(2.のCIDRと重複しないもの)を申込書の「IPV Internal Link側Gateway CIDR」欄に記載します。サンプルは192.168.100.0/26です。

    そのうち、G4,P4,S4には以下の通りにIPアドレスをProvider側で設定します。
    IPV Internal Link接続Gateway 仮想IPアドレス:指定されたCIDRのネットワークアドレス + 1
    IPV Internal Link接続Gateway プライマリ IPアドレス:指定されたCIDRのネットワークアドレス + 2
    IPV Internal Link接続Gateway セカンダリ IPアドレス:指定されたCIDRのネットワークアドレス + 3
    
    そのうち、G5,P5,S5には以下の通りにIPアドレスをProvider側で設定します。
    Externl Network 仮想IPアドレス:指定されたCIDRのネットワークアドレス + 4
    Externl Network プライマリ IPアドレス:指定されたCIDRのネットワークアドレス + 5
    Externl Network セカンダリ IPアドレス:指定されたCIDRのネットワークアドレス + 6
    
  6. 申込書送付後、上記Provider側の工程が完了されることにより開通完了となります。(納期は最大10営業日です)

はじめての構築ガイドライン 〜開通完了後に必要となる初期設定編〜¶

本項では、はじめてInternal Linkを開設されるお客様向けに、設定内容を記載します。
具体的には前項のInternal Link全体構成図において、左側仮想サーバーと右側の仮想マシンの間で通信可能な環境構築を目的とします。各IPアドレスは前項「はじめての構築ガイドライン 〜NW設計および申込編〜」のInternal Link IP採番サンプルを例に設定しています。

ゲートウェイインターフェイス(DIC)側

  1. ログインポータルからロジカルネットワークメニューを開き、ロジカルネットワークを作成します。その際G1をゲートウェイIPに設定し、G1を含むネットワークアドレスをネットワークアドレスに設定します。 設定方法はこちら

ロジカルネットワーク設定画面
  1. ログインポータルからリージョン間接続メニューを開き、ゲートウェイインターフェイス(G1,P1,S1部分)を設定します。その際1.で作成したロジカルネットワークを接続します。ゲートウェイIPv4アドレスは、1.のロジカルネットワークのIPアドレスレンジ範囲で割り当てる必要があります 設定方法はこちら

ゲートウェイインターフェイス設定画面
  1. ログインポータルからリージョン間接続メニューを開き、DICインターフェイス(G2,P2,S2)を設定します。G2がゲートウェイIPv4アドレス、P2がプライマリIPv4アドレス、S2がセカンダリIPv4アドレスとなります。また、申込書のVRRP(Internal Link GW側)と異なるVRRP GroupIDを設定します。 設定方法はこちら

ゲートウェイインターフェイス設定画面
  1. ログインポータルからリージョン間接続メニューを開き、スタティックルートを設定します。以下、Internal Linkを介して通信したいIPV側仮想マシンのIPアドレスが192.168.99.xの場合のサンプルです。to-ipv-uplink行は必須ではありません。

ゲートウェイインターフェイス スタティックルート設定画面
  1. 必要となる仮想サーバ等を作成しデフォルトゲートウェイを設定のうえ、上記ロジカルネットワークに接続することでゲートウェイインターフェイス(DIC)側の設定は以上です。以下、IPV側の設定が完了すればInternal Link側への通信が可能となります。


IPV側

  1. vCDポータルを開き、Edge Gatewayのファイアウォールを設定します。以下、Internal Linkを介して通信したいIPV側仮想マシンのIPが192.168.99.xの場合のサンプルです。設定方法はこちら

IPV ファイアウォール設定画面
  1. vCDポータルを開き、Edge Gatewayのルートアドバタイズを設定します。方向はIPVの内側であるOvDC向きです。以下、Internal Linkを介して通信したいIPV側仮想マシンのIPが192.168.99.xの場合のサンプルです。設定方法はこちら

IPV ルートアドバタイズ設定画面

3. ログインポータルからIaaS Powered by VMwareメニューを開き、Edge Gateway(External Network)のスタティックルートを設定します。方向は外側 Internet Gateway/FIC Gateway/Internal Link Gateway に向かう通信のための経路情報を記載します。以下、Internal Linkを介して通信したいゲートウェイインターフェイス(DIC)側仮想サーバのIPが192.168.111.xの場合のサンプルです。 設定方法はこちら

Edge GW スタティックルート設定画面

4.ログインポータルからIaaS Powered by VMwareメニューを開き、internal link Gatewayのスタティックルートを設定します。以下、Internal Linkを介して通信したいゲートウェイインターフェイス(DIC)側仮想サーバのIPが192.168.111.xの場合のサンプルです。設定方法はこちら

Internal Link GW スタティックルート設定画面

5.vCDポータルを開き、OvDCNWを作成します。以下、Internal Linkを介して通信したいIPV側仮想マシンのIPアドレスが192.168.99.xの場合のサンプルです。 設定方法はこちら

Internal Link用 OvDCNW設定画面

6.IPV側の設定は以上です。Internal Link経路を活用したい仮想マシンがなければvCDポータルより作成し、5.で作成したOvDCNWをVMに接続することでInternal Link側への通信が可能です。なお、仮想マシンのデフォルトゲートウェイは5.で設定した内容と同一に設定する必要があります。 設定方法はこちら

Internal Link用 仮想マシン設定画面

目次

  • IaaS Powered by VMwareのご利用方法
    • 本書の目的、位置づけ
    • 申込み方法
  • 新規申込方法
    • 前提条件
    • 申込み手順
    • 1. 新規IPV申込み
  • 変更申込方法
    • 前提条件
    • 申込み手順
    • 1. 変更申込方法
  • 廃止申込方法
    • 前提条件
    • 申込み手順
    • 1. 廃止申込方法
  • Internal Link接続ご利用方法
    • 本書の目的、位置づけ
    • 申込み方法
    • 申込みの流れ
    • 新規申込
    • 設定変更
    • 廃止申込
    • はじめての構築ガイドライン 〜NW設計および申込編〜
    • はじめての構築ガイドライン 〜開通完了後に必要となる初期設定編〜
  • 共通機能プールのご利用方法
    • Windowsライセンススイッチ(持ち込み仮想マシンへのプロバイダーライセンス付与)のご利用方法
    • RHELリポジトリサーバー変更手順
    • NTPサーバへの接続
  • IPV管理用GUI(vCloud Director)ポータル概要
    • 管理用GUI URL(vCloud Director)ログイン方法
    • ポータル提供機能
    • ポータル提供機能チュートリアル一覧
  • OvDCネットワーク作成/編集/削除手順
    • OvDCネットワーク概要
  • 仮想マシン/vApp(仮想マシングループ)作成/編集/削除手順
    • 概要
    • vApp(仮想マシングループ)作成手順
    • 仮想マシンの作成
    • 仮想マシンの操作
    • 仮想マシン構成の編集
    • 仮想マシンの削除
    • vAppの削除
    • 仮想マシン操作方法
    • インターネット接続の確認
  • EdgeGateway操作手順
    • セキュリティ
    • サービス
    • ロードバランサー
    • ルーティング
    • IPアドレス管理
  • データセンターグループネットワーク操作手順
    • データセンターグループ設定
    • IPセット設定
    • カスタムアプリケーションポートプロファイル設定
    • 分散ファイアウォール設定
  • ロードバランサー設定
    • ロードバランサー有効化確認手順
    • サービスエンジングループ割り当て確認
    • プールの追加
    • プールの削除
    • 仮想サービスの作成
    • 仮想サービスの削除
  • パブリックテンプレート
    • パブリックテンプレートご利用における留意事項
    • パブリックテンプレートの一覧
    • RHEL7.9へのアップデート手順
    • 初回ログインパスワードの確認方法
  • 名前付きディスク作成/編集/削除手順
    • 名前付きディスク設定
  • vAppテンプレート用カタログ/vAppテンプレート作成方法
    • カタログ作成
    • カタログの名称変更
    • カタログの共有設定
    • カタログ利用ストレージポリシーの変更
    • カタログの削除
    • vAppテンプレート作成
  • マルチサイト機能有効化手順
    • マルチサイト有効化設定
  • スナップショット
    • スナップショットの作成
    • スナップショット作成時の状態に戻す
    • スナップショットの削除
  • Cohesity Data Protection
    • vApp/仮想マシンバックアップ_スケジュールバックアップ
    • vApp/仮想マシンバックアップ_随時バックアップ
    • vApp/仮想マシンリストア
    • vApp/仮想マシンスナップショット削除
  • VMware Cloud Director Availability
    • サービス概要
    • VCDAの機能概要
    • 各機能を利用するに当たっての事前準備・制限等
    • 設定手順リンク
  • VMware Toolsのインストール
  • 構築ガイド
    • 操作方法
    • ユースケース
  • IPV設計ガイド
    • 対象読者
    • IPV設計における構成要素
    • IPVにおける設計モデル

仮想アプライアンス導入:A10 vThunderデプロイ方法
Internal Link用ゲートウェイインターフェイス/リージョン間接続インターフェイス新規作成方法