廃止申込方法



前提条件

本書は、IaaS Powered by VMware(以下、IPV)をご利用中のお客さまを対象としています。
廃止申込みにあたり以下の前提条件を満たす必要があります。

■廃止前提条件
廃止処理の前にIPV上にてご利用されている以下のリソースを削除されていること
  • vApp/仮想マシン
  • 仮想マシンスナップショット
  • OvDCネットワーク
  • Cohesity Data Protection
  • Availability 保護対象仮想マシン
  • プライベートテンプレート

廃止申込を行なわれる前に構築済みの仮想マシンに対し、次の処置を講じることを"推奨"します。
- IPV環境内に作成されている仮想マシンのデータをバックアップもしくはイメージをローカルに保存します。
- vAppテンプレート化されている場合はテンプレートのダウンロードを行なう。

警告

仮想マシンを削除する際、名前付きディスクが接続されている場合は必ず 分離 をしてから行うようにしてください。

警告

SDPFポータル上での[ワークスペース削除]を行う場合には事前にvCloud Directorテナントポータルより以下項目を削除して下さい。

■ 削除項目
・作成済みのOvDCネットワーク
・作成済みのEdge Gateway サービス項目(ファイアウォール、NAT、IPSec VPN)
・作成済みのEdge Gateway セキュリティ項目(セキュリティグループ、IPアドレスセット、アプリケーションポートプロファイル)

※ 誤って上記項目を削除せずにSDPFポータル上での[ワークスペース削除]を実施してしまった場合にはお手数ですが問い合わせチケットよりご連絡ください。

1. 廃止申込方法

IaaS Powered by VMware(以下、IPV)コンソール上では、以下の廃止申込みを行うことが可能です。

■ IPVコンソールにて廃止申込が可能な処理

1. Global IPアドレスの削除
2. Internet Gatewayの削除
3. IPV Internal Link Gatewayの削除
4. FIC Gatewayの削除
5. NSX-T External Networkの削除
6. vDCの削除
7. Orgの削除

警告

"ライセンススイッチ"のご利用を廃止される場合は対象仮想マシンを"削除"することでライセンススイッチのご利用停止となります。

1.1. 概要

本チュートリアルでは下記のシステム構成環境の廃止申込みを行う事を前提として記載を行います。

../_images/order_diagram_delete01.png

IaaS Powered by VMwareコンソール画面にて廃止申込み時に設定可能な項目は以下となります。

../_images/order_screen-structure_delete001.png

1.2. 申込みフロー

申込みの流れは、下図の通りです。

../_images/order_flowchart_delete01.png

1.3. 作業手順

① 外部接続ネットワークの削除

最初にIPV内お客さまご利用リソースに接続している外部接続ネットワークの削除を行います。
削除順序については順不同となります。

①-1-1 Global IPアドレスの削除

警告

一度削除したGlobal IPアドレスの再利用は行えません。
ご注意下さい。
Global IPアドレスの削除にて設定される機能範囲は以下となります。

../_images/guide_order_setting-range_del-pip.png

Global IPアドレス設定ページが表示されます。
IaaS Powered by VMwareコンソール Global IPアドレス設定ページの構成を下図に示します。

../_images/guide_sdp_pip-del001.png

Global IPアドレス設定ページ内の削除したいGlobal IPアドレス名レコードをチェックボタンを選択し画面上部の[Global IPアドレスの削除]をクリックします。
[Global IPアドレスの削除]ダイアログが表示されます。

../_images/sdp_pip-del002.png

ダイアログにて削除対象を確認し、問題がなければ[削除]をクリックします。

①-1-2 Internet Gatewayの削除

Internet Gatewayの削除にて設定される機能範囲は以下となります。

../_images/guide_order_setting-range_del-igw.png

Internet Gateway設定ページが表示されます。
IaaS Powered by VMwareコンソール Internet Gateway設定ページの構成を下図に示します。

../_images/guide_sdp_igw-del001.png

Internet Gateway設定ページ上部の[Internet Gatewayの削除]をクリックします。
[Internet Gatewayの削除]ダイアログが表示されます。

../_images/sdp_igw-del002.png

ダイアログにて削除対象を確認し、問題がなければ[削除]をクリックします。

①-2-1 リージョン間接続の廃止申込

リージョン間接続の廃止申込に関しては廃止申込書にて受け付けます。

注釈

申込書については営業へお問い合わせください。

①-3 FIC Gatewayの削除

FIC Gatewayの削除にて設定される機能範囲は以下となります。

../_images/guide_order_setting-range_del-fgw.png

FIC Gateway設定ページが表示されます。
IaaS Powered by VMwareコンソール FIC Gateway設定ページの構成を下図に示します。

../_images/guide_sdp_fgw-del001.png

①-3-1 FIC Connectionの削除

FIC Connection削除に関してはFIC-Consoleにて実施します。
11.7. FIC-Connectionを廃止する を参照ください。

①-3-2 FIC Gatewayの削除

FIC Gateway設定ページ上部の[FIC Gatewayの削除]をクリックします。
[FIC Gatewayの削除]ダイアログが表示されます。

../_images/sdp_fic-del002.png

ダイアログにて削除対象を確認し、問題がなければ[削除]をクリックします。

② NSX-T External Networkの削除

注釈

NSX-T External Networkの削除を行う場合には以下の事前操作をお願い致します。

■ 作成済みのOvDCネットワーク、データセンターグループを再利用する場合
・vCloud Directorテナントポータル内、OvDCネットワーク内よりEdge Gateway接続を無効化して下さい。

■ 作成済みのOvDCネットワーク、データセンターグループを再利用しない場合
・vCloud Directorテナントポータル内、作成済みのOvDCネットワークを全て削除して下さい。
・上記削除後、データセンターグループの削除も行って下さい。
※vApp内に紐づいている場合は先にvAppとの関連付けを先に削除して下さい。
NSX-T External Networkの削除にて設定される機能範囲は以下となります。

../_images/guide_order_setting-range_del-extnw.png

NSX-T External Network設定ページが表示されます。
IaaS Powered by VMwareコンソール NSX-T External Network設定ページの構成を下図に示します。

../_images/guide_sdp_enw-del001.png

NSX-T External Network設定ページ上部の[NSX-T External Networkの削除]をクリックします。
[NSX-T External Networkの削除]ダイアログが表示されます。

../_images/sdp_enw-del002.png

ダイアログにて削除対象を確認し、問題がなければ[削除]をクリックします。

③ vDCの削除

注釈

■廃止前提条件
廃止処理の前にIPV上にてご利用されている以下のリソースを削除されていること
- vApp/仮想マシン
- 仮想マシンスナップショット
- OvDCネットワーク
- Cohesity Data Protection
- プライベートテンプレート
vDCの削除にて設定される機能範囲は以下となります。

../_images/guide_order_setting-range_del-vdc.png

vDC設定ページが表示されます。
IaaS Powered by VMwareコンソール vDC設定ページの構成を下図に示します。

../_images/guide_sdp_vdc-del001.png

vDC設定ページ内の削除したいvDC情報レコードのチェックボタンを選択し画面上部の[vDCの削除]をクリックします。
[vDCの削除]ダイアログが表示されます。

../_images/sdp_vdc-del002.png

ダイアログにて削除対象を確認し、問題がなければ[削除]をクリックします。

④ Organizationの削除

注釈

■廃止前提条件
廃止処理の前にIPV上にてご利用されている以下のリソースを削除されていること
- vDC
- public IP
- NSX-T External Network
- ご利用されているInternet GatewayもしくはFIC Gateway
Organizationの削除にて設定される機能範囲は以下となります。

../_images/guide_order_setting-range_del-org.png

IaaS Powered by VMwareコンソール Top設定ページの構成を下図に示します。

../_images/guide_sdp_top-del001.png

Organization設定ページ内の削除したいOrganization情報レコードのチェックボタンを選択し画面上部の[Organizationの削除]をクリックします。
[Organizationの削除]ダイアログが表示されます。

../_images/sdp_top-del002.png

ダイアログにて削除対象を確認し、問題がなければ[削除]をクリックします。


以上でIPV廃止申込みが完了となります。