IPV管理用GUI(vCloud Director)ポータル概要¶
管理用GUI URL(vCloud Director)ログイン方法¶
- IPV管理用GUI(vCloud Director)ポータルへのアクセスリンクは以下の通りです。接続エラー等になる場合はお手数ですがアクセスリンクに誤りがないかをご確認下さい。
IPV管理用GUI(vCloud Director)ポータルアクセスリンク¶
- ※上記$1,$2の内訳は以下の通りです。$1 : jp7/jp8$2 : Organization Name
- 初回ログインに用いるユーザ名は、お客様にて設定いただいた"Org Admin"をご使用ください。Org Adminの初期パスワードは、IPVコンソールにて設定したパスワードとなります。
注釈
お申し込み時の"Org Admin User Name"およびお客様にて新規に作成された"Org Admin"のパスワードは、お客様ご自身で適切かつ厳重な運用をお願いいたします。
vCloud Director APIをご利用の際にも、IPV管理用GUI(vCloud Director)ポータルログインに用いるアカウントを使用します。
アカウントへの権限並びにロール適用はお客様ご自身で適切かつ厳重な運用をお願いいたします。
ポータル提供機能¶
IPV管理用GUI(vCloud Director)ポータルは以下の画面で構成されています。
テナントポータルでは、仮想マシンおよびvAppの作成から高度なネットワークの設定、およびIDプロバイダーを用いた二要素認証の実行まで、さまざまなタスクを実行できます。
各画面にて提供する機能一覧と関連する機能チュートリアルを示します。
1. データセンター(トップページ)¶
データセンターでは、リソースの提供・管理が行えます。
仮想データセンターは、仮想システム(仮想マシン、vApp)を格納、デプロイ、および運用できる環境を提供します。
データセンターが提供する機能として、組織仮想データセンターネットワーク(OvDCネットワーク)を作成・管理することができます。
組織仮想データセンターネットワーク(OvDCネットワーク)により、データセンター内の仮想マシン、vAppは相互に通信できます。
また、vAppではvAppネットワークも作成することが可能です。
vAppネットワークはvApp 内に存在しており、これによりvApp内の仮想マシンは相互に通信できるようになります。
vAppネットワークを組織仮想データセンターネットワーク(OvDCネットワーク)に接続することでvAppはデータセンター内の他のvAppと通信できるほか、外部ネットワークに接続されている場合には組織外の他のvApp、もしくは仮想マシンと通信することが可能となります。
CDおよびDVDメディア格納に用いるストレージ領域も提供します。
組織は複数の仮想データセンターを持つことができます。
データセンターにて提供する機能は以下となります。
データセンター 機能チュートリアル
2. アプリケーション¶
アプリケーションでは、データセンターにて作成した仮想システム(仮想マシン、vApp)の操作が行えます。
本画面では、仮想マシン/vAppの一覧を提供します。
アプリケーションにて提供する機能は以下となります。
注釈
アプリケーションに関連する機能チュートリアルはありません。
データセンター 機能チュートリアルを参照して下さい。
3. ネットワーク¶
ネットワークでは、組織仮想データセンター ネットワーク(OvDCネットワーク)、外部ネットワーク、またはデータセンター内部の隔離されたネットワークを作成・管理することができます。
本機能を利用する事ができるのは、Org Adminのみとなります。
データセンター内で提供するネットワーク サービスを含め、組織仮想データセンター ネットワーク(OvDCネットワーク)を管理することができます。
また、ネットワークではファイアウォールならびにロードバランサー機能を提供するEdge Gatewayの操作・管理が行えます。
ネットワークにて提供する機能は以下となります。
ネットワーク 機能チュートリアル
4. コンテンツライブラリ¶
コンテンツライブラリでは、カタログ機能を提供します。
カタログではvAppテンプレートとメディア ファイルを格納できます。
カタログにアクセスできるメンバーは、カタログのvAppテンプレートとメディア ファイルを使用して、独自のvAppを作成できます。
コンテンツライブラリにて提供する機能は以下となります。
コンテンツライブラリ 機能チュートリアル
5. 管理¶
管理では、ユーザー・グループの作成および管理機能を提供します。
ユーザーを作成するには、Org Adminがローカルに作成するか、他のディレクトリサービスからインポートします。
グループは、ディレクトリサービスからインポートする必要があります。
注釈
ユーザー/グループインポート機能は[IDプロバイダ]提供機能を有効にした後に利用できます。
本機能を利用するにはLDAPサーバーへの有効な接続があり、[IDプロバイダ]提供機能を設定されていることが必要です。
ポータル内の権限は、ユーザーおよびグループに権限とロールを割り当てることによって管理されます。
管理にて提供する機能は以下となります。
管理 機能チュートリアル
6. 監視¶
監視では、ポータル操作を行った際のタスク・イベントの監視機能を提供します。
タスク、イベントが提供する機能を記載します。
監視にて提供する機能は以下となります。
注釈
監視に関連する機能チュートリアルはありません。
6.1. タスク¶
タスクでは、最近実行されたタスクのリストと、その詳細およびステータスを表示できます。
さらに、すべてのタスクのリストも表示できます。
デフォルトでは、[最近のタスク] パネルはポータルの下部に表示され、最近実行されたタスクのリストが示されます。
サブタスクのあるアクティブなタスクには、現在アクティブなサブタスクとサブタスクのステータスも表示されます。
タスクに表示される例として、仮想マシンを作成するなどの目的で処理を開始すると、このパネル内にタスクが表示されます。
[最近のタスク] パネルを最小化しても、実行中または失敗した最近のタスクの数は表示されます
二重矢印をクリックすると、いつでも [最近のタスク] パネルを再度開くことができます。
タスクビューにはすべてのタスクのリストが表示され、その実行日時と、正常に完了したかどうかが示されます。
IPV環境内にて発生したトラブルシューティングにてご活用ください。
タスク ビューには、仮想マシンや vApp の作成など、長時間の処理が含まれます。
タスクの詳細にて確認可能な項目は以下となります。
項目 | 概要 |
操作 | 実行された処理の名前 |
ジョブ ID | タスクの ID |
タイプ | タスクの実行対象となったオブジェクト
例) 仮想マシンを作成した場合
タイプ:vm
|
組織 | 組織名 |
ステータス | タスクのステータス
表示例)
成功しました、実行中、失敗 ...etc
|
開始元 | 処理を開始したユーザー名 |
開始時刻 | 処理が開始された日付と時刻 |
完了時刻 | 処理が成功または失敗した日付と時刻 |
サービス名前空間 | サービス名
例)com.vmware.cloud ...etc
|
詳細 | タスクが失敗した理由
例)仮想マシンのスナップショットの作成時にストレージ容量が十分でないために処理が失敗した場合
要求された操作は、VDC のストレージ割り当て容量を超えます: ストレージ ポリシー「*」で残り x,xxx MB、要求された量 xx,xxx MB。
|
タスクでは実行タスクのキャンセル処理およびタスク一覧のCSVによるエクスポート機能も提供しています。
6.2. イベント¶
イベントでは、すべてのイベントのリストと、その詳細およびステータスを表示できます。
イベントのステータスを表示するには、イベントビューを使用します。
イベントビューには、イベントが発生した日時と、イベントが成功したかどうかが表示されます。
イベントビューには、ユーザーのログイン、オブジェクトの作成や削除など、1 回だけ発生するものが含まれます。
イベントの詳細にて確認可能な項目は以下となります。
項目 | 概要 |
イベント | イベントの名前
例)仮想マシンを含めるようにvAppを変更する場合
Task 'Modify vApp' start
|
イベント ID | イベントの ID |
タイプ | タスクの実行対象となったオブジェクト
例) 仮想マシンを作成した場合
タイプ:vm
|
ターゲット | イベントのターゲット オブジェクト
例)仮想マシンを含めるようにvAppを変更する場合
vdcUpdateVapp
|
ステータス | タスクのステータス
表示例)
成功しました、実行中、失敗 ...etc
|
サービス名前空間 | サービス名
例)com.vmware.cloud ...etc
|
組織 | 組織名 |
所有者 | イベントを実行したユーザー名 |
発生時刻 | イベントが発生した日付と時刻 |
イベントでは一覧のCSVによるエクスポート機能も提供しています。