2.7. 付録A OUIを使用し、1つのアクションでインストールとRU適用を実行する方法

RHEL8 上では、19.6 以降で動作がサポートされるため、Oracle Database 19c のインストール時に 19.6 以降のRUを適用する必要があります。
本付録では、OUI の -applyRUモードを使用し、19.6以降のRUをインストールと同時に適用する方法について説明します。

2.7.1. RUの展開

適用するRUを展開します。本付録では、オフィシャルイメージテンプレートに格納されている 19.13 RU を利用します。

注釈

その他のRUを適用する場合、My Oracle Support(MOS) よりダウンロードしてください。


以下のコマンドを実行し、RU展開用のディレクトリを作成し、適用する RU を展開します。

$ mkdir -p /u01/stage/
$ chgrp oinstall /u01/stage/
$ cd /u01/stage/
$ unzip -q /software/database/p33192793_190000_Linux-x86-64.zip

2.7.2. opatchの入れ替え

19.3 に同梱されている opatch では、-applyRUモード実行時の事前チェックでエラーとなるため、RU に対応した opatch に入れ替えます。
本付録では、オフィシャルイメージテンプレートに格納されている opatch を利用します。

注釈

その他のRUを適用する場合、対応する opatch を My Oracle Support(MOS) よりダウンロードしてください。


以下のコマンドを実行し、RU に対応する opatch を展開します。

$ cd /u01/app/oracle/product/19.0.0/dbhome_1
$ rm -rf OPatch
$ unzip -q /software/database/p6880880_190000_Linux-x86-64.zip

2.7.3. Oracle Database インストールの実施

2.4.1. GUI起動 の作業を実施します。
デスクトップで [Activities] -> [Terminal] を選択します。
以下のコマンドを実行し、インストーラーを起動します。
$ export CV_ASSUME_DISTID=OL7
$ LANG=C /u01/app/oracle/product/19.0.0/dbhome_1/runInstaller -applyRU /u01/stage/33192793

注釈

上記コマンドは、必ずデスクトップ上のターミナルから実行してください。