1.4. FIC-Virtual Port (XaaS) 【Pattern X】

1.4.1. サービス概要

  • XaaS事業者上で提供しているサービスをFIC上の接続サービス( 接続サービス一覧 ※1)として提供することができます。
    以降、 FIC-Port(XaaS) を所有している事業者をXaaS事業者(A)、本機能を利用する事業者をXaaS事業者(B)とします。
  • XaaS事業者(B)がFIC上でサービスを提供するにはXaaS事業者(A)の承認が必要となります。

注釈

  • ※1 接続サービス一覧への掲載には別途手続きが必要なため、掲載をご希望の場合には営業担当へご相談ください。

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図 1.4.1 FIC-Virtual Port (XaaS) 【Pattern X】 の提供イメージ


1.4.1.1. FIC-Virtual Port (XaaS) 【Pattern X】 の特長

  • FIC-Virtual Port(XaaS) 【Pattern X】 は、以下の特長をもった論理ポートです。

XaaS事業者(A)上でFIC-Virtual Port (XaaS) 【Pattern X】 を作成し、EndPointとして公開することでFIC-Port(XaaS)やFIC-Router(XaaS)と同様に、運営されているサービスを他の方々に接続していただくことが可能になります。


1.4.1.2. 用語の定義

  • テナント:契約に紐づくFICリソースの管理単位
  • Flexible InterConnectコンソール(以下FICコンソール)/API:当サービスにて提供する申し込み方法
  • F番:各リソースに払い出される13桁のリソースID
  • Pattern X:XaaS事業者上にVirtual Port (XaaS)【Pattern X】を構築する構成
  • EndPoint:エンドユーザーに対して公開ポイントとなるリソース
  • サービス利用者:XaaSサービスへ接続している利用者

1.4.2. 利用できる機能

本メニューにて利用できる機能は、以下の機能です。各機能を利用するためのFICコンソール/APIを提供致します。

表 1.4.1 機能一覧(FIC-Virtual Port(XaaS)【Pattern X】)
項番 機能 説明
1 セルフマネジメント サービス利用者の操作により、FIC-Virtual Port(XaaS)【Pattern X】 を管理できます。
2 公開ポイント利用 FIC-Virtual Port(XaaS)【Pattern X】 をEndPointとして公開リソース情報を登録することができます。(複数のFIC-Virtual Port(XaaS)【Pattern X】 をEndPointとして登録が可能です。)
3 公開サービス機能 FIC-Connectionの接続先としてサービス利用者向けにサービス名を公開することが可能です。登録した公開サービスは公開/非公開へ切替可能です。

1.4.3. メニュー

FIC-Virtual Port(XaaS)【Pattern X】 は、お客さまのご希望構成に応じて、メニューが適用されます。

表 1.4.2 メニュー一覧(FIC-Virtual Port(XaaS) 【Pattern X】)
提供エリア 提供事業者 提供帯域 提供有無
Japan East XaaS事業者 仮想Portのため提供帯域設定なし
Japan West XaaS事業者 仮想Portのため提供帯域設定なし

1.4.4. 申し込み種別と方法

FICコンソール/APIにてFIC-Virtual Port(XaaS)【Pattern X】のお申し込みが可能です。
FIC-Virtual Port (XaaS)のお申し込み後に、公開情報登録が必要となります。
表 1.4.3 申し込み種別一覧(FIC-Virtual Port(XaaS) 【Pattern X】)
申し込み種別 変更項目 納期 一時的な通信影響
新設 ※1 即日
変更 ※2 VLAN数 即日
変更 ※2 収容帯域上限 即日
廃止 即日

注釈

  • ※1 XaaS事業者(B)にて「STEP1 作成承認申請」を行い、XaaS事業者(A)にて「STEP2 承認/否認」を実施する必要があります。
  • ※2 XaaS事業者(B)にて「STEP1 変更承認申請」を行い、XaaS事業者(A)にて「STEP2 承認/否認」を実施する必要があります。
  • XaaS事業者(A)が承認後、XaaS事業者(B)にて「STEP3 作成/変更」を行う必要があります。詳しくは、チュートリアル をご覧ください。

1.4.5. 上限値

  • 1つのテナントにつき16ポートまで購入できます。1契約につき最大128ポートまで購入できます。
  • 1つのEndpointに登録できるVirtual Port (XaaS)【Pattern X】は16ポートです。

1.4.6. 注意事項

1.4.6.1. ご利用時の注意事項

  • FIC-Virtual Port(XaaS)【Pattern X】は、提供クラウド事業者の変更は提供しておりません。

  • FIC-Virtual Port(XaaS)【Pattern X】は、公開情報登録後に課金開始され、公開情報削除後に課金停止となります。

  • FIC-Virtual Port(XaaS)【Pattern X】の購入数ではなく、公開情報登録(Published Service)数での課金となります。

  • FIC-Virtual Port(XaaS)【Pattern X】は、公開情報登録の公開サービス名の変更はできません。登録時にはご注意願います。

  • FIC-Virtual Port(XaaS)【Pattern X】を接続元としてFIC-Port/Router・各種Cloud事業者と接続することはできません。

  • FIC-Virtual Port(XaaS)【Pattern X】はVirtual PortをXaaS事業者(B)が申し込みする際に、XaaS事業者(A)の承認が必要です。

  • FIC-Virtual Port(XaaS)【Pattern X】の購入時に申請先であるXaaS事業者(A)のテナントIDとFIC-Port(XaaS)のリソースIDが必要となるため、事前にXaaS事業者(A)にご確認ください。

  • VLAN-IDの変換は出来ません。

  • 同一Virtual Port(XaaS)で、【Pattern S】と【Pattern X】両方の用途での利用は不可です。

  • FIC-Port(XaaS)のメンテナンス情報は、FIC-Port(XaaS)を所有しているXaaS事業者(A)にのみ通知されます。
    XaaS事業者(A)は、必要に応じてXaaS事業者(B)への周知を実施ください。
  • XaaS事業者(B)へメンテナンス情報の通知はされませんので、メンテナンスの詳細については、XaaS事業者(A)へお問い合わせください。
    また、XaaS事業者(B)の方は、必要に応じてサービス利用者への周知を実施ください。

1.4.6.2. お申し込み時の注意事項(共通)

  • 申し込み受付完了後、設定が完了するまでの間は他の申し込みを行うことができません。
  • API権限管理機能 のIAMロールにて、読み取り専用(GETメソッドのみ許可)の権限を割り当てたユーザのお客さまは、申し込みできません。

1.4.6.3. お申し込み時の注意事項(新設)

  • FIC-Virtual Port(XaaS)【Pattern X】は、論理ポートのため、アクティベートは不要です。

  • 許可リクエストの回答期限は30日です。
    接続先にて「STEP2 承認/否認」を30日以内に実施されない場合は、再度、接続元が「STEP1 作成承認申請」から申し込みをする必要があります。
  • 接続先で承認された許可リクエストの有効期限は30日です。
    「STEP2 承認/否認」にて承認後、30日以内に「STEP3 作成」が実施されない場合は、再度、接続元が「STEP1 作成承認申請」から申し込みをする必要があります。

1.4.6.4. お申し込み時の注意事項(VLAN数変更)

  • 許可リクエストの回答期限は30日です。
    接続先にて「STEP2 承認/否認」を30日以内に実施されない場合は、再度、接続元が「STEP1 変更承認申請」から申し込みをする必要があります。
  • 接続先で承認された許可リクエストの有効期限は30日です。
    「STEP2 承認/否認」にて承認後、30日以内に「STEP3 作成」が実施されない場合は、再度、接続元が「STEP1 変更承認申請」から申し込みをする必要があります。

1.4.6.5. お申し込み時の注意事項(収容帯域上限変更)

  • 許可リクエストの回答期限は30日です。
    接続先にて「STEP2 承認/否認」を30日以内に実施されない場合は、再度、接続元が「STEP1 変更承認申請」から申し込みをする必要があります。
  • 接続先で承認された許可リクエストの有効期限は30日です。
    「STEP2 承認/否認」にて承認後、30日以内に「STEP3 作成」が実施されない場合は、再度、接続元が「STEP1 変更承認申請」から申し込みをする必要があります。

1.4.6.6. お申し込み時の注意事項(廃止)

  • なし

1.4.6.7. Xaas事業者(A)さまへの注意事項

  • 「STEP2 承認/否認」はXaaS事業者(A)の契約代表ユーザー、および接続先のテナントにアクセス権がある管理・一般ユーザーが実施可能です。
    ただし、API権限管理機能 のIAMロールにて、読み取り専用(GETメソッドのみ許可)の権限を割り当てたユーザのお客さまは、許可リクエスト一覧画面を参照することは可能ですが、承認/否認を実施することはできません。
    再販パートナーは親契約者、子契約者どちらからでも承認/否認を実施することができます。
  • 許可リクエストの回答期限は30日です。
    接続先にて「STEP2 承認/否認」を30日以内に実施されない場合は、再度、接続元が「STEP1 作成/変更承認申請」から申し込みをする必要があります。
  • 接続先で承認された許可リクエストの有効期限は30日です。
    「STEP2 承認/否認」にて承認後、30日以内に「STEP3 接続」が実施されない場合は、再度、接続元が「STEP1 作成/変更承認申請」から申し込みをする必要があります。