IPVでのオープンソースOSのご利用について

IaaS Powered by VMware(以降、IPVと表記)では以下のOSをご利用する事が可能です。

警告

各OSベンダーの公式ISOイメージをお客さまにてご用意下さい。
ISOイメージをアップロード後のインストールの手順はすべて手動となります。
オープンソースOSをご利用開始後に生じた不具合や設定、操作方法等に関するお問い合わせは回答いたしかねます。

OSベンダー 利用可能OSリリース
AlmaLinux OS Foundation
AlmaLinux 8.x
AlmaLinux 9.x
Canonical Ltd
Ubuntu 21.10
Ubuntu 22.04 LTS
CentOS
CentOS 7.x
CentOS 8.x
Debian
Debian GNU/Linux 10.x
Debian GNU/Linux 11.x
FreeBSD
FreeBSD 12.x
FreeBSD 13.x
Rocky Enterprise Software Foundation
Rocky Linux 8.x
Rocky Linux 9.x

パブリックテンプレートにて提供されていないオープンソースOSをご利用される場合はプライベートカタログを利用し、お客様にてvAppテンプレートを作成頂く必要があります。
本ガイドではプライベートカタログへのオープンソースOS ISOイメージの作成方法を記載します。

注釈

Ubuntuに関してはクラウドイメージがCanonical Ltdより提供されております。
クラウドイメージのvAppテンプレート登録が可能です。

1. プライベートカタログの作成

お客様専有の仮想マシンの作成で使用するISO形式の仮想アプライアンスイメージ、および仮想マシンイメージファイルを格納領域を作成します。
OSインストーラー、および仮想マシンイメージファイルは、プライベートカタログへ保存して下さい。

1.1. カタログの種類

カタログは、コンテンツ(vApp テンプレート、メディアファイルなど)を格納できる領域です。
カタログには以下の2種類あります。

カタログの種類
本ガイドでの名称 説明
パブリックカタログ
当社が提供するOSテンプレート(パブリックテンプレート)が格納される領域です。
お客様がアップロードするコンテンツは格納できません。
Public-catalog という名前で、すべてのお客様へ登録されています。
プライベートカタログ
お客様がvCDテナントポータル上から作成できる領域です。
お客様がアップロードするコンテンツが格納できます。
格納したコンテンツは、組織に所属するユーザーへ共有することができます。

お客さまにてメディアおよびOVA(F)イメージをアップロードする際に使用するカタログは"プライベートカタログ"をとなります。

1.2. カタログの作成

vCDテナントポータルへログインし、Topメニューより[ライブラリ]をクリックします。

[コンテンツライブラリ]->[カタログ]をクリックします。
[新規]をクリックし、下表の設定にてカタログを作成します。

../_images/create_catalog_001.png

カタログの作成
項目 設定内容
名前 プライベートカタログの名前を設定します
説明
特定のストレージポリシーで事前プロビジョニングします オフ

../_images/catalog2.png

カタログの作成完了後、[カタログ]に作成したカタログが表示されることを確認します。

../_images/catalog3.png

1.3. 仮想アプライアンスイメージ(ISOファイル)のアップロード

[コンテンツライブラリ]->[メディアとその他]をクリックします。
[追加]をクリックし、下表の設定にてISOファイルをアップロードします。

../_images/upload_catalog_001.png

ISOファイルのアップロード
項目 設定内容
カタログ ISOファイル等をアップロードするプライベートカタログを指定
名前
プライベートカタログにて表示する名前を指定します
※アップロードメディア選択後に変更を行って下さい
 アップロードメディア選択の際にメディア名に上書きされます
アップロードするメディアを選択 アップロードを行うISOファイル等を指定して下さい

../_images/upload_catalog_002.png

../_images/upload_catalog_002-1.png

ISOファイルのアップロード完了後、[メディアとその他]にアップロードしたISOファイルが表示されることを確認します。

../_images/upload_catalog_003.png

注釈

各ベンダーにて公開されているクラウドベースイメージをカタログ内にアップロードする場合には[コンテンツライブラリ]->[vAppテンプレート]よりアップロードすることが可能です。

2. ISOイメージを利用した仮想マシンデプロイ方法

前提条件

  • オープンソースOSを展開するvAppは事前に作成下さい。
  • オープンソースOS用のリポジトリは各OS公式のものをご利用下さい。

2.1. 仮想マシンの作成

アップロードした、ISO形式のOSを使用して仮想マシンを作成する際の手順を示します。

[コンピュート]->[vApp]をクリックします。
vAppのリストよりデプロイ対象のvAppカードを探し、カードの下部にある[アクション]をクリックします。
表示されたメニューリストから[追加]->[仮想マシンの追加]をクリックします。
[仮想マシンを{vApp名}に追加]ダイアログが表示されます。
[仮想マシンの追加]をクリックし、下表の設定にてvAppへ仮想マシンを作成します。

オープンソースOS仮想マシン作成時のパラメータ指定例
項目 設定内容
名前 仮想マシン名を設定してください
説明 必要に応じて説明を記載してください
タイプ 新規にチェック
OSファミリ その他
オペレーティング システム
各OSベンダーを指定
※Alma Linux、Rocky Linuxに関しては現在表示されません
「Other 4.x or later Linux」を選択してください
ブートイメージ [カタログ]->[メディアその他]にアップロードしたISOファイルを選択
コンピュート
1. 仮想CPU:2コア
- ソケットあたりのコア数:1
- ソケットの数:1
2. メモリ:4GB
ストレージ
1. ストレージポリシー:"Org割り当てストレージポリシー"
2. サイズ: 40GB
カスタムストレージポリシーの使用
チェックなし
ネットワーク
接続するOvDCネットワーク数分のNICを追加します

[OK]をクリックすることで、仮想マシンの構築処理が実行されます。
作成完了後、[vAppカード]->[仮想マシン]をクリックし仮想マシンが作成されていること、左メニューより[ネットワーク図]を選択し仮想マシンが接続指定したOvDCネットワークに紐づいていることを確認します。