2.8.1 「スタンダード(HTTPプロトコル)」 でクラウドに接続する

本チュートリアルでは、 IoT Connect Gateway の 「スタンダード(HTTPプロトコル)」 に関する設定についてご説明いたします。

左側のメニューから「グループ設定」をクリックし、グループの一覧を表示させます。

事前に登録されたグループの一覧が表示されます。一覧が表示されていない場合は、 こちらのグループ情報登録を参照し、 グループを作成してください。

  1. グループ名のリンクをクリックし、グループの設定画面を開きます。

    グループ選択
  2. 「スタンダード」 タブをクリックします。

    タブ選択
  3. 「HTTP 新規作成」 ボタンをクリックします。

    ボタンクリック

共通

HTTP共通部分について説明します。

エントリーポイント
  • エントリーポイント
    • プロトコル

      固定値となります。編集は出来ません。

    • 設定名

      任意の名称を入力します(必須)

    • 有効

      ご利用する場合は、有効状態にしてください。設定は残したまま、使用を停止する場合に、スイッチをオフにします。

    • Path

      エントリーポイントを設定します。デバイス側も同じPathを指定することで IoT Connect Gateway のグループを識別します。特に指定をしない場合でも"/"を入力してください。(必須)

      • ワイルドカード機能

        パスにワイルドカード「*」を指定することで、デバイス側の設 定が任意の値であっても、IoT Connect Gateway への転送が可能となります。

        グループ設定にて、Pathに

        /sample/*
        

        を指定したとします。2つのデバイスにそれぞれ

        Device1 : /sample/device1
        Device2 : /sample/device2
        

        と設定した場合でも、IoT Connect Gateway では、/sample/* のグループ宛と認識します。

        なお、グループ設定で「*」を設定しなかった場合は、デバイス側とグループ設定のPathがマッチせずに、どのグループ宛なのかが判別できなくなります。また、後述の「デバイス側パス指定」の有効化と併用する機能となります。

      • プレースホルダ 機能

        Pathに特定の プレースホルダ キーワードを埋め込む事で、デバイス個々のPathとして扱う事が可能です。

        利用可能なキーワード

        • $tc_systemid(Things Cloudのみ。SIM設定のThings Cloud向け設定のシステムIDと置換)

          その他のキーワードについては、 こちら を参照ください。

        例えば、グループ設定では

        /sample/$imsi
        

        と設定し、IMSIの値が「000111000」であった場合 IoT Connect Gateway には、

        /sample/000111000
        

        と送信されます。この際のデバイス側の設定は

        /sample/$imsi
        

        と、グループ設定側のPath設定と合わせてください。

        なお、デバイス名のように任意の項目は、初期値で「NA」の値が設定されておりますが、その場合に

        /sample/$deviceName
        

        とPathを設定した場合、

        /sample/NA
        

        と置換されて IoT Connect Gateway には送信されますので、ご注意ください。

    • 優先度

      優先度の制御が出来ます。1から100までの値を設定することが可能です。値が小さいものの優先度が高くなります。

      Path設定にて、ワイルドカード機能を使用した場合に、特定のデバイスのみワイルドカードの指定よりも優先して送信先を指定するケースで有効です。

    • デバイス側パス指定

      デバイス側で設定したパスを優先する場合に有効にします。ワイルドカード機能と併せてご利用ください。

Things Cloud の場合

things
  • 宛先設定
    転送先種別

    「Things Cloud」 を選択してください(必須)

    プロトコル

    固定値となります。

    ホスト名

    「Things Cloud」 のホスト名を指定してください(必須)

    ポート番号

    固定値となります。

    宛先Path

    「Things Cloud」 側で受け取るパスを指定してください(必須)

    認証選択

    こちら で設定した認証から選択します。「Things IoT 認証」 のみからの選択となります(必須)

  • フォーマット変換設定

    こちら を参照ください。

  • ヘッダー設定

    こちら を参照ください。

  • カスタムヘッダー

    こちら を参照ください。

必要な情報の設定が終わりましたら、「作成」ボタンを押します。

AWS IoT の場合

aws
  • 宛先設定
    転送先種別

    「AWS IoT」 を選択してください(必須)

    プロトコル

    固定値となります。

    ホスト名

    「AWS IoT」 のホスト名を指定してください。「AWS IoT」 の設定画面に表示されているエンドポイントです(必須)

    ポート番号

    固定値となります。

    宛先Path

    「AWS IoT」 側で受け取るパスを指定してください。AWSの場合は、必ず /topics/ で始まる必要があります(必須)

    認証選択

    こちら で設定した認証から選択します。「X.509 認証」 のみからの選択となります(必須)

  • フォーマット変換設定

    こちら を参照ください。

  • ヘッダー設定

    こちら を参照ください。

必要な情報の設定が終わりましたら、「作成」ボタンを押します。

Azure IoT の場合

azure
  • 宛先設定
    転送先種別

    「Azure IoT」 を選択してください(必須)

    プロトコル

    固定値となります。

    ホスト名

    {ご利用のAzure IoT Hub名称}.azure-devices.net となります。(必須)

    ポート番号

    固定値となります。

    宛先Path

    「Azure IoT」 側で受け取るパスを指定してください(必須)

    認証選択

    こちら で設定した認証から選択します。「Azure IoT Hub 認証」 のみからの選択となります(必須)

  • フォーマット変換設定

    こちら を参照ください。

  • ヘッダー設定

    こちら を参照ください。

  • カスタムヘッダー

    こちら を参照ください。

必要な情報の設定が終わりましたら、「作成」ボタンを押します。

汎用HTTP/HTTPSサーバー の場合

standard
  • 宛先設定
    転送先種別

    「Standard」 を選択してください(必須)

    プロトコル

    お使いのHTTPサーバーでご利用のプロトコルを指定してください。HTTP, HTTPSからの選択となります(必須)

    ホスト名

    お使いのHTTPサーバーでご指定のホスト名を設定します(必須)

    ポート番号

    お使いのHTTPサーバーでご指定のポート番号を設定します

    宛先Path

    お使いのHTTPサーバーで受け取るパスを指定してください(必須)

    認証選択

    こちら で設定した認証から選択します。「X.509 認証」 のみからの選択となります(必須)

  • フォーマット変換設定

    こちら を参照ください。

  • ヘッダー設定

    こちら を参照ください。

  • カスタムヘッダー

    こちら を参照ください。

必要な情報の設定が終わりましたら、「作成」ボタンを押します。