仮想コネクション の設定


対象アクセス回線

vconn

本チュートリアルでは、 仮想コネクション の設定方法を説明いたします。

仮想コネクション の登録方法は2方式あり、 IoT Connect Gateway 設定画面から仮想コネクションIDを登録する方法と、デバイス側から IoT Connect Gateway に接続して自動登録する方法があります。

仮想コネクション 設定後は、設定履歴を参照出来ます。

また、テナントごとの 仮想コネクション に共通認証パスワードを設定することも可能です。

設定画面から仮想コネクションを登録する

  1. ビジネスポータルにログインし、対象のワークスペースを選択後、メニューから「 IoT Connect Gateway 」を選択します。

    メニュー
  2. IoT Connect Gateway のコンソール画面が表示されますので、左側のメニューから、「 仮想コネクション 」 > 「一覧」をクリックします。

  3. 新規作成をクリックします。

    仮想コネクション一覧
  4. 以下のような新規作成画面が表示されます。必要な情報の設定が終わりましたら、「作成」ボタンをクリックします。

    仮想コネクション一覧

基本情報

基本情報設定項目は以下の内容となります。

設定項目

説明

ハードウェアID

ご利用デバイスのハードウェアIDを入力出来ます。デバイスのMacアドレス等、ユニークなIDをご指定下さい。新規作成後はこの項目は編集出来ません。

説明

任意項目です。用途に応じて分かりやすい内容をご入力ください。

IMSI

ご利用SIMの15桁の国際的な加入者識別番号を入力出来ます。

IMEI

ご利用SIMの15桁の国際移動体装置識別番号を入力出来ます。

MSISDN

ご利用SIMの15桁の電話番号を入力出来ます。

デバイス名

ご利用デバイスのデバイス名を入力出来ます。全角文字、半角スペース、"$" は使用できません。

HSN

ご利用デバイスのハードウェアシリアルナンバーを入力出来ます。

Option Data

  • 付与情報

    仮想コネクションごとに3つまで自由に設定可能です。全角文字、半角スペース、"$" は使用できません。プレースホルダとして利用が可能です。 詳細については、こちらの 「Path」設定 を参照ください。


Things Cloud 向け設定(トグルスイッチをオンにすると表示されます)

Things Cloud をご利用の場合には設定が必要です。

TC
  • システムID

    HTTP、TCPにて Things Cloud をご利用の場合に必要な項目です。

    事前に Things Cloud にてデバイス登録を行った場合、 Things Cloud から提供されるシステムID(Managed Object ID)を設定します。

    初回通信にてデバイス自動登録機能を利用される場合には、デバイス登録後に自動的に反映される項目となりますので、システムIDの入力は不要となります。

  • MQTTクライアントID

    Things Cloud から提供されるMQTTクライアントIDを設定します。 MQTTプロトコルでのご利用時に必須 となります。

詳細については、こちらのリンク を参照ください。


Azure 向け設定(トグルスイッチをオンにすると表示されます)

Azure IoT にて、MQTTをご利用の場合に必須となる設定項目です。

Azure
  • AzureデバイスID

    Azure IoT にてお客様が作成したデバイスのデバイスIDを設定します。 MQTTプロトコルでのご利用時に必須 となります。

    MQTTの場合、クラウド上で作成したIoTデバイスと、実際のデバイスが1:1の関係となります。クラウド側で命名したデバイスIDと同じものを登録して下さい。


AWS/汎用サーバー向け設定(トグルスイッチをオンにすると表示されます)

AWS/汎用サーバーにて、MQTTをご利用の場合に必須となる設定項目です。

AWS
  • AWS/汎用サーバーデバイスID

    AWS/汎用サーバーにてお客様が作成したデバイスのデバイスIDを設定します。 MQTTプロトコルでのご利用時に必須 となります。

    MQTTの場合、クラウド上で作成したIoTデバイスと、実際のデバイスが1:1の関係となります。クラウド側で命名したデバイスIDと同じものを登録して下さい。


  1. 作成した仮想コネクションが表示されます。画面赤枠の鉛筆アイコンをクリックします。

    仮想コネクション一覧
  2. 仮想コネクションでリクエストを送信する際は、画面赤枠内の認証情報をご利用下さい。デバイスパスワードは仮想コネクション登録後、自動生成されますが、任意のパスワードに変更することも出来ます。

    仮想コネクション一覧
  3. 仮想コネクション一覧画面に戻り、下記赤枠のアイコンをクリックすると、メッセージ送信時のコマンド例が表示されます。

    仮想コネクション一覧
  4. 鉛筆アイコンをクリックすると、コマンドを編集出来ます。コピーアイコンをクリックすると、コマンド例をコピー出来ます。

    仮想コネクション一覧

注釈

  • 対応プロトコルはHTTP、MQTT(スタンダードのみ)になります。

  • HTTPでリクエストを送信する際は、Basic認証をご利用下さい。

  • 仮想コネクションのご利用データ確認は こちら をご参照ください。


デバイス側から仮想コネクションを登録する

  1. ビジネスポータルにログインし、対象のワークスペースを選択後、メニューから「 IoT Connect Gateway 」を選択します。

    メニュー
  2. IoT Connect Gateway のコンソール画面が表示されますので、左側のメニューから、「 仮想コネクション 」> 「一覧」をクリックします。

  3. 登録用認証設定をクリックします。

    仮想コネクション登録
  4. 仮想コネクション登録パスワードの新規作成をクリックします。

    仮想コネクション登録
  5. 以下の設定画面が表示されます。

    仮想コネクション登録
  • パスワード(必須)

    任意の仮想コネクション登録パスワードを入力します。

注釈

  • 8文字以上64文字以下でご指定ください。

  • 半角英数字記号が使用できます。「:」は使用出来ません。

  • 有効

    トグルをONにすると設定した仮想コネクション登録パスワードが有効になります。OFFにすると無効になります。

  • 説明

    任意項目です。用途に応じて分かりやすい内容をご入力ください。


  1. 必要な情報の設定が終わりましたら、「作成」ボタンをクリックします。


  1. 設定した仮想コネクション登録パスワードが表示されます。デバイス登録用のリクエストを送信する際は、画面赤枠内の認証情報をご利用下さい。

    仮想コネクション登録

注釈

  • 仮想コネクション登録パスワードは最大5つまで設定可能です。


  1. デバイス側からの仮想コネクション登録には Internet経由と、 IoT Connect Mobile® Type S 経由で登録する2通りの手順がございます。


IoT Connect Mobile® Type S 経由で登録する場合

下記コマンドを実行すると、仮想コネクション設定が自動登録され、仮想コネクションIDと認証パスワードが表示されます。仮想コネクションでリクエストを送信する際は、表示された認証情報をご利用下さい。

$ curl -XPOST -H "Content-Type: application/json" http://registry-an1.icgw.ntt.com/v1/register \
    -d '{"tenantId": "[テナントID]", "password": "[仮想コネクション登録パスワード]", "hardwareId": "[任意のハードウェアID]"}'

Internet経由で登録する場合

下記コマンドを実行すると、仮想コネクション設定が自動登録され、仮想コネクションIDと認証パスワードが表示されます。仮想コネクションでリクエストを送信する際は、表示された認証情報をご利用下さい。

$ curl -XPOST -H "Content-Type: application/json" https://registry.gl1.icgw.ntt.com/v1/register \
    -d '{"tenantId": "[テナントID]", "password": "[仮想コネクション登録パスワード]", "hardwareId": "[任意のハードウェアID]"}'

  1. 左側のメニューから、「 仮想コネクション 」 > 「一覧」をクリックすると、登録した仮想コネクションが表示されます。

    仮想コネクション登録
  2. 下記赤枠のアイコンをクリックすると、メッセージ送信時のコマンド例が表示されます。

仮想コネクション一覧
  1. 鉛筆アイコンをクリックすると、コマンドを編集出来ます。コピーアイコンをクリックすると、コマンド例をコピー出来ます。

仮想コネクション一覧

注釈

  • デバイス側から IoT Connect Gateway に接続して自動登録する場合の対応プロトコルはHTTPS ( IoT Connect Mobile® Type S 利用時: HTTP)のみとなります。

  • デバイス側からの仮想コネクション登録の場合、初回ログイン失敗から複数回連続してログイン失敗を行うと、リクエスト元IPからの仮想コネクション登録リクエストが30分間ロックされますのでご注意下さい。

  • 仮想コネクションでリクエストを送信する際の対応プロトコルはHTTP、MQTT(スタンダードのみ)になります。

  • 仮想コネクションでHTTPリクエストを送信する際は、Basic認証をご利用下さい。

  • 仮想コネクションのご利用データ確認は こちら をご参照ください。


設定履歴

1. 設定履歴の確認

左側のメニューから、「 仮想コネクション 」 > 「設定履歴」をクリックしますと、下のような画面になります。

設定履歴
  • #

    項目番号が表示されます。

  • 設定日時

    仮想コネクション を設定した日時が表示されます。

  • アクション

    仮想コネクション の作成、保存、削除情報が表示されます。

  • ID

    仮想コネクション のIDが表示されます。

  • ハードウェアID

    仮想コネクション のハードウェアIDが表示されます。

  • デバイス名

    仮想コネクション のデバイス名が表示されます。

  • 登録済みIPアドレス

    仮想コネクション の登録済みIPアドレスが表示されます。


2. 絞り込み機能

  • フィルター機能で絞り込みが可能です。

    フィルター機能
  • フィルター条件

    最大8種類まで指定出来ます。

フィルター条件を任意で指定し、「検索」ボタンを押すと、 仮想コネクション の設定履歴が表示されます。

データ表示

仮想コネクション共通認証パスワード

同一テナント内で共通の認証パスワードを設定したい場合は、下記手順を実施してください。

※デバイスごとにパスワードを設定したい場合はこの手順は不要です。

  1. 左側のメニューから、「 仮想コネクション 」 > 「一覧」をクリックします。

  2. 登録用認証設定をクリックします。

    仮想コネクション共通認証
  3. 仮想コネクション共通認証パスワードの新規作成をクリックします。

    仮想コネクション共通認証
  4. 以下の設定画面が表示されます。

    仮想コネクション共通認証
  • Primary(必須)

    任意の仮想コネクション共通認証パスワード(Primary)を入力します。

  • Secondary(必須)

    任意の仮想コネクション共通認証パスワード(Secondary)を入力します。

注釈

  • 8文字以上64文字以下でご指定ください。

  • 半角英数字記号が使用できます。「:」は使用出来ません。

  • 説明

    任意項目です。用途に応じて分かりやすい内容をご入力ください。


  1. 必要な情報の設定が終わりましたら、「作成」ボタンをクリックします。


  1. 設定した仮想コネクション共通認証パスワードが表示されます。

    仮想コネクション共通認証

注釈

  • 仮想コネクション共通認証パスワードを設定した場合、仮想コネクション共通認証パスワードが認証情報として優先されますので、デバイスパスワードは使用不可となります。