2. Super OCN Flexible Connect Consoleのご利用方法

2.1. Super OCN Flexible Connect Consoleのご利用方法

  1. Super OCN Flexible Connect Consoleへは、 Smart Data Platform ポータルより遷移します。

  1. Super OCN Flexible Connect Consoleへの遷移後、トップ画面は [ダッシュボード] となります。

  ダッシュボードでは、各リソースのステータスが表示されます。


各リソースおよびリソース間の紐づきの関係性が自動的に表示されます。 ※削除された(Terminated)リソースは表示しません
・リソースのボックスをマウスオーバーするとリソースの詳細内容を表示します
・リソースのボックスをクリックすると、リソースの詳細画面に遷移します

  1. Super OCN Flexible Connectは以下のリソースを組合わせてサービスを構築・利用して頂くことが可能です。

  1. リソースの作成やリソース間の紐付けについては以下、数字の順番で実施してください。
  1. オーダ履歴については、 [オーダ履歴] を押下しすると、これまでの全てのオーダ履歴が表示されます。

注釈

・オーダ履歴における「最終更新日時」は、オーダのステータスが変化(Processing/Completed等)した日時を表示しています
・オーダ履歴に最新の情報が表示されるまで5~10分程度、時間がかかる場合があります

2.2. 各リソースのステータスについて

オーダステータス、リソースステータスについては各ステータスの遷移に応じて状態が表示されます。


■ 各リソースのActive/Inactiveタイミング

項番 リソース Active Inactive 備考
1 回線リソース
・FIC接続タイプの場合は、FIC側で作成し、処理が完了したタイミング
・アクセスラインタイプの場合は、ユーザがアクティベート処理を実施したタイミング
・FIC接続タイプの場合は、FIC側で削除し、処理が完了したタイミング
・アクセスラインタイプの場合は、ユーザがリソース削除を行い処理が完了したタイミング
 
2 JPNIC担当グループハンドルリソース ユーザがリソースを作成し、処理が完了したタイミング ユーザがリソースを削除し、処理が完了したタイミング  
3 IPアドレスリソース ユーザがリソースを作成し、処理が完了したタイミング ユーザがリソースを削除し、処理が完了したタイミング
・OCN割当ユーザNW IPアドレスは処理が受付されたタイミングで払出
・JPNIC担当グループハンドル/IPアドレスリソースはセットでActive/Inactiveになります
4 IRR-Objectリソース ユーザがリソースを作成し、AS管理者が承認登録(One time passcode)を実施したタイミング ユーザがリソースを削除し、処理が完了したタイミング  
5 ルーティングリソース ユーザがリソースを作成し、ルーティングリソースに紐づけられている全てのリソースがActiveと且つ、OCNルータに対して設定が行われ、処理が完了したタイミング ユーザがリソースを削除し、OCNルータに対して設定削除され、処理が完了したタイミング リソースを作成したタイミングで、Connected IPが払出
6 コミット帯域リソース
・Work space内に最初のルーティングリソースが作成されたタイミングで自動的にコミット帯域リソースは作成されInactiveとなる
・Work space内のルーティングリソースが1つでもActiveとなったタイミングで、コミット帯域リソースもActiveとなる
Work space内の全てのルーティングリソースが削除されたタイミングで自動的にInactiveとなる  

■ オーダ履歴における 「オーダ種別」「リソース種別」 について

項番 オーダ種別 内容
1 create リソースの 作成 オーダ
2 update リソースの 変更/編集 オーダ
3 delete リソースの 削除 オーダ
4 autoscale オートスケーリングによる上限帯域変更 オーダ

項番 リソース種別 内容
1 circuits 回線リソース
2 routing ルーティングリソース
3 jpnic-group-contacts JPNIC担当グループハンドルリソース
4 ocn-assigned-address IPアドレスリソース
5 irr-objects IRR-Objectsリソース
6 commit コミット帯域リソース
7 autoscale-rule オートスケーリングルールリソース
8 autoscale-circuit-config 回線リソースに対するオートスケーリング設定リソース
9 autoscale-template オートスケーリングテンプレートリソース

2.3. 各リソースのID体系について


リソース種別 ID体系
・circuits / 回線リソース cx + 数字8桁 (例:cx01234567)
・routing / ルーティングリソース
・jpnic-group-contacts / JPNIC担当グループハンドルリソース
・ocn-assigned-address / IPアドレスリソース
・irr-objects / IRR-Objectsリソース
・commit / コミット帯域リソース
・autoscale-rule / オートスケーリングルールリソース
・autoscale-circuit-config / 回線リソースに対するオートスケーリング設定リソース
・autoscale-template / オートスケーリングテンプレートリソース
oc + 数字10桁 (例:ox0123456789)

2.4. Super OCN Flexible Connect 構成ガイド

  • Super OCN Flexible Connect のサービスを使用して構成することが可能な構成例や必要なリソース、注意事項について記載しています。

ケース1:回線を冗長化し、1つのネットワークアドレスをActive/Stanbyで接続


項番 Consoleから作成が必要なリソース 数量 備考
1 回線リソース 2 ・冗長化する場合は、POP/収容装置を複数リソースで別々のものを選択
2 JPNIC担当グループリソース 1 JPNIC担当グループハンドルはIPv4,IPv6それぞれで作成が必要
3 IPアドレスリソース 1
・IPアドレスリソースは作成時は、JPNIC担当グループリソースが必要
・1申請あたり、IPv4は最大で/24まで、IPv6は/48のみ、割当希望が可能
4 ルーティングリソース 2
・IPアドレスリソースは作成時は、回線リソース・IPアドレスリソースが必要
・OCNからIPアドレスを割当てる場合で且つ冗長化の場合は、Private AS(AS65000)となります(Global ASは利用できません)
・回線リソースに紐づけるIPアドレスリソース(IPアドレスブロック)に対して、OCN→ユーザ向けのトラフィック経路優先度をA > B > C > Dの順で設定
5 コミット帯域リソース 1
・ルーティングリソースが新規にされると自動的に初期値として「10Mbps」のコミット帯域が設定
・コミット帯域は初月のみ月途中で変更が可能