6.1. IRR Objectリソースの新設

IRR Objectリソースの申込からOCNルータへの適用までの流れ



IRR Objectリソースの申込時のコンソール操作方法


  1. 左のメニューから [ユーザ側ネットワーク] の中の [IRR Object] を選択します。
  2. IRR Objectリソースの一覧画面が表示されます。

  1. IRR Objectリソース新規作成

    [新規作成] を押下すると、申込画面に遷移します。
    ・申込項目を記入の上、 [確認] を押下し、申込内容を確認の上、 [作成] を押下すると申込されます

項番 項目 説明 入力形式
1 識別名 ユーザが任意に付与できる識別名 全角・半角・記号。最大文字数 64 Bytes
2 AS番号 OCNとの接続に利用するユーザ自身のGlobal AS番号 半角数字
3 種別 OCNが参照すべきIRR Objectの種別 [aut-num]もしくは[as-set]のいずれかを選択
4 オブジェクト名 OCNが参照すべきIRR-Object名 半角 英数字・記号
5 IRRデータベース
OCNが参照すべきIRRデータベース
・最大3つまで指定可能
・IRRデータベースはスキーマを参照
・ユーザ自身のASオブジェクトやAS-SETオブジェクトの参照先としてだけでなく、配下のAS情報の確認にも利用するため、複数指定することを推奨する
・JPIRR,RADB,NTTCOMのうち1つ以上を含めること(AS管理者承認プロセスのため)
IRRデータベースリストから選択

注釈

指定するIRRデータベース(JPIRR/RADBなど)について、登録した順番で参照していきます
1番目に登録情報がない場合は、2番目、3番目と順に参照していきます

  1. ユーザが指定したIRRに対して申込したIRR Objectを元にIRR登録情報(AS管理者のメールアドレスなど)を参照

  1. AS管理者宛に、AS利用承認要求のone time passcodeをメールにて送信

  1. AS管理者は、AS利用を承認する場合は、ユーザにone time passcodeを共有

  1. ユーザは、再度IRR Objectリソース作成ページにて、 [IRR Objectリソースを指定] の上、 [AS管理者確認プロセス][one time passcode] を投入し、 [承認申請] を押下


IRR Object登録情報の参照方法

  • IRR Objectリソース新規作成画面上で、指定したASオブジェクト、AS-SETオブジェクトのIRR-DB上の登録情報を参照することが可能です

    [TEST IRR DB NOW]を押下時の画面


IRR Objectの登録情報の更新に伴う、OCNルータの経路フィルタの自動更新

  • Super OCN Flexible Connectでは、 ユーザのIRR ObjectをIRRに1日1回の頻度で参照 します
  • IRR Objectの登録情報に更新があった場合は、その内容に従って OCNルータの経路フィルタ(Prefix/AS-PATH)を1日1回(AM2~3時頃) 、自動更新します