2.8.12 「バイナリパーサー」 を利用する

本チュートリアルでは、 IoT Connect Gateway の バイナリパーサー機能に関する設定についてご説明いたします。

バイナリパーサー

  1. 左側のメニューから 「バイナリパーサー」> 「一覧」をクリックします。
  2. 「新規作成」 をクリックします。
バイナリパーサー新規作成
  1. バイナリパーサーの新規作成画面が表示されるので必要な情報を入力します。
バイナリパーサー設定1
  • テンプレート名(必須)

    テンプレート名を入力します。任意の分かりやすい名称をご入力ください。

  • 説明

    任意項目です。用途に応じて分かりやすい内容をご入力ください。

  • テンプレート内容(必須)

    バイナリデータをパースするための内容を記載します。テンプレート作成補助ツールから内容を反映することも可能です。

  • テンプレート作成補助ツール

    「追加」をクリックし、バイナリデータをパースするために必要なフィールド情報を入力します。入力後、「テンプレート内容欄に反映」をクリックするとテンプレート内容に設定内容が反映されます。

    必要な情報の設定が終わりましたら、「作成」をクリックします。

  1. 「戻る」をクリックします。
バイナリパーサー設定2
  1. 作成したバイナリパーサーのテンプレートが表示されていることを確認します。テンプレートタイプは「ユーザーカスタム」と表示されます。
バイナリパーサー設定3
  1. 左側のメニューから「グループ」をクリックし、グループの一覧を表示させ、バイナリパーサーを適用したいグループ名のリンクをクリックします。グループ一覧が表示されていない場合は、 こちら のグループ情報登録を参照し、グループを作成してください。
グループ選択
  1. 「スタンダード」 タブをクリックし、バイナリパーサーを適用したい「鉛筆」アイコンをクリックします。
バイナリパーサー適用1

注釈

  • バイナリパーサーを適用できる対応プロトコルはTCPのみになります。
  1. バイナリパーサー設定のテンプレートタイプから「ユーザーカスタム」を選択します。
バイナリパーサー適用2
  1. バイナリパーサーテンプレートから作成したテンプレートを選択して、「保存」をクリックします。
バイナリパーサー適用2
  1. 左側のメニューから 「バイナリパーサー」> 「一覧」をクリックし、「詳細」アイコンをクリックします。
バイナリパーサー適用3
  1. 適用中転送先設定にバイナリパーサーを適用したグループ名と転送先設定名が表示されていることを確認します。
バイナリパーサー適用4

バイナリパーサー 利用例

1. 16進数から文字(char)に変換

バイナリパーサーのテンプレート内容を下記のように設定します。

data1(char):0:char:11

ターミナルを開き、下記コマンドを実行します。

echo -n "48656C6C6F2C776F726C64" | xxd -r -p | nc an1.icgw.ntt.com 50000

バイナリパーサー変換後の結果が下記になります。

{
 "data1(char)": "Hello,world"
}

2. 16進数から文字(char)、符号付き整数(int)、符号無し整数(uint)、浮動小数点数(float)、真偽値(bool)に変換

バイナリパーサーのテンプレート内容を下記のように設定します。

data1(char):0:char:1 data2(int):1:int:8:be:7 data3(uint):2:uint:16:be:7 data4(float):4:float:32:be:7 data5(bool):8:bool:7

ターミナルを開き、下記コマンドを実行します。

echo -n "61FB012C4048F60080" | xxd -r -p | nc an1.icgw.ntt.com 50000

バイナリパーサー変換後の結果が下記になります。

{
 "data1(char)": "a",
 "data2(int)": -5,
 "data3(uint)": 300,
 "data4(float)": 3.1400146484375,
 "data5(bool)": true
}

バイナリパーサー テスト機能

  1. 左側のメニューから 「バイナリパーサー」> 「テスト」をクリックします。
バイナリパーサーテスト
  1. バイナリパーサーテスト画面が表示されます。
バイナリパーサーテスト2
  • テンプレート内容(必須)

    バイナリデータをパースするための内容を記載します。テンプレート作成補助ツールから内容を反映することも可能です。

  • テンプレート作成補助ツール

    「追加」をクリックし、バイナリデータをパースするために必要なフィールド情報を入力します。入力後、「テンプレート内容欄に反映」をクリックするとテンプレート内容に設定内容が反映されます。

  • 送信データ(必須)

    進数(16進数、2進数)を選択し、送信データを入力します。

  • 変換結果

    テンプレート内容、送信データを入力後、「変換」をクリックすると、変換結果が表示されます。

    変換結果は「ファイルに出力」をクリックすると、変換結果を保存できます。