1.3.5. 構成パターン4 VPN接続+特定通信ブレイクアウトの利用(デフォルトルートはVPN向け)

インターネットを経由したパブリッククラウド向けサービス、およびVPNへの接続を提供します。デフォルトルート選択を「VPN」(閉域網)とすることにより、他拠点(データセンター、VPN拠点)などの経路設定は不要になります。また、「FIC接続」をご利用いただくことにより、インターネットやパブリッククラウド、データセンターへの通信を閉域網(VPN)経由で実現することも可能です。
特定通信ブレイクアウト」により特定のSaaS事業者アプリケーション(Microsoft365 Teams/Zoom Cloud Meetings/Cisco Webex Meetings)の通信をブレイクアウトすることが可能となります。
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図 1.3.5.1.VPN接続+特定通信ブレイクアウト(デフォルトルートはVPN向け)の通信イメージ

表 1.3.5.1.VPN接続+特定通信ブレイクアウト(デフォルトルートはVPN向け)のメニュー構成
メニュー 説明
ルーター
IPoE回線/モバイル回線にてベストエフォート接続を提供します。
IW回線にてギャランティ接続(IWアクセス)を提供します。
ドコモ回線 配線工事を必要とせず、モバイル環境でご利用できるベストエフォート接続を提供します。
ネットワーク 任意でベストエフォートIPoE接続(フレッツ別契約型と光一括提供型)、ギャランティ接続(IWアクセス)をご利用いただけます。
オプション docomo business RINKの ネットワーク において提供可能なオプションがあります。

1.3.5.1. 構成パターンの変更

他の構成パターンに変更する手順を下表に示します。
表 1.3.5.2.構成パターン変更
構成パターン 変更手順
構成パターン1 へ変更
1.「 特定通信ブレイクアウトの無効化手順 」にて特定通信ブレイクアウトの無効化をします。
2.「 Flexible InterConnect(FIC)接続を廃止する 」にて、FIC接続の廃止をします。
3.「 VPN接続(VPN ID) 設定解除手順 」にて、VPN接続を解除し「デフォルトルート設定」-「ネクストホップネットワーク」にて「Internet」に変更します。
構成パターン2 へ変更
1.「 特定通信ブレイクアウトの無効化手順 」にて特定通信ブレイクアウトの無効化をします。
2.「 Flexible InterConnect(FIC)接続を廃止する 」にて、FIC接続の廃止をします。
3.「 WAN向けスタティックルート設定 」にて、VPNを経由した他拠点(データセンター、VPN拠点など)通信の経路設定をします。
4.「 デフォルトルート設定 (特定通信ブレイクアウトの設定) 」の「ネクストホップネットワーク」にて「Internet」に変更します。
構成パターン3 へ変更
1.「 特定通信ブレイクアウトの無効化手順 」にて特定通信ブレイクアウトの無効化をします。