サービスグループを登録・編集・削除する機能

動作確認バージョン:NetScaler VPX Version13.1 Standard Edition
複数のサーバーをグループ化し、一括で登録することが可能になるサービスグループ機能について紹介します。
グループ化することで複数のサーバーで利用するプロトコルやヘルスチェック方式などをまとめて設定したり変更することが可能になります。

注釈

以下の手順でサービスを登録するためには、事前にサーバーを登録する必要があります。

サービスグループを登録する機能

ここでは、ロードバランサーに サービスグループ を登録する方法について紹介します。
設定は主に、「Service Groups」で実行していきます。

サンプル設定のシナリオ

  • サーバーweb1(172.16.10.11)とweb2(172.16.10.12)をグループ化したい
構成図
Fig7101
「Configuration」メニューより「Traffic Management」→「Load Balancing」→「Service Groups」へと進み、Service Groups画面を表示後、「Add」をクリックします。
Fig7102
Basic Settings画面では以下のパラメータを入力していきます。
設定項目 設定値
Name www1 (任意のグループ名)
Protocol HTTP
Traffic Domain 10(必ず10を指定してください)
Cache Type SERVER
Fig7103
設定値を入力後 「OK」をクリックします。
Service Groupの詳細表示画面が表示されるので、「Service Group Members」の「No Service Group Member」をクリックします。
Fig7104
Create Service Group Member画面が表示されるので、「Server Based」ボタンを選択し「Select Server」の「Click to select」 をクリックします。
Fig7105
Serversの選択画面が表示されるので、グループ化したいServerを複数選択し、「Select」をクリックします。
Fig7106
Create Service Group Member画面では以下の表のとおりに入力していきます。
設定項目 設定値
Select Server web1,web2 (グループ化したサーバー名)
Port 80
Weight 1
Server Id 100(任意:初期値none)
Hash Id 100(任意:初期値none)
設定値を入力し、「Create」をクリックします。続けて、表示されたService Groupの詳細表示画面にてService Group Membersの項目の「Create」をクリックします。
Fig7107
Service Groupの詳細表示画面が表示されますので、「Service Group Members」に「2 Service Group Members」と表示されている事を確認し、画面右の「Advanced Settings」の「Monitors」をクリックします。
Fig7108
Service Groupの詳細表示画面に「Monitors」項目が追加されますので、「No Service Group to Monitor Binding」をクリックします。
Fig7109
Load Balancing Monitor Binding画面が表示されますので「Select Monitor」で「Click to select」をクリックします。
Fig7110
Select Monitor画面で「http」 を選択し、「Select」をクリックします。
Fig7111
Load Balancing Monitor Binding画面が表示されますので、「Select Monitor」に指定した「http」が登録されている事を確認し「Binding Details」に Weightを入力し、「Bind」をクリックします。
Fig7112
Basic Settings詳細画面で各パラメータが入力されていることを確認し、「Done」をクリックします。
Fig7113

動作確認結果

Service Groups画面で、登録したService Groupが表示されており、「State」が「ENALBED]で、「Effective State」が「UP」を確認できるためサービスグループが正しく登録されていることが確認できました。
Fig7114

登録済みサービスグループの設定を変更する機能

ここでは、ロードバランサーに登録済みのサービスグループの項目を変更する機能について紹介します。

サンプル設定のシナリオ

  • 仮想Webサーバーのサービスグループ(www1)に以下の変更をしたい
変更項目 内容
Client Idle Time-out 60(180→60に変更)
Server Idle Time-out 60(360→60に変更)
Use Client IP Use Client IP を有効に変更
Client Keep-alive Client Keep-alive を有効に変更
Client IP Client IP を有効に変更
Header X-Forwarded-For を指定
「Configuration」メニューより「TrafficManagement」→「Load Balancing」→「Service Groups」へと進み、Service Groups画面を表示後、対象の「Service Group Name」を選択し「Edit」をクリックします。
Fig7501
Service Groupの詳細表示画面が表示されるので、画面右「Advanced Settings」の「Thresholds & Timeouts」をクリックします。
Fig7502
Thresholds&Timeouts画面では以下の表のとおりに入力していきます。
変更項目 設定値
Client Idle Time-out 60(180→60に変更)
Server Idle Time-out 60(360→60に変更)
設定値を入力し、「OK」をクリックします。
Fig7503
Service Groupの詳細表示画面が表示されるので、変更した項目が反映している事を確認し、画面右「Advanced Settings」の「Settings」をクリックします。
Fig7504
「Settings」画面では以下の表のパラメータを入力していきます。
変更項目 設定値
Use Client IP チェックを入れる
Client Keep-alive チェックを入れる
Insert Client IP Address (Client IP) (Version 12.1-55.18以前)
Insert Client IP Header (Version 13.1-4.136)
チェックを入れる
Header X-Forwarded-For
設定値を入力し、「OK」をクリックします。
Fig7505
Service Groupの詳細表示画面が表示されるので、変更した項目が反映している事を確認し、「Done」をクリックします。
Fig7506

動作確認結果

サービスグループ(www1)が「State」が「ENALBED」で、「Effective State」が「UP」となっていることが確認できたため、サービスグループの設定が正しく変更されたことを確認できました。
Fig7507

登録済みサービスグループを削除する機能

ここでは、サービスグループを削除する機能について紹介します。

サンプル設定のシナリオ

  • 登録済みサービスグループ(www1)を削除したい
構成図
Fig7601
「Configuration」メニューより「TrafficManagement」→「Load Balancing」→「Service Groups」へと進み、Service Groups画面を表示後、対象の「Service Group Name」を選択し「Delete」をクリックします。
Fig7602
確認のポップアップメッセージが表示されるので、「Yes」をクリックします。
Fig7603

動作確認結果

Service Groups画面から選択した「Service Group Name」が一覧から表示されなくなり、削除された事が確認できました。
Fig7604

注釈

Virtual Serverに設定されている場合はVirtual Server側のState及びEffective Stateの表示は「Down」になります。