コンテンツスイッチング機能をご利用いただくための事前設定¶
動作確認バージョン: | NetScaler VPX Version13.1 Standard Edition |
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コンテンツスイッチング機能は、リクエストに含まれるDevice、URL、パス名、言語、Cookie、HTTP method等のクライアント属性でコンテンツの種類を識別し、あらかじめ用意したロードバランシング設定のVirtual Serverに振り分ける機能です。
ここでは、コンテンツスイッチング機能をご利用いただくための事前設定を紹介します。
注釈
- コンテンツスイッチング設定の振り分け先として、ロードバランシング設定のVirtual Serverをあらかじめ用意する必要があります。 サーバーを登録・編集・削除する機能 〜 クライアント向けのIPアドレスとサービス・サービスグループとの関連付け を参照いただき設定をしてください。
- コンテンツスイッチング設定では、通信を待ち受けるIPアドレスをContent Switching Virtual Serverで設定しますが、ロードバランシング設定のVirtual Serverで設定するIPアドレスとは別のアドレスを用意いただく必要があります。
- コンテンツスイッチングを利用したSSLオフロード構成において、ロードバランシング機能のVirtual Serverを設定する際にはSSLオフロード後のプロトコル(下記サンプル設定の場合はHTTP)を設定してください。
構成図
サンプル設定のシナリオ
- サーバーを登録・編集・削除する機能 を参考に、以下パラメータにてServerとしてweb01、web02、web03を作成
設定項目 | 設定値 | ||
Name | web01 | web02 | web03 |
IP Address | 172.16.10.11 | 172.16.10.12 | 172.16.10.13 |
Traffic Domain | 10(必ず10を指定してください) | 10(必ず10を指定してください) | 10(必ず10を指定してください) |
- サービスを登録・編集・削除する機能 を参考に、以下パラメータにてServiceとしてserver01、server02、server03を作成
設定項目 | 設定値 | ||
Name | server01 | server02 | server03 |
Existing Server | web1(172.16.10.11) | web2(172.16.10.12) | web3(172.16.10.13) |
Protocol | HTTP | HTTP | HTTP |
Port | 80 | 80 | 80 |
Traffic Domain | 10(必ず10を指定してください) | 10(必ず10を指定してください) | 10(必ず10を指定してください) |
Server ID | None | None | None |
Cache Type | SERVER | SERVER | SERVER |
- クライアント向けのIPアドレスとサービス・サービスグループとの関連付け を参考に、ロードバランシング設定のVirtual Serverとして、以下パラメータにてvserver01、vserver02、vserver03を作成
- クライアント向けのIPアドレスとサービス・サービスグループとの関連付け を参考に、以下パラメータにてロードバランシング設定のVirtual ServerとServiceをvserver01 - server01、vserver02 - server02、vserver03 - server03という組み合わせで紐づける
設定項目 | 設定値 | ||
Name | vserver01 | vserver02 | vserver03 |
Protocol | HTTP | HTTP | HTTP |
IP Address Type | IP Address | IP Address | IP Address |
IP Address | 172.16.100.101 | 172.16.100.102 | 172.16.100.103 |
Port | 80 | 80 | 80 |
Traffic Domain | 10(必ず10を指定してください) | 10(必ず10を指定してください) | 10(必ず10を指定してください) |
Service Group | server01 | server02 | server03 |
注釈
- クライアントからロードバランシング設定のVirtual Serverで設定したアドレスへの通信設定は別途実施してください。