Flexible InterConnect IPV Connection¶
概要¶
メニューの概要¶
- NTT Comが提供する高品質・高信頼なインターコネクトサービスであるFlexible InterConnect お客さま専用の仮想ルーター(以下、FICルータ)とIaaS Powered by VMwareを接続するサービス(以下、FICゲートウェイ)を提供します。Flexible InterConnectのご利用を前提としたサービスとなるため、事前にFlexible InterConnectのお申し込みが必要となります。詳細は弊社営業担当にご確認ください。
警告
FICゲートウェイのご利用には、以下の注意事項がございます。
* 事前にFIC-Router(L3接続の場合)の作成が完了している必要があります。
* 申込受付完了後、設定完了まで他の申し込みすることはできない可能性があります。
* 接続先にて「STEP2 承認/否認」を30日以内に実施されない場合は、再度、接続元が「STEP1 接続承認申請」から申し込みをする必要があります。
* 承認された許可リクエストには有効期限があります。「STEP2 承認/否認」の承認タイミングから30日以内に「STEP3 接続」が実施されない場合は、再度、接続元が「STEP1 接続承認申請」から申し込みをする必要があります。
機能¶
機能一覧¶
本メニューで利用できる機能は、以下の機能です。
機能 | 機能概要 |
---|---|
FICゲートウェイ機能 | IPVのExternal Networkに対してFICゲートウェイを接続する機能 |
セルフマネジメント機能 | * 帯域メニュー、スタティックルーティングの管理
* ステータス及びトラフィック履歴の確認
|
機能の説明¶
FICゲートウェイ機能¶
機能 | 機能説明 | 注意事項 |
---|---|---|
Flexible InterConnect接続機能 | Flexible InterConnectサービスとの接続を提供します。 | ・1Orgに対し、1つのFICゲートウェイを利用することができます。
・FICゲートウェイに接続できるExternal Networkは1つのみとなります。
・FICゲートウェイはVRRPで冗長化するためユーザーはIPアドレスを3つアサインします。 * VRRP IDも同様に自動的に採番されます
・1 External Network において接続可能なFICゲートウェイ数は1となります。また、FICゲートウェイを接続したExternal Networkには、その他のゲートウェイサービス等(インターネット接続GW等)の接続をすることはできません。
|
BGP経路広告/スタティックルーティング機能 | スタティックルーティングを設定しFlexible InterConnectにBGP経路広告する機能を提供します。 | ・FICルータ側からBGP受信できる経路数は20000となります。
・スタティックルートの上限値は、32行です。
・宛先ネットワークに設定できるIPアドレスは本サービスで契約したグローバルIPのみです。
・ロンゲストマッチによりBGPやVRRPの動作に影響を与え通信断となる可能性があります。
* FICゲートウェイインターフェイスのゲートウェイIPv4アドレス、プライマリIPv4アドレス、セカンダリIPv4アドレス(ゲートウェイインターフェイスの管理項の図:G1/P1/S1)
* Tier-0 ゲートウェイインターフェイスのゲートウェイIPv4アドレス、Tier-1 ゲートウェイインターフェイスの割り当てIPv4アドレス(ゲートウェイインターフェイスの管理項の図:G7/G8)
* FIC接続インターフェイスのIPv4アドレスと、FIC-RouterのIPv4アドレス(ゲートウェイインターフェイスの管理項の図:P2/S2/P3/S3)
|
帯域設定 | Flexible InterConnectとの接続帯域を設定する機能を提供します。 |
アドレス設定¶
- お客さまは、FICゲートウェイのゲートウェイインターフェイスに対し、任意のIPアドレスをアサインすることができます。
- 本操作は、Externalネットワークの接続と同時に実行されます。
- FICゲートウェイは冗長化された構成で提供されるため、プライマリ・セカンダリ・VRRP用仮想IPアドレスの合計3つのIPアドレスを設定できます。
- VRRPグループIDは自動で割当を行います。
- FIC接続インターフェイスのIPアドレスは、申込時に指定されたセグメントから自動で割当を行います。本IPアドレスを変更することは出来ません。
注釈
以下のパラメータについては、お客さま任意のネットワークアドレス帯から、各インターフェイスに対し自動採番されます。
* ゲートウェイIPv4アドレス
* プライマリIPv4アドレス
* セカンダリIPv4アドレス
* VRRP ID
BGP経路広告/スタティックルートの設定¶
- お客さまは、FICゲートウェイにスタティックルートを設定することができます。
- ゲートウェイインターフェイスの接続ネットワークアドレス、スタティックルートの宛先ネットワークアドレスをBGP経路として広告します。
- スタティックルートの宛先ネットワークについては、下記のIPアドレスを含めないでください。また、下記IPアドレスよりもマスク長が長いネットワークは設定しないでください。ロンゲストマッチによりBGPやVRRPの動作に影響を与え通信断となる可能性があります。* FICゲートウェイインターフェイスのゲートウェイIPv4アドレス、プライマリIPv4アドレス、セカンダリIPv4アドレス(ゲートウェイインターフェイスの管理項の図:G1/P1/S1)* Tier-0ゲートウェイ インターフェイスのゲートウェイIPv4アドレス、Tier-1ゲートウェイ インターフェイスの割り当てIPv4アドレス(ゲートウェイインターフェイスの管理項の図:G7/G8)* FIC接続インターフェイスのIPv4アドレスと、FIC-RouterのIPv4アドレス(ゲートウェイインターフェイスの管理項の図:P2/S2/P3/S3)
設定可能なパラメータは以下の通りです。
指定可能なパラメータ | 詳細 |
---|---|
名前 | スタティックルートにお客さま任意の名称を指定することができます。 |
説明 | スタティックルートにお客さま任意の文字列を設定することができます。 |
宛先 | 本スタティックルートの宛先ネットワーク(IPアドレスブロック)を設定できます。
また、本アドレスは、経路情報としてFlexible InterConnect側に広告されます。
|
ネクストホップ | 宛先に設定したネットワークへの通信を行うためのネクストホップを設定できます。 |
注釈
設定できるスタティックルートの上限は32経路です。受信できる経路数の上限は20,000経路です。
メニュープラン¶
プランリスト¶
- FICゲートウェイは、お客さまが契約した帯域プランに応じて、帯域設定が適用されます。
リージョン | プラン種別(最大帯域) | 確保帯域 | JP7 | JP8 |
---|---|---|---|---|
接続先リージョン | 東日本 | 西日本 | ||
帯域確保 | 10M | 10M | ◯ | ◯ |
20M | 20M | ◯ | ◯ | |
30M | 30M | ◯ | ◯ | |
40M | 40M | ◯ | ◯ | |
50M | 50M | ◯ | ◯ | |
100M | 100M | ◯ | ◯ | |
200M | 200M | ◯ | ◯ | |
300M | 300M | ◯ | ◯ | |
400M | 400M | ◯ | ◯ | |
500M | 500M | ◯ | ◯ | |
1G | 1G | ◯ | ◯ |
申込種別と方法¶
IaaS Powered by VMwareをご契約いただいたお客さまは、インターネット接続メニューを申し込みいただくことができます。
申し込みの種類としては以下の通りです。
注釈
Flexible InterConnect側のお申込みに関してはFICコンソール経由でお申し込みが行えます。
申し込み種別 | 申し込み方法 | 納期 |
FICゲートウェイの新設 | ポータル経由で、お客さま自身の操作により申し込み | 承認処理後、即日 |
FICゲートウェイの帯域変更 | ポータル経由で、お客さま自身の操作により申し込み | 承認処理後、即日 |
FICゲートウェイの廃止 | ポータル経由で、お客さま自身の操作により申し込み | 即日 |
申込時の注意事項¶
FICゲートウェイの申込み条件は以下となります。
- 本メニューは、1Orgに対し1つ契約いただくことが可能です。
- 同一名義・異名義に関わらず、異なるIPV Orgから同一のFlexible InterConnectテナントに接続いただくことが可能です。
- 同一名義・異名義に関わらず、異なるFlexible InterConnectテナントから同一のIPV Orgに接続いただくことが可能です。
Flexible InterConnectの構成及び利用時の注意事項は以下となります。
- FICゲートウェイの利用には、Flexible InterConnectの契約が必須となります。Flexible InterConnectの新設・帯域変更・廃止に応じて、FICゲートウェイが追加・変更・削除されます。
- 異なる名義のFlexible InterConnectとIPVを接続する場合、下記を実施いただく必要がございます。
- FICコンソール申込の場合、接続したいFlexible InterConnectの契約ユーザーとしてFICコンソールに再ログインいただいて、申し込みいただく必要がございます。シングルサインオン連携が可能なのは、同一名義の場合のみです。
料金¶
IPVメニューにおいて料金は発生しません。
本メニューの料金は、FIC-Connection(XaaS) L3接続の料金体系に準じて請求されます。
※IPVで適用されるFICとの料金表は こちら を参照ください。
なお、Pairedの料金が適用されます。
但し、IPVでご利用可能なプランは10M~1Gまでとなりますのでご注意ください。
サービス提供の品質¶
サポート範囲¶
「詳細情報(機能一覧)」に記載されている機能はサポート対象です。
なお本サービスの契約後、お客さま自身で設定したパラメータの設定誤り(スタティックルーティングの設定など)に起因する不具合については、サポート対象外です。
SLA¶
- 本メニューのSLAは、Flexible InterConnectサービスのSLAに準じます。Flexible InterConnectサービスについての詳細は、弊社営業担当にご確認ください。
注意事項¶
- FICゲートウェイ宛の通信は、サービス基盤を守るために流量制限を実施しています。FICゲートウェイ宛のPing監視は実施しないでください。
- FICゲートウェイを通過する通信については上記流量制限を設けず、契約プランに応じた品質・速度を提供します。
- MTUサイズは最大1500バイトまで対応しています。