IaaS Powered by VMware

メニューの概要

IaaS Powered by VMware(以下、IPV)は、一元管理されたVMware環境を提供します。

仮想マシンの作成・設定・削除等は完全に自動化されており、お客さまにて好きな時に好きな分だけご利用いただくことができます。
IPVの環境ではIPVが提供する外部ネットワーク接続サービス(インターネット接続GWサービス、Flexible InterConnectサービス(以下、FIC))をご利用いただくことができます。

注釈

  • ご利用の際はSmart Data Platformのテナントが必要となります。

メニュー構成

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弊社はVMware環境全体を導入、運用、保守しており、お客さまはバージョンアップやパッチ適用等のインフラストラクチャ管理に煩わされることはありません。

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メニューの特長

お客さまがリソースを自由に管理できる専用のVMware vCloud Directorテナントポータル(以下、vCDテナントポータル)を提供いたします。
お客さまはvCDテナントポータルを用いて柔軟にリソースを設定することができ、必要に応じて柔軟で迅速なリソース確保が可能になります。

vCDテナントポータルを用いて次のようなインフラストラクチャ機能を管理できます。

  • 仮想マシン(作成/編集/クローン/削除)
  • ファイアウォール/ロードバランサー/VPN
  • ローカルエリアネットワーク(OvDCネットワーク)
  • OSテンプレート(パブリックテンプレート)の提供およびお客さま専有のプライベートテンプレート領域
  • 仮想マシンのバックアップ(スナップショット、Cohesity Data Protection)
  • 仮想マシンから独立した形で利用できる外部仮想ディスク(名前付きディスク)

また以下のような特徴を持ちます。

  • 1VM(1vCPU・512MBメモリ・1GBディスク単位)からVMware環境を分単位課金で利用可能
  • 基盤更改、セキュリティパッチ等のメンテナンスからの解放
  • テナントポータルに統合化された災害対策ソリューション(以下、DR)サービスの提供およびオンプレミスVMware基盤のクラウドシフト実現
  • VMware NSX(以下、NSX)による仮想ネットワーク管理を提供

注釈

DRはVMware Cloud Director Availability(以降、vCloud Availability)を利用し実現します。
また、vCDテナントポータルではAPI(Application Programming Interface)を提供しております。
利用可能なAPIにつきましては APIリファレンス をご参照ください。


利用できる機能

機能一覧


機能 説明 課金
vCloud Director テナントポータル(GUI)/API
・仮想マシン、FW等のネットワーク管理に加えて、スナップショットも一括で管理できます。
・管理者アカウント(Org Admin)は、新規に各種ユーザーアカウント(以下、Org User)を作成することができ、Org内の各種リソースとOrg Userを紐づけて権限管理できます。
・Org Userの一覧およびログイン情報等をOrg Adminは閲覧・検索することができます。
課金対象外
Org
・Org(Organization、呼称:オルグ)は、お客さまが申し込まれたコンピュートリソースを管理する単位となります。
・Org内ユーザー、グループへの権限は、ユーザーおよびグループ単位にて権限とロールを割り当てることによって管理されます。
※作成したユーザー(Org User)は複数のOrgに所属することはできません。
・プライベートテンプレートのご利用が可能です。※プライベートテンプレートにつきましては課金対象となります。
課金対象外
OvDC
OvDC(Org virtual Data Center、呼称:オーブイディーシー)は、お客さまがご利用される仮想システムを格納、デプロイ、および運用するコンピュートリソース環境です。
・OvDCではvApp(仮想マシングループ)、仮想マシン、ストレージ、ネットワーク、セキュリティ機能がご利用頂けます。
・複数のOvDCは相互に接続することができます。
課金対象外
OvDCネットワーク[経路指定/隔離]
OvDC内に作成されたvApp、仮想マシンを接続する論理ネットワークです。
OvDCネットワークではDHCPサービス、 ファイアウォール(分散ファイアウォール)等の機能がご利用頂けます。
また、Tier-1 ゲートウェイと接続することで1つのOvDCネットワークを複数のOvDCで利用することも可能です。
OvDCネットワークは、帯域確保はしておらず、ベストエフォートでの提供となります。
課金対象外
Virtual Machine
VMware vSphereによる仮想マシンです。
お客さまは任意に仮想マシンの、vCPU、メモリ、vHDD、vNICが構成できます。
vAppをご利用頂く事により仮想マシングループも作成することが可能です。
・物理配置分散のためのアフィニティも設定できます。
・すべてのVMはHA対象に設定されます。
・仮想マシンバージョンは選べません。
仮想マシンのvCPUは、割り当て済リソースに対して、起動時間で月額上限付の従量課金(分単位)とします。
仮想マシンのメモリは、割り当て済みメモリ容量に対して月額上限付の従量課金(分単位)とします。
※課金単位と増設単位は異なります。
※メモリの課金単位は512MB単位で課金です。
 512MB未満の容量は繰り上げて課金します。
Storage
・お客さまのご利用に応じた拡張が可能なストレージリソースを提供します。
お客さまにてリソース範囲から仮想マシンに接続させる独立したvHDDも構成できます。
・vHDDはベストエフォートで提供されます。
仮想マシンに接続している各ハードディスク単位で課金します。
設定されたハードディスク容量に対して課金されます。
課金については月額上限付の従量課金(分単位)とします。
※課金単位は1GB単位で課金します。
 1GB未満の容量は繰り上げて課金します。
named Disk(名前付きディスク)
・お客さまにてストレージリソース範囲から仮想マシンに接続させる独立したvHDDを利用できます。
名前付きディスク単位で課金します。
名前付きディスクは以下2つの内容が対象となります。
・名前付きディスクメニューより作成したボリュームリソース
・VMware Cloud Director Availabilityを利用したIPVへの一時キャッシュ容量分
設定された名前付きディスクに容量に対して課金されます。
課金については月額上限付の従量課金(分単位)とします。
※課金単位は1GB単位で課金します。
 1GB未満の容量は繰り上げて課金します。
Cohesity Data Protection
仮想マシンのバックアップ・リストア機能をエージェントレスで利用できます。
本機能では仮想マシンのバックアップを取得し、仮想マシンが格納されている環境とは異なる環境へバックアップを保存します。
バックアップの実行はスケジュール化が可能です。
なお、仮想マシン上のOSがマウントする独立したvHDDのバックアップは取得できません。
保存されたバックアップ総量の月平均の一日あたり容量で課金します。
(バックアップ元の容量とは異なり、バックアップされたファイルの容量で課金されます。)
1GB未満の容量は繰り上げて課金します。
※ポータル上[Backup]ボタンにてバックアップの使用量がご確認頂けます。
※バックアップの使用量および料金明細への反映が最大3日ほどかかる場合があります。
※バックアップを取得する際、スナップショットが一時的に自動で作られるため、その分のスナップショットの課金が発生する場合があります。
vCloud Availability
オンプレミスまたはクラウド(以下、対向環境)上にある、仮想マシンを保護対象として登録し本メニュー上にレプリケーションします。
逆に、本メニュー上にある仮想マシンを保護対象として登録し、対向環境にレプリケーションすることも可能です。
また、本メニューのOvDC間でのレプリケーションも双方向で実行できます。
保護対象VMは1VMから設定できます。
※vCloud AvailabilityはIPVメニュー名であり、利用機能は「VMware Cloud Director Availability(vCDA)」と同一となります。
1VM単位で当月の最大保護対象VM数を月額固定課金します。
※レプリケーション先の仮想マシンリソースは仮想マシンとして別途課金します。
なおレプリケーション先の仮想マシンは停止状態のため、保存用のストレージ容量とメモリの料金が仮想マシンとして発生します。
起動するとvCPU料金も発生します。
Edge Node
仮想ネットワーク機能のキャパシティープールです。
Edge Nodeの中で、Edge Gateway(Tier-0 ゲートウェイ、Tier-1 ゲートウェイ)が稼働しています。
課金対象外
Edge Gateway
VMware NSXによるファイアウォール、分散論理ルーター(DLR)等の各種外部接続の機能を提供します。
・ロードバランサー(NSX Advanced Loadbalancer)の利用有無が選択できます。
選択された性能タイプに応じて月額上限付の従量課金(分単位)とします。
Distributed Logical Router (DLR) 複数のOvDCネットワークをEdge GatewayおよびOvDCネットワーク間をルーティングし、Edge Gateway のポート上限数の制限数によらず、システム構成を可能とする機能。 課金対象外
UPLink セグメント
インターネット接続、FIC接続に必要な機能となります。
※共通機能をご利用の際にはインターネット接続のご利用が必要となります。
課金対象外
External Network接続
・インターネット接続、FIC接続ならびにEdge Gatewayの構成を指定するための機能です。
Edge Gateway構成ではスループット性能に応じた2種のフレーバーが選択できます。※可用性レベル(冗長)は標準です。
課金対象外
Tier-0 ゲートウェイ
Edge Gatewayを構成する機能です。
Edge Node内で稼働する内/外接続用の仮想ゲートウェイアプライアンスです。
本アプライアンスとTier-1 ゲートウェイ間で適用される、ファイアウォール/NAT(SNAT/DNAT)機能を提供します。
課金対象 ※Edge Gatewayとして明細記載
Tier-1 ゲートウェイ
Edge Gatewayを構成する機能です。
Edge Node内で稼働する内/外接続用の仮想ゲートウェイアプライアンスです。
DLR(Distributed Logical Router)、およびTier-0 ゲートウェイへのルートアドバタイズ機能を提供します。
また、OvDCネットワークを複数のOvDC間で利用できるデータセンターグループ(DCG)機能も提供します。
課金対象 ※Edge Gatewayとして明細記載
データセンターグループ(DCG)
OvDCをグループ化する機能です。
Tier-1 ゲートウェイと接続するOvDCネットワークを、複数のOvDC間で利用する構成が利用できます。
また、分散ファイアウォール機能、入出力制御等の機能が利用可能となります。
課金対象外


各機能の説明

vCloud Director テナントポータル

本メニューで提供するvCDテナントポータルのバージョンは、10.4.1.1です。
各機能の詳細は、VMware社提供の VMware Cloud Director テナント ポータル ガイド を参照下さい。

名前付きディスク

  • 仮想マシンに接続可能な独立した外部仮想ディスクを提供します。
  • 本ディスクは権限を持つユーザーにて作成、削除、および更新が可能です。

  • vCloud Availabilityを用いる場合、仮想マシンの移行先一時保管領域が本機能を用いてデプロイされます。


Cohesity Data Protection

  • 仮想マシンのバックアップを提供します。(スケジュールバックアップ、随時バックアップに対応)
  • 保存されたデータは暗号化(AES-256)されます。

  • 仮想マシン単体およびvApp(複数仮想マシン)のいずれもバックアップ/リストアが可能です。

  • スケジュールバックアップのスケジュール/保存期間はそれぞれ以下の通り定義されています。



スケジュール 保存期間 実行タイミング
日次バックアップ 7日保存
ユーザー任意
・時間を指定
週次バックアップ 21日保存
ユーザー任意
・曜日(日~土)/時間を指定
月次バックアップ 90日保存
ユーザー任意
・第一~第四曜日(日~土)/時間を指定


  • 設定したスケジュールはバックアップ開始後も変更が可能です。

  • スケジュールバックアップの対象とした仮想マシンは、随時バックアップを取ることもできます。随時バックアップの保存期間は各スケジュールの保存期間と同じです。
    (一回限りのバックアップおよび永年保管には対応していません。)
  • リストアを実施すると、新しい仮想マシン、または新しいvAppとして復元されます。
    (バックアップを取得した仮想マシン、vAppに上書きするかたちでリストアすることは出来ません。)
    (GUI上に表示されるファイル単位のリストア機能はサポート対象外となります。本機能を実行しようとするとエラーメッセージが表示され、処理が失敗します。)
  • リストアは、取得したバックアップと同一OvDC内のみで実施できます。
    異なるOvDCへのリストアは対応していません。
  • バックアップの成否についてはvCDテナントポータルから確認出来ます。

  • 取得したバックアップには IPアドレスおよびMacアドレスの情報が含まれます。
    (リストアした仮想マシンを、バックアップ元の仮想マシンが起動している環境内で起動するとアドレスの重複が発生しますのでご注意ください。なお、リストア時にvNICを接続しない設定も可能です。)

注釈

  • OvDC直下に作成された仮想マシン(StandaloneVM)をリストアする際には事前にリストア用のvAppを作成し、リストア用vAppにリストアをお願い致します。

vCloud Availability

  • 保護対象とする仮想マシンのレプリケーション等の機能を提供します。
    本メニューにレプリケーションされた仮想マシンは、仮想マシンとして提供・課金します。
  • 対向環境はvSphere 5.5u3、vCenter 5.5u3以降である必要があります。
    vCloud Availability機能をご利用いただくにはソフトウェア("VMware Cloud Director Availability On-premises Appliance")のovaファイルをMy VMwareからローカル環境へダウンロードして頂き、対向環境へデプロイして頂く必要があります。
    ovaを実装するために必要なリソースの要件は以下の通りです。
・4vCPU
・4GBメモリ
・15GBディスク
  • 対向環境と本メニューとの間はインターネットを介してレプリケーションを行います。

  • 対向環境から本メニューへの仮想マシンの移動だけではなく、本メニューから対向環境への仮想マシンの移動も出来ます。
    ※ただしレプリケーションの仮想マシンは対向環境の移行元仮想マシンに対しレプリケーションされるわけではなく、新規仮想マシンとしてレプリケーションされます。
  • 本メニューから対向環境へレプリケーションを設定する場合、本メニュー環境上に起動した仮想マシンを保護対象とし、対向環境に対してレプリケーション設定を行います。

  • レプリケーションだけではなくDRとして、障害時に手動で起動出来ます。

  • レプリケーションはIPアドレスおよびMacアドレス情報も複製されます。

  • 対向環境において仮想マシンに接続されている複数のvHDDがそれぞれ異なるデータストアに所属していたとしても、本メニューへレプリケーションされた側のvHDDは1つのデータストアにまとめて作成されます。再度、データストアを分散したい場合は、レプリケーション後に希望するストレージポリシーへvHDDごとに所属を変更する必要があります。

  • 目標復旧時点(以下、RPO)は5分から24時間の範囲で設定ができます。RPOとして設定できる時間の単位は以下に示す通りとなります。



RPOの範囲 設定単位
5分~60分 5分単位
60分~2時間半 15分単位
2時間半~5時間 30分単位
5時間~12時間 1時間単位
12時間~24時間 2時間単位


  • 仮想マシンの静止点を取りたい場合は、vCDテナントポータルで「Enable Quiesce」(デフォルト有効)を選択してください。

  • レプリケーションは、初回はフルの仮想マシンイメージを転送し、その後、差分をRPOの間隔で転送します。

  • 初期転送が完了するまでは、RPOで定義した周期的な取得は実行されません。
    仮想マシンの保護が開始されるのはフルの仮想マシンイメージの転送が完了した後からです。
    ただし、課金は保護対象を設定した時点から発生します。
  • レプリケーション中に通信断が発生した場合、通信再開を待ち継続します。

  • RPO間隔の間に差分が転送しきれない場合は、転送が終了するまでレプリケーションは実行されず、レプリケーションが完了し次第、次の差分転送が開始されます。

  • レプリケーション中も仮想マシンは稼働できます。

  • 保護対象になっているレプリケーション元の仮想マシンは削除可能ですが、削除後はPowered Off状態と認識されレプリケーションに関する操作はできなくなります。
    vCloud Availability上の保護設定、およびレプリケーション先に作成される仮想マシンは自動で削除されることはないため、手動での削除が必要です。
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注釈

※vCloud AvailabilityはIPVメニュー名であり、利用機能は「VMware Cloud Director Availability(vCDA)」と同一となります。

注釈

本メニューは、2024年度1四半期にアップデートを予定しております。
※アップデート実施日が確定しましたらメンテナンス通知にてお知らせいたします。

本アップデートによりVMware Cloud Director Availabilityバージョンが「4.2」となります。
これに伴いペアリングサイトにて導入頂く事となるVMware Cloud Director Availability(以降、vCDA) テナントアプライアンスの対応バージョン範囲が変更となります。

本メニューのご利用を検討中のお客さまにつきましてはメニュー対応範囲のvCDAテナントアプライアンスの導入を行って下さい。

■ IaaS Powered by VMware vCloud Availabilityメニュー対応アプライアンスバージョン
対応アプライアンスバージョン:4、4.1、4.2、4.3、4.4

参考:VMware社公開ドキュメント Cloud Director サイトとのペアリングの管理

メニュー

メニューリスト

OSテンプレート

Microsoft社のOSライセンスおよびRed Hat社のサブスクリプションが提供された仮想サーバーを作成するためのテンプレートがご利用できます。
提供テンプレートは、vCloud Director テナントポータル内パブリックカタログより利用できます。

また、お客様のプライベート仮想環境にてご利用中の仮想サーバー OSライセンスを、IPV サービス上の仮想サーバー向けに弊社が提供するSPLAへ切替えてご利用頂くことも可能です。

注釈

テンプレートは、パブリックカタログに保存されているもののみ利用可能です。
他のサービス/データセンターへのライセンス持ち出しは行わないで下さい。

OSテンプレートの仕様については、OSテンプレートの詳細情報をご参照ください。

Middlewareテンプレート

SQL Server
Microsoft社のMicrosoft SQL Serverがインストール済みのWindows Server仮想マシンを提供するサービスです。

注釈

SQL Serverでは、Microsoft社のSPLAライセンス規約間で締結した契約に基づいたデータベースライセンスを、弊社で独自にサービス化して提供します。

SQL Serverメニューの仕様については、SQL Serverメニューの詳細情報をご参照ください。
RDS SAL
Microsoft社のRemote Desktop Service Subscriber Access License(以下、RDS SAL)がインストール済みのWindows OSを提供するサービスです。
本テンプレートをご利用頂く事によりコンピュートリソース上の特定の仮想サーバー(リモートデスクトップセッションホストサーバー、Windows Server)に対して、3ユーザー以上のリモートデスクトップ接続が可能になります。

注釈

RDS SAL(Microsoft SAL)では、Microsoft社のSPLAライセンス規約間で締結した契約に基づいたRDS SALを、弊社で独自にサービス化して提供します。

RDS SALメニューの仕様については、RDS SALメニューの詳細情報をご参照ください。
Oracle Database
Oracle 社の Oracle Database が利用可能な OS テンプレートを提供するサービスです。
本テンプレートをご利用頂く事によりコンピュートリソース上の特定の仮想マシンにて、Oracle Database を利用することができます。

注釈

Oracle Database では、Oracle 社と当社の間で締結したライセンス契約に基づいた Oracle Database ソフトウェアを、当社で独自にサービス化して提供します。

Oracle Database メニューの仕様については、Oracle Database メニューの詳細情報をご参照ください。

申し込み

SDPFポータルから申し込み後すぐにご利用出来ます。
お申し込み内容   概要 最小・最大・増減設単位
Org 作成・廃止 お客さまが申し込まれたコンピューティングリソースを管理する単位となります。
最小:1
最大:1
Org Admin 作成・廃止 本メニューのvCDを利用するために必要な管理者アカウントとなります。(このユーザーの作成は本メニューの利用開始を意味します。)
最小:1
最大:1
External Network接続およびUPLinkセグメント 作成・変更・廃止
・UPLinkセグメント1
インターネット接続用で利用、Gateway CIDR、帯域プラン、グローバルIPアドレス種別が選択できます。
・Edge Node
各機能の性能フレーバー選択(最大2種類)
個数
最小:1
最大:1
1 UPLinkセグメント あたりの登録可能パブリックIPプール数
最小:1
最大:4
   
・UPLinkセグメント2
FIC接続用で利用、Gateway CIDR Static Route (Tier-0 ゲートウェイ)、Static Route (FIC-Gateway)が選択できます。
個数
最小:1
最大:1
増減設単位:1
1 UPLinkセグメント あたりの登録可能Static Route数
最小:1
最大:32
Edge Gateway 作成・変更・廃止
・Edge Gateway
ファイアウォール、ロードバランサー、VPNの各ポリシー設定。
Edge GW Nameの指定、NSX Advanced Loadbalancer利用有無が選択できます。
個数
最小:1
最大:1
1 Edge Gateway あたりの接続可能ネットワーク数
最小:1
最大:400
※OvDCあたりのOvDCネットワークは最大100
※最大値はOvDCネットワークとExternal Network数の合計以内
NSX Advanced Loadbalancerにて利用可能な仮想サービス数
最大:20

OSライセンススイッチ 変更
・Windows Server
・Red Hat Enterprise Linux

注釈

OSライセンススイッチに関するお申込みは、お申込書にて弊社営業担当へ申込書を提出していただきます。
ポータル画面からのお申込みは、現在行っておりません。


Org Adminアカウント・パスワード

弊社はvCDテナントポータルへのアクセスに必要なOrg Adminアカウント・パスワードを1つ発行します。

注釈

パスワードを紛失・失効した場合、チケットシステムよりお問い合わせください。


vCDテナントポータルにて利用可能なvCDの機能

Orgあたりの上限/下限数

弊社が検証しサポートするvCDの機能は以下の通りです。設定項目の詳細は、チュートリアルを参照ください。

機能   概要
最小・最大値・増減設単位
テナントポータルへのログイン ログイン・ログアウト Org Admin
最小:1
最大:1
Org Userアカウント 作成・変更・削除 Org Admin のみが操作可能
最小:0
最大:100 (Org Adminと合わせて)
増減設単位:1
OvDC 作成・変更・削除 フレンドリーネームの指定
最小:1
最大:100
増減設単位:1
OvDCネットワーク 作成・変更・削除 フレンドリーネームの指定
最小:1
最大:400
増減設単位:1
仮想マシン 作成・変更・削除
VMフレンドリーネームの指定
アフィニティ(配置先物理分散)
スナップショット
仮想マシンの個数
最小:0
最大:150
増減設単位:1

仮想マシンあたりのvCPUコア数
最小:1
最大:32
増減設単位:1

仮想マシンあたりのメモリ
最小:512MB
最大:64GB
増減設単位:4MB

vHDDあたりのストレージの容量(※注釈参照)
最小:1MB
最大:4,000GB
増減設単位:1MB

アンチアフィニティルールの分割数
最大:3
vCD 管理
VMコンソール接続
VMクローン
スナップショット
VMの配置先データセンターの確認
VM性能グラフ(パフォーマンスチャート)の閲覧
ISOファイルのアップロード、ダウンロード
ISOファイルのアタッチ、デタッチ
パブリックテンプレートのインポート
 
パブリックカタログ 仮想マシンの作成・削除 各種OSがインストールされたオフィシャルイメージテンプレート、および各種Middlewareがご利用いただけるオフィシャルイメージテンプレートを提供
最小:0(利用しない)
最大:仮想マシン最大数
DLR 作成・変更・削除 ベストエフォート接続
接続可能なOvDCネットワークの数
最小:1
最大:400
増減設単位:1接続
名前付きディスク 作成・変更・削除 VMフレンドリーネームの指定
名前付きディスクの個数(※注釈参照)
名前付きディスクあたりのストレージの容量(※注釈参照)

最小:1MB
最大:10,000GB
増減設単位:1MB

注釈

・利用可能な仮想マシン、または名前付きディスクは合わせて1Orgあたり最大150となります。
・利用可能なストレージ容量は、仮想マシン接続の仮想ハードディスク(vHDD)及び、名前付きディスクを合わせて1Orgあたり最大:30TB 、単一の仮想マシン接続の仮想ハードディスク(vHDD)は最大:4TBまで対応します。
・各種リソース上限を超過されてご利用されたい場合は、弊社営業までお問い合わせ下さい。
・仮想マシンの1vCPUの性能は2.0GHz相当(2023.10現在)です。
なお、vCPUの性能は基盤サーバーの仕様変更などで予告なく変更される場合があります。
また、常時最大の処理能力で動作することを保証するものではありません。

料金

初期費用

本メニューには初期費用はございません。

月額料金

本メニューは以下の料金体系となります。

メニュー

メニュー   課金単位 料金体系
仮想マシン vCPU 1vCPU 月額上限付き分課金
  メモリ 512MB
  ストレージ 1GB
  スナップショット 1GB 月額上限付き分課金
OS Windows Server 2016 Standard Edition
ライセンス
(1vCPUごとに1ライセンス)
月額固定課金
(1仮想マシンあたり、当月内で利用した最大vCPU数)
  Windows Server 2016 Datacenter Edition
ライセンス
(1vCPUごとに1ライセンス)
  Windows Server 2019 Standard Edition
ライセンス
(1vCPUごとに1ライセンス)
  Windows Server 2019 Datacenter Edition
ライセンス
(1vCPUごとに1ライセンス)
  Windows Server 2022
ライセンス
(1vCPUごとに1ライセンス)
  Red Hat Enterprise Linux 7 (〜4vCPU)
ライセンス
(4vCPUまでで1ライセンス)
  Red Hat Enterprise Linux 7 (5vCPU~)
ライセンス
(5vCPU以上で1ライセンス)
  Red Hat Enterprise Linux 8 (〜4vCPU)
ライセンス
(4vCPUまでで1ライセンス)
  Red Hat Enterprise Linux 8 (5vCPU~)
ライセンス
(5vCPU以上で1ライセンス)
  Red Hat Enterprise Linux 9 (〜4vCPU)
ライセンス
(4vCPUまでで1ライセンス)
  Red Hat Enterprise Linux 9 (5vCPU~)
ライセンス
(5vCPU以上で1ライセンス)
Middleware SQL Server (~4vCPU)
ライセンス
(4vCPUまでで1ライセンス)
月額固定課金
(1仮想マシンあたり、当月内で利用した最大vCPU数)
※ベースライセンスとなります。
  SQL Server Additional License (2vCPU)
ライセンス
(2vCPUごとに1ライセンス)
月額固定課金
(1仮想マシンあたり、当月内で利用した最大vCPU数)
※ベースライセンス範囲を超過した場合に追加適用されます。
  RDS SAL(10ユーザー)
ライセンス
月額固定課金
  RDS SAL(30ユーザー)
ライセンス
  RDS SAL(50ユーザー)
ライセンス
  RDS SAL(100ユーザー)
ライセンス
  Oracle Database SE2
ライセンス
(1vCPUごとに1ライセンス)
月額固定課金
(1仮想マシンあたり、当月内で利用した最大vCPU数)
  Oracle Database EE Standard
ライセンス
(1vCPUごとに1ライセンス)
月額固定課金
(1仮想マシンあたり、当月内で利用した最大vCPU数)
名前付きディスク   1GB ※名前付きディスク毎 月額上限付き分課金
Edge Gateway NSX-T-Edge-Standard(HA) セット毎 月額上限付き分課金
  NSX-T-Edge-Middle(HA) セット毎
ロードバランサー NSX-ALB-Standard Instance 月額上限付き分課金
Private Template スタンダード GB 月額上限付き分課金
vCloud Availability   Instance
月額固定課金
(当月内での最大保護対象仮想マシン数)
Cohesity Data Protection   GB
月額課金
(月平均容量)

注釈

・仮想マシンは、OvDC間を移動させてもそのまま利用できます。
ただし、仮想マシンを廃止・新設した場合と同等の料金が発生します。
また、仮想マシンの月額上限はOvDCごとに設定されます。

・ Cohesity Data Protectionは保護した対象仮想マシン群のデータ総容量を弊社が測定し、月間の平均容量を算出して課金計算します。

・ 料金計算で使用する利用時間は、お客様がご利用されるリソースが作成されたタイミングで測定を開始します。

・ 基盤の仕様上当面の間Windows Server 2022のゲスト OS名は、Windows Server 2019と表示されます。

・ 基盤の仕様上当面の間Red Hat Enterprise Linux 9のゲスト OS名は、Red Hat Enterprise Linux 8と表示されます。



提供メニューの品質

サポート範囲

本メニューで記載されている機能は、すべてサポート範囲内となります。

運用品質

問い合わせに関しては、Smart Data Platformのチケットでお問合せください。

監視/お客さま通知

弊社での仮想マシンへの死活監視はいたしません。監視が必要な場合、お客さまで監視を行ってください。

SLA

本メニューのSLAは、サービスにて標準で定められたSLAに準じます。



ご利用条件

最低利用期間

  • 最低利用期間の定めはありません。

制約事項

  • 本メニューは、VMware社のテクノロジーを活用したクラウドインフラストラクチャサービスです。
    お客様からの問合せ、障害・不具合に対する情報提供や改修対応等のレベルは、VMware 社等のサポートレベルに依存します
  • 本メニューをご利用になるユーザーIDおよびパスワードは、お客さまご自身で適切かつ厳重な管理・運用をお願いいたします。

  • 本メニューは共有型のベストエフォートで提供されます。
    その為、利用状況によっては性能が変動いたします。
  • 本メニューの基盤障害時、復旧までの間に通信断が発生することがございます。
    詳細は Support内システム運用 を参照下さい。
  • OvDC間を移動すると、対象の仮想マシンは廃止・新設扱いとなります。

  • バックアップは当該月の月末から前3日間の期間について請求されません。

  • OvDCネットワークの性能は、vNICのタイプによらずベストエフォートです。

  • スナップショットおよびCohesity Data Protectionの取得およびリストアの成功を保証しません。

  • 本メニューの仮想化環境ではVMware Horizon等vCenterへのアクセスを要するツールは動作できません。

  • 仮想マシンのアフィニティは、OvDCあたり3台分までを保証します。

  • 仮想マシンのHAは本メニューのサービス基盤故障により発動できない場合がありますが、通常発生しうる故障率の範囲においてHAの発動を保証します。

  • お客さま所有のVMware vSphere アプライアンス/ライセンスを持ち込みすることはライセンス違反になる場合があるため、原則ご利用いただけません。
    詳しくは弊社営業担当へお問い合わせください。
  • 本メニューで提供されるサーバーに接続するネットワーク設定において、お客さまはセグメンテーションID”3”はご利用できません。
    本メニューの維持管理に利用します。
  • サポート外のハードウェアバージョンの仮想マシンは動作できません。
    サポートされる仮想マシンのハードウェアバージョンについては弊社営業担当へご確認下さい。
  • 料金表示上のVirtual Machine IDからvCDに構築されているVMの特定は行えません。
  • インターネットGWとしての利用(FIC或いはInternal LinkからEdgeGatewayへアクセスし、そのままインターネットGWへルーティングする構成)はできません。

以下を行った場合、本サービスはお客さまへの通知なく、強制的にサービスの提供の停止処置を実施させていただきます。

  • パブリックテンプレート利用時に共通機能ゲートウェイとの接続を阻害するお客さまの設定(弊社通知後、接続を正常化できない場合)

ご利用前の注意点

  • ご利用をいただく際に、VMware社が定めるEULAに同意していただく必要があります。
  • OSライセンスで提供されるプログラムを利用するにあたり、Microsoft製品であればサービスプロバイダー製品使用権説明書(SPUR)、Red Hat製品であればRed Hatエンタープライズ契約に同意したものとして取り扱われます。
    詳しくは、以下のURLを参照してください。


  • お客さまVMwareライセンスと本メニューで提供されるVMwareライセンスの切替は双方向とも実施できません。

  • VMware vSphere ESXi・vCDテナントポータルのバージョンアップは弊社で行います。
    そのため、GUIやAPIについては予告なく一部変更になる場合がございます。
  • 本メニューでは、お客さま環境の設計/構築/運用サポートは行いません。

  • 以下のIPアドレスはプロバイダーにて利用するため、ご利用いただくことができません。
    ・100.64.0.0/12 (ISP Shared Address)
    ・192.168.255.0/25
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