SQL Server

Microsoft社のMicrosoft SQL Serverのライセンスが同梱されたWindows Serverを提供するサービスです。

利用できる機能

SQL Serverでは以下の機能を利用できます。
機能 概要
SQL Serverライセンスの提供 OvDC上の仮想サーバーで、Microsoft SQL Serverを動作させるためのSQL Serverライセンスを利用する機能。
パブリックカタログの提供 vCloud Director テナントポータル内パブリックカタログ内に上記ライセンスを提供するための、Microsoft SQL Serverインストール済みの仮想サーバーのテンプレートを提供する機能。

SQL Serverライセンスの提供

SQL Serverで提供されるライセンスは以下のとおりです。
OS SQL Server
Windows Server 2016 Standard/Datacenter
SQL Server 2017 Standard (64bit)Japanese/English
Windows Server 2019 Standard/Datacenter
SQL Server 2017 Standard (64bit)Japanese/English
SQL Server 2019 Standard (64bit)Japanese/English
Windows Server 2022 Datacenter
SQL Server 2022 Standard (64bit)Japanese/English

パブリックカタログの提供

SQL Serverライセンスが提供された仮想サーバーを作成するためのテンプレートが利用できます。
テンプレートは、vCloud Directorテナントポータルからコンピュートリソース内に仮想サーバーを作成するときに利用できます。

重要

  • SQL Serverライセンスは、提供されるテンプレートを使用して作成した仮想サーバーに対してのみ提供されます。

  • SQL Serverライセンスで作成した仮想サーバー1台に対し、1つのSQL ServerライセンスおよびOSライセンスがセットで提供されます。
    OSライセンスの提供条件について詳しくは、「 OSテンプレート 」を参照してください。
  • SQL Serverで作成した仮想サーバーは、SQL Serverがインストール済みの状態となります。
    詳しい利用手順はチュートリアルをご確認ください。

注意事項

  • SQL Serverで作成した仮想サーバーをプライベートカタログに保存することはできません。

注釈

5vCPU以上を設定される場合は、ソケット数を4以下、ソケットあたりのコア数を2以上に指定してください。
  • SQL Serverのデプロイ後、仮想マシンの起動前にメモリーサイズを設定してください。
  • SQL Serverで作成した仮想サーバーのSQL Serverの種類は変更できません。
  • SQL Serverを再インストールする場合は、テンプレートから仮想サーバーを再作成してください。
  • テンプレートの仕様は、変更する可能性があります。
  • MS-SQLの初期パラメータには、お客様が変更できない項目があります。
  • オフィシャルテンプレートから作成した1つの仮想マシンにおいては、利用できるSQL Serverのインスタンス数は1です。 複数SQL Serverのインスタンスが必要な場合は、仮想マシンを複数作成していただく必要がございます。
禁止事項
 以下に挙げるような行為は、お客様とMicrosoft社との契約に違反、または弊社のサービスの不正使用に該当します。この場合、弊社からお客様に対してサービス停止などのペナルティを課す対象となる可能性や、Microsoft社が不正使用のペナルティを課す可能性があります。
 以下の行為は具体的な例です。ペナルティを課す可能性が発生する行為は、以下の行為に限定されるものではありません。
  • SQL Serverで提供するライセンス製品を弊社が指定するクラウド環境以外で使用する行為
  • vCloud Directorテナントポータルの機能を使用して仮想サーバーのイメージを再テンプレート化して保存し、エクスポート機能を使用してそのテンプレートを弊社クラウド環境以外に保存し、そのファイルを基に新しい仮想サーバーを作成して、弊社が提供したライセンス製品を実行する行為
  • 弊社への通知なしに、ソフトウェアを複製して利用する行為
  • 弊社への通知なしに、SQL Serverを利用して動作している仮想サーバーのイメージを複製し、別の仮想サーバーとして動作させる行為

Microsoft SQL Serverの初期状態

注釈

提供テンプレートは既定のインスタンス名(MSSQLSERVER)でインストールされています。

  設定項目 設定値
セットアップ先フォルダ インストールパス C:\Program Files\Microsoft SQL Server
  インスタンス ルート ディレクトリ C:\Program Files\Microsoft SQL Server\
サーバー構成 Analysis Services Latin1_General_CI_AS
  SQL Server(MSSQLSERVER) NT Service\MSSQLSERVER(自動)
  SQL Server Browser
・SQL Server Version 2017 / 2019
- NT AUTHORITY\LOCAL SERVICE(自動)
・SQL Server Version 2022
- Local Service(自動)
  SQL Server エージェント(MSSQLSERVER) NT Service\SQLSERVERAGENT(手動)
  SQL Server Analysis Services NT Service\MSSQLServerOLAPService(自動)
  アカウント sa
データベースエンジン構成 認証モード SQL Server認証
照合順序 SQL Server SQL_Latin1_General_CP1_CI_AS
インスタンス構成 インスタンス名 既定のインスタンス(MSSQLSERVER)
インストールコンポーネント インスタンス機能
・SQL Server データベース エンジン
・Analysis Services
・Reporting Services
・Integration Services
・Machine Learning Services(データベース内)
  管理ツール
・Data Quality Services
・Data Quality クライアント
・接続コンポーネント
・互換性コンポーネント
・分散再生コントローラー/クライアント
・Microsoft SQL Server Native Client 用 SDK
・ソフトウェア開発キット
  SQL Server Integration Services
・SQL Server Version 2017
- NT Service\MsDtsServer140(自動起動)
・SQL Server Version 2019
- NT Service\MsDtsServer150(自動起動)
・SQL Server Version 2022
- NT Service\MsDtsServer160(自動起動)
    • セットアップ情報
      • セットアップ概要ログ

      • ・SQL Server Version 2017
        - C:\Program Files\Microsoft SQL Server\140\Setup Bootstrap\Log\Summary.txt
        ・SQL Server Version 2019
        - C:\Program Files\Microsoft SQL Server\150\Setup Bootstrap\Log\Summary.txt
        ・SQL Server Version 2022
        - C:\Program Files\Microsoft SQL Server\160\Setup Bootstrap\Log\Summary.txt

SQL Server Management Studio

本サービスで提供するパブリックカタログではSQL Server Management Studioをインストールして提供します。
※ Azure Data Studioはインストールされておりません

SQL Server Management Studioのインストールバージョンについてはチュートリアルをご確認ください。

注釈

必要に応じて最新版をマイクロソフト社のダウンロードページからダウンロードし、インストールしてご利用ください。

SQL Server Reporting Services

本サービスで提供するパブリックカタログではSQL Server Reporting Servicesをインストールして提供します。

SQL Server Reporting Servicesのインストールバージョンについてはチュートリアルをご確認ください。