振り分け指定したサーバーへの通信確認

動作確認バージョン:NetScaler VPX Version13.1 Standard Edition

振り分け指定した1台のサーバーへの通信確認

ここでは、通信の振り分け先サーバーに1台のwebサーバーを指定し、通信確認を実行します。

サンプル設定のシナリオ

  • クライアントのアクセス先は、ロードバランサーのVirtual Server IP(172.16.100.100)宛にしたい
  • ロードバランサーは、Virtual Server IP(172.16.100.100)宛の通信を登録済みサービス(http1)へ転送し、Webページを正しく表示させたい
構成図
Fig8101
以下の環境で実施します。
設定項目 設定値
クライアント 192.168.10.1
ロードバランサー 192.168.10.250
ロードバランサーのVirtual Server IP 172.16.100.100
サーバー(web1) 172.16.10.11

注釈

この手順を実行する前に、あらかじめサーバー登録・サービス登録・バーチャルサーバーの登録を実施していただく必要があります。

動作確認結果

仮想PCのブラウザより、Virtual ServerのIP Address(172.168.100.100)にアクセスした結果、仮想PCのブラウザにwebページが表示されました。また、サーバー側のアクセスログから、ロードバランサー経由でサーバーにアクセスしていることが確認できたため、正しく設定・通信確認ができていることを確認しました。
Fig8102
仮想webサーバーのログから通信記録が確認できます。
Fig8103

注釈

本シナリオではSource IP NATを使用しており、送信元はロードバランサーのIPアドレスとなります。

振り分け指定した2台のサーバーへの通信確認

ここでは、通信の振り分け先サーバーに2台のwebサーバーを指定し、通信確認を実行します。

サンプル設定のシナリオ

  • クライアントのアクセス先は、ロードバランサーのVirtual Server IP(172.16.100.100)宛にしたい
  • ロードバランサーは、Virtual Server IP(172.16.100.100)宛の通信を登録済みサービスグループ(www1)へ転送し、Webページを正しく表示させたい
  • サービスグループにメンバー登録しているweb1(172.16.10.11)およびweb2(172.16.10.12)双方に正しくアクセスできていることを確認したい
構成図
Fig8201
以下の環境で実施します。
設定項目 設定値
クライアント 192.168.10.1
ロードバランサー 192.168.10.250
ロードバランサーのVirtual Server IP 172.16.100.100
サーバー (web1) 172.16.10.11
サーバー (web2) 172.16.10.12

動作確認結果

クライアントのブラウザより、Virtual Server IPアドレス Address(172.16.100.100)にアクセスした結果、webページが表示されました。
また、サーバー側のアクセスログから、ロードバランサー経由でそれぞれのサーバーにアクセスしていることが確認できたため正しく設定・通信ができていることを確認しました。
Fig8102
Fig8202
仮想webサーバー1のログから通信記録が確認できます。
Fig8103
仮想webサーバー2のログから通信記録が確認できます。
Fig8204

注釈

本シナリオではSource IP NATを使用しており、送信元はロードバランサーのIPアドレスとなります。