3.4 コンフィグマネージャー 機能

各デバイスから IoT Connect Gateway にて事前に用意した設定ファイルを取得する機能となります。

これだけですと、静的なファイルをサーバーに置いて、複数のデバイス側から取得することと同じく見えますが、 IoT Connect Gateway の 「コンフィグマネージャー」 では以下のような便利な機能があります。詳細については、こちらのチュートリアル を参照下さい。

  • 共通エントリーポイント( 「ポリシー」 にて設定 )

    デバイス側の設定は、上述のような1つのファイルに対してのHTTP GETのように設定出来ます。

    これにより、デバイス側は同一の エントリーポイント で設定になりますので、初期設定の手間が軽減出来ます。 こちらは、「ポリシー」 機能にて詳細を説明致します。

  • グループごとの管理、グループごとの設定値変更(「プロファイル」 「テンプレート」 「共通パラメータ」 「デバイスグループ」 )

    チュートリアルにて詳細説明します 「プロファイル」 「テンプレート」 「共通パラメータ」 「デバイスグループ」 機能の組み合わせにて、デバイスをグループごとに管理出来ます。

    例えば、同一のアプリケーション設定でも、拠点ごとにそれぞれ設定値が異なるファイルを使用したい場合や、デバイスのアプリケーション自体は同一ではあるが(例:httpd.conf)デバイスの種類の違いにより、設定値を種類ごとに変えなければならないようなケースでも、 「プロファイル」 を切り替える事によって、それぞれに違う設定ファイルを送る事が可能です。

  • デバイスごとの固有値の設定が可能(「デバイスグループ」)

    デバイス固有の値も設定可能です。 IoT Connect Gateway では、SIMごとにプライベートIPを管理しておりますので、どのSIMからのデータ要求かを判別出来ます。 それぞれのSIMのIMSIをキーに、 「デバイスグループ」 機能にて設定しておいたパラメータに置換出来ます。

    また、特定のデバイスのみに対して、設定ファイルの更新も可能です。こちらは 「デバイスグループ」 機能にて詳細を説明します。

注釈

  • この 「コンフィグマネージャー」 機能は、 IoT Connect Gateway 側からの配信機能ではなく、あくまでデバイス側から取得する機能となりますので、デバイス側から定期的に設定したエントリーポイントへのアクセスが必要となります。

    • Linx/Unix系ですと、cron にて月一回や週一回のジョブを登録し、エントリーポイント へアクセスさせるなど。
  • アクセス頻度が高くなりますと、実際に設定ファイルを取得しなかったとしても、定期的なリクエストに相当する分の従量料金が発生いたします。

  • 定期的に実際のファイルを取得していると通信量も増えますので、本機能では更新があったかどうかを取得することも可能です。

    • チュートリアルにて詳細説明します 「ポリシー」 機能にて指定する エントリーポイント の設定をいきなりHTTP GETするのではなく、エントリーポイント の前に「/status」を挿入し、リクエストを送ります。

      例:

      curl -L http://config-an1.icgw.ntt.com/status/httpd.conf
      
    • デバイスが所属する全ての 「ポリシー」 に対して、更新の確認を行う場合は、エントリーポイント を除いて、「/status」のみでリクエストを送ります。

      curl -L http://config-an1.icgw.ntt.com/status
      
    • デバイス側の設定ファイルの更新時刻と、レスポンス内の更新時刻に差異があるもののみ、ファイル取得リクエストの送信をお勧めします。

    • 詳細については、 こちら を参照下さい。