2.1 ご利用提供条件

IoT Connect Gateway のご提供条件は以下の通りとなりますので、ご確認下さい。

  • IoT Connect Mobile® Type S をご利用の場合、提供エリアは日本国内のみとなります。インターネット経由の仮想コネクション利用時は、日本国内利用、海外利用も可能になります。
  • IoT Connect Mobile® Type S をご利用の場合、「NTTドコモネットワーク接続ガイドライン(IoTデバイス編)」 をご確認いただき、モバイルネットワークへの負荷軽減のため(輻輳対策)大量のIoT機器で接続・データ送信時間を同じにすることはお控え下さい。

仮想コネクション 機能

  • 対応プロトコルはHTTP、MQTT(スタンダードのみ)になります。
  • 対象サービスは スタンダード, イベント, ファンクション, ストレージ, コンフィグマネージャー になります。
  • リモートアクセス のご利用は対象外となります。
  • IoT Connect Gateway 設定画面から仮想コネクションIDを登録する方法と、デバイス側から IoT Connect Gateway に接続して自動登録する方法の2方式での登録が可能です。
  • デバイス側から IoT Connect Gateway に接続して自動登録する場合の対応プロトコルはHTTPS ( IoT Connect Mobile® Type S 利用時: HTTP)のみとなります。
  • 仮想コネクション共通認証パスワードを設定した場合、仮想コネクション共通認証パスワードが認証情報として優先されますので、デバイスパスワードは使用不可となります。
  • 仮想コネクション登録パスワードは最大5つまで設定可能です。
  • デバイス側からの仮想コネクション登録の場合、初回ログイン失敗から複数回連続してログイン失敗を行うと、リクエスト元IPからの仮想コネクション登録リクエストが30分間ロックされますのでご注意下さい。
  • 月内で作成した仮想コネクションID数が課金対象となります。
  • 仮想コネクションでは、 IoT Connect Gateway までのアクセス回線については、お客様が別途ご契約された回線を利用し、インターネット経由にてのご利用となります。その為、インターネットへの到達性については、お客様範疇とし、保守対象外となります。

クラウドサービス接続機能

1. 「グループ」について

  • クラウドサービス接続機能の利用にはクラウドに接続する単位である「グループ」の作成が必要です。
  • 1グループで4メニュー(スタンダード, イベント, ファンクション, ストレージ )を利用できます。
  • 「 IoT Connect Mobile® Type S 」の1つの回線または1つの仮想コネクションIDは、1つのグループのみへの登録となります。
  • 1契約あたり作成できるグループ数は10グループです。11グループ以上の作成/ご利用の場合には、別途ご相談下さい。
  • 1グループに登録できる最大SIM数、最大仮想コネクションIDは10万回線です。1グループに大量のSIMまたは仮想コネクションIDを登録する場合は、デバイスからのデータ送信タイミング等、クラウド側の制限がないように調整が必要になる場合があります。
  • 接続先クラウドの仕様によっては、1グループで同時に送信できるメッセージ数に上限がある場合があります(接続先クラウドの仕様に準拠)この場合、グループを分けることによってメッセージ数上限を回避する対応可能です。

2. スタンダード, イベント, ファンクション 利用の場合

  • 1回線あたり100GB/月までの料金設定となっていますので100GBを超える可能性がある場合には事前相談が必要です。事前相談なく100GB/月超の利用があった場合には5,000円(税込5,500円)の料金が発生しますのでご注意ください。
  • スタンダード メニューでMQTTを利用される場合に指定できる接続先クラウドは1つです。
  • HTTPを利用される場合には同一クラウドで複数宛先を指定することも可能です。

3. ストレージ 利用の場合

  • ファイルサイズの上限は100MB/回です。
  • 1回線または1つの仮想コネクションIDあたり150GB/月までの料金設定となっていますので150GBを超える可能性がある場合には事前相談が必要です。
  • 同一セッションで複数ファイルの送受信はできません。
  • 同一クラウドで複数宛先を指定することも可能です。
ストレージ機能条件

コンフィグマネージャー 機能

  • 1回線または1つの仮想コネクションIDあたり1MB/月までの料金設定となっています。
    配信されるコンフィグのファイル合計が1MBを超える可能性がある場合には事前相談が必要です。
    事前相談なく1MB/月超の利用があった場合には2,000円の料金が発生しますのでご注意ください。
  • コンフィグマネージャー 機能の利用には ポリシー および プロファイル の設定が必要です。

  • 1つの ポリシー には1つの プロファイル しか設定できませんが、組合せの変更できます。
    * プロファイル には、作成した テンプレート 、 共通パラメータ 、 デバイスグループ の指定が必要です。
  • 作成した テンプレート 、 共通パラメータ 、 デバイスグループ は複数の プロファイル に割り当てることができます。

  • 1デバイスグループに登録できるSIMと仮想コネクションIDの合計数は1,000です(1デバイスグループで1,000枚以上のSIMを登録する場合は相談)

  • 1回線は複数の デバイスグループ に登録できます。

  • 1回線が利用している端末で複数のコンフィグファイルを生成配信することが可能です。

  • 2つ目の ポリシー を設定した時点で課金が発生します。

  • 保存できる プロファイル セットの数は5つまでです。

コンフィグマネージャー機能条件

リモートアクセス 機能

  • 定額プランは別途お申し込みが必要です。詳細については弊社営業担当までご連絡ください。
  • 利用時間無制限オプションは別途お申し込みが必要です。詳細については弊社営業担当までご連絡ください。
  • 通常プランの場合、一つの予約で利用可能な時間は、10分から8時間です。※利用時間無制限オプションを有効にした場合は無制限でご利用出来ます。
  • 定額プランの場合、一つの予約で利用可能な時間は、10分から2時間です。※利用時間無制限オプションを有効にした場合は無制限でご利用出来ます。
  • 利用可能時間を超過した場合は、接続を切断します。終了処理のタイムラグにより、終了時刻から最大10分の遅延にて切断処理は完了とします。
  • 1つの予約に、5つまでアクセス元IPを指定できます。
  • 1つの接続先デバイスに対して同時に有効化できるポート数は8ポートまでです。
  • 通常プランの場合は、予約を登録した時点で課金対象となります。実際の利用有無は問いません。
    定額プランの場合は、予約の有無に関係なく月内最大SIM枚数にて課金となります。
    但し、どちらのプランも利用時間無制限オプションと併用した場合、利用時間無制限オプション利用のSIM数分、加算して課金されます。
  • 通常プランと定額プランの月中の切替は出来ません。
  • 1つのテナント内で、100個以上のリモートアクセス設定を同時に設定投入する場合は、事前にご相談ください。
  • 予約時間中は、SIMへの接続性確認のため、約500Byte/分の通信が発生します。 IoT Connect Mobile® Type S の通信料に計上されます。

フォーマット変換 機能

  • 対応プロトコルはHTTP、MQTTになります。
  • 対象サービスは スタンダード, イベント, ファンクション になります。
  • 変換元データ形式はCSV,JSONからの選択となります。
  • 変換先データはお客様側で自由に設定可能です。
  • テンプレートの最大サイズは1MBまでとなります。
  • 設定内容はJinja2形式での入力となります。
  • タイムアウト上限は60秒までとなります。
  • お客様起因で変換が失敗した場合の処理は以下となります。
    HTTP : レスポンスでエラーをIoTデバイスに返却します。
    MQTT : コネクションを切断します。
  • 1つのフォーマット変換設定に複数のグループを登録することが出来ますが、登録したグループは他のフォーマット変換設定に同時登録することは出来ません。
  • テンプレートを作成し、フォーマット変換を実行したタイミングでテンプレート料金が発生します。
  • テンプレートを作成し、フォーマット変換を実行したタイミングでリクエスト数が加算されます。成功、失敗を問わず、月内239回目のフォーマット変換の実行でリクエスト料金が発生します。
  • フォーマット変換を実行後、実行したテンプレートを削除すると、リクエスト分析には実行結果が表示されませんが、ご請求明細書には削除前に実行したフォーマット変換の料金が加算されます。

ミラーリング 機能

  • 対応プロトコルはHTTPのみになります。
  • 対象サービスは スタンダード、 イベント、 ファンクション、 ストレージ になります。
  • 対象メソッドはPOST、PUTになります。
  • ミラーリングを実行すると、下記の形で転送されます。
    スタンダード (AWS/Azure)、 イベント、 ファンクション : POSTメソッドに変換して転送します。
    ストレージ (S3/wasabi) : PUTメソッドに変換して転送します。
    スタンダード ( Things Cloud /汎用HTTPS) : デバイスからのHTTPメソッドを変換せずにそのまま転送します。
  • エントリーポイント(Path)は設定なしの場合でも"/"の指定は必須となります。また、ワイルドカード(*)を1つのみ使用可能です。
  • 転送先設定名に指定しているエントリーポイント(Path)のワイルドカードの数はミラーリングのエントリーポイント(Path)に使用されるワイルドカードの数と一致している必要があります。(複数ワイルドカードを設定している場合は設定不可となります。)
  • ミラーリングを複数作成し、同一転送先グループを指定した場合、同一のエントリーポイントは設定不可になります。
    異なるエントリーポイント(Path)を指定した場合は、複数設定を登録することが可能です。
  • 優先度は1-999の間で指定出来ます。
  • 転送先設定名は最大5つまで設定可能です。
  • 1つのミラーリンググループの中でPrimaryを1つ設定する必要があります。2つ以上は設定不可になります。
  • Primaryで設定された転送先のレスポンスについては、デバイスにて確認できますが、Primary以外の転送先についてはレスポンスが返らないため、転送先クラウドでご確認ください。
  • 月内で作成したミラーリンググループ数が課金対象となります。