2. GUI/API機能

本サービスではGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)、およびAPIの2種類のインターフェイスを提供します。
GUI/APIを利用することで、本サービスの各種管理機能や各メニューのリソースを管理できます。

2.1. GUI

2.1.1. GUIの構成

本サービスで提供するGUIの構成は以下のようになります。
GUI

図 2.1.1.1 GUIの構成

お客さまはビジネスポータルにログインすることで、Smart Data Platformポータル(以下SDPFポータル)にシングルサインオンできます。
SDPFポータルでは、主に契約全体に関わる管理機能を提供しています。
SDPFポータルから各メニューのコンソールを指定することで、Flexible InterConnectやサーバーインスタンス、らくらくソリューションといった各メニューのリソースをご利用いただけます。
また、SDPFポータルのリンクから Cloud Management Platformやチケットシステムをご利用いただくこともできます。(チケット作成権限の付与については、 こちら をご確認ください。)
それぞれのGUI画面で提供する機能の概要は以下のとおりです。
表 2.1.1.1 GUIの提供機能
画面 機能 概要
1.ビジネスポータル ログイン 2段階認証によるセキュアなアクセスができます。
  サービス申込み 新規にSDPFサービスを申し込めます。
  ユーザー作成 ユーザーを作成できます。各契約へのアクセス権を設定できます。
2.ログインポータル
(パートナー企業のみ)
ログイン 2段階認証によるセキュアなアクセスができます。
  ユーザー作成 ユーザーを作成できます。
3.Smart Data Platformポータル ワークスペース管理 操作対象のワークスペースを選択できます。管理ユーザーは、ワークスペースの追加/削除やワークスペースごとにアクセス可能なユーザーを指定できます。
  ユーザー管理 ユーザー情報を参照できます。(管理ユーザーの画面にのみ表示されます)
  料金管理 ご利用料金明細の参照が可能です。(管理ユーザーの画面にのみ表示されます)
  プロファイル管理 自分のログインIDなど、プロファイル情報を確認できます。またAPI鍵の情報もここで確認ができます。
  契約管理 契約情報を参照できます。(契約代表ユーザーの画面にのみ表示されます)
  お知らせの掲載 本サービスに関するお知らせを掲載しています。
 
パートナー機能(パートナー企業のみ)
親契約、子契約を管理できます。詳細はこちらをご参照ください。
4.各メニューのコンソール 各メニューの操作、リソース管理
各メニューのリソースのご利用状況の確認、およびリソースのお申し込みや追加/削除/変更ができます。リソースはワークスペース内のテナント単位で管理されます。
各メニューの利用についてはそれぞれのサービス説明書をご参照ください。
5.チケットシステム チケットシステムを利用した問い合わせ管理 故障や各種お問い合わせに対してチケットを起票し、サポートセンターへお問い合わせいただけます。

2.1.2. ご利用条件

表 2.1.2.1 ご利用条件
項目 内容
対応ブラウザー
Mozilla Firefox 最新版
Google Chrome 最新版
対応言語 日本語、英語(ブラウザーの言語設定によって自動選択)

2.2. API

本サービスでは、目的に応じたAPIをご利用いただくことで、サービスのほとんどの機能をコントロールできます。
これによって、リソースの操作をはじめ、課金状況の確認など管理系の機能もAPIからご利用いただけます。
これらの操作はコンソールのGUIを経由して行うことも可能ですが、APIを使うことによってさらに運用を自動化できます。
APIについての詳細な情報は、 APIリファレンス をご確認ください。

2.2.1. APIの構成

APIを利用するには、ユーザーごとに割り当てられる、「API鍵」と「API秘密鍵」が必要となります。
またAPIのリクエストは、インターネット経由でAPIエンドポイントへアクセスすることでコントロールが行えます。
表 2.2.1.1 APIの利用に必要な項目
項目 説明
1.API鍵
APIアクセスを可能とするための認証に必要なIDです。このIDを使って認証することでAPIエンドポイント経由で各リソースにアクセスし、APIリクエストの送信が可能となります。
ユーザー単位にユニークな値が割り当てられ、必要に応じて再生成できます。
2.API秘密鍵
APIアクセスを可能とするための認証に必要な秘密鍵です。IDとの組み合わせで必要となります。
ユーザー単位にユニークな値が割り当てられ、必要に応じて再生成できます。また、API秘密鍵は生成時に一度のみ表示されます。
3.API エンドポイント
APIアクセスをするためのURLを定義したものです。
このURLにアクセスすることで、アクセス認証を行ったり、APIリクエストを送信することで、各種リソースのコントロールが可能になります。APIエンドポイントは、提供リージョン、メニューごとに異なります。

注釈

SDPFでは定期的なAPI鍵、API秘密鍵の更新を推奨しております。以下の手順よりご計画の上、API鍵更新を実施してください。

API鍵更新手順

API

図 2.2.1.1 APIの利用

2.2.2. APIを提供するメニュー

APIを提供するメニューは APIリファレンス をご確認ください。

2.2.3. ご利用条件

システムの健全性とお客さま環境の安全性を確保するために、APIのリクエスト数には以下の制限を設けています。

  • 200リクエスト/秒/ソースIPアドレス、または1000リクエスト/分/ユーザー

上限に達すると安全装置が働き、そのユーザーのAPIリクエストは一時的に制限されます。

注釈

Wasabiオブジェクトストレージは上記制限の対象外となります。