1. はじめに(概要とGUI/API)

本サービスではGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェイス)、およびAPIの2種類のインターフェイスを提供します。
GUI/APIを利用することで、本サービスの各種管理機能や各メニューのリソースを管理できます。

1.1. GUI

1.1.1. GUIの構成

本サービスで提供するGUIの構成は以下のようになります。
GUI

図 1.1.1.1 GUIの構成

お客さまはビジネスポータルにログインすることで、Smart Data Platformポータル(以下SDPFポータル)にシングルサインオンできます。
SDPFポータルでは、主に契約全体に関わる管理機能を提供しています。
SDPFポータルから各メニューのコンソールを指定することで、Flexible InterConnectやサーバーインスタンスといった各メニューのリソースをご利用いただけます。
また、SDPFポータルのリンクからチケットシステムをご利用いただくこともできます(チケット作成権限の付与については、 こちら をご確認ください)。
それぞれのGUI画面で提供する機能の概要は以下のとおりです。
表 1.1.1.1 GUIの提供機能

分類

画面

機能

概要

管理機能

1.ビジネスポータル

ログイン

2段階認証によるセキュアなアクセスができます。

SDPF新規申し込み

新規にSDPFサービスを申し込めます。

ユーザー作成

ユーザーを作成できます。各契約へのアクセス権を設定できます。

2.Smart Data Platformポータル

契約管理

契約情報を参照できます(契約代表ユーザーの画面にのみ表示されます)。

ワークスペース管理

リソース管理単位であるワークスペースの作成/削除、アクセス権の設定を行うことができます。また、異なるSDPF契約間でワークスペースを移行することができます。

ユーザー管理

SDPFにおけるユーザー種別である、管理ユーザーと一般ユーザーを管理できます。他には、契約代表ユーザーの変更、ユーザー種別の変更、API専用ユーザーの作成ができます。

API権限管理

ユーザーのAPI実行権限をさまざまな条件で制御できます。

許可

他のユーザーに承認を得る必要がある時に、その承認依頼の発行や依頼に対する承認可否の回答ができます。

料金管理

ご利用料金明細の参照が可能です(管理ユーザーの画面にのみ表示されます)。

通知設定管理

ユーザーの受信するメールを選択・管理できます。

ログインイベント参照

過去24か月以内のログインイベント(最大500件)を確認できます。

操作ログ転送

SDPFが提供する、操作ログ転送機能の概要と機能一覧を確認できます。

親契約、子契約を管理できます。

3.チケットシステム

チケットシステムを利用した問い合わせ管理

故障や各種お問い合わせに対してチケットを起票し、サポートセンターへお問い合わせいただけます。

その他機能

4.各メニューのコンソール

各メニューの操作、リソース管理

各メニューのリソースのご利用状況の確認、およびリソースのお申し込みや追加/削除/変更ができます。リソースはワークスペース内のテナント単位で管理されます。
各メニューの利用についてはそれぞれのサービス説明書をご参照ください。

1.1.2. ご利用条件

表 1.1.2.1 ご利用条件

項目

内容

対応ブラウザー

Mozilla Firefox 最新版
Google Chrome 最新版

対応言語

日本語、英語(ブラウザーの言語設定によって自動選択)

1.2. API

本サービスでは、目的に応じたAPIをご利用いただくことで、サービスのほとんどの機能をコントロールできます。
これによって、リソースの操作をはじめ、課金状況の確認など管理系の機能もAPIからご利用いただけます。
これらの操作はコンソールのGUIを経由して行うことも可能ですが、APIを使うことによってさらに運用を自動化できます。
APIについての詳細な情報は、 APIリファレンス をご確認ください。

1.2.1. APIの構成

APIを利用するには、ユーザーごとに割り当てられる、「API鍵」と「API秘密鍵」が必要となります。
またAPIのリクエストは、インターネット経由でAPIエンドポイントへアクセスすることでコントロールが行えます。
表 1.2.1.1 APIの利用に必要な項目

項目

説明

1.API鍵

APIアクセスを可能とするための認証に必要なIDです。このIDを使って認証することでAPIエンドポイント経由で各リソースにアクセスし、APIリクエストの送信が可能となります。
ユーザー単位にユニークな値が割り当てられ、必要に応じて再生成できます。

2.API秘密鍵

APIアクセスを可能とするための認証に必要な秘密鍵です。IDとの組み合わせで必要となります。
ユーザー単位にユニークな値が割り当てられ、必要に応じて再生成できます。また、API秘密鍵は生成時に一度のみ表示されます。

3.API エンドポイント

APIアクセスをするためのURLを定義したものです。
このURLにアクセスすることで、アクセス認証を行ったり、APIリクエストを送信することで、各種リソースのコントロールが可能になります。APIエンドポイントは、提供リージョン、メニューごとに異なります。

注釈

SDPFでは定期的なAPI鍵、API秘密鍵の更新を推奨しております。以下の手順よりご計画のうえ、API鍵更新を実施してください。

API鍵更新手順

API

図 1.2.1.1 APIの利用

1.2.2. APIを提供するメニュー

APIを提供するメニューは APIリファレンス をご確認ください。

1.2.3. ご利用条件

システムの健全性とお客さま環境の安全性を確保するために、APIのリクエスト数には以下の制限を設けています。

  • 200リクエスト/秒/ソースIPアドレス、または1000リクエスト/分/ユーザー

上限に達すると安全装置が働き、そのユーザーのAPIリクエストは一時的に制限されます。

注釈

  • Wasabiオブジェクトストレージは上記制限の対象外となります。

  • クラウド/サーバー モニタリングは上記と異なる制限を設けています。詳細は こちら をご参照ください。