モニタリング

サービスの概要

概要

お客さまがいつでも本サービスの正常性・パフォーマンスが評価できるように、サーバーインスタンスをはじめとする各種リソースの情報(メーター)を収集し、レポートする機能を提供します。
また、監視項目に対してアラームを設定することで、指定した条件を満たした場合に通知を行うことができます。
お客様は、本モニタリング機能によって以下の管理を実現することができます。
  • 監視対象の死活確認、リソース不足
  • 各設備の統計情報を確認することによるキャパシティ管理
  • 故障発生状況の記録

特徴

本モニタリングの基本機能は無料でご利用いただけます。
基本機能で不足する場合は、有料メニューにお申し込みいただくことで機能を拡張することができます。

機能一覧

モニタリングでは以下の機能をご提供いたします。

項番 機能 内容
1 データ収集・蓄積 各種リソースからモニタリングに必要なデータを収集し、一定期間蓄積しておくことが可能です。
2 カスタムメーター スクリプト等で収集したデータをモニタリングサーバーに蓄積することができます。
3 グラフ生成機能 モニタリングによって収集・蓄積したデータをもとに、グラフ表示して可視化する機能です。
4 アラーム作成機能 お客様が各種リソースに設定した閾値を超過した場合に幾つかのアクションを設定することが可能です。
5 アラーム一覧 設定された監視項目を一覧で表示し、確認することが可能です。
6 アラーム履歴画面 過去に閾値を超過しアクションした履歴を確認することが可能です。
7 API APIを利用することが可能です。
8 ※ ダッシュボード 利用中の複数リソースの状況を一目で把握することが可能です。
9 ※ データダウンロード 蓄積されているモニタリングのデータをGUIからダウンロードすることが可能です。

注釈

※ アドバンスドプランのみ利用可能です。


各機能の説明

1. データ収集・蓄積

  • 各種リソースから監視項目に該当するデータを収集します。
  • 収集されたデータはシステム上に蓄積され、後述のグラフ表示機能として利用することが可能です。
  • データの蓄積期間は、32日間(当日含む)です。

Server Instance Compute

メーター メーター表示名 メーター名 単位 収集元及び判定方法 備考 監視間隔
CPU使用率 ※1 CPU Utilization nova.cpu.utilization.percents percent サーバーインスタンスが起動しているHypervisor上で収集 監視間隔内の平均値を算出 5分
ディスク読取バイト数 Disk Read Bytes nova.disk.read.bytes byte サーバーインスタンスが起動しているHypervisor上で収集 監視間隔内の合計値を算出 5分
ディスク書込バイト数 Disk Write Bytes nova.disk.write.bytes byte サーバーインスタンスが起動しているHypervisor上で収集 監視間隔内の合計値を算出 5分
ディスク読取回数 Disk Read Requests nova.disk.read.requests request サーバーインスタンスが起動しているHypervisor上で収集 監視間隔内の合計値を算出 5分
ディスク書込回数 Disk Write Requests nova.disk.write.requests request サーバーインスタンスが起動しているHypervisor上で収集 監視間隔内の合計値を算出 5分
ネットワーク受信バイト数 Incoming Traffic nova.network.incoming.bytes byte サーバーインスタンスが起動しているHypervisor上で収集 監視間隔内の合計値を算出 5分
ネットワーク送信バイト数 Outgoing Traffic nova.network.outgoing.bytes byte サーバーインスタンスが起動しているHypervisor上で収集 監視間隔内の合計値を算出 5分
VM死活監視 ※2 VM Status nova.vm.status.bool boolean
サーバーインスタンスが起動しているHypervisor上で収集
正常=0
故障=1
監視時の値 1分
HV死活監視 Hypervisor Status nova.hv.status.bool boolean
サーバーインスタンスが起動しているHypervisor上で各サーバーインスタンスのネットワークインターフェースのステートにより判定
正常=0
故障=1
監視時の値 1分

注釈

※1 値の最大値は"100 percent x CPUのコア数"となります。(例:サーバーインスタンスが16CPUの場合、値は 0 ~ 1600 percentの範囲となります。)

注釈

※2 "VM死活監視"はサーバーインスタンスを提供する基盤側からの監視結果を示しており、サーバーインスタンスが起動したままの状態で発生するインスタンス内部のトラブル(カーネルパニックやOSクラッシュ) による故障を検知することはできません。


Server Instance Volume

メーター メーター表示名 メーター名 単位 収集元及び判定方法 備考 監視間隔
ディスク読取バイト数 Disk Read Bytes cinder.disk.read.bytes byte サーバーインスタンスが起動しているHypervisor上で収集 監視間隔内の合計値を算出 5分
ディスク書込バイト数 Disk Write Bytes cinder.disk.write.bytes byte サーバーインスタンスが起動しているHypervisor上で収集 監視間隔内の合計値を算出 5分
ディスク読取回数 Disk Read Requests cinder.disk.read.requests request サーバーインスタンスが起動しているHypervisor上で収集 監視間隔内の合計値を算出 5分
ディスク書込回数 Disk Write Requests cinder.disk.write.requests request サーバーインスタンスが起動しているHypervisor上で収集 監視間隔内の合計値を算出 5分

Baremetal Server

メーター メーター表示名 メーター名 単位 収集元及び判定方法 備考 監視間隔
筐体電源 Chassis Power Status baremetal-server.chassis-power.status.bool boolean
当該リソースからIPMIにより収集
オン=false (0)
オフ=true (1) と定義
監視時の値 5分
ファン故障 Fan Status baremetal-server.fan.status.bool boolean
当該リソースからIPMIにより収集したファン故障の有無により判定
1つでもファンが故障していたら、true (1)を送信
正常時は、false(0)を送信
監視時の値 5分
筐体電源故障 Power Supply Status baremetal-server.power-supply.status.bool boolean
当該リソースからIPMIにより収集
1つでも電源が故障していたら、true (1)を送信
正常時は、false(0)を送信
監視時の値 5分
CPU故障 CPU Status baremetal-server.cpu.status.bool boolean
当該リソースからIPMIにより収集したCPU故障の有無により判定
1つでもCPUが故障していたら、true (1)を送信
正常時は、false(0)を送信
監視時の値 5分
メモリ故障 Memory Status baremetal-server.memory.status.bool boolean
当該リソースからIPMIにより収集したメモリ故障の有無により判定
1つでもメモリが故障していたら、true (1)を送信
正常時は、false(0)を送信
監視時の値 5分
HDD故障 Disk Status Failures baremetal-server.disk.status.failures int
当該リソースからIPMIにより収集したHDD故障の有無により判定
故障しているディスクの本数を送る(0~36)
監視時の値 5分
NIC故障 NIC Status baremetal-server.nic.status.bool boolean
当該リソースからIPMIにより収集したNIC故障の有無により判定
1つでもNICが故障していたら、true (1)を送信
正常時は、false(0)を送信
※Workload Optimized 2では表示されません
監視時の値 5分
システムボード故障 System Board Status baremetal-server.system.board.status.bool boolean
当該リソースからIPMIにより収集したシステムボード故障の有無により判定
1つでもシステムボードが故障していたら、true (1)を送信
正常時は、false(0)を送信
※Workload Optimized 2では表示されません
監視時の値 5分
その他故障 Other Statuses baremetal-server.etc.status.bool boolean
当該リソースからIPMIにより収集した以下の故障の有無により判定
- RAIDコントローラー故障
- HDD情報が取得できなかった場合(Workload Optimaized 2のみ)
- その他の故障
上記を検知したら、true (1)を送信
正常時は、false(0)を送信
監視時の値 5分

Cloud/Server Internet Connect Gateway

メーター メーター表示名 メーター名 単位 収集元及び判定方法 備考 監視間隔
トラフィックIN Incoming Traffic internet-connectivity.traffic.in.bps bps 当該リソースの機能が割り当てられたネットワーク機器から収集 監視間隔内の平均値を算出 5分
トラフィックOUT Outgoing Traffic internet-connectivity.traffic.out.bps bps 当該リソースの機能が割り当てられたネットワーク機器から収集 監視間隔内の平均値を算出 5分
GW死活監視 Gateway Status internet-connectivity.internet_gateway.status.bool boolean
インターネットゲートウェイのインフラストラクチャーのプライマリデバイスとセカンダリデバイスの管理インターフェイスに対してポーリングを行い、ゲートウェイインターフェイス (ロジカルネットワーク側インターフェイス) のリンクステータスを取得します。
リンクステータスがどちらかでもリンクアップの場合には正常と判断します。
リンクステータスがどちらもリンクダウンの場合には異常と判断します。
正常=0
故障=1
監視時の値 1分
GW-IF死活監視 Interface Status internet-gw-interface.gw_interface.status.bool boolean
インターネットゲートウェイのインフラストラクチャーのプライマリデバイスとセカンダリデバイスの管理インターフェイスに対してポーリングを行い、ゲートウェイインターフェイス (ロジカルネットワーク側インターフェイス) の VRRP ステータスを取得します。
VRRP ステータスが Master と Backup または Backup と Master の場合には正常と判断します。
VRRP ステータスがどちらも Master またはどちらも Backup の場合には異常と判断します。
正常=0
故障=1
監視時の値 1分

注釈

インターネットゲートウェイに対するグローバルIPが存在しない場合、インターネット接続のトラフィックが発生しないため、トラフィックINとトラフィックOUTのサンプル値はモニタリングされません。


Cloud/Server Flexible InterConnect Gateway

メーター メーター表示名 メーター名 単位 収集元及び判定方法 備考 監視間隔
トラフィックIN Incoming Traffic fic-interface.traffic.in.bps bps 当該リソースの機能が割り当てられたネットワーク機器から収集 監視間隔内の平均値を算出 5分
トラフィックOUT Outgoing Traffic fic-interface.traffic.out.bps bps 当該リソースの機能が割り当てられたネットワーク機器から収集 監視間隔内の平均値を算出 5分
GW死活監視 Gateway Status fic-connectivity.fic_gateway.status.bool boolean
当該リソースの機能が割り当てられたネットワーク機器からSNMPにより収集したステータスにより判定
冗長構成の全ての系がDOWN状態であれば故障
正常=0
故障=1
監視時の値 1分
GW-IF死活監視 Interface Status fic-gw-interface.gw_interface.status.bool boolean
当該リソースの機能が割り当てられたネットワーク機器のVRRPステータスの正常性により判定
Flexible InterConnect GWのロジカルネットワークと接続されているIF
正常=0
故障=1
監視時の値 1分
IF死活監視 Interface Status fic-interface.fic_interface.status.bool boolean
当該リソースの機能が割り当てられたネットワーク機器のBGPステータスの正常性により判定
Flexible InterConnect GWの網と接続されているIF
正常=0
故障=1
監視時の値 1分

Logical Network

メーター メーター表示名 メーター名 単位 収集元及び判定方法 備考 監視間隔
トラフィックIN Incoming Traffic logical-network-port.traffic.in.bps bps 当該リソースの機能が割り当てられたネットワーク機器から収集 監視間隔内の平均値を算出 5分
トラフィックOUT Outgoing Traffic logical-network-port.traffic.out.bps bps 当該リソースの機能が割り当てられたネットワーク機器から収集 監視間隔内の平均値を算出 5分
NW死活監視 Operational State logical-network.network.status.bool boolean
NW死活監視は常に正常(0)が表示されます。正常性を確認したい際にはポート死活監視をご利用ください。
   
ポート死活監視 Operational State logical-network-port.port.status.bool boolean
当該リソースの機能が割り当てられたネットワーク機器から収集
正常=0
故障=1
監視時の値 1分

Cloud/Server Between Regions Connect

メーター メーター表示名 メーター名 単位 収集元及び判定方法 備考 監視間隔
トラフィックIN Incoming Traffic interdc-interface.traffic.in.bps bps 当該リソースの機能が割り当てられたネットワーク機器から収集 監視間隔内の平均値を算出 5分
トラフィックOUT Outgoing Traffic interdc-interface.traffic.out.bps bps 当該リソースの機能が割り当てられたネットワーク機器から収集 監視間隔内の平均値を算出 5分
GW死活監視 Gateway Status interdc-connectivity.interdc_gateway.status.bool boolean
当該リソースの機能が割り当てられたネットワーク機器のSNMP応答の有無により判定
正常=0
故障=1
監視時の値 1分
GW-IF死活監視 Interface Status interdc-gw-interface.gw_interface.status.bool boolean
当該リソースの機能が割り当てられたネットワーク機器のVRRPステータスの正常性により判定
Datacenter Inter-Connectivity GWのロジカルネットワークと接続されているIF
正常=0
故障=1
監視時の値 1分
IF死活監視 Interface Status interdc-interface.interdc_interface.status.bool boolean
当該リソースの機能が割り当てられたネットワーク機器のVRRPステータスの正常性により判定
Datacenter Inter-Connectivity GWの網側と接続されているIF
正常=0
故障=1
監視時の値 1分

Firewall

メーター メーター表示名 メーター名 単位 収集元及び判定方法 備考 監視間隔
CPU使用率(RE) CPU Utilization (RE) vsrx.cpu.utilization-re.percents percent vSRX の RE (CPU処理部分) のCPU usage (%) 監視間隔内の平均値を算出 5分
CPU使用率(FPC) CPU Utilization (FPC) vsrx.cpu.utilization-fpc.percents percent vSRX FPC (Packet転送部分) のCPU usage (%) 監視間隔内の平均値を算出 5分
メモリ使用率(RE) Memory Utilization (RE) vsrx.memory.utilization-re.percents percent vSRX の RE (CPU処理部分) のMemory usage (%) 監視間隔内の平均値を算出 5分
メモリ使用率(FPC) Memory Utilization (FPC) vsrx.memory.utilization-fpc.percents percent vSRX の FPC (Packet転送部分) のMemory usage (%) 監視間隔内の平均値を算出 5分
TCPアクティブ接続数 TCP Active Connections vsrx.tcp.active.connections cps(connections per sec) vSRXから累積値を取得し、差分をcps(connections per sec)に変換して表示 5分間の平均値 5分
TCPパッシブ接続数 TCP Passive Connections vsrx.tcp.passive.connections connection vSRXから累積値を取得し、差分をcps(connections per sec)に変換して表示 5分間の平均値 5分
死活監視1(sysUptime) OS Monitoring Status vsrx.os.monitoring.status.bool boolean
vSRXから SNMP sysUptime を取得した返り値から、snmpによるモニタリングが正常かどうかを判定
正常=0
故障=1
監視時の値 1分
死活監視2(vSRX GuestOS) OS Login Status vsrx.os.login.status.bool boolean
vSRX へ rest API でログイン処理実施可能かどうかを判定
正常=0(200 OK)
故障=1(401 Unauthorized)
監視時の値 1分
死活監視3(nova VM) VM Status vsrx.vm.status.bool boolean
サーバーインスタンスが起動しているHypervisor上で収集
正常=0(200 OK & Status Active)
故障=1(200 OK & Status Shut Off)
監視時の値 1分
トラフィックIN Incoming Traffic for ge-00X vsrx.ge-00X.traffic.in.bps bps
vSRXからは累積値を収集(ifHCInOctets)し、前回との差分をbyteからbps(bit per sec)に変換して表示
"ge-00X"は、Interface毎に表示
監視間隔内の平均値を算出 5分
トラフィックOUT Outgoing Traffic for ge-00X vsrx.ge-00X.traffic.out.bps bps
vSRXからは累積値を収集(ifHCInOctets)し、前回との差分をbyteからbps(bit per sec)に変換して表示
"ge-00X"は、Interface毎に表示
監視間隔内の平均値を算出 5分

注釈

  • vSRXのメーターでは、インターフェース数が15port分表示されますが、ge-008〜ge-014のインターフェースは利用されていません。したがって、モニタリングデータも表示はされませんのでご注意ください。
  • メモリ使用率(FPC)は、Juniper社vSRXの仕様上、バージョン19.2R1.8の場合71%、20.4R2の場合63%、22.4R1の場合67%を常に使用した状態となります。したがって、各プランの定常的なメモリ使用率(FPC)を超えるメモリを使用した場合に値が変動します。

Load Balancer

メーター メーター表示名 メーター名 単位 収集元及び判定方法 備考 監視間隔
CPU使用率 CPU Utilization load-balancer.cpu.usage.percents percent
当該リソースの機能が割り当てられたサーバーインスタンスからSNMPにより収集
コアごとの値を合算
監視間隔内の平均値を算出 5分
メモリ使用量 Memory Usage load-balancer.memory.usage.percents percent 当該リソースの機能が割り当てられたサーバーインスタンスからSNMPにより収集 監視間隔内の平均値を算出 5分
リクエストHTTP数 HTTP Request Connections load-balancer.http.request.connections connection 当該リソースの機能が割り当てられたサーバーインスタンスからSNMPにより収集 起動時から総リクエスト数 5分
TCPクライアントコネクション数 TCP Client Connections load-balancer.tcp.client.connections connection 当該リソースの機能が割り当てられたサーバーインスタンスからSNMPにより収集 監視間隔内の平均値を算出 5分
TCPサーバーコネクション数 TCP Server Connections load-balancer.tcp.server.connections connection 当該リソースの機能が割り当てられたサーバーインスタンスからSNMPにより収集 監視間隔内の平均値を算出 5分
LB死活監視 Load Balancer Status load-balancer.load_balancer.status.bool boolean
当該リソースの機能が割り当てられたサーバーインスタンスからSNMPにより収集
正常=0
故障=1
監視時の値 1分
IF死活監視 Interface Status load-balancer-interface.load_balancer_interface.status.bool boolean
当該リソースの機能が割り当てられたサーバーインスタンスからSNMPにより収集
正常=0
故障=1
監視時の値 1分
トラフィックIN Incoming Traffic load-balancer-interface.traffic.in.bps bps 当該リソースの機能が割り当てられたサーバーインスタンスからSNMPにより収集 監視間隔内の平均値を算出 5分
トラフィックOUT Outgoing Traffic load-balancer-interface.traffic.out.bps bps 当該リソースの機能が割り当てられたサーバーインスタンスからSNMPにより収集 監視間隔内の平均値を算出 5分

Managed Load Balancer

メーター メーター表示名 メーター名 単位 収集元及び判定方法 備考 監視間隔
CPU使用率 CPU Utilization managed-lb.cpu.utilization.percents percent 当該リソースの機能が割り当てられたサーバーインスタンスからSNMPにより収集 監視間隔内の平均値を算出 5分
メモリ使用率 Memory Utilization managed-lb.memory.utilization.percents percent 当該リソースの機能が割り当てられたサーバーインスタンスからSNMPにより収集 監視間隔内の平均値を算出 5分
トラフィックIN Incoming Traffic on interface-x (x = 1 〜 7) managed-lb.interface-x.traffic.in.bps bps 当該リソースの機能が割り当てられたサーバーインスタンスからSNMPにより収集 監視時の直近300秒間の平均値 5分
トラフィックOUT Outgoing Traffic on interface-x (x = 1 〜 7) managed-lb.interface-x.traffic.out.bps bps 当該リソースの機能が割り当てられたサーバーインスタンスからSNMPにより収集 監視時の直近300秒間の平均値 5分
TCP同時コネクション数 TCP Concurrent Connections managed-lb.tcp.concurrent.connections connection 当該リソースの機能が割り当てられたサーバーインスタンスからSNMPにより収集   5分
TCP新規コネクション数 TCP New Connections managed-lb.tcp.new.connections connection 当該リソースの機能が割り当てられたサーバーインスタンスからSNMPにより収集 前回の監視時の値と今回の監視時の値の差分を算出 5分
受付HTTPリクエスト数 Accepted Requests managed-lb.accepted.requests request 当該リソースの機能が割り当てられたサーバーインスタンスからSNMPにより収集 前回の監視時の値と今回の監視時の値の差分を算出 5分
受付不可HTTPリクエスト数 Non-compliant Requests managed-lb.non-compliant.requests request 当該リソースの機能が割り当てられたサーバーインスタンスからSNMPにより収集 前回の監視時の値と今回の監視時の値の差分を算出 5分
上限超過パケット数 Rejected Packets managed-lb.rejected.packets packet 当該リソースの機能が割り当てられたサーバーインスタンスからSNMPにより収集 前回の監視時の値と今回の監視時の値の差分を算出 5分
非スティッキーHTTPリクエスト数 Non-sticky Requests managed-lb.non-sticky.requests request 当該リソースの機能が割り当てられたサーバーインスタンスからSNMPにより収集 前回の監視時の値と今回の監視時の値の差分を算出 5分
TLSセッション確立失敗数 TLS Session Failures managed-lb.tls.session.failures count 当該リソースの機能が割り当てられたサーバーインスタンスからSNMPにより収集 前回の監視時の値と今回の監視時の値の差分を算出 5分
アクティブゾーン/グループ Active Availability Zone managed-lb.availability-zone.active int
当該リソースの機能が割り当てられたサーバーインスタンスが、どのゾーン/グループで動作しているかによって値を判定
ゾーン/グループ(プライマリー)で動作している=0
ゾーン/グループ(セカンダリー)で動作している=1
動作しているゾーン/グループが特定できない=2
  1分

注釈

  • HA 構成 (冗長構成) のプランをご利用の場合は、監視時に Active なリソースの値が表示されます。
  • お客さまのManaged Load Balancerが設置されているゾーン/グループは、「Managed Load Balancerの概要」に記載されています。「ゾーン/グループ(プライマリー)」「ゾーン/グループ(セカンダリー)」欄をご確認ください。なお、ゾーンとグループについて、詳しくは こちら をご参照ください。

Managed Load Balancer Policy

メーター メーター表示名 メーター名 単位 収集元及び判定方法 備考 監視間隔
コネクション数 Total Connections managed-lb-policy.total.connections connection 当該リソースの機能が割り当てられたサーバーインスタンスからHTTPにより収集 前回の監視時の値と今回の監視時の値の差分を算出 5分
正常メンバー数 Healthy Members managed-lb-policy.healthy.members count 当該リソースの機能が割り当てられたサーバーインスタンスからHTTPにより収集   5分
異常メンバー数 Unhealthy Members managed-lb-policy.unhealthy.members count 当該リソースの機能が割り当てられたサーバーインスタンスからHTTPにより収集   5分
HTTP 2xxレスポンス数 HTTP Status 2XX Count managed-lb-policy.http.status.2xx.count count 当該リソースの機能が割り当てられたサーバーインスタンスからHTTPにより収集 前回の監視時の値と今回の監視時の値の差分を算出 5分
HTTP 3xxレスポンス数 HTTP Status 3XX Count managed-lb-policy.http.status.3xx.count count 当該リソースの機能が割り当てられたサーバーインスタンスからHTTPにより収集 前回の監視時の値と今回の監視時の値の差分を算出 5分
HTTP 4xxレスポンス数 HTTP Status 4XX Count managed-lb-policy.http.status.4xx.count count 当該リソースの機能が割り当てられたサーバーインスタンスからHTTPにより収集 前回の監視時の値と今回の監視時の値の差分を算出 5分
HTTP 5xxレスポンス数 HTTP Status 5XX Count managed-lb-policy.http.status.5xx.count count 当該リソースの機能が割り当てられたサーバーインスタンスからHTTPにより収集 前回の監視時の値と今回の監視時の値の差分を算出 5分
HTTP 500レスポンス数 HTTP Status 500 Count managed-lb-policy.http.status.500.count count 当該リソースの機能が割り当てられたサーバーインスタンスからHTTPにより収集 前回の監視時の値と今回の監視時の値の差分を算出 5分
HTTP 502レスポンス数 HTTP Status 502 Count managed-lb-policy.http.status.502.count count 当該リソースの機能が割り当てられたサーバーインスタンスからHTTPにより収集 前回の監視時の値と今回の監視時の値の差分を算出 5分
HTTP 503レスポンス数 HTTP Status 503 Count managed-lb-policy.http.status.503.count count 当該リソースの機能が割り当てられたサーバーインスタンスからHTTPにより収集 前回の監視時の値と今回の監視時の値の差分を算出 5分
HTTP 504レスポンス数 HTTP Status 504 Count managed-lb-policy.http.status.504.count count 当該リソースの機能が割り当てられたサーバーインスタンスからHTTPにより収集 前回の監視時の値と今回の監視時の値の差分を算出 5分

注釈

HA 構成 (冗長構成) のプランをご利用の場合は、毎分の監視時に Active なリソースの値を取得し、その平均値が表示されます。 そのため、取得間隔 (5 分間等) の中で毎分の連続した取得結果の平均でなくなる可能性がございます 。


Custom Resource

  • カスタムリソースは、カスタムメーター機能でお客様が任意に作成可能な監視リソースです。
  • Smart Data Platform以外の場所に存在するサーバー等のリソースを監視する際などにご利用いただけます。
  • カスタムリソースの作成方法については、カスタムメーターの欄をご参照ください。

注釈

モニタリングの設備故障などにより各メーターのデータが取得できない場合、その時刻の値は存在せず、グラフ上およびダウンロードデータ上に表示されません。


2. カスタムメーター

  • カスタムメーターは、お客さまが任意のスクリプト等によって収集したデータをモニタリングサーバーに蓄積させる機能です。
  • これにより、任意の値を他のメーターと同様にグラフ化・アラーム設定が可能です。
  • データの送信にはAPIを利用する必要があります。そのため、APIの送信元となる機器はインターネットに接続されている必要があります。
  • カスタムメーター作成時にお客様が任意の名前をリソースIDに指定することで、指定した名前のカスタムリソースが作成できます。

カスタムメーターの仕組み

カスタムメーターの利用にあたっては、お客さまにてデータを定期的に取得し、モニタリングに送信するためのスクリプト(もしくはアプリケーション)を事前に作成しておく必要があります。
スクリプトで取得したデータは、別途定めるリクエストパラメータおよび書式に従ってモニタリングのAPIエンドポイントへ送信することでモニタリング項目の作成・サンプル値の蓄積・編集が可能になります。
また、Smart Data Platform以外の場所に存在するサーバーなどのリソースを対象とすることも可能です。例えば、お客様のオンプレミス環境に存在するサーバーを監視対象として各種データを登録することも可能です。

カスタムメーターの機能

機能 内容
カスタムメーターの新規作成(API)
カスタムメーターのデータ格納領域を作成することができます。
データ格納領域を作成した後でデータの登録が可能になり、新規作成とデータ登録は同時にできませんのでご注意ください。
カスタムメーターデータの登録(API) 作成されたデータ格納領域にモニタリングで管理するデータ(サンプル値)を登録することができます。
カスタムメーターの編集(API) 一度作成したカスタムメーターの各パラメータを変更することができます。

カスタムメーターのステータス

作成されたカスタムメーターは、その状態に応じて以下の2種類のステータスが存在します。
ステータス 説明
アクティブカスタムメーター
実際に利用中で課金対象のカスタムメーターを表します。カスタムメーターにサンプル値登録を実行すると、このステータスに遷移します。
同時に存在することが可能なアクティブカスタムメーターの数は最大30個までとなります。これを超える場合、31個目の作成時にエラーとなります。
非アクティブカスタムメーター
最後の値登録を実施後、24時間何もサンプル値登録がなかった場合、アクティブカスタムメーターから非アクティブカスタムメーターとなります。
このステータスになった場合、アクティブカスタムメーター数としてカウントされなくなるため、新たに別のアクティブカスタムメーターを利用することができます。
なお、それまでに蓄積されたサンプル値は設定された保存期間中(デフォルトでは31日、メーター保存期間延長機能を組み合わせることで397日)は保持されます。
また、一度非アクティブになったカスタムメーターに値登録を実行した場合、アクティブカスタムメーターとして再びカウントされます。
同時に存在する事が可能な非アクティブカスタムメーターとアクティブカスタムメーターの合計数は最大120個までとなります。これを超える場合、121個目の作成時にエラーとなります。

注釈

 カスタムメーターの作成上限は120個となります。
 Smart Data Platform上のサーバインスタンス等からカスタムメーターを定期送信する場合、Smart Data Platformのネットワークやゲートウェイのメンテナンスおよび故障によってMonitoring APIエンドポイントに到達できなくなり、データの登録が一時的に不可能となる場合がございます。
 Smart Data Platform環境上でカスタムメーターをご利用の際はネットワークのメンテナンス・故障情報にご注意ください。

カスタムメーターエージェント

カスタムメーターエージェントはサーバ上で一般的な項目(メモリ使用率やロードアベレージ等)の取得及びモニタリングサーバへの登録を行うためのエージェントです。
本エージェントをサーバ上で動作させることで、お客様がスクリプトを作成することなくデータの収集・蓄積が可能になります。
カスタムメーターエージェントのソースコードは GitHub で公開しています。

カスタムメーターエージェントで取得可能なメーター

No 分類 メーター名 内容 単位 収集元及び判定方法 任意 監視間隔
1 CPU使用率 cpu.user.percents CPU使用率(ユーザーモード) percent /proc/stat を参照し、前回収集値との差分から算出 監視間隔内の平均値を算出 任意
2 CPU使用率 cpu.nice.percents CPU使用率(低優先度のユーザーモード) percent /proc/stat を参照し、前回収集値との差分から算出 監視間隔内の平均値を算出 任意
3 CPU使用率 cpu.system.percents CPU使用率(システムモード) percent /proc/stat を参照し、前回収集値との差分から算出 監視間隔内の平均値を算出 任意
4 CPU使用率 cpu.idle.percents CPU使用率(タスク待ち) percent /proc/stat を参照し、前回収集値との差分から算出 監視間隔内の平均値を算出 任意
5 CPU使用率 cpu.iowait.percents CPU使用率(I/O待ち) percent /proc/stat を参照し、前回収集値との差分から算出 監視間隔内の平均値を算出 任意
6 CPU使用率 cpu.irq.percents CPU使用率(割り込み) percent /proc/stat を参照し、前回収集値との差分から算出 監視間隔内の平均値を算出 任意
7 CPU使用率 cpu.softirq.percents CPU使用率(ソフト割り込み) percent /proc/stat を参照し、前回収集値との差分から算出 監視間隔内の平均値を算出 任意
8 CPU使用率 cpu.steal.percents CPU使用率(仮想化環境で他の OS で使用した時間) percent /proc/stat を参照し、前回収集値との差分から算出 監視間隔内の平均値を算出 任意
9 CPU使用率 cpu.guest.percents CPU使用率(ゲスト OS の仮想 CPU) percent /proc/stat を参照し、前回収集値との差分から算出 監視間隔内の平均値を算出 任意
10 ディスク disk.{device名}.reads.completed.count 完了読み込みIO数 count 監視対象の device を調べ、/proc/diskstats の該当行を参照し、前回収集値との差分から算出 監視間隔内の合計値を算出 任意
11 ディスク disk.{device名}.reads.merged.count マージ読み込みIO数 count 監視対象の device を調べ、/proc/diskstats の該当行を参照し、前回収集値との差分から算出 監視間隔内の合計値を算出 任意
12 ディスク disk.{device名}.reads.sectors.count 読み込みセクター数 count 監視対象の device を調べ、/proc/diskstats の該当行を参照し、前回収集値との差分から算出 監視間隔内の合計値を算出 任意
13 ディスク disk.{device名}.reads.milliseconds 読み込みミリ秒数 millisecond 監視対象の device を調べ、/proc/diskstats の該当行を参照し、前回収集値との差分から算出 監視間隔内の合計値を算出 任意
14 ディスク disk.{device名}.writes.completed.count 完了書き込みIO数 count 監視対象の device を調べ、/proc/diskstats の該当行を参照し、前回収集値との差分から算出 監視間隔内の合計値を算出 任意
15 ディスク disk.{device名}.writes.merged.count マージ書き込みIO数 count 監視対象の device を調べ、/proc/diskstats の該当行を参照し、前回収集値との差分から算出 監視間隔内の合計値を算出 任意
16 ディスク disk.{device名}.writes.sectors.count 書き込みセクター数 count 監視対象の device を調べ、/proc/diskstats の該当行を参照し、前回収集値との差分から算出 監視間隔内の合計値を算出 任意
17 ディスク disk.{device名}.writes.milliseconds 書き込み秒数 millisecond 監視対象の device を調べ、/proc/diskstats の該当行を参照し、前回収集値との差分から算出 監視間隔内の合計値を算出 任意
18 ディスク disk.{device名}.currently.ios.count 実行中のI/O数 count 監視対象の device を調べ、/proc/diskstats の該当行を参照し、前回収集値との差分から算出 監視時の値 任意
19 ディスク disk.{device名}.ios.milliseconds IO実行秒数 millisecond 監視対象の device を調べ、/proc/diskstats の該当行を参照し、前回収集値との差分から算出 監視間隔内の合計値を算出 任意
20 ディスク disk.{device名}.weighted.ios.milliseconds 重み付きIO実行秒数 millisecond 監視対象の device を調べ、/proc/diskstats の該当行を参照し、前回収集値との差分から算出 監視間隔内の合計値を算出 任意
21 ネットワーク network.{nwif名}.receive.bytes 受信バイト数 byte /proc/net/dev を参照し、前回収集値との差分から算出。NWインターフェースごとの値を算出 監視間隔内の合計値を算出 任意
22 ネットワーク network.{nwif名}.receive.packets.count 受信パケット数 count /proc/net/dev を参照し、前回収集値との差分から算出。NWインターフェースごとの値を算出 監視間隔内の合計値を算出 任意
23 ネットワーク network.{nwif名}.receive.errs.count エラーが発生した受信パケット数 count /proc/net/dev を参照し、前回収集値との差分から算出。NWインターフェースごとの値を算出 監視間隔内の合計値を算出 任意
24 ネットワーク network.{nwif名}.receive.drop.count drop された受信パケット数 count /proc/net/dev を参照し、前回収集値との差分から算出。NWインターフェースごとの値を算出 監視間隔内の合計値を算出 任意
25 ネットワーク network.{nwif名}.receive.fifo.count FIFO エラーが発生した受信パケット数 count /proc/net/dev を参照し、前回収集値との差分から算出。NWインターフェースごとの値を算出 監視間隔内の合計値を算出 任意
26 ネットワーク network.{nwif名}.receive.frame.count フレームエラーが発生した受信パケット数 count /proc/net/dev を参照し、前回収集値との差分から算出。NWインターフェースごとの値を算出 監視間隔内の合計値を算出 任意
27 ネットワーク network.{nwif名}.receive.compressed.count 圧縮された受信パケット数 count /proc/net/dev を参照し、前回収集値との差分から算出。NWインターフェースごとの値を算出 監視間隔内の合計値を算出 任意
28 ネットワーク network.{nwif名}.receive.multicast.count マルチキャストで送られた受信パケット数 count /proc/net/dev を参照し、前回収集値との差分から算出。NWインターフェースごとの値を算出 監視間隔内の合計値を算出 任意
29 ネットワーク network.{nwif名}.transmit.bytes 送信バイト数 byte /proc/net/dev を参照し、前回収集値との差分から算出。NWインターフェースごとの値を算出 監視間隔内の合計値を算出 任意
30 ネットワーク network.{nwif名}.transmit.packets.count 送信パケット数 count /proc/net/dev を参照し、前回収集値との差分から算出。NWインターフェースごとの値を算出 監視間隔内の合計値を算出 任意
31 ネットワーク network.{nwif名}.transmit.errs.count エラーが発生した送信パケット数 count /proc/net/dev を参照し、前回収集値との差分から算出。NWインターフェースごとの値を算出 監視間隔内の合計値を算出 任意
32 ネットワーク network.{nwif名}.transmit.drop.count drop された送信パケット数 count /proc/net/dev を参照し、前回収集値との差分から算出。NWインターフェースごとの値を算出 監視間隔内の合計値を算出 任意
33 ネットワーク network.{nwif名}.transmit.fifo.count FIFO エラーが発生した送信パケット数 count /proc/net/dev を参照し、前回収集値との差分から算出。NWインターフェースごとの値を算出 監視間隔内の合計値を算出 任意
34 ネットワーク network.{nwif名}.transmit.colls.count コリジョンが発生した送信パケット数 count /proc/net/dev を参照し、前回収集値との差分から算出。NWインターフェースごとの値を算出 監視間隔内の合計値を算出 任意
35 ネットワーク network.{nwif名}.transmit.carrier.count キャリアロスされた送信パケット数 count /proc/net/dev を参照し、前回収集値との差分から算出。NWインターフェースごとの値を算出 監視間隔内の合計値を算出 任意
36 ネットワーク network.{nwif名}.transmit.compressed.count 圧縮された送信パケット数 count /proc/net/dev を参照し、前回収集値との差分から算出。NWインターフェースごとの値を算出 監視間隔内の合計値を算出 任意
37 ロードアベレージ loadavg.1.count ロードアベレージ(1分) count /proc/loadavg を参照 監視時における過去1分間の平均値 任意
38 ロードアベレージ loadavg.5.count ロードアベレージ(5分) count /proc/loadavg を参照 監視時における過去5分間の平均値 任意
39 ロードアベレージ loadavg.15.count ロードアベレージ(15分) count /proc/loadavg を参照 監視時における過去15分間の平均値 任意
40 メモリ memory.memtotal.kilobytes メモリ総容量 kilobyte /proc/meminfo を参照 監視時の値 任意
41 メモリ memory.memfree.kilobytes 空きメモリ容量 kilobyte /proc/meminfo を参照 監視時の値 任意
42 メモリ memory.buffers.kilobytes バッファメモリ容量 kilobyte /proc/meminfo を参照 監視時の値 任意
43 メモリ memory.cached.kilobytes キャッシュメモリ容量 kilobyte /proc/meminfo を参照 監視時の値 任意
44 メモリ memory.swapcached.kilobytes スワップキャッシュメモリ容量 kilobyte /proc/meminfo を参照 監視時の値 任意
45 メモリ memory.active.kilobytes アクティブメモリ容量 kilobyte /proc/meminfo を参照 監視時の値 任意
46 メモリ memory.inactive.kilobytes インアクティブメモリ容量 kilobyte /proc/meminfo を参照 監視時の値 任意
47 メモリ memory.swaptotal.kilobytes スワップ総容量 kilobyte /proc/meminfo を参照 監視時の値 任意
48 メモリ memory.swapfree.kilobytes スワップ空き容量 kilobyte /proc/meminfo を参照 監視時の値 任意
49 メモリ memory.usedtotal.kilobytes 使用メモリ容量 kilobyte /proc/meminfo の MemTotal, MemFree, Buffers, Cached から算出 監視時の値 任意

注釈

 カスタムメーターエージェントを動作させるサーバーからインターネットを介してモニタリングAPIエンドポイントに疎通可能である必要があります。
 カスタムメーターエージェントが起動するインスタンスが停止した場合やインターネットとの疎通が途絶えた場合は、収集した値はモニタリングサーバーへ蓄積されません。
 カスタムメーターエージェントの動作対象OSは、以下の通りとなります。(記載以外のLinux環境でも動作いたしますが、サポート対象外とさせていただきます。)
- CentOS 7.7-1908
- CentOS 7.9-2009
- Red Hat Enterprise Linux 7.7
- Red Hat Enterprise Linux 7.9
- Red Hat Enterprise Linux 8.4
- Red Hat Enterprise Linux 8.6
- Red Hat Enterprise Linux 8.8
- Rocky Linux 8.5
- Ubuntu 20.04.1
- Ubuntu 22.04.2
 カスタムメーターエージェントはSmart Data Platformのサーバーインスタンス上での使用・動作することを目的としており、その場合においてご利用いただく権利を提供します。
 お客さまがこれとは異なるサーバー上で動作させる場合にはお客さまの責任において実施するものとし、NTTComはこれをサポートすることはできません。
 なお、お客さまは、NTTComが提供するベーシックサポートにおいて以下の質問・相談を行うことができます。
 1) カスタムメーターエージェントについての仕様、操作方法に関する質問
 2) カスタムメーターエージェントが正常に動作しない場合における原因調査、回避措置に関する質問・相談
 NTTComが、問題解決のために有効だと判断した場合、カスタムメーターエージェントの修正版の開発および修正版の提供を行います。ただし、修正版の提供に関わるリードタイムは当社が判断した期間とします。
 カスタムメーターエージェントのパッケージを提供するリポジトリサーバーの稼働率や通信速度につきましてはベストエフォートです。

その他のご注意

  • 1つのカスタムメーターに対するデータの登録上限回数は1日あたり1500回です。そのため、最大で約1分に1回の間隔で値を登録することができます。
  • 1日あたりの登録数は0:00(UTC)にリセットされます。
  • カスタムメーターの編集アクションに関しては1日あたりの上限(1500回)の対象外となります。
  • 1回のAPIリクエストで100個のカスタムメーターの作成・データの登録を行うことができます。ただし、同一のカスタムメーターに対して「カスタムメーターの新規作成」と「データの登録」は同時に実施できません。
  • お客様操作によってカスタムメーターを削除することはできません。カスタムメーターは非アクティブカスタムメーターとなった後、設定された保存期間を超過すると自動的に削除されます。(非アクティブカスタムメーターは課金の対象外です。)

3. グラフ生成機能

  • 収集・蓄積されたデータを元にグラフを生成・表示する機能を提供します。
  • 複数のメーターのデータを1つのグラフに表示することも可能です。
グラフ作成画面

注釈

 グラフの表示期間が一定以上長い場合、全てのサンプル値がグラフ上にプロットされず、値が平均されたものがサンプル値として表示されます。
 実際のサンプル値を表示するには、グラフの表示期間を"1h(1時間)"など短く設定する必要があります。

4. アラーム作成機能

  • 監視項目に対してアラーム条件及びアラーム発生時のアクションを設定する機能を提供します。
  • 本機能を利用することで、障害発生時やリソース不足時に通知を行う事ができます。
  • 監視項目がアラームの条件を満たす場合、アラームのステータスは「ALARM」に変化します。アラーム条件を満たさない場合にはステータスは「OK」に変化します。
  • 本機能ではアラームのステータスが「ALARM」、もしくは「OK」に変化した際に実行するアクションを設定可能です。
  • 1アラーム設定につき5つのアクションを設定することができます。

アラームの設定

アラーム作成機能においては下記の項目を設定可能です。

1. 基本情報設定

  • アラーム名
  • 説明
  • 重要度:重要度(low、moderate、critical)の選択が可能です。選択された重要度はアラーム一覧画面、および通知メールに表示されます。

2. 条件

  • サービス名
  • リソース名(ID)
  • メーター名
  • 条件:以下の値から選択が可能です。(>, >=, =, <=, <, !=)
  • 閾値:入力できる値は整数12桁、小数4桁までの数値となります。(範囲:0.0000~999999999999.9999)

3. アクション

  • アラームが次の状態に変化したとき:アラームのステータスが何に変化したときにアクションを実行するかを設定します。
  • 次のアクションを行う:アクションの種類を設定します。設定可能な項目は後述の「アクションの種類」を参照ください。
  • 送信先アドレス

4. 高度な設定

 「高度な設定」を利用して統計方法を設定することで、アラームの条件を拡張することが可能です。

 「高度な設定」の項目にはデフォルトから値が設定されており、監視間隔が10秒以内の場合においてはアラームの条件に影響します。

 各メーターの監視間隔は こちら をご参照ください。

  • 生成範囲

 統計情報を生成する範囲を秒単位で指定します。

  • 統計方法

 以下の値から選択が可能です。

 -count:生成範囲で取得した値の個数に対してアラーム条件を適用します。

 - sum:生成範囲で取得した値の合計値に対してアラーム条件を適用します。

 - avg:生成範囲で取得した値の平均値に対してアラーム条件を適用します。

 - min:生成範囲で取得した内の最も小さい値に対してアラーム条件を適用します。

 - max:生成範囲で取得した内の最も大きい値に対してアラーム条件を適用します。

  • 評価回数

 評価を行う生成範囲の個数を指定します。

  • 評価タイプ

 アクションの実行条件を指定します。

 評価回数の内のいずれか1回でも条件を満たす場合に”ALARM”状態と判定するときは”or”に設定します。

 行った全ての評価で条件を満たす場合に”ALARM”状態と判定するときは”and”に設定します。

  • 繰り返し通知

 アラームの繰り返し通知の有無を選択します。

 繰り返し通知有に設定すると、ALARM状態継続中は5分毎にアラームアクションが実行されます。


アクション実行のタイミング

アクションが実行されるタイミングは以下の通りです。
アクション実行のタイミング

注釈

 「ALARM」に変化した際に実行するアクション設定と「OK」に変化した際に実行するアクション設定では、一部の挙動が異なります。
 「OK」に変化した際のアクションを設定する場合、新規で改めてアラームを作成するか、もしくはステータスが「OK」の作成済みアラームにおいてアクションを設定することを推奨します。
 作成済みのアラームが「ALARM」のステータスにおいて「OK」アクションを追加した場合、最初に「OK」に変化したタイミングではアクションが実行されないためご注意ください。
 再度「ALARM」に変化後、「OK」に変化した際に設定したアクションが実行されます。

注釈

 ※1※2 以下の対象リージョンではアクション実行のタイミングが異なり、次のタイミングでアクションが実行されます。
  ※1:アラーム作成 → 「OK」(★) → 「ALARM」 → 「OK」(★)
  ※2:ステータスが「ALARM」のアラームにアクション追加 → 「OK」(★) → 「ALARM」 → 「OK」(★)

 【対象リージョン】
 JP2, JP3, JP5, JP8
 全てのリージョンで、2025年1月末までに上記の表に示された実行タイミングに統一される予定です。

アクションの種類

下記の障害通知方法があります。管理者はこれらの方法で障害通知を受信することができます。
  • メール
  • POSTリクエストの送信

注釈

  • ネットワーク遅延やサーバー負荷等により過去のアラームが通知される場合がございます。アラームが通知された場合は、ポータル上で最新の状況をご確認ください。
  • モニタリングの設備故障などにより各メーターのデータが取得できない場合、その時刻の値は存在せず、アラーム検知の対象外となります。

注釈

 モニタリングのアラームにおいて、アラーム通知が複数回発生してしまう事象を確認しています。
 詳細は以下のページを参照ください。

障害通知の詳細情報

障害通知のメールは以下の項目を表示いたします。
項目 説明
アラーム名 アラーム作成時に指定した値が表示されます
説明 アラーム作成時に指定した値が表示されます
要因 アクションを実行する要因となった時刻と値が表示されます
ステータス ステータスが表示されます(ALARM or OK)
重要度 アラーム作成時に指定した値が表示されます
閾値 アラーム作成時に指定した値が表示されます
テナント アラーム設定が行われたテナントIDが表示されます
生成範囲 アラーム作成時に指定した値が表示されます
評価回数 アラーム作成時に指定した値が表示されます
統計方法 アラーム作成時に指定した値が表示されます
評価タイプ アラーム作成時に指定した値が表示されます
リージョン アラーム設定の存在するリージョンが表示されます
サービス名 アラーム設定の条件で指定した値が表示されます
メーター ID アラーム設定の条件で指定した値が表示されます
メーター名 アラーム設定の条件で指定した値が表示されます
リソース ID アラーム設定の条件で指定した値が表示されます
リソース名 アラーム設定の条件で指定した値が表示されます
単位 アラーム設定の条件で指定したメーターの単位が表示されます

メール例

アラーム (sample) の状態が OK に切り替わりました。

アラーム詳細:
- アラーム名:               sample
- 説明:                    sample alarm
- 要因:                    2023-01-01T00:00:03+09:00 時点でアラームが ALARM 状態に変化しました。 最新の値: 1
- ステータス:               ALARM
- 重要度:                  moderate
- 閾値:                    メーター = 1.0
- テナント:                 a7f56d0b1d9046df9328cdde855a61a5
- 統計情報:
-- 生成範囲:            10
-- 評価回数:            1
-- 統計方法:            max
-- 評価タイプ:           or

メーター詳細:
- リージョン:           jp1
- サービス名:          nova
- メーター ID:         nova.hv.status.bool
- メーター名:          Hypervisor Status
- リソース ID:         nova_6fce4a87-d8a3-490b-be65-dacd8867955c
- リソース名:          sample_resource
- 単位:               boolean

注釈

 JPから始まるリージョンのリソースに設定された通知については、送信されるアラームメールが日英併記での送信となります。
 JP以外から始まるリージョンについてのアラームメールは、英語のみの送信となります。

障害通知のPOSTリクエストは以下の項目を表示いたします。
項目 説明
current ステータスが表示されます(ALARM or OK)
alarm_id 対象アラーム設定の ID が表示されます
reason アクションを実行する要因となった時刻と値が英語で表示されます
reason_jp アクションを実行する要因となった時刻と値が日本語で表示されます
most_recent 最新の値が表示されます
type "threshold"という値が固定で表示されます
disposition "inside"もしくは"outside"という値が固定で表示されます

POSTリクエスト例

{
  "current": "OK",
  "alarm_id": "d1ae7fb6-452a-456d-8baa-61752c92c909",
  "reason": "Transition to alarm at 2015-11-04T01:01:01Z, most recent: 1",
  "reason_jp": "2015-11-04T10:01:01+09:00 時点でアラームが ALARM 状態に変化しました。 最新の値: 1",
  "reason_data": {
    "most_recent": "1",
    "type": "threshold"
    "disposition": "outside"
  }
}

5. アラーム一覧

お客様が設定している監視項目の一覧表示が可能です。
各監視項目に設定しているアラーム条件、およびステータスもあわせて表示されます。
また、表示されているアラームを複数選択して一括更新・削除することも可能です。
アラーム一覧

注釈

 アラームの対象リソースが削除された場合、それに紐づくアラーム設定も自動で削除されます。

6. アラーム履歴画面

過去に実行されたアクションの履歴を表示することが可能です。
アラーム履歴

7. API

本サービスではAPIを提供します。
お客様はAPIリクエストを送信することによって、設定されたモニタリング情報を取得することができます。
APIのパラメータを指定することによって、取得するデータの内容や期間を指定することが可能です。
モニタリングのAPIリクエスト数は、SourceIPアドレス毎に4calls/secおよびユーザ毎に240calls/minの制限がかかります。
詳細は APIリファレンス を参照ください。

8. ダッシュボード ※アドバンスドプランのみ

利用中の複数リソースの状況を一目で把握することができます。
1つのウィジェットの中に複数の異なるリソースのメーター(監視項目)をセットして、1つのグラフとして表示します。
このウィジェットを複数並べて表示することで、必要な情報を一覧表示することが可能になります。

9. データダウンロード ※アドバンスドプランのみ

各種リソースから収集されたパフォーマンスデータは、GUIからダウンロードすることができます。
ダウンロードには以下の項目を設定することが可能です。
  • リソース名
  • メーター名
  • 取得期間(最大は蓄積期間まで)

注釈

 本機能ではグラフで表示されたサンプル値がそのままダウンロードされます。
 グラフの表示期間が一定以上長い場合、全てのサンプル値がグラフ上にプロットされず、値が平均されたものがサンプル値として表示されるため、本機能でも値が平均された結果がダウンロードされます。
 実際のサンプル値をダウンロードするには、グラフの表示期間を"1h(1時間)"など短く設定する必要があります。

プラン

プラン一覧

サービスメニューは以下の2通りのいずれかを選択することができます。
お客様のご要望に合わせて選択してください。
  ベーシック アドバンスド
料金 無料 有料
データの保存期間 32日間(当日含む)
32日または397日間(約1年1ヶ月、当日含む)
100個まで
101個以上は、1個毎に月額料金が追加
メーターごとに設定が可能
1テナントあたり最大300個まで保存期間の延長が可能
設定可能なアラームの数
10個
1テナントあたり
100個まで
101個以上は、1個毎に月額料金が追加
1テナントあたり最大300個まで
カスタムメーター
1個
1テナントあたり
10個
11個以上は、1個毎に月額料金が追加
1テナントあたり最大30個まで
その他の機能 ダッシュボード機能、データダウンロード機能(GUI)

注釈

 アドバンスドプランをご利用のお客さまで、「データの保存期間」「アラーム」「カスタムメーター」の1テナントあたりの最大設定数が不足する場合には、上限数の変更をチケットにてご相談ください。なお、上限数によっては変更不可の場合があります。
 上限数は通常20営業日以内に変更されますが、状況により20営業日を超える場合があります。

申込方法

Smart Data Platformをご契約いただくことで、ベーシックメニューの機能をご利用いただくことができます。
アドバンスドメニューのご利用は、都度GUI上からお申し込みいただく必要がございます。

ご利用条件

他サービスとの組み合わせ条件

監視設定ができるメーターは、ご利用いただいている各種メニューに限ります。

最低利用期間

アドバンスドメニューの最低利用期間は1ヶ月となります。

メニュー 課金単位
アドバンスドプラン 1テナント毎
アドバンスドプラン - 追加メーター 1メーター毎
アドバンスドプラン - 追加アラーム 1アラーム毎
アドバンスドプラン - 追加カスタムメーター 1メーター毎

料金

初期費用

無料でご利用いただけます。

月額費用

ベーシックメニューは無料でご利用いただけます。
アドバンスドメニューは月額固定の料金となります。
詳細は プランと費用 を参照ください。

サービス提供の品質

サポート範囲

上記に記載した機能はサポート範囲となります。

運用

  • 本サービスは、以下の運用品質にて提供します。
項目 内容
運用時間 24時間/365日
故障時の対応方針 NTT Comにて復旧を速やかに実施します。
  • 故障情報はポータルサイト上での掲載のみにより提供します。故障情報のメール通知は提供対象外です。

SLA

本メニューは、SLAの対象外となります。


制限事項

リソースの生存時間が監視間隔より短い場合、メーターが出力されません。あらかじめご了承ください。