ベアメタルサーバー(v1/v3/v4)のファームウェアアップデート方法について

注釈

本手順ではメディア接続機能を利用したアップデート方法を記載しています。
他にはベアメタルサーバーからインターネット接続機能を利用し、直接ダウンロードサイトからアップデートパッケージのダウンロードも可能です。
また、以下のチュートリアルはGeneral Purpose1, 2, 3, Workload Optimized 1 および Custom Plan が対象となります。
v2のアップデート方法については次頁でご案内します。
なお、TPMが有効化されている場合、OSによってはリカバリーキーが必要となる場合がございます。そのため、作業前にリカバリーキーを必ず取得するようお願いします。

本構成について

以下環境のもとチュートリアルを作成しています。
  • オフィシャルイメージ

    WindowsServer-2012R2_Standard_64_include-license_baremetal-server_01

  • フレーバー

    General Purpose 2 v1

  • アップデートを行うツール

    Service Pack for ProLiant(SPP) 【P26940_001_spp-2020.03.0-SPP2020030.2020_0319.22.iso】

ドライバ/メンテナンスツール ダウンロード作業

v1の場合

  • 「サーバーの新規作成」もしくは「メディアの接続」のウィンドウ右側の記載に従って、サーバーベンダーのドライバ/メンテナンスツールのダウンロードサイトに移動します。
iso_bringing03

  • リスト内の最新のISOファイルをお客さまのローカル環境にダウンロードします。
    本チュートリアルでは「SPP2020030.2020_0319.22.iso」を選択します。
    Old_SPPフォルダへ移動します。
iso_bringing04

  • SPP2020030.2020_0319.22.iso を選択し、ダウンロードを行います。
iso_bringing05

v3/v4の場合

HPEサポートセンターにお客さまご自身のHPEパスポートアカウントでログインの上、ファイルをダウンロードしてください。HPEパスポートアカウントをお持ちでない場合は、新規作成をお願いいたします。

  • 以下のURLにブラウザでアクセスし、画面左下の「Download Base SPP」をクリックします。
../../_images/v3v4_fwdl01.png

  • 適切なバージョンが選択されていることを確認の上、「ソフトウェアの入手」をクリックします。
    バージョンが異なる場合は、左ペインのバージョンから適切なバージョンを選択します。

../../_images/v3v4_fwdl02.png

  • HPEアカウントのサインインをしていない場合は、以下の表示でサインインを促されますので、ユーザーID/メールアドレスとパスワードを入力し、サインインします。
../../_images/v3v4_fwdl03.png

  • 再度「ソフトウェアの入手」をクリックします。
../../_images/v3v4_fwdl04.png

  • Product Download画面が表示されますので、ダウンロードしたいファイルにチェックをつけ、ダウンロードをクリックすると、ファイルがダウンロードされます。
../../_images/v3v4_fwdl05.png

ドライバ/メンテナンスツール導入作業(v1/v3/v4共通)

※動作検証が取れている最新バージョンは 「SPPGen91.2022_0822.4.iso」(v1),「SPP2023090000.2023_0902.19.iso」(v3/v4) になります。(2024年2月現在)

  • 前項にてローカルにダウンロードしたISOファイルを、イメージ管理にアップロードします。
    具体的には、仮想サーバー > イメージ管理 > プライベートテンプレート/ISO に移動し、イメージの作成ボタンを押下して、ISOファイルをアップロードします。
  • ベアメタルサーバー起動後、メディアの接続機能を利用し、アップロードしたISOファイルをアタッチします。
iso_bringing06

  • CDドライブ(D:)を開き、「launch.hpsum.bat」を管理者権限で実行します。
iso_bringing07

  • Webブラウザが起動し、「Welcome HP Smart Update Manager」画面が表示されたら、「Localhost Guide Update」をクリックします。
Localhostguidupdate

  • モードを「Automatic」にチェックを入れ「OK」をクリックします。
Localhostguidupdate2

  • 自動的にアップデートが行われます。
Localhostguidupdate3

  • 自動アップデート後にREBOOTをクリックします。
Localhostguidupdate4

  • コンソールへログインし Information > Overview を確認し「iLO Firmware Version」がバージョンアップがされていることをご確認ください。

<実施前>

Localhostguidupdate5

<実施後>

Localhostguidupdate6

  • Information > Firmware Version infoより各種バージョンもご確認できます。

<実施前>

Localhostguidupdate10

<実施後>

Localhostguidupdate11

  • サーバーに再度ログインし、以下のように「No components were installed or there was an error retrieving logs」と表示されるまで、再起動と「Localhost Guide Update」を繰り返し作業は完了となります。
Localhostguidupdate9