ご利用条件¶
ご利用前の注意点¶
ベアメタルサーバー¶
ベアメタルサーバーの作成
<スタンダードプラン>
- OSの種別やフレーバー等によって差分はありますが、ベアメタルサーバーの作成には約30分から最大2時間程度かかる場合がございます。
- ベアメタルサーバー作成時にエラー状態となったベアメタルサーバーについては、課金対象外となります。また、7日以上経過後に自動削除されます。
<カスタムプラン>
- ベアメタルサーバーの標準納期は3.5ヵ月としています。ただし、お客さまの希望台数・希望スペックやハードウェアベンダーからの納入状況・半導体不足の影響等によって前後する可能性がございます。そのため、早めに納期照会いただくことを推奨しております。詳しくは、営業担当者にお問い合わせください。
ベアメタルサーバーのサーバースペック変更
<スタンダードプラン・カスタムプラン>
- ベアメタルサーバーのサーバースペック変更は行うことができません。他のサーバースペックへ変更する場合、お客さまは新たなサーバースペックのベアメタルサーバーを新規作成していただき、サーバーの移行作業を行う必要があります。
ベアメタルサーバーの在庫
<スタンダードプラン>
- ベアメタルサーバーの在庫が無くなった場合、本メニューをご提供できない場合があります。
ベアメタルサーバーのキャンセル
<カスタムプラン>
- お申込みいただいてから最低利用期間のご利用年数よりも前にキャンセルもしくは解約する場合、最低利用期間からご利用いただいた月数分を差し引いたご利用料金を請求いたします。例えば、月額利用上限料金20万円のベアメタルサーバーを最低利用期間3年でお申込みいただき、利用開始後1年で解約する場合は、20万円×(36ヵ月-12ヵ月)=480万円が違約金となります。
ベアメタルサーバーのネットワーク設定
<スタンダードプラン・カスタムプラン>
- ベアメタルサーバーの物理NICポートは4ポートとなっており、ロジカルネットワークとしてデータプレーン接続用に2ポート、ストレージプレーン接続用に2ポートご利用いただけます。また、各プレーンとの物理NICポートは異なるネットワークインターフェイスカードに収容されており、異なる対向スイッチに接続されております。なお、物理NICポート/対向スイッチなどの故障が発生する可能性がありますが、その場合、故障が発生した接続部分は断となります。そのため、データプレーン/ストレージプレーンとの接続毎に物理NICポートの故障、対向スイッチの故障に対応する冗長構成が取れるよう構成してください。
ファームウェア
<スタンダードプラン・カスタムプラン>
- ファームウェアのアップデートはお客さまに実施していただきます。ファームウェアは定期的にアップデートすることを推奨します。ファームウェアのバージョンは、本メニューが定めるもののみサポート範囲となります。本メニューが定めるファームウェアは下表を参照ください。なお、ベアメタルサーバーの故障に伴うパーツ交換時のファームウェアは、本メニュー指定のファームウェアバージョンとなります。ファームウェアのアップデート方法はチュートリアルを参照ください。
本メニューが定めるファームウェアのバージョンは以下の通りです。(2024年8月現在)
General Purpose 1 v1/General Purpose 2 v1/General Purpose 3 v1/Workload Optimized 1 v1 | Workload Optimized 2 v1 | General Purpose 1 v2/General Purpose 2 v2/General Purpose 3 v2/Workload Optimized 1 v2 | General Purpose 2 v3/General Purpose 3 v3/Custom Plan v3 | General Purpose 1 v4/General Purpose 2 v4/General Purpose 3 v4 | |
---|---|---|---|---|---|
UEFI(BIOS) | System ROM 2.00 以上 | BMC Firmware 3.26 以上 | V5.0.0.11 - R1.18.0 以上 | System ROM U32 v3.10 (02/22/2024) | System ROM U46 v2.00 (03/06/2024) |
Web Console | iLO 2.22 以上 (iLO4) | BMC Firmware 3.26 以上 | 9.21F (sdr03.54) 以上 | iLO 3.03 Mar 22 2024 (iLO5) | iLO 3.03 Mar 22 2024 以上(iLO5) |
RAID Card | Smart Array P440ar Controller 2.52 以上 | MegaRAID SAS Adapter 4.600-4907 以上 |
|
Smart Array P816i-a SR gen10 6.52 以上 | NS204i-p 1.2.14.1013以上 |
NIC | 1.1200.0 以上 | 0x80000208 以上 |
|
20.28.41以上 | 1.3429.0 以上 |
注釈
表中の値は新規にサーバーをデプロイした場合の値です。既存サーバーをご利用中かつアップデートを行っていないお客様につきましては、バージョンが異なりますのでご注意ください。
UEFI
<スタンダードプラン・カスタムプラン>
- 設定変更可能な機能は、本メニューの仕様により限定されております。
- マザーボードの故障などにより、お客さま側でUEFIの設定値を所定のものに設定していただく可能性があります。
- 設定値は一つずつ変更することを推奨します。複数の設定値を一括変更すると、設定値が一部反映されない場合があります。
ポストインストールアクション
<スタンダードプラン・カスタムプラン>
- ポストインストールアクションはベアメタルサーバー提供直後から、自動で実行されてしまいます。お客さまがポストインストールアクションの実行前にベアメタルサーバーの操作を行うことはできません。
- お客さまのScriptの間違いにより、お客さまがサーバーの利用/アクセスができなくなった場合、ベアメタルサーバーメニューはいかなる責任も負いません。当該ベアメタルサーバーは削除されるまで、課金は継続されます。
注釈
ポストインストールアクションの入力可能文字は以下となります。 abcdefghijklmnopqrstuvwxyzABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ0123456789!"#$%&'()*+,-./:;<=>?@[\]^_`{|}~
OS
<スタンダードプラン・カスタムプラン>
プロバイダーライセンス(Windows/RHEL)付きのオフィシャルイメージテンプレートを選択し作成されたベアメタルサーバーに、お客さまが他の新規OSをインストールした場合、オフィシャルイメージテンプレートの課金は継続されます。
- プロバイダーライセンス付きオフィシャルイメージテンプレートの課金は、ベアメタルサーバー作成時にインストールされた当該ベアメタルサーバーに紐づけられます。(たとえば、WindowsOSの場合、お客さまは、プロバイダーライセンスのProduct Keyをお客さまのProduct Keyへ変更することも可能ですが、プロバイダーライセンスのOSとしての課金は継続となります。)
注釈
- OSの初期パスワード
- お客さまはOSのユーザー毎の初期パスワードを、カスタマーポータル/API経由で設定できます。 しかし、ベアメタルサーバー提供後、カスタマーポータル/API経由でのパスワード変更は実施できません。
- もし、ユーザーが初期OSパスワードを紛失された場合、お客さまは、リモートコンソール経由で各OSが提供するレスキューモードを活用することでリストア/変更しなければなりません。もし、当該OSがレスキューモードを提供せず、お客さまがパスワードを紛失する前のレスキューディスクを作成できない場合は、お客さまはパスワードのリストア/変更を行うことができません。
Workload Optimized 2
<スタンダードプラン>
Workload Optimized 2は以下の機能について制約がありますので、ご注意ください。
- ご利用可能なオフィシャルイメージテンプレートは以下のように限定されております。・Windows Server 2012R2 Standard(SPLA)・Windows Server 2012R2 Standard for BYOL・Windows Server 2012R2 DataCenter for BYOL
SSD
<スタンダードプラン・カスタムプラン>
- SSDの書き込み上限回数に近づいた場合、お客さまにSSD交換のご連絡をさせていただく場合があります。
システムディスク
<スタンダードプラン>
- v4フレーバーのディスク領域は、採用しているRAIDコントローラの制約から、OSのブートデバイス以外の用途で利用されること (例えば仮想マシンを稼働させるなど) を想定しておりません。突発の障害時のデータロスを避けるため、重要なデータの保存先にはブロックストレージなどをご利用ください。
リモートコンソールアクセス¶
<スタンダードプラン・カスタムプラン>
- SSL VPNは1ID当たり最大1セッション(接続)となります。同一IDで、複数のクライアントからアクセスすることはできません。
- お客さまは、お客さまのネットワークをSSL VPNに接続することはできません。本メニューは拠点間通信用途ではありません。ベアメタルサーバーのBMCに接続するための機能です。
- お客さまが、Proxy経由で接続した場合、接続ができない場合があります。
- お客さまネットワーク(オンプレミス内)とSSL VPNのIPアドレスでコンフリクトが生じた場合、お客さまネットワーク内で通信ができなくなる可能性があります。
- お客さまは、Arcstar Universal One/Multi-Cloud Connect経由でリモートコンソールアクセスにアクセスすることができません。インターネット経由のアクセスのみ可能です。
制約事項¶
ベアメタルサーバー¶
ファームウェア
<スタンダードプラン・カスタムプラン>
- お客さまが本メニューで定める方法以外でファームウェアをアップデートされた場合、本メニューのサポート対象外となる可能性があります。(なお、ベアメタルサーバーの故障などによりパーツ交換が発生した場合、各パーツのファームウェアバージョンは本メニュー指定のものが適用されていきます。)
ファームウェアのアップデート方法はチュートリアルを参照ください。
- 本メニューが定める方法
- General Purpose 1 v1/General Purpose 2 v1/General Purpose 3 v1/Workload Optimized 1 v1の場合
- HP Service Pack for ProLiant (SPP)/ HP Smart Update Managerを用いたアップデート
- Workload Optimized 2 v1の場合
- 個別にお問い合わせください。
- General Purpose 1 v2/General Purpose 2 v2/General Purpose 3 v2/Workload Optimized 1 v2の場合
- UPDATE_DVDを用いたアップデート
- General Purpose 2 v3/General Purpose 3 v3/Custom Plan v3の場合
- HP Service Pack for ProLiant (SPP)/ HP Smart Update Managerを用いたアップデート
- General Purpose 1 v4/General Purpose 2 v4/General Purpose 3 v4の場合
- HP Service Pack for ProLiant (SPP)/ HP Smart Update Managerを用いたアップデート
BMC
<スタンダードプラン・カスタムプラン>
- お客さまには権限を制限したユーザーが提供されます。以下の機能以外は使用しないでください。PXEブートを行う場合、お客さまご自身でPXEブートを実施いただき、システムを構築していただきます。その際には、お客さまのDHCP若しくはロジカルネットワークのDHCPと競合しないように設定を行ってください。
- ベアメタルサーバーのコンソールへのアクセス
- 仮想メディア(Virtual Media)機能の利用<コンソール経由>
- Power ON/OFF
- UEFI手動設定、RAID設定 ※カスタムプランのみ
- お客さまは、本メニューでは提供するベアメタルサーバーのBMCにおけるIPアドレスの設定/変更は禁止されています。モニタリングメニューによるベアメタルサーバーへのモニタリングができなくなる可能性があります。
- ベアメタルサーバー間のBMC経由での通信を行うことはできません。(対向のスイッチでブロックされています)。お客さまは、他のベアメタルサーバーのBMCポートにPingを行うことができません。
- お客さまは、BMC経由でのイベントログを、ベアメタルサーバーのBMCから直接取得することはできません。
UEFI
<スタンダードプラン・カスタムプラン>
- UEFIのファームウェアバージョンによっては、UEFI機能一覧の設定変更可の機能においても適切に動作しない事象が発生する可能性があります。本メニューでは事象確認後、速やかに既知の事象に掲載いたします。
- 一部のUEFI機能は設定変更に当たり、前提条件として別のUEFI設定が必要となる場合があります。前提条件となるUEFI設定が未設定の場合、該当の設定について動作は保証できません。
電源操作
<スタンダードプラン・カスタムプラン>
- ホストOSにインストールされているソフトウェア等により,サーバーの起動/停止処理に1時間程度の時間がかかる場合があります。
- v2のフレーバーは、PXEブートを行うと5回再起動を行います。(完了まで30分以上かかります。)
- v2サーバーはブートモード変更後にサーバー再起動を実施した場合、サーバーが起動されない場合があります。その場合は再度サーバー起動を実施ください。
TPM
<スタンダードプラン>
- TPMによって暗号化が有効化されている場合は、故障交換後にリカバリーキーを入力する必要がございます。そのため、TPM有効化時にリカバリーキーを必ず取得するようお願いします。
- リカバリーキーはお客さま自身で管理いただく必要がございます。リカバリーキーを正しく保管・管理されず、サーバーが復旧できない場合においても弊社はその責任を負いません。
OS / ライセンス¶
OS
<スタンダードプラン・カスタムプラン>
- cloud-init/cloudbase-init scriptプロバイダーライセンスで提供されるテンプレートには、Cloud-init scriptがデフォルトでインストールされています。Cloud-init scriptは、メタデータ(OS account, OS account's password, SSH public key, hostname)およびユーザーデータ(Linux: shell script, Windows: PowerShell) で構成されています。Cloud-init scriptは、OSのBootの段階で実行されます。お客さまは、カスタマーポータル/API経由で、ユーザーデータのみ自由に編集することが可能です。1.RHEL/CentOS/Ubuntu : cloud-init2.Windows : cloudbase-init.
ライセンスの課金/サポート
<スタンダードプラン・カスタムプラン>
- ベアメタルサーバーメニューは、お客さまが行うオフィシャルイメージテンプレートがインストールされたベアメタルサーバーへのOS再インストールに関していかなる責任も負いません。
お客さま持ち込みライセンス/アプリケーション
<スタンダードプラン・カスタムプラン>
- 一部のOSやソフトウェアのライセンス形態において、複数のユーザーが利用するマルチクラウド環境に導入できないが、専用物理サーバー上には利用が許可されている場合がございます。例えば、Oracle社のOracle DatabaseやMicrosoft社のWindows Serverが該当いたします。(2022年6月13日現在)お客さま責任のもと、アプリケーション/オープンソースソフトウェアなどをベアメタルサーバーにインストールできます。本メニューは、お客さまが持ち込まれるアプリケーションや、オープンソースソフトウェアの運用管理の対象外となります。また、その動作/運用についていかなる責任も負いません。持ち込んだライセンスが提供元のライセンス規約に違反した場合においても、弊社は一切の責任を負いかねますのであらかじめご了承ください。
- General Purpose 1 v1/General Purpose 2 v1/General Purpose 3 v1/Workload Optimized 1 v1/General Purpose 2 v3/General Purpose 3 v3/General Purpose 1 v4/General Purpose 2 v4/General Purpose 3 v4/Custom Plan v3の場合、Microsoft Windows Server / Red hat Enterprise Linux / SUSE Linux Enterprise Serverなど、有償OSのISOイメージを持ち込む場合は、サーバーベンダーのドライバー/メンテナンスツール(HP社サーバー:Service Pack for Proliant )が必要となります。上記のISOイメージ持ち込みを希望される方はベアメタルサーバーのチュートリアルを参照ください。
故障対応
<スタンダードプラン・カスタムプラン>
- 非活性交換を実施する場合、故障対応の候補日についてお客さまへご連絡いたします。
- 本サービス指定期日まで、お客さまのご連絡が取れなかった場合は、NTT Com指定日にて故障対応を実施します。
- 非活性交換を実施する場合、モニタリングメニューでも検知できない事象の場合は、お客さまにて正常性確認を実施していただきます。
- リンクダウンに関する故障は、お客さまより申告いただく必要がございます。
- 作業完了後の本サービスからの確認連絡において、お客さまと連絡が取れない、もしくはご連絡をいただけない場合、本サービス指定日時時点で、正常性確認が取れたとみなします。
- 本メニューでは、パーツ交換後やメンテナンス対応後のOS/アプリケーションの正常性確認を行いません。
- 活性交換の詳細確認後、故障状況により非活性交換で対応する場合があります。詳しくはベアメタルサーバー故障対応フローをご覧ください。(参照:ベアメタルサーバーメニューの運用)
- モニタリングメニューにて検知できない事象の場合は、お客さまからの申告にもとづき、故障対応を開始します。
- 活性交換の際に、お客さまにてベアメタルサーバーの電源を落としていた(Power Off)場合、正常性確認のため、サービス側でベアメタルサーバーを一時的にPower Onにする場合があります。
- 活性交換を申し込まれた場合でも、故障や対応状況によっては非活性交換をご提案する場合がございます。
- TPMによって暗号化が有効化されている場合は、故障交換後にリカバリーキーを入力する必要がございます。そのため、TPM有効化時にリカバリーキーを必ず取得するようお願いします。
- リカバリーキーはお客さま自身で管理いただく必要がございます。リカバリーキーを正しく保管・管理されず、サーバーが復旧できない場合においても弊社はその責任を負いません。
<カスタムプラン>
- サーバーを削除した後に再作成する際、サーバーが再利用可能になる前(初期化中)に故障した場合は、お客様への通知なく、部品交換などの故障対応を行う場合がございますので、ご了承ください。
HDD/SSDの活性交換
<スタンダードプラン・カスタムプラン>
一部の拠点およびフレーバーについてはHDD/SSD故障が起きた際に、お客さまからのご依頼を受けてHDD/SSDの活性交換を実施します。
- ご依頼方法については故障発生時にNTT Comから送付するメール内容を参照ください。HDD/SSDの活性交換が可能な拠点は、下記を参照ください。
HDD/SSDのRAID設定が実施されている場合、故障交換したディスクを差し込んだ時点で自動的にRebuildが開始されます。Rebuild中は読み込み・書き込み共に性能が低下する可能性がございます。
HDD/SSD交換作業の際、まれにデータ破損が発生する場合があります。データ破損についてはNTT Comでは責任を負えません。万が一に備え、日々のバックアップを行うことをお勧めします。
活性交換作業はハードディスクが物理的に正常に認識された時点で完了のご報告をします。Rebuildの完了まではNTT Com側では確認しません。
HDD/SSDの活性交換を希望される場合は、HDD/SSDが活性交換可能なRAID設定がされているか予めご確認ください。