ご利用条件¶
ご利用前の注意点¶
ベアメタルサーバー¶
ベアメタルサーバーの作成
<スタンダードプラン>
OSの種別やフレーバー等によって差分はありますが、ベアメタルサーバーの作成には約30分から最大2時間程度かかる場合があります。
ベアメタルサーバー作成時にエラー状態となったベアメタルサーバーについては、課金対象外となります。また、7日以上経過後に自動削除されます。
ベアメタルサーバーのサーバースペック変更
<スタンダードプラン>
ベアメタルサーバーのサーバースペック変更は行うことができません。他のサーバースペックへ変更する場合、お客さまは新たなサーバースペックのベアメタルサーバーを新規作成し、サーバーの移行作業を行う必要があります。
ベアメタルサーバーの在庫
<スタンダードプラン>
ベアメタルサーバーの在庫が無くなった場合、本メニューを提供できない場合があります。
ベアメタルサーバーのネットワーク設定
<スタンダードプラン>
ベアメタルサーバーの物理NICポートは4ポートとなっており、ロジカルネットワークとしてデータプレーン接続用に2ポート、ストレージプレーン接続用に2ポート利用できます。また、各プレーンとの物理NICポートは異なるネットワークインターフェイスカードに収容されており、異なる対向スイッチに接続されています。なお、物理NICポート/対向スイッチなどの故障が発生する可能性があります。その場合、故障が発生した接続部分は断となります。そのため、データプレーン/ストレージプレーンとの接続ごとに物理NICポートの故障、対向スイッチの故障に対応する冗長構成が取れるよう構成してください。
ファームウェア
<スタンダードプラン>
- ファームウェアのアップデートはお客さまに実施していただきます。ファームウェアは定期的にアップデートすることを推奨します。ファームウェアのバージョンは、本メニューが定めるもののみサポート範囲となります。本メニューが定めるファームウェアは下表をご確認ください。なお、ベアメタルサーバーの故障に伴うパーツ交換時のファームウェアは、本メニュー指定のファームウェアバージョンとなります。ファームウェアのアップデート方法は チュートリアル を参照してください。
本メニューが定めるファームウェアのバージョンは以下のとおりです。(2024年8月現在)
General Purpose 1 v1/General Purpose 2 v1/General Purpose 3 v1/Workload Optimized 1 v1 |
Workload Optimized 2 v1 |
General Purpose 1 v2/General Purpose 2 v2/General Purpose 3 v2/Workload Optimized 1 v2 |
General Purpose 2 v3/General Purpose 3 v3 |
General Purpose 1 v4/General Purpose 2 v4/General Purpose 3 v4 |
General Purpose 1 v5/General Purpose 2 v5/General Purpose 3 v5 |
|
---|---|---|---|---|---|---|
UEFI(BIOS) |
System ROM 2.00 以上 |
BMC Firmware 3.26 以上 |
V5.0.0.11 - R1.18.0 以上 |
System ROM U32 v3.10 (02/22/2024) |
System ROM U46 v2.00 (03/06/2024) |
System ROM U54 v2.16 (03/01/2024)以上 |
Web Console |
iLO 2.22 以上 (iLO4) |
BMC Firmware 3.26 以上 |
9.21F (sdr03.54) 以上 |
iLO 3.03 Mar 22 2024 (iLO5) |
iLO 3.03 Mar 22 2024 以上(iLO5) |
iLO 1.58 Mar 22 2024 以上(iLO6) |
RAID Card |
Smart Array P440ar Controller 2.52 以上 |
MegaRAID SAS Adapter 4.600-4907 以上 |
|
Smart Array P816i-a SR gen10 6.52 以上 |
NS204i-p 1.2.14.1013以上 |
NS204i-u 1.2.14.1013以上 |
NIC |
1.1200.0 以上 |
0x80000208 以上 |
|
20.28.41以上 |
1.3429.0 以上 |
4.30以上 |
注釈
表中の値は新規にサーバーをデプロイした場合の値です。既存サーバーをご利用中かつアップデートを行っていないお客様につきましては、バージョンが異なるためご注意ください。
UEFI
<スタンダードプラン>
設定変更可能な機能は、本メニューの仕様により限定されています。
マザーボードの故障などにより、お客さま側でUEFIの設定値を所定のものに設定する可能性があります。
設定値は一つずつ変更することを推奨します。複数の設定値を一括で変更すると、設定値が一部反映されない場合があります。
ポストインストールアクション
<スタンダードプラン>
ポストインストールアクションはベアメタルサーバー提供直後から、自動で実行されます。お客さまがポストインストールアクションの実行前にベアメタルサーバーの操作を行うことはできません。
お客さまのScriptの間違いにより、お客さまがサーバーの利用/アクセスができなくなった場合、ベアメタルサーバーメニューはいかなる責任も負いません。当該ベアメタルサーバーは削除されるまで、課金は継続されます。
注釈
ポストインストールアクションの入力可能文字は以下となります。 abcdefghijklmnopqrstuvwxyzABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ0123456789!"#$%&'()*+,-./:;<=>?@[\]^_`{|}~
OS
<スタンダードプラン>
プロバイダーライセンス8(Windows/RHEL)付きのオフィシャルイメージテンプレートを選択し作成されたベアメタルサーバーに、お客さまが他の新規OSをインストールした場合、オフィシャルイメージテンプレートの課金は継続されます。
- プロバイダーライセンス付きオフィシャルイメージテンプレートの課金は、ベアメタルサーバー作成時にインストールされた当該ベアメタルサーバーに紐づけられます。(たとえば、WindowsOSの場合、お客さまは、プロバイダーライセンスのProduct Keyをお客さまのProduct Keyへ変更することも可能ですが、プロバイダーライセンスのOSとしての課金は継続となります。)
注釈
OSの初期パスワード
お客さまはOSのユーザーごとの初期パスワードを、Smart Data Platform(以下、SDPFポータル)/API経由で設定できます。 しかし、ベアメタルサーバー提供後、SDPFポータル/API経由でのパスワード変更は実施できません。
ユーザーが初期OSパスワードを紛失された場合、お客さまは、リモートコンソール経由で各OSが提供するレスキューモードを活用してリストア/変更する必要があります。当該OSがレスキューモードを提供せず、お客さまがパスワードを紛失する前のレスキューディスクを作成できない場合は、お客さまはパスワードのリストア/変更ができません。
Workload Optimized 2
<スタンダードプラン>
Workload Optimized 2は以下の機能について制約があるため、ご注意ください。
- 利用できるオフィシャルイメージテンプレートは以下のように限定されています。・Windows Server 2012R2 Standard(SPLA)・Windows Server 2012R2 Standard for BYOL・Windows Server 2012R2 DataCenter for BYOL
SSD
<スタンダードプラン>
SSDの書き込み上限回数に近づいた場合、お客さまにSSD交換の連絡をする場合があります。
システムディスク
<スタンダードプラン>
v4/v5フレーバーのディスク領域は、採用しているRAIDコントローラの制約から、OSのブートデバイス以外の用途で利用されること(仮想マシンを稼働させるなど)を想定しておりません。突発の障害時のデータロスを避けるため、重要なデータの保存先にはブロックストレージなどをご利用ください。
リモートコンソールアクセス¶
<スタンダードプラン>
SSL-VPNは1ID当たり最大1セッション(接続)となります。同一IDで、複数のクライアントからアクセスできません。
お客さまは、お客さまのネットワークをSSL-VPNに接続することはできません。本メニューは拠点間通信用途ではありません。ベアメタルサーバーのBMCに接続するための機能です。
お客さまが、Proxy経由で接続した場合、接続ができない場合があります。
お客さまネットワーク(オンプレミス内)とSSL-VPNのIPアドレスでコンフリクトが生じた場合、お客さまネットワーク内で通信ができなくなる可能性があります。
お客さまは、Arcstar Universal One/Multi-Cloud Connect経由でリモートコンソールアクセスにアクセスすることができません。インターネット経由のアクセスのみ可能です。
制約事項¶
ベアメタルサーバー¶
ファームウェア
<スタンダードプラン>
- お客さまが本メニューで定める方法以外でファームウェアをアップデートされた場合、本メニューのサポート対象外となる可能性があります。(なお、ベアメタルサーバーの故障などによりパーツ交換が発生した場合、各パーツのファームウェアバージョンは本メニュー指定のものが適用されていきます。)
ファームウェアのアップデート方法はチュートリアルを参照してください。
- 本メニューが定める方法
- General Purpose 1 v1/General Purpose 2 v1/General Purpose 3 v1/Workload Optimized 1 v1の場合
- HP Service Pack for ProLiant (SPP)/ HP Smart Update Managerを用いたアップデート
- Workload Optimized 2 v1の場合
個別にお問い合わせください。
- General Purpose 1 v2/General Purpose 2 v2/General Purpose 3 v2/Workload Optimized 1 v2の場合
- UPDATE_DVDを用いたアップデート
- General Purpose 2 v3/General Purpose 3 v3の場合
- HP Service Pack for ProLiant (SPP)/ HP Smart Update Managerを用いたアップデート
- General Purpose 1 v4/General Purpose 2 v4/General Purpose 3 v4の場合
- HP Service Pack for ProLiant (SPP)/ HP Smart Update Managerを用いたアップデート
- General Purpose 1 v5/General Purpose 2 v5/General Purpose 3 v5の場合
- HP Service Pack for ProLiant (SPP)/ HP Smart Update Managerを用いたアップデート
BMC
<スタンダードプラン>
お客さまには権限を制限したユーザーが提供されます。以下の機能以外は使用しないでください。PXEブートを行う場合、お客さまご自身でPXEブートを実施し、システムを構築してください。その際には、お客さまのDHCPもしくはロジカルネットワークのDHCPと競合しないように設定を行ってください。
ベアメタルサーバーのコンソールへのアクセス
仮想メディア(Virtual Media)機能の利用<コンソール経由>
Power ON/OFF
お客さまは、本メニューでは提供するベアメタルサーバーのBMCにおけるIPアドレスの設定/変更は禁止されています。モニタリングメニューによるベアメタルサーバーへのモニタリングができなくなる可能性があります。
ベアメタルサーバー間のBMC経由での通信を行うことはできません。(対向のスイッチでブロックされています)。お客さまは、他のベアメタルサーバーのBMCポートにPingを行うことができません。
お客さまは、BMC経由でのイベントログを、ベアメタルサーバーのBMCから直接取得することはできません。
UEFI
<スタンダードプラン>
UEFIのファームウェアバージョンによっては、UEFI機能一覧の設定変更可の機能においても適切に動作しない事象が発生する可能性があります。本メニューでは事象確認後、速やかに既知の事象に掲載します。
一部のUEFI機能は設定変更にあたり、前提条件として別のUEFI設定が必要となる場合があります。前提条件となるUEFI設定が未設定の場合、該当の設定について動作は保証できません。
電源操作
<スタンダードプラン>
ホストOSにインストールされているソフトウェア等により,サーバーの起動/停止処理に1時間程度の時間がかかる場合があります。
v2のフレーバーは、PXEブートを行うと5回再起動を行います。完了まで30分以上かかります。
v2サーバーはブートモード変更後にサーバー再起動を実施した場合、サーバーが起動されない場合があります。その場合は再度サーバー起動を実施してください。
TPM
<スタンダードプラン>
TPMによって暗号化が有効化されている場合は、故障交換後にリカバリーキーを入力する必要があります。そのため、TPM有効化時にリカバリーキーを必ず取得するようお願いします。
リカバリーキーはお客さま自身で管理いただく必要がございます。リカバリーキーを正しく保管・管理されず、サーバーが復旧できない場合においても弊社はその責任を負いません。
OS/ライセンス¶
OS
<スタンダードプラン>
- cloud-init/cloudbase-init scriptプロバイダーライセンスで提供されるテンプレートには、Cloud-init scriptがデフォルトでインストールされています。Cloud-init scriptは、メタデータ(OS account, OS account's password, SSH public key, hostname)およびユーザーデータ(Linux: shell script, Windows: PowerShell) で構成されています。Cloud-init scriptは、OSのBootの段階で実行されます。お客さまは、SDPFポータル/API経由で、ユーザーデータのみ自由に編集することができます。1.RHEL/CentOS/Ubuntu : cloud-init2.Windows : cloudbase-init.
ライセンスの課金/サポート
<スタンダードプラン>
ベアメタルサーバーメニューは、お客さまが行うオフィシャルイメージテンプレートがインストールされたベアメタルサーバーへのOS再インストールに関していかなる責任も負いません。
お客さま持ち込みライセンス/アプリケーション
<スタンダードプラン>
- 一部のOSやソフトウェアのライセンス形態において、複数のユーザーが利用するマルチクラウド環境に導入できないが、専用物理サーバー上には利用が許可されている場合があります。例えば、Oracle社のOracle DatabaseやMicrosoft社のWindows Serverが該当します。(2022年6月13日現在)お客さま責任のもと、アプリケーション/オープンソースソフトウェアなどをベアメタルサーバーにインストールできます。本メニューは、お客さまが持ち込むアプリケーションや、オープンソースソフトウェアの運用管理の対象外となります。また、その動作/運用についていかなる責任も負いません。持ち込んだライセンスが提供元のライセンス規約に違反した場合においても、弊社は一切の責任を負いかねます。あらかじめご了承ください。
- General Purpose 1 v1/General Purpose 2 v1/General Purpose 3 v1/Workload Optimized 1 v1/General Purpose 2 v3/General Purpose 3 v3/General Purpose 1 v4/General Purpose 2 v4/General Purpose 3 v4/General Purpose 1 v5/General Purpose 2 v5/General Purpose 3 v5の場合、Microsoft Windows Server / Red hat Enterprise Linux / SUSE Linux Enterprise Serverなど、有償OSのISOイメージを持ち込む場合は、サーバーベンダーのドライバー/メンテナンスツール(HP社サーバー:Service Pack for Proliant )が必要となります。上記のISOイメージ持ち込みを希望される方はベアメタルサーバーのチュートリアルを参照ください。
故障対応
<スタンダードプラン>
非活性交換を実施する場合、故障対応の候補日についてお客さまへご連絡します。
本サービスが指定する期日まで、お客さまの連絡が取れなかった場合は、弊社の期日にて故障対応を実施します。
非活性交換を実施する場合、モニタリングメニューでも検知できない事象の場合は、お客さまにて正常性確認を実施していただきます。
リンクダウンに関する故障は、お客さまにて申告する必要があります。
作業完了後の本サービスからの確認連絡において、お客さまと連絡が取れない、もしくは連絡がない場合、本サービス指定日時時点で、正常性確認が取れたとみなします。
本メニューでは、パーツ交換後やメンテナンス対応後のOS/アプリケーションの正常性確認を行いません。
活性交換の詳細確認後、故障状況により非活性交換で対応する場合があります。詳しくは ベアメタルサーバー故障対応フロー を参照してください。
モニタリングメニューにて検知できない事象の場合は、お客さまからの申告にもとづき、故障対応を開始します。
活性交換の際に、お客さまにてベアメタルサーバーの電源を落としていた場合(Power Off)、正常性確認のため、サービス側でベアメタルサーバーを一時的にPower Onにする場合があります。
活性交換を申し込まれた場合でも、故障や対応状況によっては非活性交換を提案する場合があります。
TPMによって暗号化が有効化されている場合は、故障交換後にリカバリーキーを入力する必要があります。そのため、TPM有効化時にリカバリーキーを必ず取得するようお願いします。
リカバリーキーはお客さま自身で管理する必要があります。リカバリーキーを正しく保管・管理されず、サーバーが復旧できない場合においても弊社はその責任を負いません。
HDD/SSDの活性交換
<スタンダードプラン>
一部の拠点およびフレーバーについてはHDD/SSD故障が起きた際に、お客さまからの依頼を受けてHDD/SSDの活性交換を実施します。
- ご依頼方法については故障発生時に弊社から送付するメール内容を参照してください。HDD/SSDの活性交換が可能な拠点は、下記を参照してください。
HDD/SSDのRAID設定が実施されている場合、故障交換したディスクを差し込んだ時点で自動的にRebuildが開始されます。Rebuild中は読み込み・書き込み共に性能が低下する可能性があります。
HDD/SSD交換作業の際、まれにデータ破損が発生する場合があります。データ破損については弊社では責任を負えません。万が一に備え、日々のバックアップを行うことをお勧めします。
活性交換作業はハードディスクが物理的に正常に認識された時点で完了のご報告をします。Rebuildの完了までは弊社側では確認しません。
HDD/SSDの活性交換を希望する場合は、HDD/SSDが活性交換可能なRAID設定がされているかあらかじめご確認ください。