FIC Entry Pack接続からFIC接続への移行手順¶
注釈
- 本手順では5〜10分程度の通信断が発生します。
- 本作業前にFIC接続ゲートウェイの各設定情報(FICインターフェイス情報、ゲートウェイインターフェイス、スタティックルート)をメモもしくはスクリーンショットを取得することをお勧めします。
- FIC接続ゲートウェイの設定については こちら をご参照ください。
1. FIC-Router新設¶
1-1. FIC-Routerの購入¶
- カスタマーポータルからFICテナントにアクセスし、グローバルビュー画面が表示されますので、任意のエリアを選択します。
- 選択されたエリアのエリアビュー画面が表示されますので、左メニューから「ルータ」を押下します。
- 画面右側にメニューが表示されますので、「購入」を押下します。
- ルータ購入ガイダンス画面が表示されますので、「次へ」を押下します。
- ルータ購入手続き画面が表示されますので、項目に沿って値を入力します。
項番 | 名称 | 説明 | 入力形式 | 備考 |
1 | 名前 | ルータに設定する名前を入力します。 | 半角英数記号※購入後は名前を変更することは出来ません。 | |
2 | エリア | ルータを設置するエリア名が表示されます。 | 固定値 | |
3 | 網内利用アドレス | 保守調査時に利用するNWアドレス(/27)を入力します。 | ネットワークIPアドレス/27 | お客様環境で使用されていないプライベートアドレスまたはお客様が正規に取得されたグローバルIPアドレスを「/27」で入力してください。
網内利用アドレスの詳細は こちら をご参照ください。
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4 | 冗長構成 | 冗長構成の有無を選択します。 | クリックで選択(選択時はポイントの色が赤くなります。) | ※基本的には冗長構成をお申し込みください。非冗長では故障時に復旧に時間がかかる恐れがあります。 |
- 値を入力しましたら、「確認」を押下します。
- ルータの購入確認画面にて入力内容を確認し、内容に問題なければ「購入」を押下します。
- ルータ購入申し込み受付完了画面が表示されますので、「OK」を押下します。
- 画面右上の更新ボタンにて画面を更新しますと、購入したルータが表示されます。
2. FIC-Connection(Arcstar Universal One)新設¶
2-1. FIC-Connection(Arcstar Universal One)の購入¶
- カスタマーポータルからFICテナントにアクセスし、グローバルビュー画面が表示されますので、任意のエリアを選択します。
- 選択されたエリアのエリアビュー画面が表示されますので、左メニューから「コネクション」を押下します。
- 画面右側にメニューが表示されますので、「購入」を押下します。
- コネクション購入メニューにて「Arcstar Universal One L3」を押下します。
- 相互接続購入ガイダンスが表示されますので、「次へ」を押下します。
- 相互接続の購入手続き画面が表示されます。
- エリアビューより、相互接続(Arcstar Universal One)の接続元を選択します。
- コネクションの購入情報入力(Arcstar Universal One)画面が表示されます。
- 購入情報を入力し「確認」を押下します。
項番 | 項目 | 説明 | 入力形式 |
1 | コネクション名 | コネクションに設定する名前を入力します | 半角英数及び一部記号&()-_64文字以内 |
2 | 接続帯域 | コネクションの接続帯域を選択します。 | プルダウンにて選択 [10M,20M,30M,40M,50M,100M,200M,300M,400M,500M,1G,2G,3G,4G,5G,10G] |
3 | ルータID | 選択した接続元ルータのIDが表示されます。 | 固定値 |
4 | Routing Group名 | FIC-RouterのRouting Groupを選択します。 | プルダウンにて選択 [group_1, group_2, group_3, group_4, group_5, group_6, group_7, group_8]
Routing Groupの設計をしていなければ「group_1」を選択してください。
Routing Groupの詳細は こちら をご参照ください。
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5 | BGP Filter Ingress(接続元FIC-Router) | BGPの受信種別を選択します。(受信しない場合は’受信停止’を選択します。購入後に変更可能です。) | プルダウンにて選択 [フルルート,受信停止]
お客様環境にて特に指定ない場合には「フルルート」を選択してください。
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6 | BGP Filter Egress(接続元FIC-Router) | BGPの広告種別を選択します。(広告しない場合は’配信停止’を選択します。購入後に変更可能です。) | プルダウンにて選択 [フルルート(デフォルトルート除外),フルルート(デフォルトルート込み),デフォルトルート,サマライズ,配信停止]
お客様環境にて特に指定ない場合には「フルルート(デフォルトルート込み)」を選択してください。
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7 | MED Egress (Primary) | FIC-Routerから接続先へ広告する経路に付与するMED値を設定可能です。 | プルダウンにて選択 [10,30]
お客様環境にて特に指定ない場合には「10」を選択してください。
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8 | MED Egress (Secondary) | Primary側に設定したMED値に+10した値がSecondary側に自動設定されます。 | 自動設定 |
9 | Connecting Point | 接続するArcstar Universal Oneのロケーションを選択します。 | プルダウンにて選択 |
10 | 代表番号 | Arcstar Universal Oneの代表番号(Nから始まる10桁のID)を入力します。 | N+半角数字 |
11 | VPN番号 | Arcstar Universal OneのVPN番号(Vから始まる9桁のID)を入力します。 | V+半角数字 |
12 | BGP Filter Egress (接続先 Arcstar Universal One L3) | BGPの広告種別を選択します。 | プルダウンにて選択 [フルルート(デフォルトルート除外),フルルート(デフォルトルート込み),デフォルトルート,サマライズ]
お客様環境にて特に指定ない場合には「フルルート(デフォルトルート込み)」を選択してください。
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13 | 接続ネットワークアドレス | Arcstar Universal OneとFIC-Router間のネットワークアドレス(IPv4)を入力します。 |
- コネクションの購入確認画面が表示されますので、購入内容を確認し「購入」を押下します。
- コネクション購入申し込み受付完了画面が表示されますので、「OK」を押下します。
項番 | 項目 | 説明 |
1 | 受付番号 | コネクション購入時に発行された受付番号が表示されます。 |
- 画面右上の更新ボタンにて画面を更新すると、エリアビューに購入したコネクションが表示されます。
3. FIC-Connection(SDPF Cloud/Server)新設¶
3-1. FIC-Connection(SDPF Cloud/Server)の購入¶
- カスタマーポータルからFICテナントにアクセスし、グローバルビュー画面が表示されますので、任意のエリアを選択します。
- 選択されたエリアのエリアビュー画面が表示されますので、左メニューから「コネクション」を押下します。
- 画面右側にメニューが表示されますので、「購入」を押下します。
- コネクション購入メニューにて「SDPF Cloud/Server FIC-GW」を押下します。
- クラウド接続購入ガイダンスが表示されますので、「次へ」を押下します。
- クラウド接続の購入手続き画面が表示されますので、エリアビューより、クラウド接続(SDPF Cloud/Server)の接続元を選択します。
- コネクションの購入情報入力(SDPF Cloud/Server)画面が表示されますので、購入情報を入力します。
項番 | 項目 | 説明 | 入力形式 |
1 | コネクション名 | コネクションに設定する名前を入力します | 半角英数及び一部記号&()-_ ※購入後は名前を変更することは出来ません。 |
2 | 接続帯域 | コネクションの接続帯域を選択します。 | プルダウンにて選択 [10M,20M,30M,40M,50M,100M,200M,300M,400M,500M,1G] |
3 | ルータID | 選択した接続元ルータのIDが表示されます。 | 固定値 |
4 | Routing Group名 | FIC-RouterのRouting Groupを選択します。 | プルダウンにて選択 [group_1, group_2, group_3, group_4, group_5, group_6, group_7, group_8]
Routing Groupの設計をしていなければ「group_1」を選択してください。
Routing Groupの詳細は こちら をご参照ください。
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5 | BGP Filter Ingress | BGPの受信種別を選択します。(受信しない場合は’受信停止’を選択します。購入後に変更可能です。) | プルダウンにて選択 [フルルート,受信停止]
お客様環境にて特に指定ない場合には「フルルート」を選択してください。
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6 | BGP Filter Egress | BGPの広告種別を選択します。(広告しない場合は’配信停止’を選択します。購入後に変更可能です。) | プルダウンにて選択 [フルルート(デフォルトルート除外),フルルート(デフォルトルート込み),配信停止]
お客様環境にて特に指定ない場合には「フルルート(デフォルトルート込み)」を選択してください。
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7 | Connecting Point | 接続するSDPF リージョンを選択します。 | プルダウンにて選択
リージョンはSDPFポータルの「FIC接続ゲートウェイ詳細画面」の「FICサービス情報」の「ゾーン」に記載されています。
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8 | テナントID | SDPF テナントIDを入力します。 | 半角英数字記号[!-_~]
テナントIDはSDPFポータルの「FIC接続ゲートウェイ詳細画面」の「情報」の「テナントID」に記載されています。
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9 | API鍵 | 接続するSDPF Cloud/ServerのAPI鍵を入力します。 | 半角英数字記号[!-_~]
API鍵/API秘密鍵の確認/更新方法は こちら をご参照ください。
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10 | API秘密鍵 | 接続するSDPF Cloud/ServerのAPI秘密鍵を入力します。 | 半角英数字記号[!-_~]
API鍵/API秘密鍵の確認/更新方法は こちら をご参照ください。
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11 | 接続ネットワークアドレス(Primary) | SDPF Cloud/ServerとFIC-Router(Primary)間のネットワークアドレス(IPv4)を入力します。 | |
12 | 接続ネットワークアドレス(Secondary) | SDPF Cloud/ServerとFIC-Router(Secondary)間のネットワークアドレス(IPv4)を入力します。 |
- 右メニューから購入情報の入力に不備がないか確認した後、「確認」を押下します。
- コネクションの購入確認画面が表示されますので、購入内容を確認し「購入」を押下します。
- コネクション購入申し込み受付完了画面が表示されますので、「OK」を押下します。
項番 | 項目 | 説明 |
1 | 受付番号 | コネクション購入時に発行された受付番号が表示されます。 |
- 画面右上の更新ボタンにて画面を更新すると、エリアビューに購入したコネクションが表示されます。
4. FIC Entry Pack接続ゲートウェイのスタティックルート並びにゲートウェイインターフェースの削除¶
注釈
- 本工程よりFlexble InterConnect接続の設定が完了するまでの間、SDPF Cloud/Server - UNO間で通信断が発生します。
- 弊社にて実施した検証では5分程度の通信断が発生いたしました。
4-1. FIC Entry Pack接続ゲートウェイのスタティックルートの削除¶
注釈
- こちらは FIC Entry Pack接続ゲートウェイにてスタティックルートを設定いただいているお客様のみが対象の作業となります。
- カスタマーポータルからSDPFテナントにアクセスし、「ネットワーク」→「相互接続/関連サービス」→「Flexible InterConnect接続ゲートウェイ」をクリックします。
- 表示されているFlexible InterConnect接続ゲートウェイの名前をクリックし、Flexible InterConnect接続ゲートウェイの詳細を表示します。
- 「スタティックルート」のタブをクリックすると設定されているスタティックルートの一覧が表示されますので、削除する対象のスタティックルートを選択し「スタティックルートの削除」をクリックしてください。※削除に数分かかる場合がございます。
- 「スタティックルートの削除の確認」画面が表示されますので、「スタティックルートの削除」をクリックし、スタティックルートの削除は完了です。
4-2. FIC Entry Pack接続ゲートウェイのゲートウェイインターフェイスの削除¶
- カスタマーポータルからSDPFテナントにアクセスし、「ネットワーク」→「相互接続/関連サービス」→「クラウド/サーバー Flexible InterConnect接続ゲートウェイ」をクリックします。
- 表示されているFlexible InterConnect接続ゲートウェイの名前をクリックし、Flexible InterConnect接続ゲートウェイの詳細を表示します。
- 「ゲートウェイインターフェイス」のタブをクリックすると設定されているゲートウェイインターフェイスの一覧が表示されますので、削除する対象のゲートウェイインターフェイスを選択し「ゲートウェイインターフェイスの削除」をクリックします。
- 「ゲートウェイインターフェースの削除の確認」画面が表示されますので、「ゲートウェイインターフェースの削除」をクリックし、ゲートウェイインターフェースの削除は完了です。
5. FIC接続ゲートウェイのゲートウェイインターフェース並びにスタティックルートの作成¶
5-1. FIC接続ゲートウェイのゲートウェイインターフェイスの追加¶
- カスタマーポータルからSDPFテナントにアクセスし、「ネットワーク」→「相互接続/関連サービス」→「クラウド/サーバー Flexible InterConnect接続ゲートウェイ」をクリックします。
- 表示されているFlexible InterConnect接続ゲートウェイの名前をクリックし、Flexible InterConnect接続ゲートウェイの詳細を表示します。
- 「ゲートウェイインターフェイス」のタブをクリックすると設定されているゲートウェイインターフェイスの一覧が表示されますので、「ゲートウェイインターフェイスの追加」をクリックします。
- ゲートウェイインターフェイスの追加時には、下記の項目を入力し「ゲートウェイインターフェイスの追加」をクリックします。
名前 | お客様で管理上の名前を任意に指定できます。 |
説明 | 本ゲートウェイの説明に関する任意の項目です。 |
接続ロジカルネットワーク | FIC接続ゲートウェイを接続するロジカルネットワークを指定します。 |
ゲートウェイIPv4アドレス | ゲートウェイに対して割り当てるIPアドレスを指定します。ここではFIC Entry Pack接続で利用していたVPNゲートウェイと同じIPアドレスを割り当てます。 |
プライマリデバイスIPv4アドレス | ゲートウェイのプライマリIPアドレスを指定します。ここではFIC Entry Pack接続で利用していたVPNゲートウェイと同じIPアドレスを割り当てます。 |
セカンダリデバイスIPv4アドレス | ゲートウェイのセカンダリIPアドレスを指定します。ここではFIC Entry Pack接続で利用していたVPNゲートウェイと同じIPアドレスを割り当てます。 |
VRRPグループID | ゲートウェイは、VRRPで冗長化構成を組んだ形でご利用いただけます。その際のVRRPのグループIDを指定します。 |
注釈
- 同一ロジカルネットワーク上でVRRPグループIDが重複すると、通信が正常に行えない可能性がありますので、他の機器と重複しないIDをご指定ください。
5-2. FIC接続ゲートウェイのスタティックルートの追加¶
注釈
- こちらは FIC Entry Pack接続ゲートウェイにてスタティックルートを設定いただいているお客様のみが対象の作業となります。
- カスタマーポータルからSDPFテナントにアクセスし、「ネットワーク」→「相互接続/関連サービス」→「Flexible InterConnect接続ゲートウェイ」をクリックします。
- 表示されているFlexible InterConnect接続ゲートウェイの名前をクリックし、Flexible InterConnect接続ゲートウェイの詳細を表示します。
- 「スタティックルート」のタブをクリックすると設定されているスタティックルートの一覧が表示されますので、「スタティックルートの追加」をクリックしてください。
- スタティックルートの追加時には、下記の項目を入力し「スタティックルートの追加」をクリックします。
名前 | お客様で管理上の名前を任意に指定できます。 |
説明 | スタティックルートの説明に関する任意の項目です。 |
宛先 | 宛先のIPアドレスを入力します。 |
ネクストホップ | 宛先で設定した通信について、次に転送するIPアドレスを入力します。 |
- 「スタティックルートの追加」で設定された宛先ネットワークアドレスが、Flexible InterConnect側へBGP経路として広告されます。
注釈
- FIC接続ゲートウェイのゲートウェイインターフェースおよびスタティックルートを設定しBGPによる経路収束が完了すると通信が回復します。
6. FIC Entry Packの廃止¶
- カスタマーポータルからFICテナントにアクセスし、グローバルビュー画面が表示されますので、エリアを選択します。
- 選択されたエリアのエリアビュー画面が表示されますので、左メニューから「コネクション」を押下します。
- 画面右側にメニューが表示されますので、「廃止」を押下します。
- コネクション廃止ガイダンス画面が表示されますので、「次へ」を押下します。
- コネクション廃止手続き画面が表示されますので、エリアビューより、廃止したいコネクションを押下します。
- Arcstar Universal OneとSDPF クラウド/サーバーどちらのコネクションを選択して頂いても廃止手続きは行えます。
- Entry Pack廃止確認画面が表示されますので、内容を確認し「廃止」を押下します。
- Entry Pack廃止申し込み受付完了画面が表示されますので、内容を確認し「OK」を押下します。
- 処理が完了すると、エリアビューよりコネクションが廃止されます。
- 申し込み履歴画面よりステータスが「Completed」となっていることを確認します。
以上で、移行は完了です。