3.3.1. パートナーがエンドユーザー契約(子契約)を管理する(子契約管理機能)

ここでは、パートナーがエンドユーザーのSmart Data Platform(以下、SDPF)の契約を管理する機能のご提供内容について記します。

  • 以下、エンドユーザーのSmart Data Platformの契約を「子契約」、それに紐づくパートナーの契約を「親契約」 といいます。
  • 親契約が子契約を管理する機能(子契約管理機能)は、ログインポータルのご利用を申し込まれたすべてのパートナーに提供される基本機能です。
  • ログインポータルの基本的なご利用方法や概念(ログイン方法、ユーザーの新規作成・削除、ログインポータルとSDPFポータルのユーザー種別の関係性)については こちら をご確認ください。
  • パートナー自身が、親契約(自契約)を利用する際のご提供内容については、 こちら をご確認ください。
  • エンドユーザー(子契約ユーザー)がポータルを利用する際のご提供内容については、 こちら をご確認ください。

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(1)子契約のSDPFポータルにおけるご提供メニュー

子契約のSDPFポータルでは再販不可のメニューが表示されません。再販可能なメニューについては、こちら をご確認ください。
また、パートナーはご契約配下の子契約がご利用可能なメニューを制御することができます。ご利用可能なメニューの制御は、親契約配下のすべての子契約に適用されます。
設定方法については こちら をご確認ください。

(2)子契約の作成・削除

ここでは、親契約による子契約の作成・削除についてご説明します。

注釈

子契約の作成は、親契約ユーザーのすべてのユーザー種別(契約代表ユーザー・管理ユーザー・一般ユーザー)で実施することができます。

  • パートナーはエンドユーザーの契約(子契約)を、親契約のSDPFポータルから作成・削除することができます。
  • 子契約作成時、子契約における契約代表ユーザーを登録します。
  • 契約代表ユーザーを子契約のユーザーとし、子契約ユーザーへログインポータルへのログイン情報を通知することで、子契約ユーザーがポータルをご利用できるようになります。
  • 子契約の作成・削除方法については、 こちら をご確認ください。

注釈

子契約のユーザーにポータルを提供しない場合は、子契約の契約代表ユーザーへのメール通知を実施しない または、親契約のユーザーのメールアドレスをご指定ください。


(3)親契約ユーザーの子契約に対するアクセス権の設定(契約グループ)

ここでは、親契約の各ユーザーに対して、どの子契約へのアクセスを可能とするかを設定する、契約グループについて説明します。

  • 「契約グループ」を作成することにより、親契約の各ユーザーがアクセスできる子契約を設定することができます。
  • 契約グループの作成方法については、 こちら をご確認ください。

注釈

契約グループの作成は、親契約ユーザーの契約代表ユーザーまたは管理ユーザーが実施できます。

注釈

  • すべての親契約ユーザーは、新規ユーザー追加された時点では、すべての子契約にアクセスすることが可能です。
  • 新規に追加されたユーザーは必要に応じて契約グループへ追加してください。

契約グループのご利用イメージを以下に図示します。

契約グループご利用イメージ
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①契約代表ユーザーおよび新規に追加されたユーザーはRoot Contract Groupに属します。契約代表ユーザーのグループは変更することができません。
②契約グループを作成する際、そのグループに対して、親契約のユーザー、および作成済の子契約を割り当てます。
③各親契約のユーザーは1つの契約グループにのみ所属することができます。複数の契約グループに属することはできません。
④契約グループは階層的に作成することができます。
⑤上位のグループは下位のグループに属する子契約すべてにアクセスすることができます。

注釈

契約グループで親契約ユーザーに対してアクセス可能な子契約を制限した場合、子契約一覧にアクセス権限がない子契約は表示されません。


(4)子契約のユーザー追加・削除

ここでは、親契約ユーザーによる子契約ユーザーのユーザー追加・削除についてご説明します。

  • 親契約ユーザーにより、新規に子契約を作成する際に、子契約の契約代表ユーザーを登録します。
  • 子契約の契約代表ユーザーは子契約におけるログインポータルのポータル管理者となります。
  • 子契約の作成については こちら をご確認ください。
  • 親契約のユーザーは作成した子契約に対して、SDPFポータル上で子契約のユーザーの追加・削除をすることができます。
  • 子契約ユーザーの作成・削除方法については、 こちら をご確認ください。
  • 親契約ユーザーにより、SDPFポータル上で子契約に新たに追加されたユーザーは、ログインポータルの一般(ポータル管理者ではない)および、SDPFポータルの一般ユーザーとして登録されます。
  • 子契約ユーザーのユーザー種別については、 こちら をご確認ください。

注釈

子契約ユーザーの追加・削除は、親契約ユーザーのすべてのユーザー種別(契約代表ユーザー・管理ユーザー・一般ユーザー)が実施可能です。


(5)子契約ユーザーのユーザー種別

ここでは、子契約ユーザーのログインポータルおよびSDPFポータルでのユーザー種別についてご説明します。

  • 子契約のユーザーも、親契約と同様に、ログインポータルおよびSDPFポータルそれぞれにおいてユーザー種別が存在します。
  • 子契約がポータルを利用しない場合は、この限りではありません。
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※ログインポータル上では、ポータル管理者のみ定義しており、一般というユーザーは存在しません。ここでは便宜的に一般と記載します。

  • ログインポータルおよびSDPFポータルそれぞれのユーザー種別は互いに独立しておりログインポータルのポータル管理者であっても、SDPFポータル側で一般ユーザーとして登録なども可能です。
  • 親契約ユーザーにより、SDPFポータル上で子契約に追加されたユーザーは、ログインポータルの一般(ポータル管理者ではない)および、SDPFポータルの一般ユーザーとして登録されます。

※子契約のユーザーからも子契約のユーザー登録が可能です。この場合のユーザー登録はログインポータルから行われ、ユーザー登録時にログインポータルのユーザ―種別を選択することが可能です。子契約ユーザーによるユーザー登録については、 こちら をご確認ください。

  • 親契約ユーザーはSDPFポータル上で子契約のSDPFポータルのユーザー種別を変更することができますが、ログインポータルのユーザー種別は変更できません。
  • 親契約ユーザーが子契約ユーザーのSDPFポータルのユーザー種別を変更する方法については、 こちら をご確認ください。

注釈

  • 子契約作成時に契約代表ユーザーとして登録されたユーザーは、ログインポータルのポータル管理者およびSDPFポータルの契約代表ユーザーとなります。
  • 子契約ユーザーのSDPFポータルのユーザー種別変更は、親契約ユーザーのすべてのユーザー種別で実施可能です。
  • 子契約ユーザーのログインポータルのユーザー種別の変更が必要な場合は、子契約ユーザーのログインポータルのポータル管理者(契約代表ユーザー)より実施いただく必要があります。(子契約にポータルを開放している場合のみ)
  • SDPFポータルの管理ユーザーまたは一般ユーザーにAPI専用ユーザーを作成することも可能です。このユーザーはAPIのみを利用できるユーザーです。APIがデフォルトで利用可能となっています。
  • API専用ユーザーの作成方法については、 こちら をご確認ください。

(6)子契約管理における親契約ユーザーおよび子契約ユーザーの各種権限

ここでは、子契約管理における親契約および子契約のユーザー種別毎の、各種権限についてご説明します。
  • 子契約に対しては、親契約側のユーザー種別でできることと、子契約側のユーザー種別でできることが異なります。
  • デフォルトでは、親契約ユーザーはSDPFポータルのすべてのユーザー種別において配下の子契約に対する操作が可能 です。
  • 親契約ユーザーごとに、アクセス可能な子契約を制限する場合は、 (3)親契約ユーザーの子契約に対するアクセス権の設定(契約グループ) の設定 が必要です。
子契約管理について、ポータル毎のユーザー種別における、各機能に対する権限は下表のとおりです。
ログインポータル及びSDPFポータルのユーザー種別の変更方法については、 こちら をご確認ください。

子契約管理に関するユーザー種別と各種権限

画像をクリックすると拡大します。

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(7)子契約のワークスペースの作成・削除

ここでは、親契約ユーザーによる、子契約のワークスペースの作成についてご説明します。ワークスペースの考え方については、 こちら もご確認ください。
  • 親契約のユーザーは配下の子契約内にワークスペースを作成・削除することが可能です。
  • 子契約のワークスペースの作成は、親契約ユーザーのすべてのユーザー種別で実施可能です。
(子契約ユーザー自身がワークスペースを作成する場合は、子契約の契約代表ユーザーまたは管理ユーザーのみ可能です)
  • 子契約のワークスペースの作成方法については、 こちら をご確認ください。

(8)子契約のワークスぺースへのユーザーアクセス権の追加

  • 子契約に属するワークスペースは、子契約内のユーザーに加え、親契約のユーザーもアクセスすることができます。
  • ワークスペースへのアクセス権の追加方法については、 こちら をご確認ください。

注釈

  • 子契約内のワークスペースへのアクセス権の追加ができるユーザー種別については以下のとおりです。
  • 親契約のユーザーを追加する場合:親契約の契約代表ユーザー・管理ユーザー
  • 子契約のユーザーを追加する場合:その子契約にアクセス可能な親契約のすべてのユーザー種別(契約代表ユーザー・管理ユーザー・一般ユーザー)/子契約の契約代表ユーザー・管理ユーザー

(9)子契約のワークスペースの移行

  • 許可機能を利用することで、子契約のワークスペースを異なる契約のワークスペースへ移行することができます。許可機能については こちら をご確認ください。
  • 本機能は親契約または子契約の契約代表ユーザーのみ実施することができます。
  • ワークスペース移行の考え方およびご利用条件については、こちら を、設定手順については こちら をご確認ください。
  • ワークスペースの移行作業は、該当のワークスペースへのアクセス権のある親契約ユーザーはどのユーザー種別でも実施可能です。

(10)子契約のメニュー追加(購入)・削除

  • メニュー(リソース)の追加・削除は、一般のお客さまに提供している機能と同様です。 こちら よりご確認ください。
  • ワークスペースへの各メニュー(リソース)の追加や削除は、該当のワークスペースへのアクセス権のあるユーザーであればどのユーザー種別でも可能です。

(11)API権限管理機能のご利用

  • Smart Data Platformでは、各種APIの実行権限を制御する機能を提供します。
  • 子契約に対するAPI権限管理機能は、親契約ユーザーはその子契約にアクセス可能なすべてのユーザー種別(契約代表ユーザー・管理ユーザー・一般ユーザー)でご利用可能です。
  • パートナーは、APIを利用し子契約の作成や、子契約ユーザーの作成・削除・ユーザー種別変更等を実施することができます。詳細は APIリファレンス をご確認ください。
  • API権限管理のご利用方法は、一般の直販のお客さまに提供している機能と同様です。ご利用方法については こちら をご確認ください。

(12)メール通知設定

ここでは、子契約のご利用に関し、親契約および子契約のユーザーに対する各種メール通知の設定についてご説明します。
  • SDPFでは、サービスに関して、お知らせ/リリース情報、故障情報、メンテナンス情報をメールにて通知しています。
  • パートナーはエンドユーザー(以下、子契約と記載します)へのメール通知について、受信有無を選択することができます。
  • 子契約の通知設定を無効とした場合、子契約ユーザーへの通知はされません。
  • 子契約の通知設定を有効とした場合は、ユーザーごとにユーザープロファイル画面より、自身に関連する通知の有無を選択することが可能です。
  • 通知設定による各ユーザー種別に対する受信有無等について下表に記します。
  • 設定方法については、 こちら をご確認ください。

注釈

  • デフォルトでは、通知設定はすべて有効となっていますので、必要に応じて変更をしてください。
  • 子契約の通知設定は、対象の子契約にアクセスできる親契約ユーザーであればすべてのユーザ―種別(契約代表ユーザー・管理ユーザー・一般ユーザー)で実施可能です。
  • 親契約への影響含む通知メールの種類および送付先については こちら をご確認ください。

子契約に関するメール通知種別と通知先

メール通知カテゴリ 通知内容
親契約
契約代表ユーザー

管理ユーザー
/一般ユーザー
子契約
通知設定

契約代表ユーザー

管理ユーザー
/一般ユーザー
お知らせ
/リリース情報
・新メニュー/機能追加などのお知らせ
・仕様変更に関するお知らせ
※契約単位で送付されます。
各ユーザー自身で受信選択可 同左
受信
各ユーザー自身で受信選択可
同左
    未設定 未通知 未通知
故障
故障情報の通知
※ワークスペース単位で送付されます。
受信(解除不可)
未通知
受信
受信(解除不可)
アクセス権のあるワークスペースに対して通知
※ユーザー自身で受信選択可
    未設定 未通知 未通知
メンテナンス
メンテナンス情報の通知
※ワークスペース単位で送付されます。
受信(解除不可)
未通知
受信
受信(解除不可)
アクセス権のあるワークスペースに対して通知
※ユーザー自身で受信選択可
    未設定 未通知 未通知

(13)子契約の料金明細の管理

  • パートナーは、子契約毎の料金明細を確認することが可能です。子契約の料金明細の確認方法については、 こちら をご確認ください。
  • 子契約毎の明細は、「お支払い明細」と「ご請求明細」を提供しています。
  • パートナー機能でご提供する各種明細種類およびその内容については こちら をご確認ください。

お支払い明細 パートナーが、NTT Com にお支払い頂く料金明細です。
ご請求明細
パートナーが、エンドユーザーにご請求頂く料金明細です。
エンドユーザーがポータルを利用している場合で、かつ 親契約側で、該当の 子契約の料金参照可否設定 を可としていた場合、エンドユーザーは、当明細の内容をご確認いただけます。
  • エンドユーザーに関する料金明細の参照可否設定については、 こちら をご確認ください。
  • エンドユーザーの料金明細を可とした場合、子契約ユーザーの契約代表ユーザー・管理ユーザーが明細の確認をすることが可能となります。
  • 明細の形式については、 こちら をご確認ください。

注釈

  • 子契約の料金明細は、親契約ユーザーはその子契約にアクセス可能なすべてのユーザー種別(契約代表ユーザー・管理ユーザー・一般ユーザー)が参照可能です。
  • エンドユーザーによる料金明細を見せない場合は、エンドユーザーへの料金情報を参照不可の設定をしてください。
  • ご請求書は、子契約ご利用分は親契約ご利用分と一括で、お申込み時にご入力いただいた請求書送付先でご登録されたパートナーの宛先へ送付されます。

(14)子契約に関するお問い合わせ(チケットシステムのご利用)

  • パートナー機能では、親契約のユーザーのみチケットシステムをご利用することができます。子契約ユーザーからはチケット起票ができません。
  • 子契約に関する問合わせについては、親契約側にて、親契約ユーザーより実施してください。
  • チケットシステムのご利用方法は、 こちら をご確認ください。

(15)子契約ユーザーが利用するログインポータルへのアクセス元IPアドレス制限

親契約ユーザーによる子契約に対するログインポータルのアクセス制限はできません。
子契約に対するアクセス制限は、子契約のログインポータルのポータル管理者のみ実施可能です。(子契約にポータルを提供している場合に限ります。)