1. インターネット接続

  • Smart Data Platformにて作成したリソースをインターネットからアクセスできるようにするためには、インターネットゲートウェイを作成する必要が有ります。
  • 作成したインターネットゲートウェイに対してグローバルIPの取得、既存のロジカルネットワークとの接続、ルーティングの追加に関する設定を行います。

1.1. 作成手順

インターネットゲートウェイの作成

  • コントロールパネルから、「ネットワーク」→「相互接続/関連サービス」→「クラウド/サーバー インターネット接続ゲートウェイ」を選択します。
  • インターネットゲートウェイの一覧画面が表示されるので、画面中央部の「インターネットゲートウェイの作成」をクリックします。

インターネットゲートウェイの作成にあたって設定できる項目は下記の通りです。

名前 お客様で管理上の名前を任意に指定できます
説明 本ゲートウェイの説明に関する任意の項目です
QoSオプション インターネットゲートウェイの帯域とタイプについて選択することができます。"帯域"-"タイプ"の命名規則で表示されます。タイプはベストエフォート、ギャランティの2種類です。

インターネットゲートウェイの作成後、下記情報が確認できます。

インターネットゲートウェイ作成画面

グローバルIPの取得

「グローバルIP」のタブをクリックし、グローバルIP一覧画面を表示します。作成当初はグローバルIPを取得していないので、ここで「グローバルIPの追加」をクリックします。

上記画面で、グローバルIPネットマスクを/26から/32の間で設定します。お客様の環境でグローバルIPが必要な個数に応じて、グローバルIPネットマスクを設定します。
グローバルIPの取得が完了すると、下記のように取得したグローバルIPアドレスが表示されます。

ゲートウェイインターフェイスの追加

インターネットゲートウェイにお客様側で既に作成したロジカルネットワークを接続するための各種設定を行います。この作業に入る前に、事前にインターネットに接続するロジカルネットワークを作成しておく必要があります。

この設定において設定できる項目は下記の通りです。

名前 お客様で管理上の名前を任意に指定できます
説明 本ゲートウェイの説明に関する任意の項目です
接続ロジカルネットワーク インターネットへと接続するロジカルネットワークを指定します
ゲートウェイIPv4アドレス ゲートウェイに対して割り当てるIPアドレスを指定します。このIPアドレスは、接続するロジカルネットワークのIPアドレスレンジの範囲で割り当てる必要があります
プライマリデバイスIPv4アドレス ゲートウェイのプライマリIPアドレスを指定します。このIPアドレスは、接続するロジカルネットワークのIPアドレスレンジの範囲で割り当てる必要があります
セカンダリデバイスIPv4アドレス ゲートウェイのセカンダリIPアドレスを指定します。このIPアドレスは、接続するロジカルネットワークのIPアドレスレンジの範囲で割り当てる必要があります
VRRPグループID インターネットゲートウェイは、VRRPで冗長化構成を組んだ形でご利用いただけます。その際のVRRPのグループIDを指定します

ここでは、事前に作成したInternet_segをインターネットゲートウェイに接続するため、Internet_segを指定します。

スタティックルートの追加

スタティックルートが必要な場合は、下記のようにスタティックルートの設定を実施することができます。

スタティックルートの設定

警告

ファイアウォールを使用せず、インターネットゲートウェイとサーバーインスタンスやベアメタルサーバーのリソースを直接接続する場合、外部からの攻撃の被害を防ぐためにOS上でのセキュリティ設定を実施していただくことを推奨いたします。一般的な設定方法については、 こちら をご確認ください。

1.2. 削除手順

コントロールパネルにログインし、「ネットワーク」→「相互接続/関連サービス」→「クラウド/サーバー インターネット接続ゲートウェイ」へと進みます。画面遷移後、対象のインターネット接続の「インターネットゲートウェイの削除」を選択します。

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注釈

  • インターネットゲートウェイを削除するには、事前に関連リソースであるグローバルIPアドレス・ゲートウェイインターフェース・スタティックルートを削除する必要があります。

確認画面がポップアップするため、問題なければ「インターネットゲートウェイの削除」をクリックします。

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