3. FIGポータルの設定変更をする¶
3.1. UTM機能の設定をする¶
UTM機能(IDS/IPS,アンチウイルス,アンチスパイウェア,URLフィルタリング)を設定する場合はセキュリティポリシーのアクションタブのプロファイル設定で、適用対象のプロファイルを指定します。設定手順は以下を参照してください。
注釈
(1)Policiesタブをクリックし追加にカーソルを合わせクリックします。クリックすると新規ポリシー画面が表示されます。
(2)全般タブの以下の項目を入力します。
(3)送信元タブの以下の項目を入力します。
(4)宛先タブの以下の項目を入力します。
注釈
(5)アプリケーションタブの以下の項目を入力します。
(6)サービス/URLカテゴリタブの以下の項目を入力します。
注釈
(7)アクションタブの以下の項目を入力します。入力完了後に、OKボタンをクリックします。
3.2. SSL復号機能の設定をする¶
SSL復号化機能を使用する場合は、SSL復号化用のプロファイルを作成し作成したプロファイルをSSL復号用のポリシーに適用します。また、クライアント端末に証明書のインストールが必要です。
3.2.1. SSL復号化用のプロファイルを作成¶
SSL復号化用のプロファイルを作成します。SSL復号化用のプロファイル作成手順は以下を参照してください。
(1)Objectsタブをクリックし復号プロファイルをクリックします。画面下部の追加にカーソルを合わせクリックします。
(2)SSL復号化を詳細に設定したい場合は必要な設定をSSLフォワードプロキシタブ、SSLプロトコル設定の各項目にチェックを入れOKをクリックします。
(3)SSHプロキシを詳細に設定したい場合はSSHプロキシタブをクリックし各項目にチェックを入れOKをクリックします。
注釈
3.2.2. SSL復号用のポリシーにSSL復号化用のプロファイルを適用¶
SSL復号用のポリシーにSSL復号化用のプロファイルを適用します。SSL復号化用のポリシー作成手順は以下を参照してください。
注釈
(1)Policiesタブをクリックし、復号をクリック後に追加にカーソルを合わせクリックします。クリックすると新規復号ポリシー画面が表示されます。
(2)全般タブの以下の項目を入力します。
(3)送信元タブの以下の項目を入力します。
(4)宛先タブの以下の項目を入力します。
注釈
(5)サービス/URLカテゴリタブの以下の項目を入力します。
注釈
(6)オプションタブの以下の項目を入力します。
3.2.3. クライアント端末にSSL復号化用の証明書をインストールする¶
SSL復号化を利用する場合、端末に証明書のインストールが必要です。証明書のインストール手順は以下を参照してください。 以下手順は、Windows端末を想定した手順です。
(1)端末に保存した証明書をダブルクリックし、証明書のインストールをクリックします。
(2)証明書ストアページですべての証明書を次のストアに配置にチェックします。参照をクリックし、信頼されたルート証明機関を選択します。
(3)次へをクリックします。警告メッセージが表示される場合は、はいをクリックします。
(4)インポート成功メッセージが表示されます。OKをクリックし証明書のインストールが完了となります。
3.3. Syslog転送の設定をする¶
Syslogサーバに転送する際に必要な設定を記載します。
3.3.1. Syslogサーバプロファイルを作成する¶
Syslogサーバプロファイルを作成します。Syslogサーバプロファイルの作成手順は以下を参照してください。
(1)DeviceタブをクリックしサーバープロファイルのSyslogをクリックします。追加にカーソルを合わせクリックします。
(2)Syslogサーバープロファイルの設定画面が表示されます。名前を入力し追加をクリックします。以下の項目を入力しOKをクリックします。
3.3.2. ログ転送プロファイルを作成する¶
ログ転送プロファイルを作成します。ログ転送プロファイルの作成手順は以下を参照してください。
(1)Objectsタブをクリックしログ転送をクリックします。画面下部の追加にカーソルを合わせクリックします。
(2)ログ転送プロファイルで名前、内容(省略可能)を入力後、追加をクリックします。
(3)ログ転送プロファイルのマッチリストで以下の項目を入力しOKをクリックします。
(4)ログ転送プロファイルの画面に戻ります。OKをクリックします。
注釈
3.3.3. セキュリティポリシーに適用対象のログ転送プロファイルを設定する¶
セキュリティポリシーに適用対象のログ転送プロファイルを設定します。設定手順は以下を参照してください。
(1)Policiesタブをクリックし追加にカーソルを合わせクリックします。クリックすると新規ポリシー画面が表示されます。
(2)全般タブの以下の項目を入力します。
(3)送信元タブの以下の項目を入力します。
(4)宛先タブの以下の項目を入力します。
注釈
(5)アプリケーションタブの以下の項目を入力します。
(6)サービス/URLカテゴリタブの以下の項目を入力します。
注釈
(7)アクションタブの以下の項目を入力します。入力完了後に、OKボタンをクリックします。
3.4. 管理者パスワードの変更をする¶
(1)Deviceタブをクリックし管理者をクリックします。管理者アカウントにカーソルを合わせ管理者アカウントをクリックします。
(2)管理者のパスワード設定が表示されます。現在のパスワードと新しいパスワードを入力しOKをクリックします
3.5. テナントアクセス制御サポート機能の設定をする¶
3.5.1. テナントアクセス制御用のURLカテゴリを作成する¶
FIGポータルにアクセスします。
- ➀[Objects]をクリックします。➁[URLカテゴリ]をクリックします。➂[追加]をクリックします。
- ①名前を入力します。②[追加]をクリックしサイトを追加します。③入力が完了したら[OK]ボタンを押下します。
項番 | 項目 | 設定値 |
1 | 名前 | 任意の名前を入力します。 |
2 | サイト | 以下3つのサイトを追加します
login.microsoftonline.com
login.microsoft.com
login.windows.net
|
3.5.2. テナントアクセス制御用のセキュリティプロファイル(URLフィルタリング)を作成する¶
- ➀[Objects]をクリックします。➁[URLフィルタリング]をクリックします。➂[追加]をクリックします。
- ➀名前を入力します。➁[HTTPヘッダー検査]をクリックします。➂[追加]をクリックします。
- ➀名前を入力し、タイプを選択します。➁ヘッダーに以下の項目を入力します。➂入力が完了したら[OK]ボタンを押下します。
項番 | 項目 | 設定値 |
1 | 名前 | 任意の名前を入力します。 |
2 | タイプ | Microsoft Office365 Tenant Restrictions |
3 | ヘッダー | タイプの設定でMicrosoft Office365 Tenant Restrictionsを指定するとRestrict-Access-To-Tenants,Restrict-Access-Contextのヘッダーが表示されます。ヘッダーに以下を入力します。
Restrict-Access-To-Tenants:
・許可対象テナントのドメインもしくはテナントIDを入力します。
・複数のテナント名を入力する場合は、テナント名の間を「,(カンマ)」で区切ります。
・最大512文字まで入力が可能です。
・ログにチェックを入れてください。
Restrict-Access-Context:
・ログ出力するためのAzure ADのテナントIDを入力します。
・複数テナントの指定はできません。
・ログにチェックを入れてください。
|
3.5.3. テナントアクセス制御用のセキュリティポリシーを作成する¶
- ➀[Policies]をクリックします。➁[セキュリティ]をクリックします。➂[追加]をクリックします。
- [全般]の以下の項目を入力します。
項番 | 項目 | 設定値 |
1 | 名前 | 任意の名前を入力します。名前は必須項目です。 |
2 | ルールタイプ | universal(default)を選択します。 |
3 | 内容 | 作成したポリシーの説明を記載します。省略可能です。 |
4 | 監査コメント | ポリシーの設定変更時に変更内容の履歴を残したい場合に入力します。省略可能です。 |
- [送信元]の以下の項目を選択します。
項番 | 項目 | 設定値 |
1 | 送信元ゾーン | [追加]をクリックし、TRUSTを指定します。 |
2 | 送信元アドレス | いずれかにチェックを入れます。 |
- [宛先]の以下の項目を選択します。
項番 | 項目 | 設定値 |
1 | 宛先ゾーン | [追加]をクリックし、UNTRUSTを指定します。 |
2 | 宛先アドレス | いずれかにチェックを入れます。 |
- [アプリケーション]の以下の項目を選択します。
項番 | 項目 | 設定値 |
1 | アプリケーション | いずれかにチェックを入れます。 |
- [サービス/URLカテゴリ]のURLカテゴリにて[追加]をクリックし 「3.5.1 テナントアクセス制御用のURLカテゴリを作成する」 で作成したURLカテゴリを指定します。
- ➀[アクション]の[アクション設定]でAllowを選択します。➁[アクション]の[プロファイル設定]で 「3.5.2 テナントアクセス制御用のセキュリティプロファイル(URLフィルタリング)を作成する」 で作成したURLフィルタリングを指定します。➂入力が完了したら[OK]ボタンを押下します。
- ➀追加したポリシーを選択します。➁画面下部の[移動]をクリックします。➂[上へ]をクリックし変更可能なルールの間または直上直下に移動します。
- 以下のように変更可能なルールの直上に移動しポリシーの移動が完了となります。
3.5.4. テナントアクセス制御用のSSL復号化プロファイルを作成する¶
- ➀[Objects]をクリックします。➁[復号プロファイル]をクリックします。➂[追加]をクリックします。
- ➀名前を入力します。➁クライアント拡張で[ストリップ ALPN]にチェックをします。➂入力が完了したら[OK]ボタンを押下します。
3.5.5. テナントアクセス制御用のSSL復号ポリシーを作成する¶
- ➀[Policies]をクリックします。➁[復号]をクリックします。➂[追加]をクリックします。
- [全般]で以下の項目を入力します。
項番 | 項目 | 設定値 |
1 | 名前 | 任意の名前を入力します。名前は必須項目です。 |
2 | 内容 | 作成した復号ポリシーの説明を記載します。省略可能です。 |
3 | 監査コメント | ポリシーの設定変更時に変更内容の履歴を残したい場合に入力します。省略可能です。 |
- [送信元]で以下の項目を選択します。
項番 | 項目 | 設定値 |
1 | 送信元ゾーン | TRUSTを指定します。 |
2 | 送信元アドレス | いずれかにチェックを入れます。 |
- [宛先]で以下の項目を選択します。
項番 | 項目 | 設定値 |
1 | 宛先ゾーン | UNTRUSTを指定します。 |
2 | 宛先アドレス | いずれかにチェックを入れます。 |
- [サービス/URLカテゴリ]のURLカテゴリにて[追加]をクリックし 「3.5.1 テナントアクセス制御用のURLカテゴリを作成する」 で作成したURLカテゴリを指定します。
- ➀[オプション]で 「3.5.4. テナントアクセス制御用のSSL復号化プロファイルを作成する」 にて作成したSSL復号化プロファイルを指定します。➁入力が完了したら[OK]ボタンを押下します。
- 設定内容をコミットし、正常に反映されたことを確認します。コミット手順は 「1.4. 設定反映(0系と1系の両方で作業を実施)」 を参照してください。