SQL Server

メニューの概要

メニューの概要

本メニューは、Windows ServerサービスのオフィシャルテンプレートにSQL Serverをインストールし、提供します。
Windows Serverサービスについては、 Windows Server 詳細情報 を参照してください。

SQL Server について

  • オフィシャルイメージテンプレートの提供
    • サーバーインスタンス、およびハイパーバイザーでご利用可能なSQL Serverオフィシャルイメージテンプレートを提供します。
  • プロバイダーライセンスの提供
    • SQL ServerライセンスをSPLA(Services Provider License Agreement)で提供します。

SQL Serverを利用できるサーバー/ハイパーバイザーについて

  • サーバー/ハイパーバイザーでSQL Serverをご利用される場合は、オフィシャルイメージテンプレートを利用する、お客さまにてSQL Serverのライセンスおよびインストーラを持ち込むという2つの方法があります。
  • お客様持ち込みについては本メニューの提供範囲ではありません。
  • それぞれのサーバー/ハイパーバイザーSQL Serverを利用するための方法は以下の通りです。
OS利用形態 サーバー/ハイパーバイザー      
  ベアメタルサーバー サーバーインスタンス Hyper-v vSphere ESXi
オフィシャルイメージテンプレート N Y Y Y
お客さま持ち込み N Y (※1) Y Y

※1 ソフトウェアアシュアランスによるライセンスモビリティを有する場合のみ、サーバーインスタンス環境へSQL Serverのライセンスを持ち込むことが可能になります。


メニューの特長

  • オンデマンド

    • お客さまは、カスタマーポータルから、サーバーインスタンス上でSQL Server オフィシャルイメージテンプレートを申し込みいただくことが可能です。
      ※Hyper-V、およびvSphere ESXiでの利用方法については、ゲストイメージ 詳細情報 を参照してください。
  • 迅速な利用開始

    • お客さまにてプロバイダーライセンスを調達せずに、すぐにSQL Serverをご利用いただくことが可能です。

利用できる機能サービス

利用できる機能・サービス概要

  • SQL Serverの自動インストールが開始されるオフィシャルテンプレートを提供します。

※ OSの言語設定を日本語としたい場合は、お客さま自身でコントロールパネルより設定をいただきます。


製品名、バージョン

本メニューで利用できる製品の情報は、 こちらのPDFファイル をご確認ください。


オフィシャルイメージテンプレート

本メニューで提供するオフィシャルイメージテンプレートは、 こちらのPDFファイル をご確認ください。本オフィシャルイメージテンプレートを利用することで、SQL Serverライセンスが適用されます。


機能一覧

  • 本メニューのオフィシャルイメージテンプレートにて提供する機能は以下の通りです。
項目 設定内容
初期ユーザー名 Windows Serverサービスの設定を踏襲する為、Windows Server 詳細情報 を参照してください。
初期ユーザーのパスワード設定 Windows Serverサービスの設定を踏襲する為、Windows Server 詳細情報 を参照してください。
ロケール設定 SQL Serverの言語に応じてロケール設定が異なります。詳細は下記を参照してください。
セキュリティ設定(Windows Firewall設定) Windows Serverサービスの設定を踏襲する為、Windows Server 詳細情報 を参照してください。
専用ツール設定 Windows Serverサービスの設定を踏襲する為、Windows Server 詳細情報 を参照してください。
その他初期設定 Windows Serverサービスの設定を踏襲する為、Windows Server 詳細情報 を参照してください。
.NET Framework3.5.1設定 SQL Server 2014をインストールする場合は.NET Framework3.5.1の機能を追加します。
SQL Server設定 以降のSQL Server設定に基づきインストールを行います。

ロケール設定

  • OSのCountry or Region/Keyboard layoutの設定は以下の通りです。
項目

SQL Server 2014 English

SQL Server 2016 English

SQL Server 2017 English

SQL Server 2019 English

SQL Server 2014 Japanese

SQL Server 2016 Japanese

SQL Server 2017 Japanese

SQL Server 2019 Japanese
Country or Region US JP JP
Keyboard layout US US* JP**
※初期インストール時のKeyboard layoutはUSに設定されております。必要に応じて変更してください。
※※初回起動時のパスワード設定時、SQL Serverインストール時は、Keyboard layoutはUSになります。

SQL Server設定

  • SQL Server設定を以下の設定でインストールします。

SQL Serverバージョン 既定のインスタンス名であるMSSQLSERVERでインストールする場合 既定のインスタンス名以外の任意のインスタンス名でインストールする場合
SQL Server 2014 こちらのPDFファイル をご確認ください。 こちらのPDFファイル をご確認ください。
SQL Server 2016 こちらのPDFファイル をご確認ください。 こちらのPDFファイル をご確認ください。
SQL Server 2017 こちらのPDFファイル をご確認ください。 こちらのPDFファイル をご確認ください。
SQL Server 2019 こちらのPDFファイル をご確認ください。 こちらのPDFファイル をご確認ください。

データベースエンジンの照合順序として選択可能な値

SQL Serverバージョン  
SQL Server 2014 こちらのPDFファイル をご確認ください。
SQL Server 2016 こちらのPDFファイル をご確認ください。
SQL Server 2017 こちらのPDFファイル をご確認ください。
SQL Server 2019 こちらのPDFファイル をご確認ください。

SQL Server Management Studio

SQL Server 2016、SQL Server 2017、SQL Server 2019ではSQL Serverのインストール時に SQL Server Management Studioがインストールされません。

本サービスで提供するオフィシャルイメージテンプレートでは こちらのPDFファイル に記載されたバージョンのSQL Server Management Studioをインストールし、提供します。

必要に応じて最新版をマイクロソフト社のダウンロードページからダウンロードし、インストールしてご利用ください。


SQL Server Reporting Services

SQL Server 2017、SQL Server 2019ではSQL Serverのインストール時に SQL Server Reporting Servicesがインストールされません。

本サービスで提供するオフィシャルイメージテンプレートではSQL Server Reporting Servicesをインストールし、提供します。


ご利用方法

サーバーインスタンスの場合

  • 新規申し込み方法
    サーバーインスタンス作成時に、こちらのPDFファイル に記載されたオフィシャルイメージテンプレートを指定してください。

  • 廃止申し込み方法
    オフィシャルイメージテンプレートで作成したサーバーインスタンスを削除してください。

ハイパーバイザーの場合

  • 新規申し込み方法
    ゲストイメージをダウンロードする時に、こちらのPDFファイル に記載されたオフィシャルイメージテンプレートを指定してください。
    ゲストイメージに関する詳細は ゲストイメージ(共通編) を参照してください。

  • 廃止申し込み方法
    オフィシャルイメージテンプレートで作成したゲストイメージを削除してください。

ご利用条件

他サービスとの組み合わせ条件

  • 以下、いずれかのメニューと合わせての提供となります。

    1. サーバーインスタンスとセットでお申し込みいただきます。
    2. ハイパーバイザーを申し込んでいただいた上で、別途申し込みいただきます。
  • SQL Serverサービスをご利用される場合は必ずWindows Serverサービスと併用になります。

  • Windows Serverサービスの組み合わせ条件が本メニューにも該当します。
  • 詳細は、 Windows Server 詳細情報 を参照してください。

最低利用期間

  • 本メニューでは最低利用期間は設けておりません。

料金

初期費用

本メニューでは、初期費用は不要です。


月額料金

  • 価格体系はサーバーインスタンス/ハイパーバイザーで異なります。

サーバーインスタンス

  • 課金形態
    サーバーインスタンスのフレーバーに応じた課金となります。
    フレーバーを変更された場合は、ご利用月の中で最も大きいCPU数に応じた課金になります。
  • 課金対象
    SQL Serverライセンスが格納されているボリュームがアタッチされたインスタンスが対象となります。
    ※本メニューのオフィシャルイメージテンプレートが格納されたボリュームが、1つのインスタンスに複数アタッチされている場合、ボリュームの数に応じて本メニューの料金が加算されます。インスタンスとボリュームの関係性、およびサーバーインスタンスのインスタンスのフレーバーについては、サーバーインスタンス 詳細情報 参照してください。

ハイパーバイザー

  • 課金形態
    ゲストOSのCPU数に応じた課金となります。
    当月中にCPU数を変更された場合は最も大きいCPU数に応じた課金になります。
  • 課金対象
    当月中に一度でも起動したゲストOSが対象となります。

サポート

サポート範囲

サポートされるオフィシャルイメージテンプレート

  • こちらのPDFファイル に記載されたイメージテンプレートから作成されたサーバーインスタンス、ハイパーバイザー上の仮想マシンが対象となります。
  • 新たにSQL Serverのサービスパックがリリースされた場合は、最新のサービスパックを適用したオフィシャルイメージテンプレートを提供します。
  • 延長サポートが終了したサービスパックが適用されたオフィシャルイメージテンプレートは提供を中止します。

サポート期間

  • 本メニューのオフィシャルイメージテンプレートで提供されるSQL Serverのサポート期限は下記とMicrosoftに規定されています。
  • Windows Serverのサポート期限については、Windows Server 詳細情報 を参照してください。
SQL Serverバージョン、およびエディション ライフサイクル開始日 メインストリームサポート終了日 延長サポート終了日
SQL Server 2014 Standard Edition 2014/06/05 2019/07/09 2024/07/09
SQL Server 2016 Standard Edition 2016/06/01 2021/07/13 2026/07/14
SQL Server 2017 Standard Edition 2017/09/29 2022/10/11 2027/10/12
SQL Server 2019 Standard Edition 2019/11/04 2025/01/07 2030/01/08

※最新のサービスパックが適用された状態の製品のサポート終了日を記載しております。

SQL Server サービスパック ライフサイクル開始日 サービスパック サポート終了日
SQL Server 2014 SP1 2015/04/14 2017/10/10
SQL Server 2014 SP2 2016/07/14 2020/01/14
SQL Server 2014 SP3 2018/10/30 次のサービス パックがリリースされた日より 12 ヶ月間後、もしくは製品のサポート ライフサイクルの終了日のいずれか早いほうがサポートの対象となります。
SQL Server 2016 SP1 2016/11/16 2019/07/09
SQL Server 2016 SP2 2018/04/24 次のサービス パックがリリースされた日より 12 ヶ月間後、もしくは製品のサポート ライフサイクルの終了日のいずれか早いほうがサポートの対象となります。

サポート方法

  • 本メニューでは、初期設定、サーバーへの初回ログイン、およびOSライセンス認証についてサポートいたします。
  • 本メニューでは、SQL Serverの初期インストールについてサポートいたします。
  • お客さまが使用するライセンス製品に関連して、お客さまが直面したインストール、セットアップ、基本的な機能に関する不具合などへの対処方法について、お客さまからの依頼に対して、弊社はサポート(調査、支援、アドバイス)を行いません。

運用品質

  • 本メニューの運用品質は、本サービスに標準で定められた運用品質に準じます。詳細については、Support 詳細情報 を参照してください。
  • 本メニューのSLAは、本サービスに標準で定められたSLAに準じます。詳細については、SLA 詳細情報 を参照してください。

提供リージョン

本メニューの提供リージョンは、以下の通りです。

  提供国 提供リージョン
サーバーインスタンス 日本 JP1,JP2,JP4,JP5,JP6,JP7
Hyper-V 日本 JP1,JP2,JP4,JP5,JP6,JP7
vSphere ESXi 日本 JP1,JP2,JP4,JP5,JP6,JP7

制約事項

性能保証

  • 本メニューは、性能を保証しません。本メニューは、収容状況によっては、十分な性能が得られない場合があります。

復旧故障

  • 仮想マシンが故障した場合、弊社は仮想マシン、インストールされたすべてのソフトウェアおよびデータの復旧の責を負いません。

サービスプロバイダー製品使用権説明書

  • 本メニューを利用するにあたり、サービスプロバイダー製品使用権説明書(SPUR)に同意したものとなります。詳しくは、以下のURLをご参照ください。
 マイクロソフトサービスプロバイダー製品使用権説明書(SPUR)
 ※ ServicesProviderUseRights(Worldwide)(Japanese)の最新版をご参照ください。

Windows Server

  • 本メニューはWindows Serverサービスとの併用サービスです。 Windows Serverサービスの制約事項が本サービスにも該当する為、Windows Server 詳細情報 の制約事項を参照してください。

SQL Server

  • 本メニューでは1つの仮想マシンにおいて利用できるインスタンスの数は1です。
  • SQL Server Standard Editionの制約により、SQL Serverとして1インスタンスで利用できるCPU数に制限があります。SQL Server 2014では4 ソケットまたは 16 コアのいずれか小さい方、SQL Server 2016、SQL Server 2017、SQL Server 2019では4 ソケットまたは 24 コアのいずれか小さい方に制限されます。

※SQL Serverとして利用できていない分のCPU数についても、OSとして認識されているCPU数に応じて課金が発生します。

  • 初回起動時 にSQL Serverがインストールされるため、インストールが完了するまで処理を中断する操作(サーバーインスタンスのPowered Off、Reset、Shutdown、Suspend、 Restart、SQL ServerのSetup画面を閉じる)は実行しないでください。

※インストールの処理が中断されてしまった場合は、サーバーインスタンスを削除し、再作成いただくことになります。その場合削除されたサーバーインスタンスも課金対象となります。

-  初回起動時に実行されるPowerShell画面をCtrl + Cで強制終了しないでください。強制終了した場合はインスタンス名はMSSQLSERVER、データベースエンジンの照合順序は英語版の場合はSQL_Latin1_General_CP1_CI_AS、日本語版の場合はJapanese_CI_ASとしてインストールされます。

  • SQL Serverのインストール完了後にインスタンス名の変更はできません。
  • SQL Serverのインストール完了後にデータベースエンジンの照合順序の変更はできません。
  • SQL Serverのインストールが完了したサーバーを複製することはできません。

※オフィシャルテンプレートを元に1VMずつ作成してください。

  • Windows Serverを日本語化した場合でもSQL Serverは日本語化できません。SQL Serverを日本語化してご利用される場合は予め、日本語版のSQL Serverがインストールされたオフィシャルイメージテンプレートをご利用ください。
  • SQL Server 2016、SQL Server 2017、SQL Server 2019を利用する場合、外部データ用 PolyBaseクエリサービスの機能は利用できません。

サポート期間

  • Microsoft社のサポート期限が終了した製品についてはサポートを行いません。またサポート期間の延長は行いません。