Windows Server Remote Desktop Services SAL¶
メニューの概要¶
メニューの概要¶
本メニューは、Windows Serverへリモートデスクトップを実施するために必要となるRemote Desktop Services(以下RDS)のライセンスをSAL(Subscriber Access License)形式で提供します。
Windows Serverサービスについては、 Windows Server 詳細情報 を参照してください。
RDS SAL について¶
- オフィシャルイメージテンプレートの提供
- サーバーインスタンスでご利用可能なRDS SALオフィシャルイメージテンプレートを提供します。
- プロバイダーライセンスの提供
- Windows Server Remote Desktop Services SALをSPLA(Service Provider License Agreement)で提供します。
RDS SALが利用できるサーバー/ハイパーバイザーについて¶
- サーバー/ハイパーバイザーでご利用しているWindows Serverに対してリモートデスクトップを利用したい場合、本メニューで提供されるオフィシャルイメージを利用して作成したライセンスサーバーを利用する場合と、WindowsServerに対して、お客さま自身のRDSライセンスを持ち込んで利用する場合がございます。
本メニューで提供するRDS SALを利用される場合、リモートデスクトップが利用出来るサーバー/ハイパーバイザーは以下の通りです。※1
お客さま持ち込みについては本メニューの提供範囲ではありません。
OS利用形態 | サーバー/ハイパーバイザー | |||
---|---|---|---|---|
ベアメタルサーバー | サーバーインスタンス | vSphere ESXi | Hyper-V | |
オフィシャルイメージテンプレート(ライセンススイッチ含む) | Y | Y | Y | Y |
お客さま持ち込みライセンス | N | ー | N | N |
- ※1 本メニューで提供するオフィシャルイメージから作成できるサーバー/ハイパーバイザーはサーバーインスタンスのみです。一方で、そのサーバーを利用して、リモートデスクトップが可能となるサーバー/ハイパーバイザーは上記の通りです。
注釈
本メニューにて提供するRDS SALを利用してRemote Desktop Services が利用できるサーバー/ハイパーバイザーは、
当社オフィシャルイメージから作成されたサーバー、もしくはライセンススイッチしたイメージから作成されたサーバーに限ります。
お客さま所有のライセンスを利用しているWindows Serverに対し、当社のRDS SALを提供することはMicrosoft社より禁止されています。
RDS ライセンス Versionと対応するセッションホストサーバーのOS Versionについて¶
- ライセンスサーバーにインストールされているRDS ライセンス Versionにより、利用できるセッションホストのOS Versionが異なります。対応は以下となります
RDS ライセンス Version | セッションホスト利用可能OS |
2012 | Windows Server 2012 R2 以前 |
2016 | Windows Server 2016 以前 |
2019 | Windows Server 2019 以前 |
メニューの特長¶
- オンデマンド
- お客さまは、カスタマーポータルから、サーバーインスタンス上で利用可能なRDSオフィシャルイメージテンプレートを申し込みいただくことが可能です。
- 迅速な利用開始
- お客さまにてライセンスを調達せずに、すぐにRDSをご利用いただくことが可能です。
利用できる機能サービス¶
オフィシャルイメージテンプレート¶
本メニューで提供されるオフィシャルイメージテンプレートは以下のとおりです。
オフィシャルイメージテンプレート | OS バージョン | OS エディション | サービスパック | OS bit | OS 言語 | Remote Desktop Services バージョン | SAL数 | ライセンス種別 | サーバー/ハイパーバイザー | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ベアメタルサーバー | サーバーインスタンス | Hyper-V | vSphere ESXi | |||||||||
Windows Server Remote Desktop Services SAL 10SAL with Windows Server 2016 Datacenter Edition | Windows Server 2016 | Datacenter Edition | ー | 64 | EN | 2016 | 10 | SPLA | N | Y | N | N |
Windows Server Remote Desktop Services SAL 30SAL with Windows Server 2016 Datacenter Edition | Windows Server 2016 | Datacenter Edition | ー | 64 | EN | 2016 | 30 | SPLA | N | Y | N | N |
Windows Server Remote Desktop Services SAL 50SAL with Windows Server 2016 Datacenter Edition | Windows Server 2016 | Datacenter Edition | ー | 64 | EN | 2016 | 50 | SPLA | N | Y | N | N |
Windows Server Remote Desktop Services SAL 100SAL with Windows Server 2016 Datacenter Edition | Windows Server 2016 | Datacenter Edition | ー | 64 | EN | 2016 | 100 | SPLA | N | Y | N | N |
Windows Server Remote Desktop Services SAL 10SAL with Windows Server 2019 Datacenter Edition | Windows Server 2019 | Datacenter Edition | ー | 64 | EN | 2019 | 10 | SPLA | N | Y | N | N |
Windows Server Remote Desktop Services SAL 30SAL with Windows Server 2019 Datacenter Edition | Windows Server 2019 | Datacenter Edition | ー | 64 | EN | 2019 | 30 | SPLA | N | Y | N | N |
Windows Server Remote Desktop Services SAL 50SAL with Windows Server 2019 Datacenter Edition | Windows Server 2019 | Datacenter Edition | ー | 64 | EN | 2019 | 50 | SPLA | N | Y | N | N |
Windows Server Remote Desktop Services SAL 100SAL with Windows Server 2019 Datacenter Edition | Windows Server 2019 | Datacenter Edition | ー | 64 | EN | 2019 | 100 | SPLA | N | Y | N | N |
機能一覧¶
- 本メニューのオフィシャルイメージテンプレートにて提供する機能は以下の通りです。
項目 | 設定内容 |
---|---|
初期ユーザー名 | Windows Serverサービスの設定を踏襲する為、Windows Server 詳細情報 を参照してください。 |
初期ユーザーのパスワード設定 | Windows Serverサービスの設定を踏襲する為、Windows Server 詳細情報 を参照してください。 |
ロケール設定 | SQL Serverの言語に応じてロケール設定が異なります。詳細は下記を参照してください。 |
セキュリティ設定(Windows Firewall設定) | Windows Serverサービスの設定を踏襲する為、Windows Server 詳細情報 を参照してください。 |
専用ツール設定 | Windows Serverサービスの設定を踏襲する為、Windows Server 詳細情報 を参照してください。 |
その他初期設定 | Windows Serverサービスの設定を踏襲する為、Windows Server 詳細情報 を参照してください。 |
RDライセンスサーバー設定 | RDライセンスサーバーの役割を追加しています。 |
RDSライセンスの有効化 | イメージごとのSAL数分、RDSライセンスの有効化をしています。 |
ご利用方法¶
- 新規申し込み方法サーバーインスタンス作成時に、以下のイメージテンプレートを指定してください。
オフィシャルイメージ | イメージ名 |
Windows Server Remote Desktop Services SAL 10SAL with Windows Server 2016 Datacenter Edition | RemoteDesktopServices-SAL_10SAL_WindowsServer-2016_Datacenter_64_include-license_virtual-server_002 |
Windows Server Remote Desktop Services SAL 30SAL with Windows Server 2016 Datacenter Edition | RemoteDesktopServices-SAL_30SAL_WindowsServer-2016_Datacenter_64_include-license_virtual-server_002 |
Windows Server Remote Desktop Services SAL 50SAL with Windows Server 2016 Datacenter Edition | RemoteDesktopServices-SAL_50SAL_WindowsServer-2016_Datacenter_64_include-license_virtual-server_002 |
Windows Server Remote Desktop Services SAL 100SAL with Windows Server 2016 Datacenter Edition | RemoteDesktopServices-SAL_100SAL_WindowsServer-2016_Datacenter_64_include-license_virtual-server_002 |
Windows Server Remote Desktop Services SAL 10SAL with Windows Server 2019 Datacenter Edition | RemoteDesktopServices-SAL_10SAL_WindowsServer-2019_Datacenter_64_include-license_virtual-server_012 |
Windows Server Remote Desktop Services SAL 30SAL with Windows Server 2019 Datacenter Edition | RemoteDesktopServices-SAL_30SAL_WindowsServer-2019_Datacenter_64_include-license_virtual-server_012 |
Windows Server Remote Desktop Services SAL 50SAL with Windows Server 2019 Datacenter Edition | RemoteDesktopServices-SAL_50SAL_WindowsServer-2019_Datacenter_64_include-license_virtual-server_012 |
Windows Server Remote Desktop Services SAL 100SAL with Windows Server 2019 Datacenter Edition | RemoteDesktopServices-SAL_100SAL_WindowsServer-2019_Datacenter_64_include-license_virtual-server_012 |
- 廃止申し込み方法オフィシャルイメージテンプレートで作成したサーバーインスタンスを削除してください。
ご利用条件¶
他メニューとの組み合わせ条件¶
サーバーインスタンスとのセットでの申し込みとなります。
RDSサービスをご利用される場合は必ずWindows Serverメニューと併用になります。
- Windows Serverメニューの組み合わせ条件が本メニューにも該当します。
- 詳細は、 Windows Server 詳細情報 を参照してください。
- セッションホストとして、Windows Server 2016をご利用されたい場合は、RDSのVersionが2016である必要があります。
料金¶
月額料金¶
- 課金形態SAL数に応じた月額固定料金が発生します。※同時にお申し込みされたサーバーインスタンス、およびWindow Serverの費用も別途発生します。
- 課金対象RDSライセンスが格納されているボリューム、もしくはルートディスクがアタッチされたインスタンスが対象となります。※本メニューのオフィシャルイメージテンプレートが格納されたボリュームが、1つのインスタンスに複数アタッチされている場合、ボリュームの数に応じて本メニューの料金が加算されます。インスタンスとボリュームの関係性、およびサーバーインスタンスのインスタンスのフレーバーについては、サーバーインスタンス 詳細情報 参照してください。
サポート¶
サポート範囲¶
サポートされるオフィシャルイメージテンプレート¶
- 以下のイメージテンプレートから作成されたサーバーインスタンスが対象となります。
オフィシャルイメージ | イメージ名 |
Windows Server Remote Desktop Services SAL 10SAL with Windows Server 2016 Datacenter Edition | RemoteDesktopServices-SAL_10SAL_WindowsServer-2016_Datacenter_64_include-license_virtual-server_002 |
Windows Server Remote Desktop Services SAL 30SAL with Windows Server 2016 Datacenter Edition | RemoteDesktopServices-SAL_30SAL_WindowsServer-2016_Datacenter_64_include-license_virtual-server_002 |
Windows Server Remote Desktop Services SAL 50SAL with Windows Server 2016 Datacenter Edition | RemoteDesktopServices-SAL_50SAL_WindowsServer-2016_Datacenter_64_include-license_virtual-server_002 |
Windows Server Remote Desktop Services SAL 100SAL with Windows Server 2016 Datacenter Edition | RemoteDesktopServices-SAL_100SAL_WindowsServer-2016_Datacenter_64_include-license_virtual-server_002 |
Windows Server Remote Desktop Services SAL 10SAL with Windows Server 2019 Datacenter Edition | RemoteDesktopServices-SAL_10SAL_WindowsServer-2019_Datacenter_64_include-license_virtual-server_012 |
Windows Server Remote Desktop Services SAL 30SAL with Windows Server 2019 Datacenter Edition | RemoteDesktopServices-SAL_30SAL_WindowsServer-2019_Datacenter_64_include-license_virtual-server_012 |
Windows Server Remote Desktop Services SAL 50SAL with Windows Server 2019 Datacenter Edition | RemoteDesktopServices-SAL_50SAL_WindowsServer-2019_Datacenter_64_include-license_virtual-server_012 |
Windows Server Remote Desktop Services SAL 100SAL with Windows Server 2019 Datacenter Edition | RemoteDesktopServices-SAL_100SAL_WindowsServer-2019_Datacenter_64_include-license_virtual-server_012 |
- 延長サポートが終了したサービスパックが適用されたオフィシャルイメージテンプレートは提供を中止します。
サポート期間¶
- 本メニューで提供しているライセンスのバージョンに関して、Microsoftが規定しているサポート期間に準じます。
- Windows Serverのサポート期限については、Windows Server 詳細情報 を参照してください。
サポート方法¶
- 本メニューでは、初期設定、サーバーへの初回ログイン、およびOSライセンス認証についてサポートいたします。
- お客さまが使用するライセンス製品に関連して、お客さまが直面したインストール、セットアップ、基本的な機能に関する不具合などへの対処方法について、お客さまからの依頼に対して、弊社はサポート(調査、支援、アドバイス)を行いません。
運用品質¶
- 本メニューの運用品質は、本サービスに標準で定められた運用品質に準じます。詳細については、Support 詳細情報 を参照してください。
- 本メニューのSLAは、本サービスに標準で定められたSLAに準じます。詳細については、SLA 詳細情報 を参照してください。
提供リージョン¶
本メニューの提供リージョンは、以下の通りです。
RDS Version | 提供リージョン |
2012 | JP1,JP2,JP4,JP5,JP6 |
2016 | JP1,JP2,JP4,JP5,JP6,JP7 |
2019 | JP1,JP2,JP4,JP5,JP6,JP7,JP8 |
制約事項¶
利用上の注意点¶
ご利用中のサーバーインスタンスへのRDS SALの追加、削除等は実施いたしません。RDS SAL数を変更されたい場合は、別途、本メニューのオフィシャルイメージからサーバーインスタンスを作成してください。
- 本メニューはRDSを利用したいお客さまへライセンスを提供するメニューであり、リモートデスクトップ対象のサーバー自身の性能を保証するメニューではありません。ご利用されるアプリケーションに応じたスペックにて、利用されるサーバー、ハイパーバイザーを選択し、ご利用ください。
お客さまご所有のライセンスを利用しているWindows Serverに対して、本メニューを利用してリモートデスクトップを利用することはMicrosoft社にて禁止されています。
本メニューはバックアップサービスの仕様により、バックアップサービス(ファイルバックアップ、ファイルリストア、システムバックアップ、システムリストア)を利用することができません。
サービスプロバイダー製品使用権説明書¶
- 本メニューを利用するにあたり、サービスプロバイダー製品使用権説明書(SPUR)に同意したものとなります。詳しくは、以下のURLをご参照ください。
マイクロソフトサービスプロバイダー製品使用権説明書(SPUR)
※ ServicesProviderUseRights(WW)(Japanese)の最新版をご参照ください。
Windows Server¶
- 本メニューはWindows Serverサービスとの併用サービスです。 Windows Serverサービスの制約事項が本サービスにも該当する為、Windows Server 詳細情報 の制約事項を参照してください。