トラフィックレポート

本チュートリアルは、NTTコミュニケーションズ株式会社が提供するCDN/Edge Platform Powered by Akamaiのご契約者を対象に、トラフィックレポートの利用方法についてご説明するものです。
トラフィックレポートをご利用いただくことで、ご契約いただいているFQDNについてエンドユーザがどのくらいアクセスしているか等のトラフィックの概況をグラフや表で確認できます。

なお、画面・機能については予告なく変更される場合がございます。あらかじめご了承ください。

トラフィックレポートへの遷移

トラフィックレポートはポータルログイン後、以下のように遷移して表示します。
overall
遷移後、以下の画面が表示されます。
overall

トラフィックレポートの種類

左メニューの「TR」からトラフィックレポートの種類を選択できます。
overall
各種トラフィックレポートの概要は以下の通りです。
なお、情報が少ない場合は(指定した期間が短い等)データを表示できない場合があります。
モニタ名 概要
Cloud Interconnects Traffic
クラウドオリジンを利用している場合の、下りトラフィックのうちプライベートネットワークインターコネクト(PNI)を経由した通信を確認できます。
Daily Unique Visitors (*)
日ごとのユニークビジター数を確認できます。
Origin Performance
オリジンのレスポンス数やレスポンスタイムなどオリジンのパフォーマンスに関わる情報を確認できます。
Page Views
ページビュー数を確認できます。
SureRoute (*)
SureRouteによるルート最適化がどのくらいの割合で行われているかを確認できます。
Today's Traffic
今日の配信量やヒット数、レスポンス時のステータスコード等を確認できます。
Top Visitors (*)
ユニークビジターのうち最もアクセスしてきたクライアントのIPを確認できます。
Traffic
配信量やヒット数、レスポンス時のステータスコード等を確認できます。
Traffic - Carbon Calculator
配信量等から推測される二酸化炭素排出量の理論値を国ごとに確認できます。
結果は理論値であり実測しているものではありませんのでご注意ください。
Traffic by Browser & OS
ブラウザ、OSごとのヒット数を確認できます。
Traffic by Geography
地域ごとのヒット数を確認できます。
Traffic by Hostname
ホスト名ごとの配信量やヒット数、レスポンス時のステータスコード等を確認できます。
Unique Visitors (*)
ユニークビジター数を確認できます。
URL Responses
URLごとのヒット数やレスポンス時のステータスコードを確認できます。
URL Traffic
URLごとのオリジンヒット数やエッジヒット数を確認できます。
(*) こちらのモニタ機能については 2023/10/31 に提供終了します。

トラフィックレポートの表示方法

前項から閲覧したいモニタ種別を選択します。
選択すると、以下の表示条件=フィルタが表示されます。
overall
フィルタはモニタ種別によって選択できるものが異なります。
主に以下のようなフィルタを設定できます。
必須のものについて設定を終えたら、右上の「Apply」をクリックするとフィルタに合致するトラフィックが表示されます。
フィルタ名 概要
Date Range
モニタを表示させる日付範囲のことです。最大90日(一部モニタは30日)遡ることができます。
カレンダーで表示させたい日付・時刻の開始、終了を設定できます。
CP Codes
主にFQDNごとに振られる番号のことで、これを選択して表示対象のトラフィックを絞り込みます。
Cacheability
表示させるトラフィックについてキャッシュ可能なものかどうか選択します。
IP
表示させるトラフィックについてIPバージョンを選択します。
Delivery Type
表示させるトラフィックがHTTP(Non-Secure)かHTTPS(Secure)か選択します。
HTTP Version
表示させるトラフィックのHTTPバージョン(HTTP/1.1等)を選択します。
Responses
表示させるトラフィックがエラーレスポンスかどうか選択します。
モニタによってはステータスコードまで選択可能です。
Custom URL Search
表示させるトラフィックがどのURLのものかを指定できます。

トラフィックレポートの表示

モニタ種別を選択し、フィルタを設定してApplyをクリックすると、以下のようにモニタが表示されます。
モニタ種別「Traffic」を例に説明します。

モニタによっては画面上部でヒット数表示かバイト数表示か選択できます。
「Offload」はオフロード率を示し、どのくらいキャッシュから配信できたかを表します。
これが高いほど、キャッシュから配信した割合が高いことになります。
「Hits」はヒット数を示し、Edge=CDN や Origin=オリジン のそれぞれのヒット数を確認できます。
overall
各グラフについて、Average ROLLUP では各時点の平均値をプロットしており、Maximum ROLLUP では各時点のピーク値をプロットしています。
グラフ表示では、右の凡例をクリックすると対象のグラフ線について、グラフ画面での表示/非表示を切り替えることができます。

Edge hits/sec by Response class ではCDNからエンドユーザに向けてレスポンスしたステータスコードのヒット数推移を確認できます。
Origin hits/sec by Response class でも同様に、オリジンからCDNに向けてのレスポンスでの推移を確認できます。
「0xx」についてはアカマイが定義するコードとなっており、主にタイムアウトなど何らかの事情でエラーにもならず断になった場合に記録されます。
overall
Edge hits/sec by HTTP versionではトラフィックのHTTPバージョンを確認できます。
overall
画面下部ではレスポンスコードの割合をまとめた表や選択したCPコードのうちそれぞれトラフィックのどのくらいの割合を占めているか示した表を確認できます。
overall