VPN接続からFIC接続への移行手順(パターン2)¶
パターン2¶
- 本移行方法は既存のアドレス構成を崩したくないお客様向けになります。
- 移行パターン1と比較し、SDPF Cloud/ServerとUNO間の通信断時間が長くなります。
- VPN接続を切断した後、Flexible InterConnectによる接続を開始するまでの間、おおよそ15分程度の通信断が発生します。
1. FIC-Router新設¶
FIC-Routerの購入¶
- カスタマーポータルからFICテナントにアクセスし、グローバルビュー画面が表示されますので、任意のエリアを選択します。
- 選択されたエリアのエリアビュー画面が表示されますので、左メニューから「ルータ」を押下します。
- 画面右側にメニューが表示されますので、「購入」を押下します。
- ルータ購入ガイダンス画面が表示されますので、「次へ」を押下します。
- ルータ購入手続き画面が表示されますので、項目に沿って値を入力します。
項番 | 名称 | 説明 | 入力形式 | 備考 |
1 | 名前 | ルータに設定する名前を入力します。 | 半角英数記号※購入後は名前を変更することは出来ません。 | |
2 | エリア | ルータを設置するエリア名が表示されます。 | 固定値 | |
3 | 網内利用アドレス | 保守調査時に利用するNWアドレス(/27)を入力します。 | ネットワークIPアドレス/27 | |
4 | 冗長構成 | 冗長構成の有無を選択します。 | クリックで選択(選択時はポイントの色が赤くなります。) | ※基本的には冗長構成をお申し込みください。非冗長では故障時に復旧に時間がかかる恐れがあります。 |
- 値を入力しましたら、「確認」を押下します。
- ルータの購入確認画面にて入力内容を確認し、内容に問題なければ「購入」を押下します。
- ルータ購入申し込み受付完了画面が表示されますので、「OK」を押下します。
- 画面右上の更新ボタンにて画面を更新しますと、購入したルータが表示されます。
2. FIC-Connection(Arcstar Universal One)新設¶
FIC-Connection(Arcstar Universal One)の購入¶
- カスタマーポータルからFICテナントにアクセスし、グローバルビュー画面が表示されますので、任意のエリアを選択します。
- 選択されたエリアのエリアビュー画面が表示されますので、左メニューから「コネクション」を押下します。
- 画面右側にメニューが表示されますので、「購入」を押下します。
- コネクション購入メニューにて「Arcstar Universal One L3」を押下します。
- 相互接続購入ガイダンスが表示されますので、「次へ」を押下します。
- 相互接続の購入手続き画面が表示されます。
- エリアビューより、相互接続(Arcstar Universal One)の接続元を選択します。
- コネクションの購入情報入力(Arcstar Universal One)画面が表示されます。
- 購入情報を入力し「確認」を押下します。
項番 | 項目 | 説明 | 入力形式 |
1 | コネクション名 | コネクションに設定する名前を入力します | 半角英数及び一部記号&()-_64文字以内 |
2 | 接続帯域 | コネクションの接続帯域を選択します。 | プルダウンにて選択 [10M,20M,30M,40M,50M,100M,200M,300M,400M,500M,1G,2G,3G,4G,5G,10G] |
3 | ルータID | 選択した接続元ルータのIDが表示されます。 | 固定値 |
4 | Routing Group名 | FIC-RouterのRouting Groupを選択します。 | プルダウンにて選択 [group_1, group_2, group_3, group_4, group_5, group_6, group_7, group_8] |
5 | BGP Filter Ingress(接続元FIC-Router) | BGPの受信種別を選択します。(受信しない場合は’受信停止’を選択します。購入後に変更可能です。) | プルダウンにて選択 [フルルート,受信停止] |
6 | BGP Filter Egress(接続元FIC-Router) | BGPの広告種別を選択します。(広告しない場合は’配信停止’を選択します。購入後に変更可能です。) | プルダウンにて選択 [フルルート(デフォルトルート除外),フルルート(デフォルトルート込み),デフォルトルート,サマライズ,配信停止] |
7 | MED Egress (Primary) | FIC-Routerから接続先へ広告する経路に付与するMED値を設定可能です。 | プルダウンにて選択 [10,30] |
8 | MED Egress (Secondary) | Primary側に設定したMED値に+10した値がSecondary側に自動設定されます。 | 自動設定 |
9 | Connecting Point | 接続するArcstar Universal Oneのロケーションを選択します。 | プルダウンにて選択 |
10 | 代表番号 | Arcstar Universal Oneの代表番号(Nから始まる10桁のID)を入力します。 | N+半角数字 |
11 | VPN番号 | Arcstar Universal OneのVPN番号(Vから始まる9桁のID)を入力します。 | V+半角数字 |
12 | BGP Filter Egress (接続先 Arcstar Universal One L3) | BGPの広告種別を選択します。 | プルダウンにて選択 [フルルート(デフォルトルート除外),フルルート(デフォルトルート込み),デフォルトルート,サマライズ] |
13 | 接続ネットワークアドレス | Arcstar Universal OneとFIC-Router間のネットワークアドレス(IPv4)を入力します。 | ネットワークアドレス/29 |
- コネクションの購入確認画面が表示されますので、購入内容を確認し「購入」を押下します。
- コネクション購入申し込み受付完了画面が表示されますので、「OK」を押下します。
項番 | 項目 | 説明 |
1 | 受付番号 | コネクション購入時に発行された受付番号が表示されます。 |
- 画面右上の更新ボタンにて画面を更新すると、エリアビューに購入したコネクションが表示されます。
3. VPNゲートウェイのゲートウェイインターフェースの削除¶
注釈
- 本工程よりFlexble InterConnect接続の設定が完了するまでの間、SDPF Cloud/Server - UNO間で通信断が発生します。
- 弊社にて実施した検証では15分程度の通信断が発生いたしました。
カスタマーポータルからSDPFテナントにアクセスし、「ネットワーク」→「相互接続/関連サービス」→「クラウド/サーバー VPN接続ゲートウェイ」とクリックします。
- 表示されているVPNゲートウェイの名前をクリックし、VPNゲートウェイの詳細を表示します。
- ゲートウェイインターフェイスのタブを選択し、「ゲートウェイインターフェイスの削除」をクリックします。
- 「ゲートウェイインターフェースの削除の確認」画面が表示されますので、「ゲートウェイインターフェースの削除」をクリックし、ゲートウェイインターフェースの削除は完了です。
4. VPN接続(Flexible InterConnect (with U) Enterprise Cloud 2.0接続)の廃止¶
- カスタマーポータルからSDPFテナントにアクセスし、「ネットワーク」→「相互接続/関連サービス」→「クラウド/サーバー VPN接続ゲートウェイ」とクリックします。
- ページ内、「VPN接続お申込み」をクリックすると、下図のページへと移動します。 「変更/廃止のお申し込み」リストより、廃止したい回線(契約番号)をお選びいただき、 “選択”ボタン を 押下してください。
- ご契約内容をご確認の上、”廃止”を選択してください。
- お申込みには、同意事項への承諾が必要です。 画面に掲載された同意事項をご確認の上、お申込みいただく場合は、「上記内容に同意する」にチェックを入れ、“次へ” を押下してください。
- リクエスト内容確認画面にて、各項目の内容にお間違いが無いかご確認ください。 “確定”ボタンにてお申込みリクエストが確定します。
5. FIC-Connection(SDPF Cloud/Server)新設¶
FIC-Connection(SDPF Cloud/Server)の購入¶
- カスタマーポータルからFICテナントにアクセスし、グローバルビュー画面が表示されますので、任意のエリアを選択します。
- 選択されたエリアのエリアビュー画面が表示されますので、左メニューから「コネクション」を押下します。
- 画面右側にメニューが表示されますので、「購入」を押下します。
- コネクション購入メニューにて「SDPF Cloud/Server FIC-GW」を押下します。
- クラウド接続購入ガイダンスが表示されますので、「次へ」を押下します。
- クラウド接続の購入手続き画面が表示されますので、エリアビューより、クラウド接続(SDPF Cloud/Server)の接続元を選択します。
- コネクションの購入情報入力(SDPF Cloud/Server)画面が表示されますので、購入情報を入力します。
項番 | 項目 | 説明 | 入力形式 |
1 | コネクション名 | コネクションに設定する名前を入力します | 半角英数及び一部記号&()-_ ※購入後は名前を変更することは出来ません。 |
2 | 接続帯域 | コネクションの接続帯域を選択します。 | プルダウンにて選択 [10M,20M,30M,40M,50M,100M,200M,300M,400M,500M,1G] |
3 | ルータID | 選択した接続元ルータのIDが表示されます。 | 固定値 |
4 | Group名 | FIC-RouterのGroupを選択します。 | プルダウンにて選択 [group_1, group_2, group_3, group_4, group_5, group_6, group_7, group_8] |
5 | BGP Filter Ingress | BGPの受信種別を選択します。(受信しない場合は’受信停止’を選択します。購入後に変更可能です。) | プルダウンにて選択 [フルルート,受信停止] |
6 | BGP Filter Egress | BGPの広告種別を選択します。(広告しない場合は’配信停止’を選択します。購入後に変更可能です。) | プルダウンにて選択 [フルルート(デフォルトルート除外),フルルート(デフォルトルート込み),配信停止] |
7 | Connecting Point | 接続するSDPF リージョンを選択します。 | プルダウンにて選択 |
8 | テナントID | SDPF テナントIDを入力します。 | 半角英数字記号[!-_~] |
9 | API鍵 | 接続するSDPFのAPI鍵を入力します。API鍵の確認方法については 各種情報の確認 をご覧ください。 | 半角英数字記号[!-_~] |
10 | API秘密鍵 | 接続するSDPFのAPI秘密鍵を入力します。API秘密鍵の確認方法については 各種情報の確認 をご覧ください。 | 半角英数字記号[!-_~] |
11 | 接続ネットワークアドレス(Primary) | SDPFとFIC-Router(Primary)間のネットワークアドレス(IPv4)を入力します。VPN接続で利用していたアドレスと同一のアドレス帯で設定が可能です。 | ネットワークアドレス/30 |
12 | 接続ネットワークアドレス(Secondary) | SDPF Cloud/ServerとFIC-Router(Secondary)間のネットワークアドレス(IPv4)を入力します。VPN接続で利用していたアドレスと同一のアドレス帯で設定が可能です。 | ネットワークアドレス/30 |
- 右メニューから購入情報の入力に不備がないか確認した後、「確認」を押下します。
- コネクションの購入確認画面が表示されますので、購入内容を確認し「購入」を押下します。
- コネクション購入申し込み受付完了画面が表示されますので、「OK」を押下します。
項番 | 項目 | 説明 |
1 | 受付番号 | コネクション購入時に発行された受付番号が表示されます。 |
- 画面右上の更新ボタンにて画面を更新すると、エリアビューに購入したコネクションが表示されます。
6. FICゲートウェイのゲートウェイインターフェースを作成¶
- カスタマーポータルからSDPFテナントにアクセスし、「ネットワーク」→「相互接続/関連サービス」→「クラウド/サーバー Flexible InterConnect接続ゲートウェイ」とクリックします。
- 表示されているFlexible InterConnectの名前をクリックし、Flexible InterConnectの詳細を表示します。
- ゲートウェイインターフェイスのタブを選択し、「ゲートウェイインターフェイスの追加」をクリックします。
- ゲートウェイインターフェイスの追加時には、下記の項目を入力します。項目を入力後「ゲートウェイインターフェースの追加」をクリックします。
名前 | お客様で管理上の名前を任意に指定できます。 |
説明 | 本ゲートウェイの説明に関する任意の項目です。 |
接続ロジカルネットワーク | Flexible InterConnectと接続するロジカルネットワークを指定します |
ゲートウェイIPv4アドレス | ゲートウェイに対して割り当てるIPアドレスを指定します。ここではVPN接続で利用していたVPNゲートウェイと同じIPアドレスを割り当てます。 |
プライマリデバイスIPv4アドレス | ゲートウェイのプライマリIPアドレスを指定します。ここではVPN接続で利用していたVPNゲートウェイと同じIPアドレスを割り当てます。 |
セカンダリデバイスIPv4アドレス | ゲートウェイのセカンダリIPアドレスを指定します。ここではVPN接続で利用していたVPNゲートウェイと同じIPアドレスを割り当てます。 |
VRRPグループID | ゲートウェイは、VRRPで冗長化構成を組んだ形でご利用いただけます。その際のVRRPのグループIDを指定します |
注釈
- 同一ロジカルネットワーク上でVRRPグループIDが重複すると、通信が正常に行えない可能性がありますので、他の機器と重複しないIDをご指定ください。
- 続いて、スタティックルートの追加の設定をします。
注釈
- こちらは VPNゲートウェイにてスタティックルートを設定いただいているお客様のみが対象の作業となります。
- カスタマーポータルからSDPFテナントにアクセスし、「ネットワーク」→「相互接続/関連サービス」→「クラウド/サーバー Flexible InterConnect接続ゲートウェイ」とクリックします。
- 表示されているFlexible InterConnectの名前をクリックし、Flexible InterConnectの詳細を表示します。
- 「スタティックルート」のタブをクリックすると設定されているスタティックルートの一覧が表示されますので、「スタティックルートの追加」をクリックしてください。
- スタティックルートの追加時には、以下の情報を入力します。
- 「スタティックルートの追加」で設定された宛先ネットワークアドレスが、Flexible InterConnect側へBGP経路として広告されます。
注釈
- FICゲートウェイのゲートウェイインターフェースの設定が完了すると通信が回復します。