6. IRR-Objectリソース¶
- IRR-Objectリソースの登録
- お客様が保有しているGlobal AS/IPアドレスブロックでOCNと接続する場合、IRR(Internet Routing Registry)に登録されているIRR-Objectを登録・管理します。
- 登録するIRR-Objectは、AS番号(Aut-Numオブジェクト)もしくはAS-SET(AS-SETオブジェクト)のいずれかとなります。
- IRR-Objectを登録・参照元として指定するIRRはJPIRR、RADB、NTTCOMのいずれか一つを含める必要があります。またトータルで3つまで指定が可能です。
- 経路フィルタ
- OCNはIRR-objectリソースに登録されているAut-numオブジェクト/AS-SETオブジェクトより、そこに含まれる経路情報(Prefix/AS-PATH)を元に経路フィルタを設定、定期的に更新します。
- 経路フィルタの設定、更新は、新規開通時および1日に1回、AM2~3時頃更新されます。
- Global AS利用者・管理者向け各種機能
- IRR-Objectの登録時に、現状のIRR-Object登録情報を参照する機能
- IRR-Objectの登録時に、当該IRR-Object管理者が承認する機能(IRR登録上のAS管理者メールアドレス向けに送付されるone time passcord入力要)
- 送受信経路数の確認機能
- OCN側の経路フィルタの確認機能
- BGPセッションのリセット機能(Max-prefix超過時のBGP Peer down時等の対処のため)
注釈
- Aut-Numオブジェクトはテナント横断で共用は可能(但しTenantを跨って同一のAS-Numをオブジェクトが存在する場合、Priority制御の管理が複雑になるため注意が必要です)
- IRR-Object Nameはテナント内でユニークである必要があります。
- IRR登録上のAS管理者メールアドレス向けにone time passcordが送付されます。AS管理者はAS利用を承認する場合はIRR-Object管理者にone time passcodeを共有してください。
- IRR-Object登録時の管理者向けのone time passcordの送付は一度のみとなります。
- OCN割当アドレス利用との併用は不可となります。
- 指定するIRRデータベース(JPIRR/RADBなど)について、登録した順番でIRR Objectの情報を参照していきます。1番目に登録情報がない場合は、2番目、3番目と順に参照していきます。