1.1.10. Version2からVersion3へのバージョンアップについての諸注意

バージョンアップ機能には、下記の諸注意がございます。お客様のご希望のタイミングでバージョンアップができない可能性がございますので、複数の作業日程をあらかじめご計画いただけますと幸いです。


・1デバイス(1 HAセット)のバージョンアップに80分程度の時間を要します。

・Managed Firewall/UTM (HA Plan含む)のバージョンアップ時、計30分程度の通信断(数分の断が複数回および20分程度の断が1回)が発生いたします。

・通信断に関わる目安としては上記となりますが、基盤の状況により超過する場合がありますのでご注意願います。

・バージョンアップ処理は同一リージョン内で最大5台程度の並列処理にて実施されます。
例1) JP1で5デバイスがバージョンアップをしている時、JP1でバージョンアップ機能を実行すると、バージョンアップ開始までに最大80分の待ちが発生いたします。
例2) JP1で5デバイスがバージョンアップをしている時であっても、JP2でバージョンアップをしているデバイスが5台以下であれば、JP2のバージョンアップ開始に待ち時間は発生いたしません。
※5台は目安のため前後いたします。

・バージョンアップ機能を実施すると、バージョンアップ待機中のステータスであってもキャンセルすることができません。

・バージョンアップ待機中は、通信断は発生いたしません。

・Version2からVersion3の別プランへ移行したい場合、同プランでVersion3に移行後にプラン変更を実施いただく必要がございます。
例:Managed Firewall (2CPU-4GB) Version2からManaged Firewall (8CPU-12GB) Version3へ変更したい場合。
STEP1:Managed Firewall (2CPU-4GB) Version2からManaged Firewall (2CPU-4GB) Version3へバージョンアップ。(通信断発生)
STEP2:Managed Firewall (2CPU-4GB) Version3からManaged Firewall (8CPU-12GB) Version3へプラン変更。(通信断発生)

・バージョンアップ前のログおよびインシデントレポートはVersion3へは引き継がれません。また、バージョンアップ実施後は、Version2のポータルに過去のログを確認することができなくなります。

・バージョンアップ前のデバイスKPIはVersion3へは引き継がれません。

・システム間連携のため毎月1日AM 6:00~3日AM 9:00(JST)はバージョンアップ機能がご利用できません。

・バージョンアップ後に各ファイアウォールポリシーで更新を行うと、内部処理の最適化が実施されます。 ファイアウォールポリシーの設定 でコメント追加をいただくと、通信設定の変更を伴わずに更新が可能ですので、バージョンアップ後の実施を推奨いたします。

・バージョンアップ後、サービスオブジェクトの設定が変更される可能性がございます。詳細は Version2とVersion3 仕様差分 を参照ください。