Hybrid Cloud with GCP

概要

Hybrid Cloud with GCPメニューの概要は以下の通りとなります。

  • Google Cloud Platform (TM) [以下GCP] をご利用に必要な手続きを代理で行います。
  • 発行されたGCPプロジェクトのオーナー権限を持ち、GCPで利用できる各種サービスを利用可能です。
  • 利用したGCPの料金はSmart Data Platformの料金と合算して請求されます。
  • 用途に応じたSmart Data Platformとの使い分け、および組み合わせてのご利用を推奨いたします。

契約についてのご注意

本メニューは、NTT Communications株式会社 (日本法人) 経由でお申し込みを受付したお客さまのみご契約いただけます。



特長

Hybrid Cloud with GCPメニューの特長は以下の通りとなります。

項目 内容 メリット
GCPのプロジェクト発行、一元契約、合算請求
本メニューにおいてGCPの利用環境を当社より提供します。本環境を利用してGCPの各種サービスを利用可能です。
環境は以降で説明するサービス申し込みに記載される方法に従って提供されます。
また、GCPの料金をSmart Data Platformの料金と合わせて請求いたします。
Smart Data PlatformとGCPのハイブリッドクラウド環境を一元的に提供することにより契約・経理業務が軽減されます。
サポート ベーシックプラス/プレミアムプラン (有償) をご契約いただくことで、GCPに関するテクニカルサポートを提供します。 Smart Data PlatformとGCPのハイブリッドクラウド環境のサポート窓口を1つにまとめられます。


サービス詳細

ユーザーインターフェイス

概要

サービスの申し込みをSDPFポータル経由で行う必要がございます。


GCPの操作について

当社はGCP独自のユーザーインターフェイスは提供いたしません。

GCPに関わる全ての操作は、SDPFポータルでお申し込みの上、Google (TM) の提供するGoogle Cloud Consoleをご利用いただきます。



各ユーザーインターフェイスの役割

名称 役割
Business Portal 契約を管理し、SDPFポータル・Ticket Systemへのシングルサインオンを提供します。
SDPFポータル Smart Data Platformのリソースを管理できます。
Ticket System GCPに関するお問い合わせができます。
Google Cloud Console
Googleの提供する GCPを管理するためのポータルを提供します。


GCPの申し込み

GCPを当社から申し込むことにより、 GCPの利用規約 に同意したものとみなします。
申し込まれたGCPのプロジェクトは、必ず1つのテナントに紐づけられます。
複数のGCPプロジェクトを1つのテナントに紐づけることも可能です。


申し込み方法

新規 / 廃止申込みについては、SDPFポータルからお申し込みください。



申し込みに必要な情報

申し込みに必要な情報は以下の通りです。

必要な情報 備考
テナントID GCPの請求情報を1:1で紐付けて当社が管理します。
GCPプロジェクトID
GCPの各リソースを管理するプロジェクトのIDをご指定いただきます。
1回のお申し込みで指定可能なGCPプロジェクトIDは1つのみです。
Google Account User デフォルトでGCPプロジェクトにオーナー権限を持つユーザーを定義します。

Google Account Userについて

GCPのご利用には、Google AccountもしくはGoogle Workspace Accountを1つ以上所有する必要があります。

Google Account Userにつきましては チュートリアル をご参照ください。



開通方法

お客さまの指定するGoogle Account Userのメールアドレス宛にGCPプロジェクトの招待メールをお送りします。
招待のメールを承認した後に、ご利用を開始できます。

招待メールの送信元について

GCPプロジェクトの招待メールは「google.com」ドメインから送付されます。本ドメインからの受信可否を事前にご確認ください。



申し込み種別

新規申し込み
  • GCPプロジェクトをご利用の場合、Smart Data Platformポータルからお申し込みください。
  • お申し込み受領確定後、5営業日の納期をいただきます。
  • お申し込み時、提供開始希望日は、お申し込み日の5営業日以降が選択可能となっておりますが、ご指定の日付に関わらず、お申し込みの翌日より5営業日の納期でGCPプロジェクトを発行します。
廃止申し込み
  • ご利用中のGCPプロジェクトを停止する場合、Smart Data Platformポータルからお申し込みください。

  • お申し込み受領確定後、5営業日の納期をいただきます。

  • お申し込み時、廃止希望日は、お申し込み日の5営業日以降が選択可能となっておりますが、ご指定の日付に関わらず、お申し込みの翌日より5営業日の納期でGCPプロジェクトを廃止します。
    ※廃止お申し込みの前に、お客さまにてGCPのリソースを廃止してください。
    ※廃止いただけていない場合、廃止受付から廃止完了の期間について、残っているGCPリソースの料金が発生します。

テナント廃止について

テナントを廃止する場合や、Smart Data Platformの解約を行う場合は、事前にGCPプロジェクトの廃止が必要です。



GCPの請求

料金の請求

GCPの料金をサービスの利用月の翌々月に、翌月の請求情報としてSmart Data Platformの料金と合わせて請求いたします。
※例として、1月にご利用された本サービスの利用料は、Smart Data Platformサービスの2月利用分に加算され、2月利用分の他のSmart Data Platformサービスと合算して請求されます。


請求情報の確認

サービスの利用月の翌々月から、翌月の請求情報としてSDPFポータルから本サービスのご利用料金明細を確認できます。

今後の変更可能性について

本サービスの請求スケジュールについて、今後変更がある場合は、事前に当社からサービス利用者に対して連絡差し上げます。



ご利用条件

契約者さま条件

ご契約者さまは、Smart Data Platformの契約が必要となります。



ご利用可能リージョン

ご契約者さまは、GCPの任意のリージョンをご利用可能です。



他メニューとの組み合わせ条件

他メニューとの組み合わせ条件による制限はございません。


最低利用期間

本メニューでは最低利用期間は設けておりません。



料金

初期費用

Hybrid Cloud with GCPでは初期費用は不要です。



月額費用

Hybrid Cloud with GCPの料金は以下の通りです。

プラン 提供Smart Data Platformリージョン 計算方式 備考
Hybrid Cloud with GCP GL1 月額従量
GCP側のサービスを利用した際に発生する従量料金です。GCPの料金に従い、当社にて算定した料金を請求いたします。
GCPの料金については、 GCPの料金体系GCPの料金のリスト をご参照ください。
当社における GCPの料金の算定方法については、 料金ページ をご参照ください。

注釈

上記GCPの料金については米ドル換算となりますが、料金の請求に際してはGoogleの定める大手金融機関の為替レートに従い円換算した料金を元に、当社で料金を算出します。詳細は こちら をご参照ください。



サービス提供の品質

サポート範囲

ベーシックプラス/プレミアムプラン (有償) をお申し込みされたお客さまを対象に、GCPの機能に関するお問い合わせがご利用いただけます。

NTT Comのオペレーターアクセスについて

サポート品質確保のため、当社のオペレーターがお客さまのプロジェクトに対して閲覧権限を持ちます。
トラブル発生時に、切り分けに対応するため権限の昇格を当社から依頼する可能性がございます。


運用

GCPのメンテナンス・故障情報などについては、Googleの情報をご参照ください。
GCPに関係するメンテナンスや故障情報は、 Googleが一般に掲示する情報 や、GCPプロジェクトのオーナーに対するメール通知などがあります。


SLA

NTT Comで指定する SLA規約 で指定される手続きに従って、Googleの規定に従う基準のSLAを提供いたします。
GCPのSLAは、Google社が規定するGCPのご利用に関するSLAに準じます。詳細については、 サービス レベル アグリーメント をご参照ください。


制約事項

ご利用前の注意点は以下の通りとなります。
  • 本サービスで提供される各種リソースの操作や、アクセス権限の操作はお客さまがGoogleの提供するコンソール経由で行う必要があります。
  • お客さまはGoogleの提供する サポートメニュー の購入はできません。
  • GCPプロジェクトにアクセスするユーザーが必要です。
  • Googleの提供するGCPの無料トライアル/キャンペーン等はご利用いただけません。
  • 料金などは、GCPコンソールからは確認できません。 ※ SDPFポータル にて請求額を確認ください。
  • 組織 (Organization) での申込が必要なサービスなど、お客様のプロジェクトオーナー権限ではご利用できない機能がございます。個別にチケットにてお問い合せください。