リソースディスカバリ

特長: リソースディスカバリ

この機能は、クラウドプロバイダーからリソース情報を検出し、CMP上に表示できるよう情報を保存します。リソース情報検出のためには、当該プロバイダーのAPIアカウントと認証キー情報などが必須となります。
同期される情報は下記に記載の通りです。
表示されるリソースのタイプの一覧は、ユーザーによりCMPに取り込まれたアカウントに含まれているリソースタイプとその属性情報のみ表示されます。下記の表はリソースタイプと属性の例です。
なお、これらの情報同期のためには、クラウドプロバイダーがAPIを提供している必要があります。全てのクラウドプロバイダーのデータが同期されることについて本サービスが保証するものではありません。

リソースが検出されると、サイドメニューの「リソース」セクションにより、お客様がどのようなリソースを持っているか、IT環境の全体像を見ることができます。このセクションでは、全種類のアカウント(プロバイダー・アカウント)で検出されたリソースを全て表示したり、これらのリソースから該当するリソースを検索したりすることができます。

特長 詳細
サーバー
物理・サーバーインスタンス双方がサポートされます。通常、プロバイダーによりデータの様式は異なるため、CMPでは各リソースのデータを一元的に表示するために、可能な限りデータフォーマットを一般化します。
下記がすべてのサーバーについて共通な項目となります。
  • 名前
  • 地域
  • 物理/仮想
  • メモリー
  • CPU コア
  • IP アドレス
  • 接続されたストレージ
ネットワーク
クラウド内のネットワークを検出します。レイヤ2およびレイヤ3での情報を可能な範囲で収集します。下記がすべてのネットワークについて共通な項目となります。
  • 名前
  • 地域
  • サブネット
ネットワークがブロックストレージもしくはサーバーと接続されている場合、CMPはこれらの関係性を表示します。
ブロック・ストレージ
ブロックストレージのデバイス (例: AWS EBS) を検出します。下記がすべてのブロックストレージデバイスについて共通な項目となります。
下記がすべてのサーバーについて共通な項目となります。
  • 名前
  • 地域
  • ストレージサイズ
  • 暗号化
ネットワーク・アプライアンス
ファイアウォール、ロードバランサー、ゲートウェイといったネットワークアプライアンスに係わる情報を収集し保存します。下記がすべてのネットワークアプライアンスについて共通な項目となります。
  • 名前
  • 地域
  • IP アドレス
  • 目的
  • 用途
リソースプール
クラウドプロバイダーの中には、CPUやMemoryといったリソースプール単位で販売しているものもあります。そのため、CMPによりリソースプールの情報を可視化のために保存することができます。
下記がリソースプールに対するすべての構造です。
  • 名前
  • 地域
  • vCPU数
  • RAM
  • ストレージ

特長: その他の属性

クラウドプロバイダーから取得したデータの同期を行う場合、CMPにより属性が追加されます。これらの属性は、リソースを検索したりフィルタするのを容易にするためのものです。

属性 詳細
Geographic
Data Center: AWS EU West 1
City: Dublin
State: Leinster
Country: Ireland
Region: EU
CMPは、クラウドプロバイダーのデータセンターがどこであるかのマッピングを保持します。これにより、クラウドプロバイダーからの基本データを取得します。
利用例として、リソースがどのデータの支配権(data sovereignty)のドメインにあるかを確認するための簡単なフィルタリングが可能です。
Operating System
Type: Linux
Distribution: Ubuntu
Version: 14.04
Architecture: x86_64
いくつかの属性が付加されたイメージ名からオペレーティングシステムを探し出します。
これはOSバージョンによりセキュリティーバグをあるかどうか、end of lifeに近づいている機器かどうかを確認するために使われます。