Media Services Live 4

概要

Media Services Live 4 (以下、本メニュー)は信頼性と拡張性に優れた、高品質のライブイベントおよび常時ライブ・リニア・ストリーミング専用の機能で
オンラインで Live 配信を行うために必要なLive オリジンを提供するサービスです。

提供範囲

本メニューの提供範囲は、当社の指定するネットワーク上に設置されているDNSシステムやカスタマーポータルサーバーなどを含むアカマイサーバーになります。
overall

提供機能

本メニューで提供する基本機能は以下の通りです。
契約内容により含まれる機能が異なる場合があります。
機能 概要
Dynamic Encoder to Entry point Mapping
エンコーダーから Ingest 先となる冗長された Akamai エントリーポイントを提供します。
最初にアサインされた Akamai エントリーポイントとの接続がなんらかの理由で切断されたときに、接続可能なエントリーポイントがアサインされます。
エンドユーザーへの最適な配信には別途 Adaptive Media Deliveryの契約が必要です。
Ingest Acceleration Service
お客様システムから Akamai エントリーポイントへ UDP を用いた安定配信が可能になります。
インジェストするには、エンコーダーから IAS クライアントへ HTTP POST メソッドでインジェストを行う。
低レイテンシー対応
ライブリニア配信のブロードキャストからオンラインストリーミングまでの間の遅延を短縮するために、liveOrigin™ はHTTP ベースのストリーミング
(HLS/HDS/DASH/CMAF)において、低レイテンシーの動画配信を可能にするセグメントの細分化を確実に処理します。
1対多数(クロスアカウント)の配信
liveOrigin により、複数の Akamai 配信アカウントが単一のオリジンから簡単にコンテンツにアクセスすることが可能になるため、さまざまなチャネルにわたる幅広いコンテンツ配信をシンプル化できます。
Dynamic Ad Insertion Live
シームレスな広告の挿入を実現できます。
このミドルウェアは、クライアントデバイスへの導入の一貫性を確保します。
また、主要な広告管理サーバーやアドエクスチェンジのすべてと統合するための柔軟性を提供します。
視聴者レベルのターゲット広告では、関連性の高い広告コンテンツの配信により、収益化の機会が増えます。
また、早期の回復/エラー状況からの脱却のサポートや、ライブ、ライブリニア、オンデマンド(Adaptive Media Delivery と統合した場合のみ利用可能)のユースケースに対応した
ストリーミング開始のフェイルオーバー機能によって、ライブコンテンツが失われることはありません。
エンドツーエンドのTransport Layer Security
TLS セッションでエンコーダーからコンテンツを受信し、Akamai ネットワーク内(およびエンドユーザーへの)コンポーネント間の配信を管理して、コンテンツをエンドツーエンドで安全に転送できるようにするための機能
DVR とアーカイブ
DVR とアーカイブ機能により、「ライブの巻き戻し」機能など、視聴体験に関して別の選択肢をエンドユーザーに提供できます。
※別途 Netstorage が必要
NetStorage
インターネット上に分散配置されたコストパフォーマンスの高いストレージ機能です。
メディアコンテンツを配信するオリジンとして利用する事ができます。
詳細は Netstorage のサービス説明書をご参照ください。
DVR:ライブ動画の巻き戻し機能の利用にも対応しています。
カスタマーポータル
お客様専用のポータルサイトを提供します。カスタマーポータルでは、以下の機能が利用可能です。
・カスタマーポータルのユーザ作成
・アラートの設定
・レポート機能
・各種分析ツール
・キャッシュの削除・無効化機能

料金体系

工事費

工事費には、初期構築費用やご利用開始後の設定変更費用が含まれます。

種別 料金に含まれるもの
工事費 本メニューの初期/変更構築や初期/変更設定に関わる費用

月額

月額には、原則として基本額と加算額が存在します。(*)

種別 料金に含まれるもの
基本額 コミット値までの基本機能の料金(契約内容により含まれる機能が異なります)
加算額 基本機能のうち、コミット値がある機能については、コミット値を超える分は加算額として請求されます。

(*) 申込書の添付資料である見積書にて定義されている内容が優先されます。

制約条件

制約条件は以下の通りです。

  1. 本メニューによる LiveMedia の配信には別途 Adaptive Media Delivery が必要です。
  2. ストリーミング動画フォーマット (HLS/HDS) に変換時は、ビットレート変換は行いません。
  3. DVR 機能をご利用の場合は、Netstorage の利用が必要です。
  4. エンコーダーは、お客様にてご準備いただく必要がございます。Akamai へ Ingest が保証された エンコーダーは認定リストに記載されています。認定リストはお問い合わせ時にご回答いたします。