VPN接続からFIC接続への移行手順

ここでは、ご利用中のVPN接続をFlexible InterConnectを活用したSmart Data Platform(以下、SDPF)とArcstar Universal One(以下、UNO)の接続への移行手順をご説明します。

注釈

  • 本作業前にVPN接続ゲートウェイの各設定情報(VPNインターフェース情報、ゲートウェイインターフェイス、スタティックルート)をメモもしくはスクリーンショットを取得することをお勧めします。
  • VPN接続ゲートウェイの設定については こちら をご参照ください。
  • 図に記載されているIPアドレスは一例です。適宜読み替えていただきますようお願いいたします。

警告

  • パターン2の作業は移行後に切り戻すことができません。切り戻しをしたい場合には 移行パターン1 をご参照ください。

  • VPN接続ゲートウェイの廃止はビジネスポータルから行います。受付時間帯は、日本時間平日9:30-17:30のみとなります。土日祝日、年末年始(12月29日から1月3日まで)は受付していないのでご注意ください。
    そのため、パターン2の作業は平日日中帯のみとなります。

弊社では2つの切替パターンで検証を実施いたしました。詳細な手順は下記をご参照ください。

各パターンの特徴

パターン1の特徴

接続方法切替時の通信断時間を極力短くしたいお客様向けの手順になります。接続方法切替前後でBGP経路のIPアドレス設計に変更が生じます。

パターン2の特徴

接続方法切替前後で既存のアドレス構成を崩したくないお客様向けの手順になります。接続方法切替時の通信断時間がパターン1と比べて長くなります。
パターン2の作業は移行後に切り戻すことができません。切り戻しをしたい場合には 移行パターン1 をご参照ください。
平日日中帯のみ作業が可能です。VPN接続ゲートウェイの廃止は、日本時間平日9:30-17:30のみとなるためです。土日祝日、年末年始(12月29日から1月3日まで)は廃止受付していないのでご注意ください。

各パターンの手順概要

切替前のVPN接続は下記の構成となっています。

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パターン1の手順概要

  1. FIC Routerを作成します。
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  1. FIC-Connection SDPFを作成します。
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  1. FIC-Connection Arcstar Universal Oneを作成します。
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  1. VPN接続ゲートウェイのスタティックルート並びにゲートウェイインターフェースを削除します。

警告

  • ここから手順5の完了まで、5分~20分程度の通信断が発生します。
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  1. FIC接続ゲートウェイのゲートウェイインターフェース並びにスタティックルートを作成します。
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  1. VPN接続(Flexible InterConnect (with U) Enterprise Cloud 2.0接続)を廃止し、移行作業は完了です。
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パターン2の手順概要

  1. FIC Routerを作成します。
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  1. FIC-Connection Arcstar Universal Oneを作成します。
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  1. VPN接続ゲートウェイのスタティックルート並びにゲートウェイインターフェースを削除します。

警告

  • ここから手順6の完了まで、5分~20分程度の通信断が発生します。
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  1. VPN接続(Flexible InterConnect (with U) Enterprise Cloud 2.0接続)を廃止します。

警告

  • 本手順を実施すると切り戻し(VPN接続ゲートウェイの再作成)が行えなくなります。

  • VPN接続ゲートウェイの新規販売停止については こちら をご参照ください。

  • VPN接続ゲートウェイの廃止はビジネスポータルから行います。受付時間帯は、日本時間平日9:30-17:30のみとなります。土日祝日、年末年始(12月29日から1月3日まで)は受付していないのでご注意ください。
    そのため、本手順の作業は平日日中帯のみとなります。
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  1. FIC-Connection SDPFを作成します。
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  1. FIC接続ゲートウェイのゲートウェイインターフェース並びにスタティックルートを作成し、移行作業は完了です。
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