2.2.6.4. パーシステンス の設定

リアルサーバーに割り当てるパーシステンスを設定します。
同一のクライアントからのリクエストを同一の負荷分散対象(リアルサーバー)に転送します。
オブジェクト名の設定の際は、「オブジェクト名の推奨」を参考にしてください。

2.2.6.4.1. パーシステンス 設定項目

パーシステンス の設定項目は、以下の通りです。

項目 説明
Name (半角英数字)
サービスの名前を入力します。
日本語など2バイトの文字と次の記号は使用できません。
< > ( ) # ' " スペース(空白)
Type
Source IP または
Persistence Cookie または
URL Parameter
パーシステンスのTypeを選択します。
選択可能なTypeは下記の通りです。
  • Source IP
    同一の送信元IPアドレスからのリクエストは同一リアルサーバーに転送します。
  • Persistence Cookie
    リアルサーバーが付与したCookie情報により割り振るリアルサーバーを固定します。
  • URL Parameter
    URL情報により割り振るリアルサーバーを固定します。
Timeout (半角英数字)
セッションを維持する時間を入力します。
単位は秒で、10から86400までの数値です。
Netmask xxx.xxx.xxx.xxx
パーシステンスに使用するIPv4 ネットマスクを指定します。
Type で Source IP を選択した場合のみ設定可能です。
Cookie Name (半角英数字)
パーシステンスに使用する Cookie 名を入力します。
Type で Persistence Cookie を選択した場合のみ設定可能です。
URL Parameter Name (半角英数字)
パーシステンスに使用する URLパラメーターの名前を指定します。
Type で URL Parameter Name を選択した場合のみ設定可能です。

2.2.6.4.2. パーシステンス 追加

  1. 画面左側から Persistence をクリックします。
    Object ‣ Persistence
    画面右側の Persistence 画面で[+ オブジェクトを追加]をクリックします。
    表示名

  2. 設定値を入力して、[保存]をクリックします。
    設定項目の詳細は、 パーシステンス 設定項目 を参照してください。
    表示名

  3. [変更を保存]をクリックして、設定をデバイスへ適用します。

    表示名

2.2.6.4.3. パーシステンス 変更(編集/複製/削除)

  1. 画面左側から Persistence をクリックします。
    Object ‣ Persistence
    画面右側の Persistence 画面で変更対象の行を選択して、操作内容に応じてボタンをクリックします。
    表示名

    Persistence の各ボタンの説明です。
    ボタン 説明
    編集 既に設定済みの Persistence の値を変更します。
    Duplicate
    設定されている Persistence を複製して、同じ値が入力されたオブジェクト設定画面を開きます。
    同じような値で別の Persistence を定義したいときに便利です。
    Name は変更する必要があります。
    行を削除
    選択した Persistence を削除します。
    Real Server で使用中のオブジェクトは削除できません。

    行を削除する場合、確認メッセージが表示されます。本当に削除する場合は[OK]をクリックしてください。
    表示名

  1. [変更の保存]をクリックして、設定をデバイスへ適用します。
    表示名